序 章 父親たちのいまー本書の目的ー
PartI 【調査編】現代の父親の養育性と役割意識・育児行動
第1章 父親の養育性・育児行動と役割意識に関する実態調査
第1節 調査の目的と方法
第2節 父親の子育ての背景ー調査結果I
第3節 父親の子育て生活ー調査結果II
第4節 調査結果から示唆されること
第2章 父親の養育性・育児行動と役割意識の形成の背景
第1節 父親の安定的愛着と育児行動
第2節 父親の回避的愛着と育児行動
第3節 父親の育児行動に影響を与える妻の要因ー夫婦関係に焦点を当てて
第4節 父親の育児ストレスを規定する要因
第5節 父親の育児ストレスと育児参加・夫婦関係を規定する要因ー親の年齢・就労形態と子どもの年齢・性との関連
第6節 父親の養育性・役割意識の形成を規定する要因とその構造
第7節 養育性の発達および役割意識の変化の父親と母親の差
第3章 父親たちの声
第1節 インタビュー調査I-育児,親子・夫婦関係,地域とのつながりに関する認識
第2節 インタビュー調査II-父親の養育性・役割意識・育児行動とその背景
PartII 父親の背景と養育性・養育行動と役割意識を高めるために
第4章 子ども・家庭福祉と父親・母親の役割
第1節 命と発達の観点からみる子ども観の変化
第2節 夫婦関係のあり方と子どもの福祉
第3節 協同的育児を通して育まれる父母の親性
第5章 親になるまでの体験が親役割に及ぼす影響
第1節 子ども時代〜青年期の「子どもの世話体験」の影響ー大学生への調査と本研究の調査結果から
第2節 養護性の育成と教育の関係
第3節 反面教師としての親の影響ーインタビュー調査での父親のデータから
第6章 妊娠出産体験が親役割の獲得に及ぼす影響
第1節 子どもを持つ意識の変化と親意識の形成
第2節 妊娠期の精神的揺らぎと妊娠の受容
第3節 父親にとっての妊娠出産体験と親性の発達
第7章 父親の養育性と育児行動について考えるー愛着を中心にしてー
第1節 愛着理論からみた父親の養育性と育児行動
第2節 父親の養育性と育児行動を促すことができるのか?
第8章 子育て家庭の父親のストレスと精神的健康
第1節 父親の家事・育児に対する態度
第2節 家事・育児と父親のメンタルヘルス
第3節 男女の精神的健康を支える親子保健という視点
第9章 これからの家族形成と親支援の視点
第1節 親になることの難しさ
第2節 親支援の動向
第3節 これからの家族を支援するために
PartIII 父親の養育性・養育行動と役割意識を高めるプログラム
第10章 講座型・対話型プログラムの実践とその効果
第1節 夫婦参加による講座型プログラムの実践とその効果
第2節 家族参加による講座+対話型プログラム
第3節 父親参加による対話型プログラム
第11章 父子の関わりを深める体験型プログラム
第1節 父親の養育性の向上と役割取得を促す支援プログラムの枠組み案(試論)
第2節 プログラムの目的と内容
第3節 結果と考察
Part III 実践の総括
終 章 現代の父親の養育性・育児行動と役割意識の形成とその支援
第1節 今日の父親
第2節 父親の役割意識・育児行動と養育性を高めるための課題
第3節 父親支援プログラムの構成と展開
付録【体験型講座ワークブック】
関東平野本来の自然である常緑広葉樹の森。その姿を今日に残す国立科学博物館附属自然教育園に生息する動植物や菌類の多様性、そして無機的環境を説明する。
「前置詞toと不定詞toの関係は何か」「疑問詞と関係詞はどう関係しているのか」「現在完了形のhaveの役割は何か」等々、英文法への素朴な問いに真正面から取り組んだ意欲作。have,be,to,make,what,which,willなど基本語彙の本質的な意味(コア)を説明原理とし、各々の語彙が関係する文法構文を統一的に解明する。新しい教育英文法の可能性を具体的に示す本書は、英語学習者と英語教師の必携の書である。
