患者さんを理解するうえで欠かせない病態生理の基本を、イラストを交えて楽しく解説。その症状はなぜ起こるのか、どうとらえて、どう看護につなげればよいのか、根拠に基づいて理解できる。(ISBN9784796522038「改訂版 症状からみる病態生理の基本」の改訂・改題)
多職種チームで多彩な免疫関連有害事象に立ち向かえ!診療科・職種の垣根を超えて取り組む副作用マネジメントのこつを伝授します。
観察、繁殖、看病、アラフォー、おひとりさまの著者が本気で金魚を飼ってみた!
【「感・勘・観」の3つのカンを発揮して、トップレベルの診断術を身につけよう!】
多忙な臨床では診断のスピードが大切です。
そのために必要なのは、1分間で患者のこころをつかみ、3分間の傾聴から決め手となる重要な「キーワード」を見つけ出すこと。
原因疾患のリストが長すぎる「キーワード」は役に立ちません。
たとえば、「倦怠感」はあてはまる疾患が多すぎて疾患を絞り込むことができません。
3分間は患者の話にじっと耳を傾けながら、診断のために必要な「キーワード」は何かを考えます。
次に、そのキーワードから可能性がある鑑別診断を展開し、問診や診察、検査でひとつひとつの疾患を吟味していきます。
一流の臨床医が行っているこの思考プロセスを再現し、凝縮したのが本書なのです。
■本書の使い方
Point1
・本書では症状から注目すべき重要な約100個の「キーワード」が示されています。
次にその「キーワード」から連想される、いくつかの頻度が高い鑑別疾患を挙げています。
また診察で確認すべきポイントも書かれています。
Point2
・どのページから読み始めていただいても結構です。
臨床の場で患者の話から「キーワード」を見つけたときに、辞書的に本書を調べることも可能です。
鑑別診断が想起されていれば、必要な問診や検査はおのずと明らかになります。
Point3
・鑑別診断能力のさらなる向上を目指す意欲的な医師には、巻末に「最重要」「重要」「知っているとかっこいい」の分類を試みました。
この本には著者の日々の臨床経験から得た臨床の智慧が凝集されています。
さながら単語帳をみるように、ひと目で考えるべき疾患がわかる!
持ち運びにも便利なスマホサイズで、白衣のポケットにも楽々入れられます。
「食」生活をととのえることがうつ病改善の近道です。
38症候の鑑別診断のポイントをわかりやすく解説。Dr.Tierneyが語る38症候のClinical Pearls。診断推論の基本がしっかり身につく決定版ガイド。
食品、日用品、家電、店舗デザインetc.ヒット商品や伝統色を用いた配色実例から、成功のヒミツをひも解く!
ジョージアは世界ではじめてワインが生まれた場所。
2013年、母なる大地が宿すジョージアの伝統的な甕仕込みワイン製法が
ユネスコ世界無形文化遺産に登録されました。
ジョージアではクヴェヴリは形状からしてまさに母胎であり、
「ワインを造る」とは言わずに「ワインを育てる」と表現します。
さまざまな侵略やイスラムの支配にも屈せず、過去からずっと途切れることなく、
自宅内や畑のそばの地中に埋められたクヴェヴリ(甕)でワインが育てられます。
ジョージアの人々にとって自家醸造の「我が家のワイン」は常に喜びの源泉なのです。
しかし、一方で最古のワイン造りの伝統も農業の近代化の中で
どんどん効率化が進んでいます。
伝統を守り続けてきた少数の生産者達は、失われつつある真正な栽培と
伝統的なジョージアのワイン醸造を未来に残すべく、
有機農法で栽培した在来品種で培養酵母や酵素(醸造補助物質)を使わずに、
クヴェヴリで伝統的な手法で醸造することを規約にした
クヴェヴリワイン協会を設立しました。
本書は、アラン・ロベールやジャック・セロスなど、
今では入手困難な生産者を見つけ出して広めてきた日本における自然派ワインの第一人者、
ラシーヌの合田泰子氏の全面バックアップの元、
寄りすぐりのクヴェヴリワイン生産者を紹介。
また、ワインページ では、キシ、ムツヴァネ、チヌリ、チュハベリといった
葡萄から醸造したクヴェヴリワインをワインライターの北嶋裕氏が紹介。
フードページでは、ジョージアのクヴェヴリによる伝統なワイン製法が
ユネスコ世界無形文化遺産登録への道のきっかけを作った
ノンフィクション作家の島村菜津氏がヒンカリやハチャプリ、ハルチョーなど、
ジョージアならでは食や文化について紹介。
一部料理はレシピも紹介します。
クヴェヴリワインの生産者や畑のこと、甕仕込みや道具、プライベートな素顔など、
世界的に長寿の国としてお年寄りが元気に暮らすジョージアの食文化について
わかりやすくまとめた一冊です。
術後のままならない体調でも自分で作れる!
