中学生大家さん、修学旅行で何が起こる!?
普段めったに旅行をしないチエちゃん。
あこがれの地、京都を大満喫中!
一方、男女同じ班での行動が増え、あらぬ噂も立ち込めたり!?
少しずつ夏の気配を感じるなか、アパートや学校で過ごす一日一日が輝きを増す第14巻。
これまでは甘えてきて天使のようだった子どもが、豹変する思春期。
暴言を吐き、タバコや酒に手を出し、信じられないような衝動的なことをしてケガをしたりする。
子どもに「ウザい」「死ね」と言われて、自分の子育てや人生は何だったのかと途方にくれ、何が間違っていたのか、と自分を責める。そんな苦しい思いをしている方も多いだろう。
それは育児が間違っていたからではなく、子どもの脳が成長するなかでの必然だとしたら?
実は、脳研究では乳幼児と高齢者ばかりが取り上げられ、10代はあまり研究されてこなかった。小学校に入るころには脳は完成する、と科学者も思いこんでいた。
しかしこの10年、10代の脳の研究が大きく進み、その時期にはまだ脳はまったくできあがっていないとわかってきた。それが、思春期特有の数々の問題の大きな原因だったのだ。
だが、このことは一般にはまだほとんど知られていない。
著者ジェンセン博士は、小児科医・脳科学者であり、自身もシングルマザーとしてふたりの男児を育て、思春期を乗り越えてきた。
科学者と親の両方の立場から、10代の脳の新たな知識を伝え、それに基づいて思春期の育児に悩む親にアドバイスするために書かれたのが、本書だ。
・脳は30歳ころまで完成しない
・10代は脳が新しいことを覚える学習能力の黄金期
・しかし感情を司る部分や、リスクを推し量り行動をコントロールする部分は未成熟
・フル回転する脳を制御しきれないために、キレやすい、中毒になりやすい、がまんがきかない、といった特有の問題が起きる
こうしたことを知った上で、具体的にどう子どもに接したらいいのかを、ジェンセン博士が真摯にアドバイスする。ひとりでも多くの悩める親に、ぜひ手に取ってほしい。
日本版では、専門機関へ行くべき問題行動と、親が対処できる行動について、40年以上にわたり、毎年数千人の子どもを診てきた元慶應大学病院小児科の児童精神科医、渡辺久子先生が解説を特別寄稿する。
[目次]
序 文 悪いのは親でも子どもでもない
可愛かった我が子が突如別人のようになる反抗期。脳科学を学び、
小児病院とハーバードで医師として働いていたわたしの息子たちも
同じだった。それは子育ての問題? いいえ、原因は「脳」にある
第1章 ホルモンのせいなのか?
子どもでもおとなでもない10代の激しい変化の原因によく挙げられ
るホルモン。けれどこれから紹介するようにこの10年で思春期の脳
の研究は飛躍的に進み、それは脳の変革のごく一部とわかってきた
第2章 10代の脳は未完成
昔は10代で脳は完成すると思われていた。だが実は、10代の脳は判
断・知性を担う「前頭葉」や感情を担う「扁桃体」がまだ未熟。こ
うした近年の知識をもとに、思春期にどう向き合うか考えていこう
第3
英語学習にとって最も大切なことは、大人からの励ましの言葉!アドラー心理学では、「勇気づけ」が子供の教育において重要な役割を果たすと言われています。アドラーの教えから導き出される「英語学習への効果的なアドバイス」と小池流「実践的な英語上達法」を通して、子供たちの明るい未来を探ります。
詩集『海のような大人になる』(覚和歌子・理論社刊)から4編を編んで構成された混声合唱とピアノのための『たましいのスケジュール』の女声版。身近な人や社会と相容れない思春期の心のモヤモヤを表出したテキストに、オリジナリティー豊かですがすがしいハーモニーが絡み合う。中学・高校・大学合唱団の定期演奏会やコンクール自由曲に最適。
[曲目]
「たましいのスケジュール」「子もりうたの前に」「空」「影絵」
既刊『トラウマ・インフォームドケア』では,トラウマそしてトラウマインフォームドケアの基本について紹介しました。続刊としての位置づけの本書では,まず第1部でこれまでにアップデートされたトラウマやトラウマインフォームドケアに関する知識を整理しました。そしてその基本をふまえて,第2部ではトラウマインフォームドケアを具体的に実践することで臨床にどのような変化が生じるのか,さまざまなケースを交えて紹介します。