国境を越える人の移動は増加の一途をたどり、日本もその例外ではない。本書は、多文化社会における多様性や、人権問題などの課題を事例を通して紹介し、現代社会に求められる人権意識、国内外の多様性、必要な教育について考察を促す契機を提供する。
巻頭の座談会では「本人の『思い』と向き合い、『可能性』を紡ぐキャリア発達支援」をテーマに、障がいのある人たちの「思い」を表すための支援や、地域社会との「つながり」について考察した。第2部では令和元年に開催された「キャリア発達支援研究会第7回年次大会金沢大会」での渡辺三枝子氏、佐藤伸彦氏による講演内容と、グループセッションを5本報告。このほか、第3部は「協働」をキーワードに、児童生徒や教職員と地域との間で展開される学びのデザインについての実践7本、第4部では「キャリア発達を促す実践」として学校現場でのキャリア教育の充実を図るための実践報告9本と投稿論文1本を掲載。
質の高い幼児教育・保育には、質の高い人材の育成と定着が鍵を握る。OECD国際調査の結果を基に、幼児教育・保育従事者の職能開発や労働条件、職場におけるウェルビーイング、施設や園におけるリーダーシップと管理運営に着目し、分析・評価をすすめてゆく。
スキルや態度、倫理、学びの「場」づくり、コンフリクトなど、協同学習のファシリテーションにおける重要ポイントを取り上げ、文化的多様性を学びに活かすヒント、実践の向上につながる具体的な方法を提案する。組織のファシリテーションの事例も紹介する。
●リハビリテーション看護のエキスパートに必要な知識と技術を示した実践書.
●リハ看護師にできることや,他の看護領域と異なる役割などについて具体的に整理し,エキスパートとしての実践に必須の知識と技術を具体的に明示.リハビリテーション専門病院や回復期リハビリテーション病棟の看護師には必携の書.リハ看護の実践者には,日常の看護を見直して,更なるレベルアップができる1冊.
●執筆陣は,臨床経験豊富なリハ看護の実践者,リハ看護研究の第一人者,10数年来リハ看護師の継続教育を行っている教育者たち.リハ・チームのなかにおける看護師の役割と位置づけについて悩むリハ看護師たちの疑問に方向性を教示.
●リハ看護に関連する認定看護師資格を目指す人にとっては,リハビリテーション看護の全体像を把握するのに最適.
●初学者には,既刊『リハビリテーション専門看護』と合わせて読むことを推奨.
第1章 看護行動を支えるリハビリテーション・マインド
第2章 リハビリテーション看護に必要なヘルスアセスメント
第3章 リハビリテーション看護基本技術
第4章 リハビリテーション過程に生じやすい問題と看護アプローチ
第5章 リハビリテーション看護に関連する政策・制度,社会状況
新しい学校を供給できるのは誰か?多元化社会における教育の役割は何か?公教育問題研究の第一人者が討論した国際シンポジウムの完全な再現。英文テキストも同時に収録する。
ー個人の学習や地域での活動をひとつの楽器の演奏にたとえると、
さまざまな人々が集う地域やコミュニティごとに豊かなハーモニーが奏でられているー
このような観点から、長年「生涯学習」研究に取り組んできた監修者のもとに集った編者・執筆者が、
「学校と地域」「共生社会」「子育て支援」「おとなの学び合い」を主テーマに編纂した実践論集。
?14名の専門家が具体例に基づき、地域づくり・コミュニティ形成と人々の学習活動について論じ、
また、地域で活躍する11名の実践家が現場での臨場感ある実例をコラムで紹介。
学習と地域が互いに影響を及ぼし循環的に発展していくこと、
