ムスリム女生徒のスカーフ着用が、ヨーロッパ各国で問題となっている。西欧とイスラームはなぜ対立するのか。それぞれの社会の基本原理とは?その現実とは?そして共生の条件は?衝突か、和解か。憲法学と社会学の共同作業による、比類なき一冊。最終章、樋口陽一氏を招いての鼎談は圧巻。
ヒップホップが語る「リアル」とは何か。移民の血を継ぐアメリカのラップ、生きるために移民を強いられたアフリカやアジアのラップ、非移民者の言葉である日本のラップ。国境を超えて五大陸に伝播し再生産されてきたラップが描く世界の「断層」を熱く追う。
阪神・淡路大震災から30年。残念ながら、熊本や能登の地震を例に見る限り、社会の脆弱性は一向に減っていない。大災害を繰り返さないために、いま私たちにできることとは?活断層防災とそのための調査研究のあり方を原点から問い直す。
はじめに
第1章 阪神・淡路大震災の衝撃 1995-1996
活断層危険度は調査できる
活断層対策を議論すべき時
活断層のランク分け急務
防災の鍵握る活断層公表
第2章 活断層との共生を考える 1997
問われる自然災害観 -地震被害から何を守るのかー
災害対策 -限りある費用、人命優先でー
サハリン北部地震 -原野を引き裂く断層ー
アジア各国の活断層 -防災と経済ー
神戸の坂と活断層 -地形の『異常』-
活断層と暮らす -危険地帯を避ける計画的開発ー
第3章 2000年代の地震から学ぶ
「寝耳に水」の悲劇を繰り返さないために -2004年新潟県中越地震ー
2005年宮城県沖地震にみる地震危険度
防災情報の見直し必要 -2008年岩手・宮城内陸地震ー
災害ハザードマップを活かす
学校耐震と活断層
第4章 活断層大地震に備えるために 2008
陸の地震にも要注意!
仙台の街と活断層
直下型地震の衝撃
活断層を見つける
活断層は「いつ」動くか
活断層が動くとどうなるか
2004年中越地震は活断層が起こした!
2007年能登半島地震・中越沖地震と原発問題
活断層の真上に建つ敦賀原発
活断層はどこまでわかっているか?
活断層へ備える心構え
阪神・淡路大震災の教訓は生かせるか?
コラム「伊勢・伊賀・志摩・近江・尾張・美濃大地震の図」
第5章 原発の活断層問題 2011-2024
原子力規制庁による安全確認の責任一元化を
大飯原発再稼働における耐震性評価の問題
活断層を正しく畏れ、被害を最小に
活断層調査は緊急課題
活断層の厳格な再審査を
原発事故を二度と繰りかえさないために -新規制基準の制定ー
「原発と活断層」をめぐる「科学」の扱い
敦賀原発の断層が動けば大事故につながる
第6章 「想定外」を繰りかえさないために 2011-2024
東日本大震災の「想定外」問題について
東日本大震災の「教訓を生かす」とは?
