・重症熱傷は外傷のなかでも最も侵襲が高度で、大量の医療資源・人的資源の投入を必要とする。受傷後早期は大量輸液と循環・呼吸管理などと並行して、熱傷創部壊死組織(焼痂)切除と植皮術による皮膚再建を要する。
・広範囲熱傷においては、患者自身から採取できる皮膚面積は限られているため、日本スキンバンクネットワークによる同種皮膚の役割は非常に大きなものである。
・社会復帰に向けて大きな障害となる、瘢痕拘縮に対しては形成外科的再建手術、リハビリテーションによる機能回復訓練、瘢痕の質的改善を目的とした再生医療な度が近年の進歩として注目されている。
■ 熱傷治療の進歩
・はじめに
・多数熱傷患者発生時の日本スキンバンクネットワークの役割
〔key word〕スキンバンク、広範囲熱傷、アログラフト、移植コーディネーター
・災害発生時の熱傷診療
〔key word〕熱傷多数傷病者発生事故(熱傷MCI)、surge capacity、広域分散搬送
・培養表皮による広範囲熱傷患者の救命
〔key word〕人工真皮、非固着性ガーゼ、母床構築、術後管理
・熱傷手術の進歩ーーーVersajet®、NexoBrid®、MEEK、RECELL®
〔key word〕デブリードマン、細胞治療、Versajet®、NexoBrid®、MEEK、RECELL®
・熱傷創に対する感染対策の進歩
〔key word〕感染制御、銀イオン、抗菌性創傷被覆材、包帯交換
・遊離皮弁による熱傷後瘢痕拘縮形成術の実際
〔key word〕熱傷後瘢痕拘縮、遊離皮弁、鼠径皮弁、前外側大腿皮弁、マイクロサージャリー
・ケロイド・肥厚性瘢痕に対する再生医療導入の展望
〔key word〕ケロイド、肥厚性瘢痕、脂肪移植、脂肪由来幹細胞(ASC)、ASC移植、SVF(stromal vascular fraction)
・熱傷創治療に対する再生医療ーー細胞増殖因子・人工皮膚・幹細胞
〔key word〕bFGF製剤、人工真皮、自家培養表皮、脱分化脂肪細胞(DFAT)
・熱傷患者に対するリハビリテーションの進歩
〔key word〕熱傷、早期リハビリテーション、ADL(日常生活活動)
●TOPICS
腎臓内科学
・新しいループス腎炎の組織学的分類の有用性と残された課題
疫学
・バイオマーカーとしてのテロメア長
眼科学
・眼の健康寿命を延ばそうーー“アイフレイル”と気づきにくい眼疾患
●連載
オンラインによる医療者教育
・21.オンラインによるFaculty Development--Zoom教育事例検討会
〔key word〕オンラインFaculty Development、Zoom®、事例検討会、web会議システム、新型コロナウイルスパンデミック
COVID-19診療の最前線からーー現場の医師による報告
・13.COVID-19患者の宿泊療養
バイオインフォマティクスの世界
・2.トランスクリプトームデータの一般的な解析手順
〔key word〕トランスクリプトーム、遺伝子発現、マッピング
●フォーラム
中毒にご用心ーー身近にある危険植物・動物
・6.ドクゼリーー日本三大有毒植物、欧米で最も有毒な植物
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
ユネスコが教えてくれた!
「多様性」「感受性」「人間性」「国際性」「社会性」「関係性」「自主性」「共感性」「創造性」「危険性」「革新性」……
「性」教育って、人間の生きる力教育だったんだ!
「人権」「安全」「健康」「ジェンダー」「LGBTQ+」……生きる上で知っておきたい大事なすべてを全部まとめて、
科学的に学ぶ、ユネスコの包括的性教育を、5〜18歳の学習年齢にあわせて、わかりやすい本にしました。
学校では教えてもらえない、国際基準の性教育で、子どもの安全、人間関係、「断る力」「断られる勇気」など大事なことが学べます。
国際化の進む社会で必要な「国際」性が身につく「世界基準」の性教育……をのぞいてみませんか?