その礎となる社会教育の可能性について、多彩な事例から学べる一冊。
第1部は、地域と学校の関係に着目、
第2部は、共生社会をテーマとし、
第3部は、子育て期の母親の講座受講や、自主グループ活動における学び・地域活動・地域連携と、
母親を支えるボランティア活動に焦点を当て、
第4部では、おとなによる主体的な学び合いが、地域社会を発展させる可能性について論じていく。
【執筆者】
宮地孝宜、戸澤真澄、藤田清子、石野由香里、高梨宏子、長岡智寿子、井出祥子、井出(田村)志穂、
中村(足利)志保、山澤和子、倉持伸江、坂口 緑、北澤季奈、柴田彩千子、田中雅文
認知障害をもつ自閉症の子どもにとっては、学習しやすい環境設定、生活しやすい環境設定を考えることは、主体的に学習したり、主体的に生活したり、見通しをもって活動したりする上で欠かせません。本書では、構造化の正しい理解を解説するとともにどのような学習場面、生活場面で、どのような構造化をすれば、自閉症の子どもが、意欲的、主体的に活動し、生活の質を高めることができるのかを5つの領域に分けて、実際に効果の上がった事例を集めてまとめています。学校教育で重要視されている指導内容の大半を取り上げています。
マインドフルネスを臨床の場で実践する研究者による、自己と他者との関係に向き合う心のあり方をめぐる対話。心の成長とブッダの悟りの検討、看取る者と死に逝く者の心の洞察、マインドフルネスの問題点と今後の継承などを、瞑想と催眠の実践を交えて語り合う。
今、ダイバーシティ(多様性)が企業、社会において重要なキーワードになっている。多様な人々が共に生きるインクルーシブ社会を実現するために必要な教育、それがインクルーシブ教育である。ただ、日本では、インクルーシブ教育=障害児教育という捉え方をされがちである。しかし、多様性といったとき、障害者だけではない。子どもたちが、社会に共生する他者や他の文化を受け入れながら、人間らしく生きるという尊厳をもった人間性を、経験の中で英知と共に獲得していくことが、インクルーシブ教育の最終的な到達目標となる。多様な人々を包み込む、これからの教育の進むべき方向性を考える。
【主な内容】
第1章 インクルージョンとは?
第2章 インクルージョンの四つの局面とインクルーシブ教育
第3章 これからのインクルーシブ教育の方向性と課題
シュタイナー学校の卒業生にはなぜ、絵が苦手な人がいない?線を引く基本から水彩画まで「じょうずに描けた!」が自己肯定感をはぐくむー。心と体のバランスがとれた「考える子」に育つ!
東京を中心とした首都圏の話しことばは、首都圏方言と呼ばれ、多くのドラマ、漫画などの作品で用いられるほか、日本語の会話教育でも取り入れられることがある。本書では、主に漫画作品を対象として、ラ行音の撥音化(わからない→わかんない)等、首都圏方言の表現のゆれがどのように使い分けられているかに関する観察を行った。日本語学習者の表現の幅を広げる支援を行うための基礎研究となることを目指す。
「社会教育の基本かつ喫緊のテーマ」である「連携」という発想や実態について、
連携が求められる各主体や領域に即した基本的な事柄を整理するとともに、
各主体や領域を通底する考え方や論点を提示し、社会教育の固有性とは何かを考えようとするものである。
学校教育とは異なる社会教育の意義、社会福祉や地域振興といった近接領域とのかかわりで見出される社会教育の意義、
行政・市民・企業という各セクターが担う社会教育の特性、
ネットワークやコーディネートといった「連携」の類縁概念から見出される社会教育の特性について考える。
【執筆者】
伊藤真木子、山本芳正、林 剛史、本庄陽子、津田英二、青山鉄兵、大山由美子、鈴木眞理、寺脇 研
第1章 社会教育における連携の意味
1 連携とは何か