トラウマインフォームドケアとはトラウマを“熟知”したケアですが,その一歩手前,トラウマを「知る」ことから精神科の臨床は確実に変化します。
第1部 トラウマインフォームドケア その考え方
1-1 トラウマを理解する
1-2 トラウマインフォームドケア
1-3 トラウマ的な出来事への反応
1-4 トラウマ/トラウマ的な体験が及ぼす健康行動への影響
1-5 看護師へのトラウマインフォームドケア
第2部 トラウマインフォームドケアを実践する
2-1 統合失調症患者へのトラウマインフォームドケア
2-2 知的障害患者へのトラウマインフォームドケア
2-3 訪問看護におけるトラウマインフォームドケア
2-4 「問題行動」を起こす患者へのトラウマインフォームドケア
2-5 思春期患者へのトラウマインフォームドケア
2-6 うつ病患者へのトラウマインフォームドケア
本書は、子どもと家族の関係で展開している問題に焦点化した「こころに寄り添うということ」がいかなることなのか、についての論考を収めている。
全体を通して、目に見える部分だけではなくその背景ではどのようなこころの動きが展開しているかという力動的な視点も含め「まつたにクリニック」のスタッフたちが日々実践しているアプローチの実践を紹介する。
日常的に子どものケアに携わる方にはぜひ本書を手に取っていただきたい。
推薦の辞
序章
第1部 ファミリー・メンタル・クリニックの成り立ちと枠組み
第1章 私の臨床の基盤
第2章 地域の中でのクリニック
第3章 クリニックの治療構造
第2部 クリニックにおける心理療法の実際
第4章 児童精神科における精神分析的心理療法の実践
第5章 親子並行面接という協働
第6章 共同注意の重要性
第7章 不登校中学生を対象とした「セラピーとしての思春期グループ」
第8章 発達心理学と療育の知見に基づいた心理療法
第9章 フィリアルプレイセラピー
第10章 親の離婚と子どもの心理
第3部 こころの成長を支える環境へのアプローチ
第11章 スクールカウンセリングにおける精神科医療との「つなぎ」の役割
第12章 子どもとその家族を支える有機的な器としての協働関係
第13章 保育所の巡回相談
第14章 災害支援とプレイセラピー
第15章 未就学児療育通所施設における自由遊びの意義について
第4部 さらなる発展領域
第16章 親になっていくこと,セラピストになっていくこと
第17章 『心理療法的家事支援』の可能性:母子生活支援施設での臨床実践から
第18章 思春期の心理療法過程を支えたペットの意味とその変遷
第19章 ろう難聴児・者の心理的支援
あとがき
周産期以降の母子への多職種による支援が、不適切養育とその連鎖を抑止する。愛着理論の基礎から臨床実践、最新の実証研究まで。
第1部 アタッチメント障害の診断学:進化するアタッチメント理論
第1章 アタッチメント理論と発達精神病理学
第2章 アタッチメントの臨床診断とフォーミュレーションの意義
第3章 発達精神病理からみたアタッチメントとトラウマ
第4章 ボウルビィの理論とアタッチメント精神医学の新たな可能性
第2部 周産期メンタルヘルスと母子臨床:ボンディングとその障害
第5章 母子関係と乳幼児精神医学
第6章 母子精神保健と世代間伝達
第7章 周産期メンタルヘルスと社会的支援
第8章 子ども虐待における養育者ー子どもの関係性とその障害
第3部 精神科臨床の共通要素としてのアタッチメント
第9章 子どもの不安と母子関係
第10章 思春期のアタッチメント
第11章 メンタライジングの発達と乳幼児精神保健
第12章 思春期・青年期の事例を通じて学び・教えること
補 章 カナダ・ブリティッシュコロンビア州の児童福祉
●今回の改訂にあたり,すべての章を通じて食育の概念を取り入れて全面的に見直し育児支援に役立つように意図して修正するとともに,上記の指針を充たす満たすため新たに数章を追加した.
