表現行為を活用したセラピーにおいて、どのような素材をどう使うことが、そのクライエントの支援にもっとも効果的なのか。逆にその人が選んで用いる素材から、アセスメントと治療に必要なことを知ることができる。アートセラピーの臨床に欠かせない素材についての理論と活用法を解説した入門書。
原書名:Expressive Therapies Continuum: A Framework for Using Art in Therapy 2nd Edition
第1部 アートセラピーにおける素材の選択と活用ーーETCの基礎
第1章 ETCの概観
第2章 素材の特性を知る
第2部 アートの活用における各構成要素ーークライエントの情報処理を見極める
第3章 ETCの運動感覚的要素
第4章 ETCの感覚的要素
第5章 ETCの知覚的要素
第6章 ETCの感情的要素
第7章 ETCの認知的要素
第8章 ETCの象徴的要素
第9章 ETCの創造的レベル
第3部 アートセラピーの臨床的アセスメント
第10章 ETCを活用した臨床的アセスメント
訳者
市川 雅美
井上 里美
金井 菜穂子
内藤 あかね
私たちが日常で利用する建物、通勤する道路、携帯電話、シェールオイル……
現代文明に必要不可欠なこれらのものはすべて「砂」なくして存在しえない。
このあまりに身近ゆえに普段は意識さえしない小さな物質は、
実際には世界で最も消費されている物質であり、
もはや人類は砂なしで生きていくことはできない。
しかしその砂は、今や過剰な利用により、地球から姿を消そうとしているのだ。
その砂と人間の長きにわたる関係、特に砂なくしてはあり得なかった近代の発展
ーー20世紀のコンクリートの発明と、21世紀のデジタル技術ーーを詳細に解明し、
砂と人類の行く末を見つめる。
ウィルフレッド・ビオンは現代の心理療法,精神病理学に影響を与え続ける偉大な精神分析家であり,彼の著作を読むことは,臨床家にとってほかに置き代わることのない体験と言える。
本書は,その体験の同伴者となり,ビオンの功績の中に読者自身が道を見出すのを助けることを目的とする。
本書では,ビオンの理論の中心となる4つの書ーー『経験から学ぶこと』,『精神分析の要素』,『変形』,『注意と解釈』のほか,数多くの著作や講演録を網羅し,年代順に辿りながら詳細に解説していく。
読者は,この一冊を通じてほぼすべてのビオンの仕事に触れ,心的機能に関する彼の独創性に富む洞察や技法の発展への理解を深めることができる。
難解さでも知られるビオンの言葉を紐解くための有意義な背景情報を含み,彼の仕事を初めて知る人々,経験豊かな精神分析家や心理療法家にとっても最良の一冊となる手引。
日本語で読まれる読者の皆さんへ
監訳者まえがき
Boxリスト
謝辞
序論
第1部 中間休止以前ーー知における変形
第1章 伝記(1897-1966)
第2章 集団における体験とその他の論文(1961)
第3章 精神病に関する論文(1953-1960)
第4章 経験から学ぶこと(1962)
第5章 精神分析の要素(1963)
第6章 変形(1965)
第2部 中間休止以後ーーOにおける変形
第7章 伝記(1967-1979)
第8章 注意と解釈(1970)
第9章 再考ーー精神分析に関する論文集への「解説」(1967)
第10章 未来の回想(1977)
第11章 講演,セミナー,そして講演の準備としてのいくつかの短いテキスト(1973-1979)
第12章 自伝
第13章 ビオンの考えのさらなる展開
結論
追録
ビオンを聴き,読むこと(ジェームズ・グロトスタイン)
私がビオンに負うもの(アントニーノ・フェロ)
ビオンを発見するーーある私的な回想(H.B. ルヴィーン)
文献
訳者あとがき
索引
基本となる504語について、スペイン語圏を訪れた際やスペイン語話者と話す際に耳にするであろう言い回しを中心に例文を作成いたしました。よく使用される語は記憶に定着するよう繰り返し例文で取り上げています。実際に使用する場面を想定しているので初級では学ばない命令法などを使った例文も含まれます。スペイン語の動詞は主語の人称と数に合わせて様々に変化します。自身で規則性を見つけて覚えることで確実に記憶に残るはずです。音声は語研のWebサイトから無料ダウンロード可能。スマホで便利な「すぐ聴く音声」にも対応しております。
第1部 近代日本における宗教と政治
1 宮中祭祀と国家神道(山口輝臣)
2 筧克彦のキリスト教論(西田彰一)
3 南原繁と三島由紀夫(苅部直)
第2部 主権国家の起点を探る
4 知識としての国家(瀧井一博)
5 近世軍事革命における正戦論(白幡俊輔)
6 ホッブスとトゥキュディデス(梅田百合香)
第3部 現代国家と境界の変容
7 ロールズとハーバーマスにおける
宗教と政治(毛利透)
8 EU市場統合と社会市場経済(神江沙蘭)
史上最低!? だけどホントはピュアなガールズラブコメ!
この学校には『聖域』と呼ばれる二人の美少女がいる。
お姫様みたいに可憐な百瀬由那(ももせゆな)と、王子様と見紛うほどに凜々しい合羽凜花(あいばりんか)。
二人は家が隣の幼なじみ同士でとっても仲が良い。
なのに、そんな尊き百合の花園を踏み荒らす不届き者が現れた。
…………わたしだった。
しかも二人の間に挟まるだけでなく、両方に告白までされたわたしこと間四葉(はざまよつば")は、優柔不断が災いし二人と同時に付き合うことに。
いやなんで!?