2 連携論の文脈
3 「連携」を考える意味
第2章 社会教育行政と一般行政
1 社会教育行政の制度および役割の変遷
2 生涯学習振興行政と社会教育行政
3 社会教育行政と一般行政の連携
4 社会教育行政と一般行政との連携の新たな可能性
第3章 社会教育と学校ー制度的関係
1 学社連携・学社融合論の提起
2 学校教育と社会教育との関係の制度化
3 高等教育機関と社会教育関係機関との連携
4 社会教育と学校教育の連携の展望
第4章 社会教育と教員・親・地域住民
1 学校・家庭・地域の連携が強調される背景
2 学校支援地域本部の取組みと教員の役割
3 地域団体の活動の停滞
4 学校を拠点とした新しい「地域づくり」
5 PTAの歴史と可能性
6 地域社会全体の教育力の再生をめざして
第5章 社会教育と社会福祉
1 近接領域としての社会教育と社会福祉
2 実践に内在する福祉と教育
3 地域社会にある学習課題とコミュニティワーク
第6章 社会教育と市民活動
1 「市民活動」をとらえる視点
2 学習活動としての「市民活動」
3 「市民活動」に内在する学習
4 学習支援を担う「市民活動」
5 「市民活動」に注目する意味
第7章 社会教育と企業活動
1 職業生活における学習の意味
2 社会教育におけるキャリア教育・職業教育の位置づけ
3 企業内教育と企業の社会貢献活動
4 社会教育の視点からみる教育文化産業と指定管理者制度
5 学習社会の実現に向けた連携の可能性
第8章 社会教育におけるコーディネートの意味
1 社会教育におけるコーディネートをとらえる視点
2 社会教育論におけるコーディネートの位置
3 コーディネートをめぐる今後の課題
第9章 社会教育と地域振興
1 地域住民と行政との地域づくり
2 交流人口による地域振興
3 社会教育と生活環境の形成
4 まちづくりとネットワーク
5 未来への継承,発展への寄与
第10章 学校教育と社会教育の制度的・原理的検討ー連携という観点から
1 社会教育の位置
2 連携がめざすもの
3 社会教育と連携
4 学校教育と社会教育との連携
5 人事面での連携の位置側面:派遣社会教育主事制度の功罪
付 論 生涯学習振興と民間との連携
1 寺脇研氏(元 文部省)に聞く
2 生涯学習施策の始まりのころ:寺脇氏のインタビューをどう読むか
ヘックマン『幼児教育の経済学』(2015)や
ポール・タフ『私たちは子どもに何ができるのか』(2017)の邦訳で
一気に注目され,学習指導要領(平成29年3月告示)をはじめ,
わが国の教育政策に多大な影響を与えた概念,
「非認知能力」とは一体何であったのか?
非認知能力とは何か。「人間力」「やりぬく力」など漠然とした言葉に拠らず,心理学の知見から明快に論じる。誠実性,グリット,好奇心,自己制御,楽観性,レジリエンス,マインドフルネスなど関連する15の心理特性を取りあげ,教育や保育の現場でそれらを育む可能性を展望。非認知能力を広く深く知ることができる一冊。
白梅学園大学名誉教授 無藤 隆氏 推薦!
「非認知能力」とは何か。心理学で実証された15種類の心理特性から,
1非認知能力は教育可能である,
2その教育は望ましい成果(学力や健康・幸福・社会的活動)につながる。
本書から多くを学ぶことができた。
広く教育・保育の関係者に勧めたい。
【主な目次】
序章 非認知能力とはなにか
1章 誠実性
2章 グリット
3章 自己制御・自己コントロール
4章 好奇心
5章 批判的思考
6章 楽観性
7章 時間的展望
8章 情動知能
9章 感情調整
10章 共感性
11章 自尊感情
12章 セルフ・コンパッション
13章 マインドフルネス
14章 レジリエンス
15章 エゴ・レジリエンス
終章 非認知能力と教育について