説明しづらいことを科学的ファクトにもとづき、説明する「子どもパート」と、子どもとの向きあい方が見えてくる大人パート。2パートで、親子で、たくさん話すチャンスがいっぱい。
「自分のこと」「からだのこと」「他の人のこと」……、さまざまな科学や統計から、起こりえる「リスク」を避ける知識が得られます。
5歳・8歳・12歳・15歳の4段階で学習することが具体的にわかる5-18歳までのユネスコ包括的性教育。
「ユネスコ国際セクシャリティ教育ガイダンス」の翻訳者のひとりである田代美江子先生が、日本の社会に合わせてポイントを監修。
◆構成
まんがによるイントロダクション/年齢別になに学ぶ?/みんな悩んでる 年齢別Q&A/キーワードコラムでもっとわかる性教育
・褐色・ベージュ・白色脂肪細胞はその起源や性質の違いが知られるが、なかでも褐色脂肪細胞とベージュ脂肪細胞はエネルギー消費機能が高いことから、肥満症の根本的な治療標的細胞のひとつとして注目されている。
・本特集では、分化・発生、細胞内や代謝物による分化や機能の制御機構、組織内の細胞間相互作用、中枢神経経路を介した心理ストレスによる体温調節、ヒト褐色脂肪組織の生物学まで、幅広い角度からご寄稿いただく。
・本特集が最新の褐色・ベージュ・白色脂肪細胞研究の理解に役立ち、今後、この分野の研究が深化し肥満・糖尿病治療に応用されることを期待したい。
■ 褐色・ベージュ・白色脂肪細胞研究UPDATE
・はじめに
・褐色・ベージュ脂肪細胞の分化・発生の多様性と全身代謝
〔key word〕脂肪細胞、褐色脂肪、ベージュ脂肪、脂肪前駆細胞
・ヒト褐色脂肪組織の全身代謝改善作用とそのメカニズム
〔key word〕褐色脂肪、全身代謝、BATkine
・心理ストレスによる褐色脂肪熱産生と体温上昇の中枢神経回路
〔key word〕心理ストレス、視床下部、皮質辺縁系、交感神経系、心身相関
・熱産生性脂肪のエピジェネティクス
〔key word〕褐色脂肪細胞、ベージュ脂肪細胞、エピゲノム、DNAメチル化、ヒストン修飾
・M2マクロファージ/前駆脂肪細胞相互作用からみた皮下脂肪組織と内臓脂肪組織の違い
〔key word〕前駆脂肪細胞、脂肪組織の分布、M2マクロファージ
・褐色脂肪組織の機能制御における分岐鎖アミノ酸代謝の役割
〔key word〕褐色脂肪組織、分岐鎖アミノ酸(BCAA)、トランスポーター、ミトコンドリア、インスリン感受性
●TOPICS
遺伝・ゲノム学
・スプライシング疾患の低分子創薬に向けてーー家族性自律神経失調症に対する候補化合物RECTAS
解剖学
・Delta-Notchシグナル経路を介したパターン形成原理の解明ーー肝発生を場とした数学的アプローチ
腎臓内科学
・メタボリック症候群におけるCD147/Basiginの役割
●連載
オンラインによる医療者教育
・20.コロナ禍における医学生の実態と考察ーーWithコロナの時代に必要な学生支援とは
〔key word〕学生生活、医学教育、コロナ禍、医学連、学生自治会
COVID-19診療の最前線からーー現場の医師による報告
・12.クルーズ船と災害時感染制御支援チーム
バイオインフォマティクスの世界
・はじめに
・1.ゲノム解析におけるバイオインフォマティクスの役割
〔key word〕遺伝子、ゲノム、シーケンサー
●フォーラム
中毒にご用心ーー身近にある危険植物・動物
・5.ジャガイモは危険?--芽が出たジャガイモ、緑のジャガイモは要注意
パリから見えるこの世界
・105.「人類の遺産に分け入る旅」を超えて
オンライン診療の二元論
・2.シニア世代と若者世代ーーデジタルデバイド for オンライン診療
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
日本社会における喫緊の課題である多文化共生をめぐり、ナラティブ分析というミクロアプローチから、言語教育政策や公共政策への提言といったマクロアプローチまで、分野を超えて多層的に考察する。ポストコロナの日本社会において、何を変えるべきなのか、誰が変わるべきなのか、越境者との共存や多様性をあらためて問い直す。
執筆者:岩田一成、大石尚子、岡本能里子、片岡邦好、木村護郎クリストフ、Astha TULADHAR、村田和代、山口征孝、吉田悦子、Julian CHAPPLE、Magda BOLZONI
はじめに
第1章 ネパール人が選ぶ留学先としての日本ー渡日前後の質問紙調査から探る
吉田悦子・Astha TULADHAR
第2章 移動する子どもの「語り」から見る受け入れ側の課題ー多文化に拓かれた「選ばれる国ニッポン」を目指して
岡本能里子
第3章 長期在留カナダ人から見た日本社会ー高度人材移民とのインタビューからの考察
山口征孝
第4章 マルチチュードとしての多文化共生社会ーイタリアに暮らす日本人女性たちのライフストーリーを通じて
大石尚子
第5章 職場談話研究から人材育成への貢献ーニュージーランドにおける実践紹介
村田和代
第6章 教育現場における「やさしい日本語」の可能性ー子どもたちにとって難しい科目は何か
岩田一成
第7章 日本社会を開く妨げとしての英語偏重
木村護郎クリストフ
第8章 共生と「スケール」-新型コロナ感染症と「ばい菌」言説
片岡邦好
第9章 日本語概要 境界を越える、別々に暮らす?-日本の都市における多様性と多文化主義
マグダ・ボルゾーニ
Chapter 9 Crossing the Border, Living Apart?: Diversity and Multiculturalism in Japanese Cities
Magda BOLZONI
第10章 日本語概要 多様性とインクルージョンか、多様性の排除かー日本が進むべき方向とは
ジュリアン・チャプル
Chapter 10 Diversity and Inclusion or Excluding Diversity: Which Way Forward for Japan?
