ある日、最悪の状況で、最悪の人たちと一緒にエレベーターに閉じ込められたら…?Qlep発本とブログのパラレル小説。
迫害を逃れて、アメリカにわたったユダヤ出身の一経済学者の思想は、はじめ「国家からの自由」を求める小さな声に過ぎなかった。70年代、その声は次第に大きくなり、やがてアメリカの政権中枢部を覆い、南米をかわきりに世界へとあふれ出す。-市場原理主義(ネオリベラリズム)。市場が人間を支配する思想へと変質したそれは、実体経済を破綻させ、人心を荒廃させる「悪夢のサイクル」を産み出した。
自分の過去を知るべく、五つの伝説の武具その最後のひとつマビノギを求め冒険を続けるノエル。その探索のさなか、何者かの襲撃に遭い、トランが毒に冒されてしまう。その毒は、かつてエイプリルが所属していた帝国情報部特殊部隊が使用する特殊なものであることが判明、12時間のうちに解毒しなければ確実に死に至るという。時間内に敵を倒し、解毒剤と武具を手に入れることができるのか!?そして過酷なミッションの先に待つものは…!!天才・菊池たけしがお贈りするリプレイ第3弾、衝撃の展開が君を待つ。
「悪夢のような過去は、決して繰り返してはならない」高校の音楽講師を務める元バイオリニストの和成。不慮の事故で弾けなくなった和成は教え子である真吾の類まれなる才能に惚れこんでしまう。ある日、和成は、父親からの虐待に苛立つ真吾を預かることになった。「先生の身体、触りたい」教師として尊敬されているだけだと思っていた。突然無口な真吾に飢えた獣のように激しく求められて、和成は戸惑う。しかし愛を知ることによって、真吾の才能を更に伸ばせるならと偽りの愛情を与えてしまい…。
運び屋のバイトを始めた売れないお笑い芸人を、2億円の借金を抱えた女子高生が追いかける。実はそこには、金に目がくらんだヤクザ、刑事、SMの女王様までが、どっぷり参加していた。誰がいちばん悪いのか?誰がいちばん狡いのか?最後にびっくりするのはどいつだ!?大阪の街を、欲望と執着が迷走する。追いつ、追われつ、騙し、騙され、また騙し…の傑作コメディサスペンス。
大人気☆シリーズ、物語は予測不可能のクライマックスへー!!
リンの顔にはまだ、元夫の暴力による醜い傷跡や痣が残っていた。最後に受けた暴力はとくにひどく、病院で目覚めたときには、記憶まで失っていた。男性への恐怖心はいまだに消えなかったが、リンは立ち直ろうと、友人の兄キャルの牧場で家政婦として働きはじめた。キャルは元夫とは違い、ことあるごとに彼女をいたわってくれる。いつしかリンは、たくましいキャルに恐怖を感じなくなり、抱いていた感謝の気持ちも、愛に変わっていった。だがそんなとき、元夫の死体が発見され、リンは殺害容疑をかけられてしまった。記憶も戻らず、自分が殺人者かもしれないという思いに彼女は悩む。キャルへの愛も空回りするばかりで…。
おせっかいな兄の紹介で冴島心霊相談所という怪しげな職場で働くことになったオレ・俊彰。所長の冴島は霊障に苦しむ人々を助ける心霊カウンセラーだというのだが…胡散臭すぎる。更にそいつに、超・霊媒体質(ていうか冴島がそう言った!)のオレとは運命の出会いだ、霊を浄化するためだからと訳の分からないままHなことをされてしまう。一見クールで格好良い冴島は、実は毒舌でドSで客と幽霊にばかり優しいヘンタイ。警戒心バリバリだったけど、霊にとり憑かれた時だけ優しい冴島にトキメいちゃって!?ドSの霊能者と霊媒体質の助手、最強ラブオーラ。
奴らの何を知っているんだ、われわれは…。訪米した中国国家主席・胡錦涛の前に飛び出した謎の中国人女性。彼女は北京政府を戦慄させるある告発ファイルの存在を叫んでいた。その頃、新宿・歌舞伎町では内臓器をすべてえぐり出された無惨な死体が発見される。その死体は中国からきた男のものだった。男は謎の文書をメールで転送していた。その文書を追いかけるように殺人が連鎖していく。一方、停滞した日本経済で失った夢を取り戻すために中国市場に挑む男たちがいた。しかし、彼らの前に、中国現代史を揺るがせた大事件の影が立ちふさがる。人も経済も切り離すことのできない運命的なつながりを持つ日中そして米の、過去、現在、未来はどこへ行くのか。日本と中国のあいだに生まれたさまざまな事件の現場に深く鋭く切り込む取材を重ねてきた著者にしか描けない「真実」を暴き出す迫力の政治・経済・犯罪小説。
IT業界の常識に染まりすぎたエンジニア、ネットを使いこなしているようで実はネットに支配されているオタクな人々、思うように動いてくれないパソコンと格闘するレトロなおじさん…。世にあふれるこんな人たちを、ジョークで笑ってストレス発散!思わずニヤリとさせられる、日本初のIT業界ジョーク集。
イレーナはデザイナーとして華やかなファッション業界に身をおくが、挙式前夜にフィアンセに暴行され、婚約を破棄した過去がある。もう男性を愛さないと決めている彼女の前に、積極的に誘いをかける男が現れた。金融王の異名をとる、ギリシア人のサンドロだ。「きみとディナーを楽しめるなら、なんだって犠牲にできる」そこまで言う彼に惹かれ始めた矢先、イレーナは嫉妬に狂った元婚約者に脅され、襲われる。これらの事件がサンドロの知るところとなったとき、イレーナの人生は一変した。
親友のパットに料理の腕を見込まれたサラは、彼女とその夫が企画した船舶旅行に、シェフとして同行していた。旅行も大詰め、明日はいよいよイギリスに帰るという日、マリョルカ島に寄港した一行の船の隣に、豪華なクルーザーが停泊する。クルーザーの所有者はものすごくゴージャスな男性らしく、夜に行われる最後のパーティに彼も招待したと、パットは言う。サラは興味なく親友の話を聞いていたが、現れた男性を見て愕然とした。グイード・バルベリ…二度と会いたくなかった、かつての夫だ。言葉もなく立ちつくすサラに向かって、グイードは笑みを浮かべた。まるで獲物を見つけた獣のように。
近くにドールショップが開店し、オーナーの美しい女性がレイナの店にやってきました。新しい店の宣伝に、お人形をレイナの店においてもらえるようにたのみに来たのです。レイナは大よろこび!そのお人形を見るためにわざわざ来店するお客さんまでいたのですが…。ますます面白くなる!シリーズ第五弾。
『秘密結社途中下車の会』-毎日のように通勤電車の中で便意をもよおしていた英彦は、ひょんな事から同じように悩む人々が集う会に入会することになった。やがてその会は思わぬ様相を見せ始める…。『悪夢のカルテ』-開業医を営む達昌に、ある日悪夢を見ないようにして欲しいと訴える美女がやってきた。悪夢の原因探しの果てに、彼を待ち受けていたのは意外な事実だった。大都会の中で誰しもが感じているストレスと、心の病いをテーマに、非日常へと続く扉を開けてしまった二人の男の物語。