ラテン語からロマンス語への歴史を学ぶために。
サルジニア語、カタルニア語など少数言語も網羅した、新しいロマンス言語学の入門書。
まえがき
1 序論
1 ロマンス語とロマンス言語学
2 ロマンス語の分布
3 ラテン語の運命
4 ロマンス語の成立
2 共通の源としての俗ラテン語
1 比較方法の適用
2 俗ラテン語の資料
3 俗ラテン語をめぐる課題
4 ラテン語からロマンス語へ
3 ロマンス語の音声
1 ラテン語の枠組み
2 母音体系の変化
3 子音体系の変化
4 ロマンス語の文法
1 名詞と名詞句
2 動詞
3 不変化詞
4 統辞論
5 ロマンス語の語彙
1 ラテン語の伝統
2 ロマンス語間の差異
3 外来要素
6 ロマンス語の語形成
1 その特徴
2 派生
3 合成
4 その他
5 意味変化
7 個別ロマンス語の特質
1 ポルトガル語
2 ガリシア語
3 スペイン語
4 カタルニア語
5 オック語
6 フランス語
7 フランコ・プロヴァンス語
8 レト・ロマンス語
9 イタリア語
10 サルジニア語
11 ルーマニア語
12 ダルマチア語とコルシカ語
参考文献
語用論は言語の意味を説明するという。意味論とはどういう関係にあるのか? 語用論とは言語理論の一部をなすものか? それともそれとは別の目標を持つのか?
言語理論の一方の雄・生成文法は、言語は人間に生物中で唯一性を与えており、人間の外(そと)には存在しないとする。他方の雄・認知言語学は、言語は人間の外にある認知的諸過程に本質的に依存すると主張する。
本書は3理論理解への最上の道である。
理論言語学と英文法学習、英語教授法の橋渡しを試みた一冊。英米語の文法的な違いに始まり、欧米の英文法書と日本の学校英語文法との違い、5文型に関する議論や意味順の紹介、時制、相(語彙的相、視点相)、法の他、名詞句の解釈、代名詞類、比較、否定繰り上げ、否定極性項目などを解説する。英語のからくりについてもう一歩理解を深めたい、理論言語学を勉強してみたい人への招待状である。
第1章 基本的な概念に関して
1.1. アメリカ英語とイギリス英語の違い
1.2. 冠詞と名詞
1.3. 定形性
1.4. 文って何?
1.5. 文法の整理法
第2章 文型に関して
2.1. 5文型ってダメですか?
2.2. 文型がわかれば意味がわかるか?
2.3. 補部と付加部という考え方
2.4. 自動詞と他動詞、2種類の自動詞
2.5. 他動詞に目的語がない時、自動詞に目的語がある時
2.6. SVC文型:措定文と指定文
2.7. SVOC文型
2.8. 理論言語学で扱われているSVOC文型
2.9. 「意味順」
第3章 定形性に関して
3.1. 節
3.2. tough構文とwh移動
3.3. 繰り上げ構文とコントロール構文
第4章 時制・相・法に関して
4.1. 動詞の形が変わる要因
4.2. 相
4.3. 完了相
4.4. 相についてもっと詳しく
4.5. 結果状態に関する日英比較
第5章 意味に関して
5.1. 裸複数名詞の解釈と量化
5.2. 定性
5.3. 代名詞・再帰代名詞・否定極性項目
5.4. 否定極性項目についてもっと詳しく
5.5. 否定繰り上げ
5.6. 比較構文
5.7. 尺度推意
本巻は、「言語のインターフェイス・分野別シリーズ」第1巻『統語論と言語学諸分野とのインターフェイス』である。言語の構造構築を担う理論研究分野である統語論と、音韻論、形態論、意味論、文の運用、情報構造とのインターフェイス(各研究分野間の相互作用) を、 理論の歴史的展開から最新の発展や成果も含め、豊富なデータを駆使しながら初学者にも分かりやすく解説することを念頭に置いて書かれた研究書兼概説書である。
第1章 統語論と音韻論のインターフェイス
土橋善仁
1. はじめに
2. 韻律階層と厳密階層仮説
3. 統語構造と韻律領域
4. 統語ー音韻写像研究の理論的進展
5. おわりに
第2章 統語論と形態論のインターフェイス
岸本秀樹
1. 統語論と形態論
2. 単文の構造
3. 多重主格構文
4. 名詞編入:軽動詞構文
5. 埋め込み構造:複合動詞構文
6. まとめ
第3章 統語論と意味論のインターフェイス
毛利史生
1. 形式意味論
2. 名詞句のインターフェイス
3. 動詞句のインターフェイス研究
4. 形容詞と程度
第4章 統語論と言語運用のインターフェイス
中谷健太郎
1. はじめに
2. 統語論で説明できない文法現象
3. ガーデンパス理論:最少付加と遅い閉鎖
4. 統語解析への意味論や語用論の影響
5. 作業記憶と文処理
6. 予測処理と統語解析
7. まとめ