Julian CHAPPLE
索引
執筆者紹介
医療基本法のグランドデザインを提示する
医事法は、医療を社会の「公共財」と位置づけ、この公共財の維持・確保を国な
どに義務づける。これが医事法の本来の役割である。医事法に無関係の人はあり
えず、法における最重要の分野の一つといってもよい。しかしながら、現状は国
策に奉仕するための医療を下支えするための医事法と言っても過言ではなく、医
事法の本来の役割をまっとうしているといえるものではない。医療の当事者であ
る、患者と医療従事者の権利擁護もままならない状況である。
本書は、我が国のこれまでの著名な医療過誤事件を扱いながら、医療被害の歴史
や経緯を説明し、現状の医事法の問題点を炙り出し、私たち、一人ひとりが、
「医療改革」の客体ではなく、主体になることを志向するための医事法の新たな
枠組みを提示する。
Part1 医療が引き起こした被害と裁判
Chapter1 ハンセン病
Chapter2 水俣病
Chapter3 HIV
Chapter4 C型肝炎薬害被害
Chapter5 精神科医療
Chapter6 優生保護法
Part2 医事法の在り方
Chapter1 医事法総論
Chapter2 公衆衛生と社会防衛
Chapter3 医療供給体制
Chapter4 医療従事者と専門家自治
Chapter5 医療における適正手続
Chapter6 医療をめぐるルール
Chapter7 医学教育
Chapter8 医療崩壊を防ぐ法の在り方
Part3 医療基本法に向けて
Chapter1 患者の権利保障の歴史的意義と必要不可欠性
Chapter2 医療基本法案に向けた課題
企業活動のタックスアドバイザー【特集】
令和4年4月からの相続税対策 成年年齢引下げと社会環境の変化を踏まえて
・今後の改正可能性も合わせて確認 令和4年4月からの改正内容/上西左大信
・課税特例の有無の比較で検討のファーストステップに 資産家の相続税の想定計算事例とその注意点/江本尚浩
・贈与前に暦年課税と比較を 賃貸不動産の相続時精算課税/高木 駿
・生前贈与か否かで税負担が変動 住宅取得等資金贈与,教育資金一括贈与,結婚・子育て資金一括贈与/中山史子
・小規模宅地等の評価減・配偶者居住権の設定と関係 贈与税の配偶者控除(おしどり贈与)の適用上の注意点/土`屋栄悦
・生前贈与以外は従来どおり 相続税・贈与税一体化と信託を活用した対策の想定/宮田房枝
・時代の流れで現実性が低下 借入金によるアパート建築が対策として廃れた理由/小林秀男
【T.REVIEW】
新しい資本主義で税理士がなしうること/渋澤 健(シブサワ・アンド・カンパニー(株) 代表取締役)
【特別対談】
税理士・会計事務所の人材ショック 5年後に人気就職先になれるのか?/白土英成×後藤勇輝×安島洋平〈司会〉
【特別解説】
日本企業に関わる論点とは OECDの国際課税大改革につながる新ルール/山川博樹
【実務解説】
・令和4年度改正の意義を踏まえ早期の提案を 法人版事業承継税制の特例承継計画の提出期限の延長/荒川勝彦
・改正子会社株式簿価減額特例の実務ポイント 複雑な制度の再確認から令和4年度改正まで/吉岡伸朗・和泉義治
【時事解説】
賃金・賃上げに関する法知識 賃上げ促進税制が企業に与える影響と賃上げ手法/安倍嘉一
【連載】
・新 創の駆け込み相談所(第1回)/高橋 創
・租税法の難問(第25回)/中里 実
・税制之理(第180回)/森信茂樹
・続・実践租税正義学(第133回)/増田英敏
・税務トラブルを起こさない事務所の掟(第12回・終)/窪澤朋子
・実務に役立つ判例研究(第165回)/林 仲宣・谷口智紀
・常識としてのデジタル税務(第4回)/鈴木涼介