阪神・淡路大震災と神戸の活断層を再考する
活断層調査の最前線 -航空レーザーによる活断層再発見ー
活断層沿いの対策 -熊本地震の教訓ー
熊本地震に学ぶ -活断層大地震への備え方ー
北海道胆振東部地震と石狩低地東縁断層帯の複雑な関係
能登半島地震 -繰り返される「想定外」の背景に何があるか?-
第7章 地震本部の取り組みと活断層防災の課題
地震本部のミッション
地震本部の取り組みと課題
活断層評価の課題
活断層防災の課題
活断層防災の第2フェーズに向けて
引用文献
おわりに
沖縄文学に関する論考を発表続けている著者の最新刊。ワシントン大学や沖縄県立芸術大学、俳句協会での講演などの講演録と論考を集めたもの。その内容は大城立裕、船越義彰、又吉栄喜、宮古文学史、下鴨哲朗、壕の記憶、守礼の光などに関する論考と沖縄の風景描写、海と文学、比嘉美智子、沖縄の歳時記、沖縄文学の歳時記、歌劇とさまざまな沖縄文学に関する論考集。
本書「あとがき」より
あとがき
講演というほどではないにしても、そのようなものをしたという記憶はあまりないのだが、実はそうでもなかった。他は知らず、私にしては、意外とやっていたのである。それもこれも、ここに納めた数編の談叢の掲載誌を見つけたことによる。
三十数年も教壇にたっておれば、その数は、少なすぎるかもしれないが、私にとっては驚きであった。それで、思い返して見ることにしたのだが、国内だけでなく、国外にまで足をのばしていたのである。
そのようなことができたのは、いうまでもなく、沖縄の文学が、多くの人々の関心を引くようになったことによる。
沖縄の文学が注目されてから久しいし、注目されるだけの作品が、輩出していることも確かである。そして、そのような作品を論じる研究者の活動も活発になってきていて、目をみはらせるものがある。
すぐれた論考が生まれてくるなかで、ここに拾い出して来た談叢類は、同じ作品を取り上げ、別の視点で読みなおしてみた、といったようなもので、変わりばえしないものである。それをあえてまとめたのは、忘れてしまっていたことを思い出させてくれたといったことによる。
論叢編の初出誌は次の通りである。
「普天間よ」私感 『大城立裕追悼論集 沖縄を求めて・沖縄を生きる』インパクト出版会 二〇二二年五月一〇日。
船越義彰「謝名原の乱」『琉球アジア文化論集』第九号 二〇二三年三月。
「闘牛小説」を読む 『又吉栄喜の文学世界』コールサック社 二〇二四年四月二三日。
譜久村雅捷『阿母島』を読む 『琉球アジア文化論集』第七号 二〇二一年三月。
チビチリガマからの出発ー下嶋哲朗の仕事 『越境広場』十二号 二〇二三年八月一〇日。
壕をめぐる記憶『うらそえ文芸』第五号 二〇〇〇年四月。
広報誌の時代 『守礼の光』解説不二出版 二〇一二年一〇月三一日。
談叢編の出処は、それぞれの話の終わりにメモしておいた通りである。
論叢編は、あれこれ、脈略もなく並べてあるが、それは注文に応じたといったことによるだけではなかった。
これまでは、あれこれ出来た。しかし、事態は大きく変わって来たといっていい。なんでもなかったことが、困難になってきたのである。本書は、そのことを示す、記念になるものである。
二〇二四年 仲程昌徳
1. 個別にJIS規格をご購入いただくより安価!
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雨かんむりの漢字の一群は漢字の成り立ちを知るためには典型的で格好の一群でもある。
なにせ雨は古来、人々の上に降っていたのだから。
「霽(は)れる」という字は「晴れる」よりも古くからあった。
これは漢字の呪術的起源と関係がある。
「零」はなぜ「0」を意味するようになったかーーなど
「霙」「霜」「雷」から「霹靂」「霍乱」まで、
さまざまなエピソードで解き明かす無類に面白い漢字エッセイ。
<目次より>
1 雨の章
天から降るものは何もかも雨
三日続けば霖、一〇日だと霪?
涙はこぼれて零になる
霤と反逆者たちの系譜
永遠の命は露とともに
鬼の霍乱と男装の麗人
2 雲の章
雲は空想力をかき立てる!
深い霧のその中で
霞の色はどんな色?
大地に霾が吹き荒れて
3 雷の章
雷は激しく鳴り、電は鋭く光る
大地が震えるそのわけは?
霹靂という名のハイテク・カー
4 雪の章
すべてを雪に流しましょう
歴史の雹と文学の霰
わびしい霙の美しさ
厳しさは秋の霜のように
5 晴れの章
神よ、明日は霽れますか?
薄くてはかない霓の魅力
幽霊と需要と舞雩の台
1 雨の章
天から降るものは何もかも雨
三日続けば霖、一〇日だと霪?
涙はこぼれて零になる
霤と反逆者たちの系譜
永遠の命は露とともに
鬼の霍乱と男装の麗人
2 雲の章
雲は空想力をかき立てる!
深い霧のその中で
霞の色はどんな色?
大地に霾が吹き荒れて
3 雷の章
雷は激しく鳴り、電は鋭く光る
大地が震えるそのわけは?
