イザベラの見聞を広げるため、男性陣とは別行動をしていたアルマたちは、精霊村で彼らと合流する。村の近隣では不可思議な事件が起こっており、その謎を解くにはある人物の協力が必要だった。そうしてアルマが呼び出したのは魔族で、しかも彼女の「父」オリアクスだった。事件を解決するためオリアクスと行動を開始し、導かれたのはフォルカスの母国フェザレニア。ご家族とも初対面な上、事件の鍵はどうやらフォルカスの妹が握っているようでー
結婚式を終え、正式に夫婦となったカロリーナとエドワード。しかし政略結婚ゆえ相手の愛情が自分に向いているとは互いに知らぬまま。一方帝国では数々の異変が起きていた。魔力の暴走、作物の成長速度と収穫高の向上に、魔物の出現率の低下…テオドールは原因を推定し、二人の避暑をかねたハネムーンに同行するが、避暑先では波乱が待ち受けていてー第2回アース・スターノベル大賞奨励賞受賞作、お待ちかねの第2巻。
小さなころからわがままな妹に振り回され、虐げられていた公爵令嬢のエリサ。十四歳になったある日、王太子の婚約者であることを妹に妬まれ、根も葉もない噂を流されてしまう。噂を信じた父親に婚約を解消され、エリサは遠く離れた辺境伯レリクスの元へと嫁ぐことに…嫁いだ初日から、レリクスはエリサを冷遇し、新しい家にも居場所がない。せめて得意な料理だけでも手伝おうと、エリサが厨房で腕を奮い始めたところ…!?
エルシャイド王国の聖女であるレイアには、被害妄想が酷く、『悲劇のヒロイン』気質のジルという妹がいる。ジルが「姉に虐められている」と思い込み、レイアの婚約者に泣きついたことで、レイアは婚約破棄を突き付けられてしまう!衝撃を受けつつも、信頼関係を築けない相手とは結婚したくないと考えたレイア。淡々と要求を受け入れ、いつものように聖女のお務めに向かうのだがーそんな彼女のもとに、なぜか王太子エリックがやってきて!?「君が妹を虐めている聖女なのかい?」正義感に駆られ真相を確かめにきたエリックに、レイアは虐めなどやっていないと伝える。するとエリックは事実を確かめるためレイアを観察すると言い始め、彼と王宮で生活することに!予想外の事態に困惑するレイアだったが、ともに過ごすうちに二人の距離はだんだんと縮まっていく。同時にレイアはエリックの抱える問題に巻き込まれていきー?
糸原斗真は恋愛に興味がない。線引きをした人間関係が心地良く、それはそれで充実しているのは間違いなかった。「-お兄さん、帰っていないのなら、一緒に帰りましょう」だけど最近、少し変化が訪れた。間宮凛。妹の親友で、よく家に遊びに来る娘…最初はそれだけの関係だったのに、同じ学校に通うようになって、一緒に帰って、当たり前のように休みの日に遊ぶようになって、みるみる関係が深まっていく。それでもあくまで“異性の友達”として接する斗真だったが、その一方で凛はこの関係に対して思うところがあるようで…?男女の友情に“その次”はありますかー?青春ラブコメ。
親の再婚で、高校生の俺にできた義理の弟・晶。複雑な家庭環境で育ったせいで、美少年だけど人見知り。兄弟に憧れていた俺は、晶のためにいつも一緒に遊んで過ごしていたら…めちゃくちゃ懐かれて、意気投合して、距離も急接近!「…兄貴、もしかして僕のこと好き?」「ああ、もちろん」勘違いをしたまま、深まる2人の仲。そして、ついに晶が「妹」だと気付き、戸惑う俺に…「兄貴とはこれまで通りの距離感がいい。むしろ今よりもっと僕とー」「兄妹」から「恋人」を目指す、晶のアプローチが始まって!?気安くて可愛すぎる、弟…のような妹との、いちゃラブコメ!
義理の妹の身代わりに異界の番人となったウィステリアは動揺していた。師弟関係を結んだ青年ロイドとの共同生活には全く慣れない。しかも、ウィステリアの相棒の聖剣を奪おうとする彼は、初恋の人と義妹の間に生まれた息子。この師弟関係はあくまで一時的なものなのに…共に過ごすほどに弟子以上の大切な想いが大きくなる。いずれ来る別れの予感に苦しむ彼女に、ロイドは禁断の疑問を投げかける。「あなたは、かつて誰かに恋していたのか?」出会うはずのなかった師弟が予想外の急接近!孤独な非戦闘系元令嬢×天才肌の傲慢系貴公子の師弟恋愛ファンタジー第2巻!書き下ろし番外編3本収録!
聖女として人々を癒し、国に貢献してきたクラリス。しかし「悪女」という根も葉もない噂を立てられ、婚約者の王子は華やかな双子の妹に奪われてしまう。王宮を追い出されたクラリスは悪名高い辺境の公爵に嫁がされるも、彼は意外にも優しく領民思いの旦那様だった。一方、実はクラリスこそが歴代最高の聖女であり、本物の悪女は妹の方だと知った王子は彼女を取り戻そうと画策。あの手この手で嫌がらせを仕掛けるも、逆にクラリスの規格外の力を誘発して公爵領はどんどん発展!気づけば最強領地になっていて…!?