・その税制に根拠はあるのか(第15回)/林 正義
・キャッシュレス時報(第21回)/長内 智
・見解の相違を解消するヒント(第15回)/北村 豊
・各種法人の基礎知識と事業承継(第4回)/北村導人・日比 慎・山田裕貴
【Color Page】
・税の成り立ち/清水 剛
・顧問先を強くする
農林業の魅力と専門職大学を3分野の「教育」、「ビジネス」、「地域」について各部で論じた。第1部の「教育」では、農林業経営、農業階梯、食と健康、ICT教育を取り上げた。第二部の農林業ビジネスでは、静岡の特徴を意識してメロン、イチゴと林業、畜産を章として立てた。第3部では幅広い論点の中から、在来植物、地域社会との関わり、農福連携を取り上げた。
序章 静岡で始まった新しい教育
第1部 農林業教育の実際
第1章 これからの農林業経営のプロ
第2章 農業階梯における専門職大学の役割
─畜産を中心として─
第3章 農林業教育としての食と健康
第4章 ICTと農林業教育
第2部 人材を活かすこれからの農林業ビジネス
第5章 イチゴ品種の開発・普及から得た
「実践型」の学び
第6章 これからの温室メロン生産
第7章 森林・林業と木材産業ビジネスの可能性
第8章 畜産の原点はやはり動物とのふれあい
第3部 農林業を取り巻く地域
第9章 在来作物の豊かな世界
第10章 文化的景観と世界かんがい施設遺産
第11章 農福連携による農山村地域の活性化
第12章 専門職大学における研究と国際交流について
終 章 耕土耕心
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●2017年の全国の医療施設を対象にした給食部門収支調査では、患者1人1日当たりの赤字は661円(全面委託)、757円(一部委託)、706円(完全直営)と、前回2004年の調査と比較していずれの形態においても収支が大幅に悪化していることが明らかになりました。
●物価上昇にともなう食材料費の上昇、労働力不足による人件費の上昇など支出増に歯止めはかからず、入院時食事療養費に対する評価見直しも見込めないことから、収入増が期待できないのが現状です。
●一方で、患者の疾患治療と早期回復のためには、給食部門に質の高い食事提供が求められていることには変わりありません。
●これら現状への問題意識から、2020年10月、一般社団法人ヘルスケアフードサービスシステム協会(HFSA)が設立されました。
●本特集では、「病院給食システムの新たな展開をめざしてー変革のために何が必要か?」と題して、協会理事の先生方を執筆陣に迎え、医療・介護施設における給食部門を取り巻く現状を整理するとともに、問題解決のための方策や、今後の給食システムの方向性について提言しています。
【目次】
病院給食はどこに向かうのか?-(一社)ヘルスケアフードサービスシステム協会のめざすもの
病院経営の動向と給食部門へ望むこと
病院フードサービスの問題点と対応
給食経営における危機管理ー人手不足への対応とBCPを中心に
病院給食における部門長のミッションを考える
これからの病院給食システムと卒後教育の展望
これからの病院給食システムと卒前教育の展望
コントラクトフードサービスのあり方とセントラルキッチン
旭中央病院における病院食改善の取り組み─ニュークックチル導入後11年の総括と課題
●巻頭カラー ビフォア・アフターでわかる! 管理栄養士のためのビジュアルデザイン入門
第3回 PowerPoint「学会発表・患者指導」
●スポット
食を通した視覚障害者の健康づくりの取り組み
新規糖尿病治療薬 イメグリミン
●ズームアップ
PPN輸液の適正な使い方ー中心静脈カテーテルから投与してはいけない!
