“歌姫シリーズ”や『艶華ーEnka-』で新たな魅力を開花させた中森明菜の企画アルバム。MCAビクター、ガウスエンタテインメントに所属していた90年代の代表曲を集めた作品で、彼女の歌手としての才能を再認識させてくれる。
くるりの2枚組ライヴ・アルバム。DISC1にはウィーン・アンバサーデ・オーケストラとのライヴ初共演の音源を、DISC2には地元・京都のライヴ・ハウスでの熱いパフォーマンスを収録。彼らの対照的な表情が楽しめる必聴盤だ。⇒♪くるり特集♪をチェック!
2007年末をもって解散したスカ・パンク・バンドの第一人者・KEMURIのラスト・ツアーを収録した2枚組全40曲。MCもしっかり収録したドキュメンタリーな内容で、ゆったりとしたレゲエから強力なスカ・パンク・ナンバーまで代表曲ばかりを演奏。いいバンドでした。
“巻き毛のキリン”なるアーティスト名を持つシンガー・ソングライターのベスト編集盤。日立のCMソングで話題となった「Gentle Tree」のような、70年代の米ウエストコースト・ロック風なほのぼのとリラックスした歌とサウンドが心地よい。
デビューが90年で、派手な楽曲が次々にヒットと、バブルの象徴のようだった彼も40を過ぎた。ほとんどが自作曲で占められた本作は8年ぶりのリリースで、落ち着いたトーンのバラードが中心ではあるが、彼の華やいだ感じは消えていないのがうれしい。
1970年代前半のヒット・ナンバーを多数収録したコンピレーション・アルバム。にしきのあきらの「空に太陽がある限り」、小柳ルミ子の「瀬戸の花嫁」といった良質な歌謡曲がCD2枚にわたって楽しめる。
『竜馬暗殺』の黒木和雄監督が、中島丈博の自伝的脚本を映像化した作品。人生の祭りを夢見ながらも猥雑な故郷に縛りつけられ悶々と暮らす青年の姿とその旅立ちを描く。竹下景子の初々しさも魅力。
街中の有線などで聴くのと、たとえば家でヘッドフォンで聴くのとでは、ほとんど別ものである。もちろんどこで聴いても最高品質なのだが、ひとりで向かい合っていると本当に心のとんでもなく深いところまで届く歌声だということが再確認できるシングル。
『フランダースの犬』『母をたずねて三千里』などの名作アニメ主題歌を集めたアルバム。各作品のオープニング&エンディング・テーマがTVサイズで収録されている。子供から大人までが楽しめる一枚だ。
もう一度すべての作品をリメイクしたいという本人の強い希望により実現した、セルフ・カヴァー・アルバム。所属事務所を移転し、新たな出発をした彼女の節目となりそうな作品だ。
任天堂Wii対応ソフト『デコトラ祭り』のサウンドトラック。“和”と“祭り”をコンセプトにした、カーレースを盛り上げてくれるコンピ盤。誰もが知っているお祭りソング「よさこい」を、ご当地編曲にて届けてくれる。
原作どおくまんプロ、日活映画『嗚呼!!花の応援団』三部作のサウンドトラック。音楽は日本プログレ史にその名を刻む伝説のグループ、コスモスファクトリーによるもの。超アナクロな男気物語×70's最先端のアヴァンギャルド・サウンド。その粋な精神に敬服!
ラジオ番組『ラジオ深夜便』の、人生に影響を与えた音楽を紹介する人気コーナーから誕生した企画アルバム。紹介された楽曲をコレクトしたシリーズ第1弾で、監修、選曲、ナレーションを五木寛之が担当している。
森山直太朗のサード・フル・アルバム。御徒町凧とのコンビで、いつもの直太朗節を聴かせる。ビッグバンドの「夕暮れの代弁者」、カントリーな「風曜日」とアレンジも楽しい。「諸君」の「世界は回って廻って、迷っている」というフレーズもいい。「片足のポー」は、友部正人の類似タイトル曲へのオマージュか。