思春期相談室の現場で、どうしてこんなに宮崎アニメの話が出るのか。そんな疑問から、臨床心理士としてのこの分析は始まった。子どもから大人になるときの、言葉にできないさまざまな想いが、「どうしてそれが好きなのか?」から、スリリングにひもとかれる。
失敗は成長のチャンス、
社会にはばたく準備を始めよう!
発達障害の子(幼児期)への家庭療育を紹介し、
「こんなことが知りたかった!」と好評の前作に続き「学齢期編」が登場。
30年以上にわたり、療育と当事者支援に携わる著者が、
身だしなみ、家事、お金や時間の管理、会話のマナー、
友達づきあい、健康管理、性教育など、
思春期を経て自立した大人になるための取り組みをわかりやすく解説。
障害の告知、きょうだい児、いじめ、就労、グループホームなど、
学齢期や子どもの将来に関する事例も多数収録。
【目次】抜粋
1章●「思春期」そして「大人」へ
・先の見えない不安ーー中高生の親子からの相談
・中高生になった子どもへの関わり方
・大人になるための「4つの自立」 …など
2章●自分で考えて行動するチャレンジ
・身だしなみを整えよう
・生活のリズムを整え、自分の健康を管理しよう
・カレー作りには料理の基本がいっぱい
・洗濯の仕方を覚えて、いつも清潔に
・正確に長さを測る、線を引く、切る
・お金の管理と予定の管理を同時に学ぶ
・カレンダーと手帳を使おう
・実際にお店に行って、買い物してみよう
・「働く」練習をしていこう
・キャッシュレスは使いすぎに注意!
・「理由」を伝える文章を書いて、話してみよう
・心の中で言ってみよう
・「まぁいいか」がキーワード …など
3章●学齢期の心配事、よその家ではどうしてる?
・「学校の勉強」のつまずき
・ゲームや動画サイトに夢中で生活に支障が…
・障害のこと、本人にどう伝える?
・学校へ行きたくないーー子どもがいじめられたら
・性について、どう教えたらいい?
・うちの子、将来、働けますか?
・グループホームって、どんなところ?
●今回の改訂にあたり,すべての章を通じて食育の概念を取り入れて全面的に見直し育児支援に役立つように意図して修正するとともに,上記の指針を充たす満たすため新たに数章を追加した.
●総論では,まず子どもに与える栄養の意義を述べ,発育期の栄養の特殊性を示した.また,最近の子どもの食行動のにおける問題点を挙げ,「子どもの食生活」が親子の人間関係の絆を作る基本となり,それが将来の人間愛形成に繋つながることを強調した.
●さらに,子どもの食事や食習慣が,その後の成人の生活習慣病の蔓延など人生にも大きな影響を持つことを「生涯発達と子どもの栄養」の章で解説した.
●食事摂取基準については,2010年版に改め,さらに最近の肥満児の増加傾向から肥満対策としての判定法を新たに明示.母乳育児,離乳については,平成19年3月に厚生労働省から公表された「授乳・離乳の支援ガイド」策定に基づき育児支援の観点から修正している.
●また,食育基本法を解説するとともに,「食品と食の安全」,「家庭における食事と栄養」を新たに加え,子どもの「食べる力」の推進を目標に具体的に記載した.疾病を持つ子どもの食事の章には,今回新たに「障害児の食事の支援」について追加した.
第1章 総論─子どもの健康と食生活(赤塚順一)
第2章 栄養生理(宮川三平)
第3章 食事摂取基準(所 敏治)
第4章 摂食・消化機能の発達(宮川三平)
第5章 栄養状態の評価(宮川三平)
第6章 献立・調理の基本(佐伯節子)
第7章 乳児期の心身の発達と栄養(野原八千代)
第8章 幼児期の心身の発達と栄養(野原八千代)
第9章 学童・思春期の心身の発達と栄養(宮川三平)
第10章 生涯発達と子どもの栄養(宮川三平)
第11章 食育(上野美保)
第12章 家庭における食事と栄養(佐伯節子)
第13章 食品と食の安全(佐伯節子)
第14章 施設における食事と栄養(野原八千代)
第15章 疾病および体調不良の子どもへの対応(宮川三平,野原八千代)(1〜5:宮川,6〜8:野原)
第16章 障害のある子どもの栄養(宮川三平)
付録 献立例集(佐伯節子)
種々の原因により不登校に陥って苦しんでいる子どもたちと、学校、家庭、相談・医療機関との連携を通して臨床家として粘り強くかかわった5例のケースを収録。
茶華道における「道」が一般カウンセリングにあるとすれば、学校カウンセリングは格闘の「技」が求められます。学校という組織および学校教育という構図の枠内で進められる作業であり、したがって、さまざまな職種の人が関わる複雑な人間模様となることが多くなります。本書では、スクールカウンセラー、養護教諭、臨床心理を学んで生徒カウンセリングを行っている教員、精神科医と、職種にして4種の職種により構成しました。
(少年たちの)ショッキングな事件は、特異ではあるが、決して一般の子どもたちと無縁な世界の出来事ではない。子供たちに今、何が起きているのか、どうすれば「生きる力」を育むことができるのか。何がそれを阻んでいるのか。取材班は、時代がもっともよく反映される「事件」の現場に入り、その「理由(わけ)」を探ることから、取材をスタートさせた。
幅広い「心の病気」をフォロー 本人も身近な人も持っておきたい決定版
うつ病・統合失調症・パーソナリティ障害など、現代人が抱える様々な心の病気について専門医が解説します。原因や症状のほか対処法やクリニックの選び方まで網羅。「社交不安症」や「広場恐怖症」といった新しい心の病気まで取り上げており、まさ決定版と言える書籍となっています。本人だけでなく、家族やパートナー、会社の同僚などすべての方に役立つ一冊です。
1章 心の病気って何?
2章 症状から調べる
3章 心の病気
4章 児童期・思春期の心の病気
5章 女性・男性特有の心の病気
6章 老年期の心の病気
7章 心の病気の治療
心身の成長の途上で、自らが背負い切れない心の重荷ー孤独、不安、焦燥、そして怒り…。コントロールできない衝動に親と子が破壊されてしまわないために。子どもの心の「枠になる」ことの大切さ。
「食べる・食べない」の問題ではない。「定常体重療法」の発案者が初めて語る、食べることを強要しない治し方
代表的な拒食症と過食症は、どちらも食を拒む病いだが、「拒食」が不安を内包するのに対し、「過食」は怒りや不安を相手にぶつけて暴力的になる傾向の違いがある。また、思春期に発症する食への異常行動は、実は乳幼児期に起因する場合もあり、ミルクの「イヤイヤ」や離乳食から始まる偏食を遡って見ていく。本書は「病は治せる」との観点より摂食障害の患者・家族に寄り添いつつ治療の経過と結果から「定常体重療法」をQ&A形式で紹介。