●研究・調査
バナナの摂取が持久性運動時の主観的疲労感に及ぼす影響
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
キャベツ
●活動レポート 栄養ケア・ステーション
まちかど健康相談室(ぽけっとステーション) 認定栄養ケア・ステーション
●ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか
人間栄養学研究を通じて,エビデンスを活用・創出できる人材を育成する/東京農業大学大学院 応用生物科学研究科 食品栄養学専攻 保健栄養学研究室
●こんだてじまん
じまんの一品料理 ぶりのちらし寿司/医療法人平成博愛会 世田谷記念病院
●宮島流! 病棟栄養士のためのケースカンファレンス活用術
CASE 3 消化管出血
●ビタミン栄養学UPDATE-新たな臨床的意義の確立に向けて
3.水溶性ビタミン不足の臨床
●Dr.雨海の男性臨床栄養学
14.心筋症(1)- 一次性と二次性
●Medical Nutritionist養成講座
51.経腸栄養剤の選択:disease-specific enteral formula
●『日本食品標準成分表』の活用でもっと深まる 食品と調理のキソ知識
第35回 魚介類2
●日本栄養士会医療職域
2021年度政策事業「全国病院栄養部門実態調査」について
自治体病院
周術期に対する低栄養防止への取り組み
精神科病院
第117回日本精神神経学会学術総会シンポジウム参加の報告
厚生労働省・消費者庁
健康的で持続可能な食環境戦略イニシアチブ・他
●おしらせ
第12回日本腎臓リハビリテーション学会学術集会・他
≪本誌の特長≫
●次代を担う臨床検査技師のための総合臨床情報誌。
●臨床検査業務に即応した最新情報を、より幅広くより豊かにビジュアルな誌面で提供し、わかりやすく解説・紹介。定評ある基本技術の解説とともに、診療支援の強化やチーム医療への参加といった時代のニーズに応える知識・情報を豊富に掲載!
≪特集テーマの紹介≫
●本特集は「画像で学ぶ病理の正常像と疾患」です。疾患に対する理解を深める方法は多々ありますが、ミクロレベルでの正常像と特殊染色を含めた病変像を比較することによって、疾患への知識のみならず、HE 染色や特殊染色の正確性を判断する目を養うことができます。
●そこで本特集では、6つの領域(1.循環器、2.呼吸器、3.消化管、4.肝・膵、5.泌尿器(腎臓)、6.神経疾患(脳))について正常像と疾患像の画像、また必要に応じマクロ写真もご提示いただき、どこが異なるのかご解説いただきます。疾患において細胞レベルで起こっている変化をビジュアル的に学んでいただくことで、専門知識の会得や、ご自身の技術を見直す一助となれば幸いです。
【目次】
1.循環器
2.呼吸器
3.消化管
4.肝、膵
5.泌尿器(腎臓)
6.神経疾患(脳)
■Editorial-今月のことば
臨床検査技師へのタスク・シフト/シェア
■話題ーNEWS&TOPICS
ここまできたがんオルガノイド研究
認知症バイオマーカーについての初の適正使用指針
■MT Seminar
自信をもって顕微鏡撮影を行うために
■技術講座
迅速発育性抗酸菌の検査法
■基礎講座
腫瘍性リンパ球・反応性リンパ球の鑑別
■編集部レポート
一般社団法人 日本臨床検査学教育協議会 令和3年度臨時総会
■FOCUS
遠心後のHbA1c測定法のポイントー正しいHbA1c値を得るために
■血液検査室のための フローサイトメトリー入門
3.検査法の基本をマスターしよう!
■呼吸機能検査の苦手意識をなくそう!
1.臨床呼吸機能検査の基礎知識と患者対応技術を学ぼう!
