ダービーシャー州の荒野にぽつんと建つ、男爵家の次男が所有する猟人荘で、次男夫妻と同居する資産家の叔父が銃器室で射殺された。インフルエンザで捜査にでむけないポワロにかわって、ヘイスティングズ大尉が事件現場にでかけた。大尉はすでに到着していたジャップ警部から「きみひとりじゃ、ウマのいない馬車がきたようなものじゃないかね。」と、いじわるくからかわれるが…。小学上級から。
メンヘルラー王の墓が開かれて、1か月もしないうちに、3人が死んだ。発掘の主宰者ジョン=ウイラード卿の妻がポワロを訪ねて、いった。「もしも死んだ王の霊魂がまだ、しずまっていないとしたら?」「わたしも、迷信の力を信じています。」と答えるポワロ。それをきいてヘイスティングズ大尉は、合理主義者が迷信なんて、とおどろく。小学上級から。
Disc1
1 : Il Barbiere Di Siviglia: 'Se Il Mio Nome Saper Voi Bramate'
2 : L'elisir D'amore: 'Quanto E Bella'
3 : L'elisir D'amore: 'Una Furtiva Lacrima'
4 : Lucrezia Borgia: 'Di Pescatore Ignobile'
5 : Lucia Di Lammermoor: 'Tu Che a Dio'
6 : I Puritani: 'A Te O Cara'
7 : I Puritani: 'Credeasi, Misera!'
8 : La Favorita: 'Una Vergine, Un Angiol Di Dio'
9 : La Favorita: 'Spirto Gentil'
10 : La Favorita: 'Pietoso Al Par Del Nume'
11 : Linda Di Chamounix: 'Se Tanto in Ira Agli Uomini'
12 : Don Pasquale: 'Sogno Soave E Casto'
13 : Don Pasquale: 'Cerchero Lontana Terra'
14 : Don Pasquale: 'Com'e Gentil'
15 : Marta: 'M'appari'
16 : Luisa Miller: 'Quando Le Sere Al Placido'
17 : Mignon: 'Adio Mignon'
18 : Mignon: 'Ah! Non Credevi Tu'
19 : Werther: 'Ah! Non Mi Ridestar'
20 : Fra Mille Donne Tu
21 : Cosa Ne Hai Fatto Del Mio Cuore?
22 : Dimmi Ancora Che Mi Vuoi Bene
23 : Provincialina
24 : Fascino
Powered by HMV
ロバート・カーセン演出、クリスティ指揮レザール・フロリサンによる、
2020年12月にウィーンで上演された『プラテー』
ファッション界のレジェンド、ラガーフェルドをモデルに
神話の世界がパリのオートクチュールに!
ロバート・カーセン演出、ウィリアム・クリスティ指揮レザール・フロリサンによる、2020年12月にアン・デア・ウィーン劇場で上演されたラモーの歌劇『プラテー』。本作は2014年に新演出として上演されましたが、その際はクリスティの不調により代役としてポール・アグニューが指揮しました。
ラモーの『プラテー』は1745年に初演。カエルの女王プラテーとギリシャ神話の神々による喜劇。このロバート・カーセンの演出では神話的な出来事は読み替えられ、パリのオートクチュールの世界で起こります。大神ジュピテルはファッション界の皇帝ともいわれるカール・ラガーフェルド[1933-2019]をモデルとして描かれています。カール・ラガーフェルドは、シャネルやフェンディなどのデザイナーとして長年ファッション界を牽引した「レジェンド」です。シャネルのようなブランド・マークがあらわれたり、カール・ラガーフェルドの愛猫シュペットをモデルにした本物の猫、バロック音楽に合わせて躍る激しいダンサーたちなど、この独創的でモダンな演出は初演時から話題となっていただけに嬉しい映像化です。また、そこには人を美醜で判断することによって起こる差別、消費社会の罪深さなどファッション業界や現代社会で起こっている問題を提起するような演出となっています。(輸入元情報)
【収録情報】
● ラモー:歌劇『プラテー』全曲
マルセル・ベークマン(テノール)
ジャニーヌ・ド・ビク(ソプラノ)
シリル・オヴィティ(テノール)
マルク・モイヨン(テノール)
エドウィン・クロスリー=マーサー(バス・バリトン)
エマニュエル・デ・ネグリ(ソプラノ)
エミリー・レナード(メゾ・ソプラノ)
イロナ・レヴォルスカヤ(ソプラノ)
バドライク・ローワン(バス・バリトン)
アルノルト・シェーンベルク合唱団
エルヴィン・オルトナー(合唱指揮)
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)
演出:ロバート・カーセン
舞台・衣装:ギデオン・デイヴイ
照明:ロバート・カーセン、ペーター・ヴァン・プラテ
収録時期:2020年12月
収録場所:アン・デア・ウィーン劇場(ライヴ)
映像監督:ダヴィデ・マンシーニ
特典映像:舞台裏インタビュー
収録時間:170分(本編138分、特典32分)
画面:カラー、16:9
音声:PCMステレオ、DTS HD-MA 5.1
原語:フランス語
字幕:仏独英韓日(本編)、英独(特典)
Region All
ブルーレイディスク対応機器で再生できます。
レーベル : C Major
色彩 : カラー
画面サイズ : ワイドスクリーン
リージョンコード : ALL
組み枚数 : 1
Powered by HMV
ラモーの大傑作『プラテー』。クリスティによる決定的名演がCDで登場!
