気候変動は主として化石燃料を燃焼するさいに発生するCO2の排出によって引き起こされ、いまやこの化石燃料は世界の一次エネルギーの85%以上を占めている。気候変動を緩和する戦略は、経済・社会活動をいかにコントロールしてエネルギー使用、つまり化石燃料の消費に影響を与えるかということと密接に関連している。本書では、気候変動対策の検討と評価にさいして縦のバランス(対策の費用とその便益のバランス)と横のバランス(気候変動対策とエネルギー安全保障や経済とのバランス)の両視点から総合的に考察している。
意外と知られていない沖縄・宮古・八重山…の天候。博士が分かりやすく説明したこの1冊。安全で楽しい旅を楽しむためにもぜひ一読を。
温暖化にともなう自然環境の変化、あるいは地震や津波、火山の大爆発など自然災害に人間がどう向き合うべきかといった問題意識を軸に、人類史において人間が、激しく厳しい気候変動と如何にたたかってきたかを、地質学や人類学の成果を援用し簡明かつ的確に考古学的につづる。
巨大山脈で海からの化石を発見。太古の森が今も残ってるって本当?なぜ恐竜はいなくなったの?不思議を探る探検・第2弾。
変化の時、多国間協調はどこにいくのか。震災後の「変化」の中で、気候変動にいかに立ち向かうか。京都議定書後の国際枠組みをめぐる国際情勢を総検討し、その行方と日本の立ち位置を探る。
盆地が暑くなる要因であるフェーン現象の正体や、やませやからっ風、六甲おろしが吹くしくみなどの「地元の常識」と、「金沢市の年間降水日数は178.1日」「8月の大阪市の平均気温28.4℃は那覇市よりも高い」といった驚きの数字を網羅。さらに、北海道陸別町で見られるオーロラ、徳島県牟岐大島の千年サンゴ、八代海の不知火など自然の妙なる特殊現象も紹介する。地理と気候の基礎知識を楽しむ、文理融合の一冊。