3)コロナ禍における呼吸機能検査の感染症対策のポイント
■臨床検査Q&A
尿のパパニコロウ染色で結晶がみられた場合の鑑別方法と、結果の記載に関する注意点について教えてください。
■学会レビュー
第61回日本臨床化学会年次学術集会
第60回日本臨床細胞学会秋期大会
■LABO LIFE-私の仕事・私の明日
手術室で働く
■L・Lの日常
L・Lの日常
イギリスの国民教育制度が成立した19世紀末から1930年代を通して展開された新教育運動では,自由,個性,創造性を包摂する宗教的・政治的・社会的カテゴリーの多様性に応じた2つの組織に多くの人々が学内外から参画し,教育の根本原理が探究された。
「子どもの自由」「教育の自由」のために教育の内容や方法の開発を担った教育者や研究者らの運動は,教師の自律性と専門職化を促した。多様な思想や社会的要請に応えた組織や制度とそれに関わる人々,さらには出版メディアの働きに賛同した世論によって教育政策や教育制度は多大な影響を受け,その運動は大きな潮流となった。
しかしこのようなほぼ50年にわたるイギリス新教育運動の全容はいまだ解明されていない。そこには多数の参画者や共鳴者の存在と複雑な事象,さらには運動が多様に展開・拡大したことにより,学校の現場で生じた混乱など,多くの要因が存在した。
著者は長年にわたり膨大な一次史料を収集・整理するとともに,日本における大正期の新教育運動に影響を与えたイギリスの研究をも視野に収めて,イギリス新教育運動の教育学的,社会的意義を解明する。複雑で多様なネットワークや特徴ある数々の改革を通史としてまとめた本書は,内外に類書のない画期的な業績である。
わが国でも教育に対する考え方やあり方の転換,そして教育と福祉の統合,専門家の間の連携などが要請されている。本書の「子ども中心の思想」や改革事例は,教育問題を考えるためにも豊かな知見を与えてくれるであろう。
・一般に、ウイルス粒子は数種類のウイルスタンパク質、ゲノム核酸、脂質で構成される単純な構造ではあるものの、これらの材料を試験管内で混合しただけでは増殖能をもつウイルス粒子を作ることは不可能である。
・ウイルスの形態形成はもちろん、ウイルスと宿主細胞の相互作用を深く理解するためにはウイルスのエンジニアリングが必須であり、細胞内外での構造や動態を視ることで、ウイルスの新たな姿が映し出されるはずである。
・本特集はウイルスを“創る研究”と“視る研究”に焦点をあてたものである。さまざまなウイルスの人工合成法や異なる手法を用いたウイルスの動態・構造解析を多面的に取り上げ、それぞれのエキスパートに解説いただく。
■ ウイルスを創る,ウイルスを視る
・はじめに
・新型コロナウイルスを創る
〔key word〕新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)、リバースジェネティクス、変異
・麻疹ウイルスを創る
〔key word〕麻疹ウイルス(MeV)、ベクター、iPS細胞、腫瘍溶解、がん治療
・レオウイルスを創るーーリバースジェネティクス系によるレオウイルス科の研究
〔key word〕レオウイルス科、分節型二本鎖RNAウイルス、リバースジェネティクス系、がん治療、ワクチン
・化学合成したペプチドから人工ウイルスカプシドを創る
〔key word〕合成ペプチド、自己集合、人工ウイルスカプシド、化学修飾、エンベロープ
・ウイルスの細胞侵入を視る
〔key word〕イメージング、エンドサイトーシス、膜融合、蛍光タンパク質
・ウイルス粒子の形成過程を視るーーライブセルイメージングシステムを用いた高病原性ウイルス細胞内動態の解明
〔key word〕ライブセルイメージング、エボラウイルス(EBOV)、ヌクレオカプシド(NC)、細胞内動態
・フィロウイルスの粒子構造を視る
〔key word〕エボラウイルス、マールブルグウイルス、クライオ電子顕微鏡
・ウイルス感染組織を視るーーインフルエンザウイルス感染肺の2光子生体イメージング解析
〔key word〕インフルエンザ、生体イメージング、2光子励起顕微鏡、好中球、血流
●TOPICS
細菌学・ウイルス学
・新型コロナウイルスの多種変異株感染を防御できるヒト・スーパー中和抗体
免疫学
・TRIM28は内在性レトロウイルスの抑制を通じ、T細胞免疫の暴走を抑制する
医用工学・医療情報学
・世界初バーチャルヒト全身代謝モデルの開発と糖尿病への応用
●連載
オンラインによる医療者教育
・19.コロナ有事における学生の教育参画
〔key word〕学生の教育参画、カリキュラム評価、対話
COVID-19診療の最前線からーー現場の医師による報告
・11.新型コロナウイルスの免疫逃避機構と重症化メカニズム
●フォーラム
中毒にご用心ーー身近にある危険植物・動物
・4.ハシリドコローー知っていれば診断できるかもしれない、知らなければ絶対診断できない
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
現代は、新型コロナウイルス感染症の急拡大を筆頭に、予測困難な時代と言われる。グローバル化が進み、より多様な価値観とある社会において、様々な文化や行動様式をもった人々と共に生き、他者の価値観やその背景を踏まえながら、協働したり、問題を解決したりすることが必要となる。本書では、そうした「多様性」に焦点を当て、「多様性を理解する視点」と「多様性を活かす視点」という二つの視点から、各教科等の授業実践を紹介する。
以下、本書「はじめに」よりーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
多様性の教育は、金子みすゞの有名な詩「私と小鳥と鈴と」の最後の「みんなちがって、みんないい」ということを共有することに尽きるのではないかと思います。「みんなちがう」ことを理解することは、「多様性を理解する」ことにほかなりません。また、「みんないい」という価値観は、多様性を受け入れ、それを生かすことに直結します。
言葉で言えば簡単ですが、過去の歴史や目の前の現実を見ると、豊かな多様性を持ち、だれでものびのびと自己実現をはかることのできる社会を作り上げることは、決して容易なことではありません。さらに2020年から続くコロナ禍は「非常時」であるといわれ、「コロナとの闘い」という勇ましい言葉も飛び交います。そのような状況では、「多様性」という言葉はどうも旗色が悪くなりがちです。学校においても、感染対策を厳しくすると、一様な行動を求めたり、人との接触機会を減らしたりなど、多様性を実感できる場を減らさざるを得ません。しかし、そのような時だからこそ、多様性の教育の重要性が増しているのではないでしょうか。教科の学習や行事など学校のあらゆる場面において、多様性を重視していくことが、将来の多様性豊かな社会の実現につながっていくと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
多様な考えをもつ他者と、多様な方法で生き抜く子どもを育てる「竹早流」教育実践!