クリスティが若い頃から50年以上も愛しているラモーの傑作『プラテー』がCDで登場。2020年12月にアン・デア・ウィーン劇場でロバート・カーセンの演出により上演されたおりの録音です(映像ソフトとして発売済)。カーセンの演出による『プラテー』は2014年に新演出として上演されましたが、その際はクリスティが不調だったためポール・アグニューが指揮。これはクリスティ指揮による再演ということになります。ハーヴァードで学んでいた時、クリスティはプロの演奏家として音楽を続けるかどうか迷っていた時期があったそうですが、ラモーのオペラの録音を聴いて、もし音楽を続けずにいたらこうした作品を演奏することもなく、それを一生悔やむだろうと思ったとのこと。それくらいにラモーは特別な存在。そしてラモーの良さを知るにはなんといってもオペラであり、なかでもこの『プラテー』は指折りの傑作だと断言しています。クリスティ自身、思い入れのひとしお強い演奏となっています。
ラモーの『プラテー』は1745年に初演、その後1749年に改訂版で再演されました。自分はとても魅力的だと思い込んでいる沼の妖精(カエルの女王)プラテーとギリシャ神話の神々による喜劇です。ラモーの作品の中でも指折りの傑作ですが、不思議なほど録音は少ないのが実情。このクリスティによる録音の登場は大歓迎といえるでしょう。1745年版のエンディング、つまりプラテーがひとり沼に取り残されて自分の醜さを嘆いて終わる、という版が採用されています。プラテー役は当時のヴィルトゥオーゾ歌手でとりわけこうしたコミカルな役も巧みに演じることのできたカウンターテナー、ピエール・ジュリオットを想定して書かれていますが、この上演では、特にバロックおよびコンテンポラリーで世界を席巻しているオランダ出身のテノール、マルクス・ベークマンが演じています。「声」というカテゴリーにおさまりきらない自由自在なテクニックと無限なのではと思ってしまう音域の広さ、そして抜群の演技力でプラテーを演じ切っています。プラテーは本来はカエルの姿ですが、カーセンの演出により、ここではベークマンが扮するあまり魅力のない女性(ジャケット写真で横たわっている人物)として描かれ、ファッション界のレジェンド、ラガーフェルドをモデルにしたセレブのデザイナー(=ジュピテル)に弄ばれる、という設定になっています。他の配役も、バロックにとどまらずオペラなどでも活躍している人気歌手がそろっています。
当時の演奏習慣にも精通したクリスティ。チェンバロの用い方ひとつとっても、全曲を通して演奏されていたとはもはやされていないという研究をふまえ、ここでも序曲や合唱、バレエの部分ではチェンバロは演奏されていません。楽器も、当時のオリジナル楽器あるいはそれらの忠実なコピーを用いています。また、クリスティ自身も細部にわたって近しく指導したという合唱も言葉の美しさが際立っています。合唱は場面ごとに演じている役割が違いますが、どこも見事な表情。
器楽、声楽陣、合唱、どれをとっても天国的レベル。クリスティがラモーにささげるこれ以上ない謝辞となっています。(輸入元情報)
【収録情報】
● ラモー:歌劇『プラテー』全曲
マルセル・ベークマン(プラテー/テノール)
ジャニーヌ・ド・ビク(ラ・フォリー/ソプラノ)
シリル・オヴィティ(メルキュール&テスピス/テノール)
マルク・モイヨン(シテロン&モミュス(Momus)/テノール)
エドウィン・クロスリー=マーサー(ジュピテル/バス・バリトン)
エマニュエル・デ・ネグリ(クラーヌ&アムール/ソプラノ)
エミリー・レナード(ジュノン/メゾ・ソプラノ)
イロナ・レヴォルスカヤ(タリー/ソプラノ)
パドライク・ローワン(モミュス(Mommuss)&サテュロス/バス・バリトン)
アルノルト・シェーンベルク合唱団(合唱指揮:エルヴィン・オルトナー)
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)
録音時期:2020年12月
録音場所:アン・デア・ウィーン劇場
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)【あらすじ(カーセンによる〜抄訳)】
プロローグ
俳優のテスピスが、パーティーの後、同じように酔った友人たちおよび、モミュス(Momus=皮肉や嘲笑の象徴) とタリー(喜劇の女神)らに、人間と神々の欠点を風刺する新しい演劇をつくるよう促される。モミュスは、ジュピテルがジュノンの嫉妬を治そうとした有
Powered by HMV
名探偵エルキュール・ポワロは実在し、名作『オリエント急行の殺人』事件は、それが書かれる前年の1933年、南インドで実際に起こった事件だった!45年後の1978年、作家・高田晨一はインド政府の招待旅行で、老人のポワロと出会う。ポワロの手には、〈かつての現場・ハイデラバード急行内でふたたび殺人が起こる〉との脅迫状が…。やがて、予告どおりに列車内で殺人が発生した!全世界のクリスティ・ファンに挑戦する本格推理小説の傑作!