●総論では,まず子どもに与える栄養の意義を述べ,発育期の栄養の特殊性を示した.また,最近の子どもの食行動のにおける問題点を挙げ,「子どもの食生活」が親子の人間関係の絆を作る基本となり,それが将来の人間愛形成に繋つながることを強調した.
●さらに,子どもの食事や食習慣が,その後の成人の生活習慣病の蔓延など人生にも大きな影響を持つことを「生涯発達と子どもの栄養」の章で解説した.
●食事摂取基準については,2010年版に改め,さらに最近の肥満児の増加傾向から肥満対策としての判定法を新たに明示.母乳育児,離乳については,平成19年3月に厚生労働省から公表された「授乳・離乳の支援ガイド」策定に基づき育児支援の観点から修正している.
●また,食育基本法を解説するとともに,「食品と食の安全」,「家庭における食事と栄養」を新たに加え,子どもの「食べる力」の推進を目標に具体的に記載した.疾病を持つ子どもの食事の章には,今回新たに「障害児の食事の支援」について追加した.
第1章 総論─子どもの健康と食生活(赤塚順一)
第2章 栄養生理(宮川三平)
第3章 食事摂取基準(所 敏治)
第4章 摂食・消化機能の発達(宮川三平)
第5章 栄養状態の評価(宮川三平)
第6章 献立・調理の基本(佐伯節子)
第7章 乳児期の心身の発達と栄養(野原八千代)
第8章 幼児期の心身の発達と栄養(野原八千代)
第9章 学童・思春期の心身の発達と栄養(宮川三平)
第10章 生涯発達と子どもの栄養(宮川三平)
第11章 食育(上野美保)
第12章 家庭における食事と栄養(佐伯節子)
第13章 食品と食の安全(佐伯節子)
第14章 施設における食事と栄養(野原八千代)
第15章 疾病および体調不良の子どもへの対応(宮川三平,野原八千代)(1〜5:宮川,6〜8:野原)
第16章 障害のある子どもの栄養(宮川三平)
付録 献立例集(佐伯節子)
疾病構造の変化や医療的ケア児の増加,心の問題,家族の問題を抱える子どもの増加,子どもの健康に影響を与える社会的因子の変化など,従来の小児保健・医療活動では対応できない課題が増えつつある昨今,これからの小児保健はどうあるべきかーー.知っておきたい身体的基礎知識から,乳幼児健診や学校検診などの諸制度,慢性疾患や障害,事故,貧困や虐待,ICTや国際保健まで.小児にかかわるすべての医療者へ,小児保健を取り巻く様々な最新事項を盛り込んだ保健・医療現場で役立つ実践的な一冊.
種々の原因により不登校に陥って苦しんでいる子どもたちと、学校、家庭、相談・医療機関との連携を通して臨床家として粘り強くかかわった5例のケースを収録。
茶華道における「道」が一般カウンセリングにあるとすれば、学校カウンセリングは格闘の「技」が求められます。学校という組織および学校教育という構図の枠内で進められる作業であり、したがって、さまざまな職種の人が関わる複雑な人間模様となることが多くなります。本書では、スクールカウンセラー、養護教諭、臨床心理を学んで生徒カウンセリングを行っている教員、精神科医と、職種にして4種の職種により構成しました。