二字漢語の意味とその構成漢字の意味との対応関係に着目。その関連性の度合いを「透明性」と定義し、多数の二字漢語の透明性を明らかにする。またその調査結果から日本語教育での教材案を提案する。今後の漢字教育に大きく資する書。
■「はじめに」より
近年、日本語教育では母語の文字体系に漢字を持たない学習者の割合が増加している。(中略)
母語の文字体系に漢字を持たない学習者にとって、漢字学習は日本語の学習で困難を感じる点の1つに挙げられる。表記体系に平仮名、片仮名、漢字の3種類の文字が用いられる日本語において、漢字は実質語を表す。そのため、漢字は文章を理解する際の支えになる。しかし、常用漢字は2,000字以上あり、また複数の漢字を組み合わせて形成される語はそれ以上の数があるという「数の多さ」は学習者にとって大きな負担となっている。
本研究ではこの困難点に関し、二字漢語の透明性、すなわち、二字漢語の中には、二字漢語の意味とその構成漢字の意味が対応して結びつくものと結びつきにくい語があることに着目する。漢字は表語文字とも呼ばれ、1字ごとに意味を持つ一方で、漢字2字から成る二字漢語は語としての意味を持つ。「国外」や「飲酒」のように語の意味と構成漢字の意味が結びつくものがある一方で、「経済」や「精神」のように、現在用いられている一般的な意味では、構成漢字ごとに分解して語の意味を捉えることが難しい語もある。漢字の意味を理解する目的は語の意味を理解することであるとすれば、漢字教育を考えるためには、漢字のみならず、語にも注目し、造語成分としての漢字の教育を考えることが重要である。
本書は、法人税の基礎概念である課税所得計算に関する歴史的な経緯や先行研究の在り方を整理し、さらに現在から将来に影響すると思われる論点について詳細な検討した研究書。
持続可能なキャリアという新たなパラダイムが注目を集めている。キャリアの見通せない人生百年時代を生き抜くためには、何が必要か。最新の研究動向から新時代のキャリアを考えるヒントを掴む。
第 1 章 持続可能なキャリアというパラダイム
第 2 章 持続可能なキャリアを支える心理的資源
─ キャリア・アダプタビリティ ─
第 3 章 キャリア・アダプタビリティの事例研究
─ 転職を重ねて経営幹部職に就いた人材に焦点をあてて ─
第 4 章 持続可能なキャリアにおける成長のチャンス
─ キャリアショック ─
第 5 章 持続可能なキャリアを導く自己概念
─ 暫定自己と仕事における未来自己 ─
トランプ政権の4年とは何だったのか。果たして経済政策はうまくいったのか。新コロナ感染症下で、バイデン新政権はそれをどう変えていくのか。その行方を探る指針となるのが本年度の大統領経済報告書だ。
・心不全患者は先進国では超高齢社会に伴って増加しており、入退院を繰り返しながら徐々に悪化する疾患である。入退院のリスクには心不全と医学的併存疾患の状態以外に、家庭背景・社会背景も重要であることが知られている。
・欧米では30年以上前から疾病管理プログラムを多職種で実践して入退院を回避させるという多職種チーム医療の概念がある。
・一方で、わが国での検討は最近の10年であり、有志のメンバーのいる病院で多職種チームが結成され、心不全手帳などが使用されつつある。歴史的には浅いが、欧米にはない独自の領域も検討されつつある。
■ 心不全チーム医療の理論と実践
・はじめに
・心不全チーム医療の理論概要
〔key word〕心不全、チーム医療、栄養、緩和ケア、薬剤師、心臓リハビリテーション
・心不全のチームアプローチーー心不全チーム医療における看護
〔key word〕患者教育、セルフケア支援、意思決定支援、動機付け面接法(MI)、ナラティブ・アプローチ
・心不全チーム医療と心臓リハビリテーション
〔key word〕心不全、チーム医療、心臓リハビリテーション、患者教育
・心不全のチーム医療ーーstage A〜Dの栄養指導
〔key word〕Obesity paradox、減塩、栄養補助食品、栄養評価