がんサバイバー(がんを経験して生きる人)、その家族のために、
がん専門病院の管理栄養士が考えたレシピ集。
ふたりにひとりががんになるといわれます。
そして手術や治療ののちも、人生は続きます。
がん専門病院の管理栄養士として日々、サバイバーやその家族と接する著者は、
“その後も続く人生”のスタート地点でもっとも切実な問題は「食べること」だといいます。
食に悩んでいるのは、胃や大腸など消化管の手術を受けた人に限りません。
術後の低握力で思うように買い物や調理ができなかったり、
抗がん剤治療の副作用で食欲不振や吐き気、口内炎などを発症し、食事が辛いと感じる人も・・・・。
だからついつい、毎日コンビニおにぎりで済ませる人も少なくない、と。
栄養が欠ければ体力が落ち治療に支障をきたします。
また食生活を楽しめないと、生活のリズムや心のハリも失いがち。
「とにかく、食べる。毎日、自分で作って食べる。
そうすることで、体も心も上向きになってほしい」
という気持ちから本書は生まれました。
レシピには、国立がん研究センター東病院で10年続く「柏の葉料理教室」からのリアルな声を反映しています。
【編集担当からのおすすめ情報】
このレシピ本、かなり他の本とはおもむきが異なります。なぜなら・・・・
◎調理時間の目安は5分。食材はキホン2つだけ。
◎めんどうな包丁作業「千切り」「みじん切り」ナシ。
◎食欲不振や吐き気、口内炎や便秘などの困った症状にも対応。
◎加熱は、ワザや経験がいらない電子レンジをフル活用。
◎缶詰、レトルト食品、冷凍食品、コンビニで売っている調理済みの食材も使ってヨシ。
そう、とくに最後のは「え、いいんですか!?」と何度も著者に確認しました。
著者いわくーー「できあいのものを買い、それにひと手間プラスするだけでも立派な自炊。
このレシピをひととおり作って食べていけば、必ず料理のヒントやカンをつかめます。
そしてままならない時期を乗り越えて体調がよくなれば、
安全性を意識して自分で食材を選んで買い、調理にチャレンジしようという気持になるはず。
本書がそのきっかけになれれば幸いです」
母から子へと綿々と受け継がれ、人間の全細胞数の数十倍もいると言われる腸内細菌。その驚くべき役割が、次々と明らかにされている。免疫機能を強化し、代謝物が神経やホルモンを通じて脳に働きかけ、さまざまな病気や、食欲、感情や精神にまで関与する。あなたの不調も腸内細菌の乱れが原因かもしれない。
家から一歩も出ずに全国のご当地グルメを食べ尽くす! 100万円のインプラントを粉砕させながらあらゆる菓子に立ち向かった怒涛の食コラム。
デジタル化できない痛みの訴えに漢方がマッチ! 判然としない痛みに困ったとき、漢方薬が役に立ちます。最初から当てようと思わずに患者さんと一緒に順次試してみましょう。困ったときにすぐ処方できる本シリーズで、漢方処方を今すぐスタートしよう。
モダン・カンポウの基本 新見正則
西洋医のためのモダン・カンポウ
漢方薬の副作用
痛み漢方薬早見表
痛みと漢方 新見正則
痛みをどうとらえるか
フローチャートの先にあるもの
和漢と現代中医学の違い
徒然に思うこと 漢方は人を説得できるか?