お互いのことはもちろん秘密。
それでも二人を幸せにしたい。
こうなったら隠し通すしかない……二股はっ!
史上最低!? だけどほんとはピュアなガールズラブコメ!
本書では、特にデザインメソドロジーにフォーカスし、
地域デザイン学会の公式モデル(ZTCAデザインモデル)の精度を上げ、
実装への活用を指向して構想されるデザインメソドロジーに関する議論を展開する。
地域デザイン研究は、多くの異なる研究分野のコラボレーションから生まれるが、
異なる価値観の創出により新たな可能性を追求するためには、
多様で強力なメソドロジーが必要となる。
本書では、そうした背景から、メソドロジーに関する総合的な考察を行う。
【執筆者】
原田保、西田小百合、石川和男、諸上茂光、木暮美菜、宮本文宏、齋藤典晃
大室健治、藤田直哉、吉田賢一、福田康典、佐藤正弘
惚れられて、触られて、また惚れられる!!大人気ガールズ・スキンシップコメディ、第6巻!
担任の男性教師に恋をしていたはずの藤堂いつみは、いけないサイトで入手した惚れ薬の力を特に借りることもなく、いつのまにか後輩の羽根井凛と良い仲に。
そんな折、夏祭でのクラスの出し物が百合喫茶に決定! しかし各自が着用する衣装をめぐって委員長とヤクザ娘の対立(に見せかけたイチャイチャ?)が勃発、
クラスを二分するドッジボール大会が開催されることになったからさあ大変!! 勝って南国リゾートに行けるのはどちらのチームなのか?
クラス中の女子たちの思いが交錯するドッジボール編がここに開幕!
国際連合の教育文化機関:ユネスコは、2015年に、21世紀の教育の目的と学びの姿の再考を謳い、ハイレベル専門協議の議論の成果をまとめたレポート“Rethinking Education(教育を再考する)”を公表した。
本書は、そのユネスコの調査研究やプロジェクトの理念的指針が著されたレポートを翻訳したものであり、さらに、気鋭の教育の専門家たちが重要語句や概念群の解説を加えて紹介する。
日本ではその存在も具体的な内容も知られてこなかったレポートだが、
「21世紀のパラダイムシフトを具体化するシンクタンク」と自らを位置づけるユネスコが、
国際的な対話と連携に向けた基盤的な価値と共通する課題を確認した最初のレポートである。
ここに著されたグローバル時代の教育の目的と学びのあり方は、
今後の教育に関する調査研究やプロジェクト活動をはじめ、
世界各地で行われる教育制度と政策をめぐる国際対話において無視できないものである。
また、日本が世界一の設置数を誇るユネスコスクールとその実践理念を支える基盤を議論し、
その教育を考えていくうえで必読の内容である。
「グローバルな公共圏とその課題にアプローチする」本書が、
これからの教育の分野で進む国際的な対話と連携や、そこで用いられる言葉と概念について、
改めて批判的に検討するリファレンスとしての活用を、
そして、グローバルな公共圏とそれぞれのローカルな文脈での教育の目的と学びのあり方を「再考すること」に活用されることを願う。
【監訳・執筆・編集】百合田真樹人、矢野博之
【翻訳・執筆】香川奈緒美、金井香里、森 久佳、荒巻恵子、深見俊崇
【原訳チーム】荻原 彰、島崎英夫、下島泰子、森下 孟、大貫麻美、末岡加奈子、津村敏雄、
早坂めぐみ、栗原和樹
レポート翻訳のほか、“Rethinking Education”の議論を支える重要語句・諸概念から
翻訳の過程で特に重要と考えられる8つの概念群を選択して論考を加えた解説章を掲載。
1.エージェンシーとシティズンシップ(香川奈緒美)
2.レスポンシビリティとアカウンタビリティ(百合田真樹人)
3.多様性,社会正義,エンパワメント(金井香里)
4.フレームワーク,ステークホルダー,プラットフォーム(矢野博之)
5.人権とウェルビーイング(森久佳)
6.インクルージョン/インクルーシブ,エクスクルージョン,声(荒巻恵子)
7.コンピテンシー,生涯教育,ノン/インフォーマル教育,キャパシティ(香川奈緒美)
8.功利主義,市場,ヴァルネラビリティ(深見俊崇)
アンバーは突然の元夫バロンからの電話におびえた。世界的スター俳優のバロンが数年前、町を撮影で訪れたとき、たちまち熱い恋におち、結婚した。若さゆえの情熱に駆られるままに。彼が女好きのプレイボーイだと知ったのは、結婚後のことだった。離婚してからはいっさい連絡を取り合わなかった。今日までは。妊娠に気づいたあとひっそりと彼の子を産み育ててきたことをバロンは知るよしもない。彼とかかわるわけにはいかないわ。電話を切ろうとするアンバーに、彼は冷ややかに言った。「なぜ君がぼくを避けるかわかっている」まさか…この子の存在を知っているの?
ずっと私を愛してて。
結婚披露宴で、夫リースの友人とダンスを踊っていたアラナ。
すると驚いたことに、リースが嫉妬に満ちた視線を向けてきた。
変ね、彼が嫉妬なんてするはずがないのに。結婚紹介所を通じて
愛情抜きの結婚をした彼にとって、私はお飾りの妻なのに。
二人が喜びとするのは、ベッドのなかでの行為だけ。
だがその夜交わした愛は、今までとは何かが違っていた。
もしかしたら、私たちの関係が変化し始めているの?
それを確かめることはできなかった。翌日アラナは事故に遭い、
すべての記憶を失ってしまったからーー。