第5章 カートグラフィーと情報構造のインターフェイス
中村浩一郎
1. はじめに
2. カートグラフィー(The cartography of syntactic structure)
3. Information Structure,IS
4. おわりに:カートグラフィーとIS とのインターフェイス
本書は「上」と「下」の2巻からなり、全部で100の論文なり本がレビューされているが、その9割が、2000年以降に刊行された海外の論文や本が対象となっている。そして残りの1割が、日本語で書かれた論考や古典を対象としたものになっている。本書の「上」と「下」を隅から隅まで読めば、理論言語学の最先端の動向を十二分に伺い知ることができるであろう。そして、レポートや論文ネタをいくつも見つけることができるであろう。
これまで日本語や外国語の習得研究は、事例を使った「直感」的な研究が多かった。しかし、特定の表現だけで現象を説明しようとすると、視点が偏りがちになる。そこで本書では、「直感」で推論された仮説を、コーパス、テスト、実験などで集めたデータを統計的に解析して「実証」するというアプローチの研究を、詳細な解説を含んで8つ掲載した。
執筆者:王蕾、斉藤信浩、張婧禕、初相娟、早川杏子、毋育新、毛文偉、大和祐子
まえがき
第1章 待遇表現の授業効果の検証
ー対応のあるサンプルの t 検定による検討ー
毋 育新
第2章 初級中国人日本語学習者のテ形習得のメカニズム
ー反復のある分散分析と単純対比による比較ー
初 相娟
第3章 テキストの読み処理過程の解明
ー学習者はどのように日本語のテキストを読むかー
大和 祐子
第4章 反応時間実験パラダイムによるバイリンガルモデルの検証
ー中日バイリンガルを対象にー
早川 杏子
第5章 回帰分析による因果関係の証明
斉藤 信浩
第6章 ブランドネームの知覚モードを介した態度形成のメカニズム
ー質問紙調査へのデータフィッティングの適用ー
王 蕾
第7章 夏目漱石の中・長編小説14篇の文章特性分析
ーテキスト分析のための統計手法ー
毛 文偉
第8章 語彙習得における外国語としての日本語学習者の特性分類
ーIBM SPSS Statistics と R によるクラスタ分析の紹介ー
張 婧禕
索引
編者および著者の紹介
本巻では、認知言語学の研究パラダイムを背景にした言語習得の研究を、用法基盤モデルの観点から解説する。特に、構文の習得過程に焦点をおき、一語発話、二語発話、ゲシュタルト構文、動詞島現象、スキーマ化のプロセス、構文交替現象、構文の拡張と創造的言語使用など、言語習得にかかわる主要テーマを取り上げ、これらの言語習得の問題を体系的に解説する。これまでの生成文法中心の言語習得観とは異なった、新たな方向を探求していく。
収録項目数七万七千五百。「文法」欄を新設。判型・紙面を刷新し、いっそう見やすく。新「常用漢字表」に完全対応。形容詞項目を全面的に見直し。生きたアクセント辞典。便利な「かぞえ方」「運用」「表記」の各欄。さらに使いやすくなつた巻頭の「漢字索引」。
プロローグ 問題解決のための言語学
第1部 多言語状況
1 標準語と方言
2 国家と言語──言語政策
3 バイリンガルは悪か
4 外国語教育
5 手話という言語
第2部 社会の中の言語
6 言語と文化
7 無意識への働きかけ──政治・メディアのことば
8 法と言語
9 言語障害
10 言語情報処理はどこまで来たか
あとがき
用語一覧
参考文献
松本言語学の出発点、古くて新しい「歴史言語学」の手法が鮮やかに提示される!ギリシア語の歴史と方言、および、リュキア語・ミノア文字・エトルリア語などギリシア語前のエーゲ海域の諸言語について考察。この分野の古典的文献についての書評・紹介も含む。
東京工業大学と東京農工大学で大人気の講義を一挙公開。論理から理論へ。脳内文法のモデルづくりから物の考え方を学ぶ。
この辞典は、一般の辞典とは一線を画すユニークな辞典です。一般の辞典は、知らない単語を調べるために使いますが、本書では、学習者が既に知っている単語を最大限に使いこなすお手伝いをします。「Noun Section(名詞セクション)」では、約2000個の名詞を使って、5万個のコロケーションを習得します。「Adverb Section(副詞セクション)」では、約1200個の動詞と形容詞を用いて、約5000個の副詞的表現を習得します。正確なコロケーションを習得することで、学習者の英語力を効果的に伸ばします。
日中両国の理論言語学者による新たな交流から生まれたシリーズ第一巻。一般言語学に寄与し得る学術的提言を目指した、最新の研究成果がここに。