私たちの体をつくっている原子はどこからやって来たのだろうか。また夜空はなぜ暗いのか、こうした謎を解いていくと、宇宙の構造や歴史が見えてくる。電波天文学の権威が、「宇宙のお酒」「宇宙人の話」など愉快なエピソードをまじえながら、宇宙の誕生と進化について、独特な語り口でわかりやすく解説する。
20世紀は「科学革命の世紀」と呼ぶにふさわしく自然科学が急速に発展した。とりわけ「顕微鏡」による物理学の発見、「望遠鏡」による宇宙への進出は目ざましい。本書は物理学と天文学を主な素材に、ノーベル賞など豊富なエピソードを交えながら、巨大科学の発展のダイナミックス、社会制度としての性格を追求し、現代科学の成果と欠陥を明らかにする試みである。
近代科学に出発点を与えたニュートンの自然哲学の全体像を解読する試み。奇跡の年のケンブリッジ時代から《プリンキピア》《オプティックス》に至る思想形成の過程を原資料に辿り、力学・天文学・数学・時空論・光学・物質理論が織り成す体系に迫る。
電波で宇宙をかけめぐる、森本雅樹のちょっと辛口エッセイ集。
ロマンに満ちた星空を解明する!素粒子物理学と結びついた最新の宇宙論、探査機でわかった木星、土星、ハリーすい星の情報、暦はもとより太陽や月の神話も加えた約1100項目。図版・写真約250点、基本データも掲載。
数学のセンスがないとおなげきの、中・高校生のみさなん、お父さん、お母さんそしてビジネスマンのみなさん、「数学のドレミファシリーズ」を読めばだいじょうぶです。旅行記を読む感覚で、数学の初歩から最先端までを理解できます。
みなさんは白河天体観測所の天文台長さんとして大活躍のアストロ(天文)犬チロのことを知っていますか?その天文台長犬チロちゃんが、だれにも星空がすぐ楽しめるよう、やさしく星空ガイドしてくれるのが、この天文シリーズです。星空の美しい夜、チロの天文シリーズ片手に、宇宙をたっぷり楽しんでください。
何としても、アマチュア天文家の足跡を記録とどめておかなければ、という執念が実り、構想を思いたってより17年。有名・無名の登場人物1200余人!あなたの身近な方の活躍も、本書により再発見できるであろう。
ガンマ線で宇宙を研究することは、物理学的には極限に近い条件のもとでおこるさまざまな高エネルギー現象の謎を、宇宙線やX線さらには電波などと手をたずさえて解き明かそうとするものである。ここ10年ほどの間に、ガンマ線による宇宙の研究はいろいろな観測手段を利用して、非常に広いエネルギー範囲にわたっておこなわれ、注目すべき成果が次々と出されている。
近代初期の転形期に、ヨーロッパの1都市が経験した社会的・精神的変革。今日にも通底する動揺の時代の不安と希望を描き切る。