・心不全チーム医療と薬剤師ーー患者指導・医薬品適正使用の推進・緩和ケア・薬薬連携
〔key word〕薬剤師、患者教育、適正使用の推進、緩和ケア、薬薬連携
・集中治療の理論から考える心不全チーム医療
〔key word〕多職種チーム医療、早期栄養、早期リハビリテーション、postintensive care syndrome(PICS)、ICU-acquired weakness(ICU-AW)
・心不全患者における緩和ケア
〔key word〕心不全、緩和ケア、緩和ケアニーズ、Universal Health Coverage(UHC)
・在宅における心不全チーム医療
〔key word〕フレイル、多職種チーム、情報共有
●TOPICS
循環器内科学
・潰瘍性大腸炎治療薬の青黛が肺高血圧症を惹起するメカニズムーーreverse translational researchの実践
産科学・婦人科学
・“妊娠しやすさ”とは何かーー出生力および妊孕力に関連する用語の整理
麻酔科学
・全自動麻酔は可能か?
●連載
オンラインによる医療者教育
・18.オンライン教育における学習分析・教学IR--学習・教育の履歴を活用する方略と注意点
〔key word〕教学IR、学習分析、可視化、学習支援、教育改善
COVID-19診療の最前線からーー現場の医師による報告
・10.COVID-19の薬物治療
●フォーラム
中毒にご用心ーー身近にある危険植物・動物
・3.トリカブト中毒ーー若芽をニリンソウやモミジガサなどの山菜と誤食すると……
・COVID-19の急激な感染者数減少を考察するーーIgGFcBPに注目して
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
ピアノを学ぶ子どものために、レッスンで使いやすく、かつ教育的意義のある「ピアノのための小品」を集めました。小さなうちから様々な時代の楽曲に触れ、個性や感受性豊かな表現が身につくよう、日本人作曲家を含めた「4期」を完全網羅しています。練習曲では補えない音楽の魅力を、ぜひ本書で味わってみてください。
※本書は「ピアノファンタジー ピアノのための小品集2 【ブルクミュラー程度】」(GTP01089178)と同じ内容です。
■収載曲 [全26曲を収載]
[1] プレリューディウム イオニアン
グレード: 初中級
[2] 習曲
グレード: 初中級
[3] ソナタ イ長調 K.322(L.483)
グレード: 初中級
[4] 楽天家のマーチ
グレード: 初中級
[5] メヌエット
グレード: 初中級
[6] ソナタ 第14番第1楽章
グレード: 初中級
[7] ピアノのための小品 へ長調 KV 33B
グレード: 初中級
[8] メヌエット ト長調 WoO 10/2
グレード: 初中級
[9] メヌエット 変ホ長調 WoO 10/3
グレード: 初中級
[10] エチュード 第10番
グレード: 初中級
[11] エチュード 第9番
グレード: 初中級
[12] エチュード ハ長調
グレード: 初中級
[13] ポロネーズ ト短調 BI 1
グレード: 初中級
[14] ポロネーズ 変ロ長調 BI 3
グレード: 初中級
[15] ドイツ舞曲 D.783(Op.33)
グレード: 初中級
[16] 楽しき農夫
「少年のためのアルバムOp.68」より
グレード: 初中級
[17] 鐘
「エスキスOp.63」より
グレード: 初中級
[18] ワルツ
「子どものためのアルバムOp.39」より
グレード: 初中級
[19] 野ばらに寄す
「森のスケッチOp51」より
グレード: 初中級
[20] 小ワルツ
「抒情的瞑想Op.40」より
グレード: 初中級
[21] Snuff-Box Waltz
グレード: 初中級
[22] 初めてのけんか
グレード: 初中級
[23] 2つのマズルカ
グレード: 初中級
[24] 夜のお話
グレード: 初中級
[25] ワルツ・スケルツォ
グレード: 初中級
[26] あじさい
グレード: 初中級