ペンとインクで奏でた、美しい内面を表にして生きる21世紀へのプレリュード。
日本は世界一の除草剤の使用国だ!!放射性物質と並ぶ最大級の環境汚染、健康破壊物質である。ベトナム戦争の枯葉作戦での除草剤の驚くべき遺伝毒性、発癌性、催奇形性は多くの実例でわれわれに警告している。
日本経済は、これから本格的な切開手術を行うのであり、それに耐えるだけの輸血とリンゲル注射が必要である。だが、これはあくまでも全社会的な気質と体質の変革を徹底するためのものでなければならない。これからの一両年の間に、経済構造を効率化し、市場原理を拡げ、就職就業の発想を改め、起業の盛んな世の中を創らねばならないのである。それまでは、些事にこだわらず、不安に怯えず、改革に邁進すべきだ。社会の気質が改まり、自由な競争と志ある成功者を讃えるようになれば、起業が盛んになり、暮らしは楽しくなり、明るい未来が拓ける。
人びとの歓びと哀しみが交差する「風俗」の世界。バブル末期には、異常に盛り上がり、やがてバブルが崩壊し、エイズの恐怖が喧伝されるにしたがって、冬の時代を迎える。人々は、あの手この手のアイデア商法をひねりだしていった。平成日本の性風俗とそこに生きる人たちをユーモラスな筆致でとらえた異色のルポルタージュ。『AV女優』の永沢光雄、待望の第二作。
20世紀前半までは、思索の積み重ねによって、我々の存在が求められてきた。後半にいたって、それは拒否され、思索の放棄が我々を語る要素になった。
動物は自身のよりよい生存と、よりよい繁殖のためにいかなる行動戦略・戦述を発達させたのか、それをいかに駆使して生を営んでいるか、そして、協力、裏切りなどの社会行動を追う。
35億円の遺産をめぐるトラブル!?大手レストラン経営者・松岡宗太郎が殺された!弁護士の日高は、殴られて気絶する直前、現場で犯人を見たといい、宗太郎の養子・信夫だったと断言。有罪ならば信夫に相続資格はなく、妻・香代子がすべてを受け継ぐが…赤かぶ検事は会心の妙手を放つ!犯人、そして相続人は誰か?ドンデン返し鮮やかな法廷推理。
新技術の開発が作物生産の省力、多収、高品質化の進展に対していかに大きく貢献したか計り知れない。ちなみに、稲作についてみると、4、50年前までは10a当り200時間余りも要していた作業時間が今では30時間程度まで短縮している。さらに作業別にみると田植機や収穫期の機械化による省力化が大きいが、除草剤の利用によって除草作業が30分の1程度まで激減していることが注目される。酷暑の中、文字通り田んぼにはいつくばって手取りしていた重労働が今や昔話になっており、軽労化に対する除草剤の貢献度もかなり大きい。本書は、2000年版追補としてジャンボ剤4剤についての解説をまとめたものである。
1864年、出生。1887年、東京法学校卒業。1888年、代言試験に合格し横浜にて代言開業。1893年、豊岡にて弁護士開業。1930年まで豊岡で弁護士として活動。馬袋鶴之助のこの経歴は、日本近代における在野学識法曹の形成と展開の軌跡をそのまま表現している。本書は、この馬袋鶴之助の残した膨大な弁護史料と判決原本をつきあわせ日本法制史研究に新しい領域をつくりだそうとするものである。