霹靂という名のハイテク・カー
4 雪の章
すべてを雪に流しましょう
歴史の雹と文学の霰
わびしい霙の美しさ
厳しさは秋の霜のように
5 晴れの章
神よ、明日は霽れますか?
薄くてはかない霓の魅力
幽霊と需要と舞雩の台
グーグルやアップル、OpenAIなど、世界を牽引する巨大企業がひしめくシリコンバレー。そこで生み出されるテクノロジーは「人類の福音」か「黙示録」か。「アメリカのリアル」を余すことなく伝え切る、元朝日新聞サンフランシスコ支局長による渾身のルポ。
教科書&問題集で学んだことをこの1冊でガッチリ固める!!横断総まとめ本。全科目横断編で科目横断の共通事項、類似事項を一気に整理!総まとめ編で科目別に最重要事項を一気に確認!複雑な内容もフルカラーで瞬時に整理!こだわりのレイアウト!図解も満載!暗記がみるみる進む、最強の1冊!
所は…宮崎県日向市駅。県・市・JR・専門家・市民の志と情熱が、まちを、人を、動かした。
断層沿いに道はでき近くにたいてい温泉がある。のんびり景色をながめながら大地の不思議にふれる。近畿圏28ヵ所の活断層を案内。
地震を起こす活断層の正体を明らかにするためには、地道な地表調査から最新の地下探査まで、さまざまなアプローチが必要です。本書の前半では、その「調べ方」について、専門家じゃなくても分かるように、なるべくやさしく解説します。いつか来る地震災害にどのように向き合うか、後半ではその「つきあい方」について、地域住民の取り組みを紹介しつつ考えます。活断層を理解しようとする努力が続けられていることと、多くの人々が災害に備え助け合う意識を育てていることを読者に伝えたい、それが本書のテーマです。
鎌倉女子大学の理事長・学長である著者が、折々に触れ、学生やその家族、教職員に発信してきた、教育・文化・文学・宗教・政治・社会等への考えをまとた随筆集。著者の世界観・人生観を表わす好著。
本当の青春とは/懐かしいシルスマリア/授業中に学ばなかったこと/「さようなら」ということ/食を通して文化が見える/和顔愛語/東京オリンピック・パラリンピックの開催/新しい年の始まり/菩提樹/70年に一度の開花/子どもの遊び/食はめぐる/科学へのあこがれ/天才もまた努力によって/「仰げば尊し」のこと/夏休みの感想文/図書館「武藤光朗文庫」の開設/横澤彪さんのこと/呉清さんの指 尚先生の言葉 そして新しい年/学園主・松本紀子先生の米寿をお祝いする会/「個性尊重」という言葉の錯覚/「道理の感覚」を育てる教育/IQも大事だが、CQ、PQは、もっと大事/「子曰く、…」/ハーバード大学白熱教室/インターネットによる授業配信に向けて/産学連携プログラムから見えてくる学問の可能性/女子と文化/女子大学/ある卒業生の修養日誌/学校と家庭が力を寄せ合って/『沈黙』について/卒業生に贈る言葉/アシタ仙人の涙/空海と密教美術展/自浄其意/沖縄旅行のひとこま/ベトナム訪問記/東南アジアへの教育支援/誇りを忘れつつある日本人/思い当たること/総選挙を前にして思うこと/点は自ら助くる者を助く/いざ、もう一度/震災の体験の中から/秋入学へ移行したいなら幼稚園から/一様化と多様化の間で/ある個人的な見解/憲法89条と私学助成金の問題/格言に二種あり
その企業城下町には、暗黙の階層があった。誰もが企業に繋がりをもつ町で、千人余りのエリート社員とその家族は子供の頃から万事優遇されていた。多数の工員の子弟には、高校入学時の特別試験を突破することで社員の子弟だけの高校に進めた。数々受けた屈辱への復讐心をバネに木原高志は、わずかな機会を生かし、ついに社員の仲間入りをする。娘に気に入られ、副社長の娘婿という他人もうらやむ座をつかんだかに見えたのだが!?
平成の世に落語の黄金期の再現を!26年間の沈黙を破り、語る分裂騒動の真相。