「灰色脳細胞」の紳士、エルキュール・ポアロと編み物好き老婦人のミス・マープル。どちらかというとポアロ人気かな。と思いきや、「私はマープルの肩をもつわ」とクリスティ自身は語っています。そんな永遠のライバル名探偵二人が初めて短編で対決。148もの短編のうちから選りすぐった6作。短編でもその才能をいかんなく発揮するポアロに、セント・メリー・ミードの家を舞台にした謎解き集会の推理で、マープル、面目躍如となりますか。
クリスティの著作、登場人物、映画、テレビ、演劇など約3000項目を収録。作品誕生のエピソードや映像化の舞台裏など、本の表紙や古い映画・演劇の貴重な写真も交えて紹介。クリスティ・ファン必読の事典。
父親のふくれあがった借金返済のために、キャロラインは結婚しなければならなくなった。それも、いちばん高い値をつけた者と、やすやすと手に入る賞品と思われたくない彼女の気持ちをまったく考えずに、父親は勝手に結婚相手を決めてしまった。相手のレイヴンブルック伯爵は、キャロラインがこれまで出会った男性の中で最も美しかったが、これまで会った中で最も耐えがたい性格でもあった。相手をろくに知る時間も与えられないまま、キャロラインは伯爵の領地へと連れていかれ…。
シャルパンティエの最高傑作『テ・デウム』。クリスティによる不朽の名演
1699年、シャルパンティエが王宮礼拝堂に仕えていた頃に書かれた『テ・デウム』は彼の最高傑作のひとつとされています。輝かしい有名なプレリュードにつづき、独唱者や合唱が活躍する楽曲がならぶこの名作を、クリスティは純粋に音楽する喜びに満ちた、生き生きとした表情で響かせています。30年以上前の録音ながら、シャルパンティエの魅力をこれ以上なくはつらつと引き出した名演です!(輸入元情報)
【収録情報】
● フィリドール・ル・カデ[1657-1708]:行進曲
● シャルパンティエ:テ・デウム H.146
● シャルパンティエ:ミサ『聖母マリアの被昇天』 H.11
● シャルパンティエ:ミサ『聖母マリアのリタニー』 H.83
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)
録音時期:1988年10月4-7日
録音方式:ステレオ(デジタル)
Powered by HMV
シャルパンティエによる輝かしいクリスマス音楽
クリスマス・オラトリオは、シャルパンティエが音楽指導にあたっていたパリのサン・ルイ教会のために作曲されたもの。ラテン語によるクリスマス・オラトリオで、シャルパンティエの同種の作品の中ではもっとも規模の大きいもの。信者、天使、羊飼い、そして明記されてはいないものの神が登場し、降誕前夜に始まり、降誕を喜ぶ楽曲にはフランスの民衆的なクリスマス・キャロルを思わせるものなど、多様な楽曲がならびます。
独唱者にはドミニク・ヴィスらが名を連ねた名録音です。(輸入元情報)
【収録情報】
シャルパンティエ:
● クリスマス・オラトリオ(主の降誕に歌われる歌) H.416
● パストラル『われらが主イエス・キリストの降誕』 H.482
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)
録音時期:1983年8月
録音方式:ステレオ(アナログ)
Powered by HMV