痛みのフローチャート 棚田大輔
こむら返り
打撲
帯状疱疹
帯状疱疹後神経痛
アロディニア
三叉神経痛
片頭痛
緊張型頭痛
硬膜穿刺後頭痛
肩こり
五十肩(肩関節周囲炎)
外傷後頸部症候群(むち打ち症)
頸椎症
急性腰痛症(ぎっくり腰)
慢性腰痛症
腰椎椎間板ヘルニア
腰部脊柱管狭窄症(坐骨神経痛)
変形性膝関節症
関節リウマチ
舌痛症・肢端紅痛症
抜歯後遷延痛(神経障害)
肛門部痛
月経に関する痛み
線維筋痛症
乳房切除後疼痛症候群
レイノー症状
緩和のフローチャート 棚田大輔
嘔気・嘔吐
食欲不振
お腹のキリキリする痛み
お腹の鈍い痛み(内臓痛)
浮腫傾向が強く冷えで起こる下痢・腹痛
オピオイドによる便秘・1
オピオイドによる便秘・2
腹水
神経障害性疼痛
カルボプラチン・パクリタキセルによる筋肉痛
化学療法による末梢神経障害
分子標的薬の副作用
化学療法による口内炎
放射線性食道炎・咽頭炎
放射線性皮膚炎
化学療法による下痢
ゾレドロン酸投与時の発熱・痛み(筋肉痛・関節痛)
骨転移痛
リンパ浮腫
脳浮腫
オピオイドや鎮痛補助薬による眠気
吃逆・1
吃逆・2
肺がんによる咳嗽・呼吸困難
誤嚥性肺炎の予防
悪夢
せん妄
不眠
味覚障害
唾液腺障害
出血性膀胱炎
倦怠感・免疫力強化
サルコペニア
筋・筋膜性疼痛
おまけ
頻用10 処方
緩和医療 頻用10 処方
頻用処方解説
コラム 新見正則
漢方的診察の必要性は?
腹診や舌診,脈診はやってみると面白い
どれも効く可能性がある?
北京中医薬大学の大学院生と
逆境こそ勝機
実利主義:それぞれがハッピーに!
些細なことが有益かを知るには?
先生,怖くないんですか?
頑張れ大谷翔平 僕も頑張る!
コラム 棚田大輔
便秘の西洋薬の進化と温故知新
神経障害性疼痛
ストレス社会に有効
抑肝散54と加味逍遙散24
抗加齢効果のある漢方薬
食養生の実践
がんの患者さんにみられる症状
漢方薬とエビデンス
西洋薬と漢方薬の併用でQOLを保つ
セルフメディケーション漢方
痛みの悪循環
おわりに
参考文献
索引
行方不明のペットを捜索するスペシャリスト「ペット探偵」の著者が、
そのキャリアの中で出会った、ペットと人の深い絆を感じさせるエピソードを紹介。
個性豊かな登場人物と動物たちが織りなす再会のドラマは、
ペットへの愛情を再確認し、動物と人間の関係を見つめなおすきっかけを与えてくれる。
近年、犬や猫は「伴侶動物」とも呼ばれ、そのほとんどが人とともに家庭内で暮らしている。
しかし、動物の本能からか、ふらっとどこかへ行ってしまう犬や猫は意外と多い。
特に野生の気分が色濃い猫にとって、外の世界はとても魅力的なようで、
ちょっとした隙に玄関や窓から脱走してしまう。
犬も散歩の途中に首輪が抜けてしまい、遠くに走り去ってしまって、帰り道が分からなくなったのか、
それとも外の楽しさに目覚めたのか、帰ってこなくなったりする。
あるいは、少し目を離した隙に盗難にあうことすらある。
愛するペットが行方不明! そんな一大事が実は毎日各地で起こっている。
ペットが迷子になったとき、飼い主はパニックになりながらも、ペットが立ち寄りそうな場所を必死で探し回る。
しかし、経験のない人にとってペット捜索はとても難しい。
犬の行動範囲は広く、そして猫は立体的に動いたり、とても狭い場所に入り込んだりして、行方をくらます。
あるいは考えもつかない場所に行ってしまうこともある。
飼い主は「迷子」がペットの命にかかわる問題であることを理解しているため、
行方不明の期間が長くなるほど不安が高まる。
そんなときに頼りになるのが、
迷子になったペットを捜索するスペシャリスト「ペット探偵」だ。
本書は、ペット探偵である著者が、探偵生活で出会った中から厳選した17のエピソードを紹介。
ペットが迷子になった状況から保護に至るまでの経過や方法、
そして個性豊かな登場人物と動物たちが織りなす再会のドラマが軽妙に語られている。
いずれも無事に保護に至ったハッピーエンドの物語であり、ときにはコメディ劇の様相となるが、
読み進めるにつれ、人とペットの絆、ペットを飼育することの責任、動物の生き抜く力、
そして命の大切さについてあらためて考えさせられる。
巻末には、飼い主へのペット探偵からのアドバイスとして、
「迷子を未然に防ぐための知識」「いざというときに飼い主ができる初期対応」「便利グッズ」といった
プロのノウハウも惜しみなく紹介されている。
記憶力の低下、不眠、うつ、発達障害、肥満、高血圧、糖尿病、感染症の重症化……
すべての不調は腸から始まる!
腸と脳が情報のやり取りをしていて、
お互いの機能を調整している「脳腸相関」と呼ばれるメカニズムが、いま注目を集めています。
〈乳酸菌飲料を飲んで睡眠の質が上がる〉
〈ヨーグルトを食べて認知機能改善〉
……という謳い文句の商品もよく見かけるようになりました。
腸内環境の乱れは、腸疾患だけでなく、
不眠、うつ、発達障害、認知症、糖尿病、肥満、高血圧、免疫疾患や感染症の重症化……と、
全身のあらゆる不調に関わることがわかってきているのです。
腸が、どのように脳や全身に作用するのか。
最新研究で分子および細胞レベルで見えてきた驚きのしくみを解説します。
■おもな内容
・記憶力に関わる脳部位と腸内細菌の関係
・腸内環境が変化したら肥満になった
・「ある種の乳酸菌」が自閉症の症状を改善させる可能性
・「長生きできるかどうか」に関わる腸内代謝物
・ビフィズス菌で脳の萎縮が抑えられ、認知機能アップ?
・腸内環境が変わると不安行動が増える
・「腸の状態」が感染症の重症化を左右するわけ
・睡眠障害が肥満や大腸がんを引き起こすからくり
・うつ病患者の腸で減少している2つの細菌種
・腸内環境を悪化させる「意外な食べ物」 ……ほか
【なぜ腸が全身の不調を左右するのか?「脳腸相関」の最新研究で見えてきた!】
世の中には漢方の世界観が理解できないとか漢方にはエビデンスがないという人もいますが「個々の患者」に焦点を当て(いわく「弁証」…!)目の前の患者にとって「最良のエビデンス」を提供する(いわく「論治」…!)というEBMの考え方をシンプルに体現するのが「漢方診療」ともいえます。目の前の患者にベストを尽くすこと。本書では、その「ベスト」を岩崎医師と高山医師が語ります。