ノンフィクションの書き手としてノーベル文学賞を受賞した作家の創作の道のりと極意。その全貌を、ペテルブルグ、ミンスク、シベリア、チェルノブイリ、福島でのNHK同行取材記録のほか、充実した講演・対談・評論によって明らかにする。「ドキュメンタリー文学」の手法とは何か。『戦争は女の顔をしていない』や『チェルノブイリの祈り』はいかに書かれたか。
高次脳機能障害とはなにか、高次脳機能障害に見舞われた人はどのような生活を生きているのか、その人のためにセラピストはなにができるか、臨床的事実と、幅広い文献考察に基づいてこれらの疑問に答える、学生と臨床家に、何度でも読み返してほしい1冊。
叡尊教団を鎌倉新仏教教団と位置づけた上で、中国・四国・近畿・北陸・関東地方における展開を解明。加えて関東祈祷所および鎌倉極楽寺流に関する論考、基本史料「光明真言過去帳」の翻刻を収録。多年にわたる叡尊教団研究の集大成!
日本史上で初めての武士の世を作った男・源頼朝。その死後に幕政を支えたのは、北条義時を中心とした御家人たちだった。鎌倉幕府創設から承久の乱まで、激動の時代を彩った者たちの生涯を描く。
源氏3代の武家政権から北条氏16代にわたる執権政治まで。鎌倉幕府の成立から消滅までを輻輳する登場人物それぞれの立場と思惑を同じ時間軸で視点を変えながら軽快に描く。
鎌倉時代の道元から昭和まで活躍した徳富蘇峰の作まで、各時代の愛誦すべき注目すべき漢詩254首を精選、訳注し、作者の個性や境遇、また社会背景を述べた著者一流の丁寧な解説を加えて、日本漢詩の流れと作品の魅力・特質を感銘深く語った待望の書。
日本型の権力システムの祖型は、いかに誕生したか。内乱の時代を背負った「天下草創」の立役者、「鎌倉殿」頼朝の苦悩と遺産とは。武家を選択した内乱の諸相を躍動感ある筆致で語る。
“遊び”の創造で育てあい、育ちあう。
美しい海山の景色と一体化した避暑地だった鎌倉。皇族や華族、財界人、文化人たちが優雅に暮らしていた鎌倉。明治期の近代化の華やぎをいまに伝える歴史ある建物から見どころある戦後の建築物まで、計50件を紹介。古きよき建築をめぐり、鎌倉の奥深い魅力に触れてみませんか。
歴史には時代の流れを決定づけたターニングポイントがあり、それが起こった原因を探っていくことで「日本が来た道」が見えてくる。朝廷と決別をはかった武門の覇者ー彼らはいかにして「真の統治者」となりえたか。1392年→1336年→1253年→1180年と“学び”によって成長した武士の姿を見る。
鎌倉の辰巳邸で開かれているスープ教室は、二〇一六年一月で二〇周年を迎えた。入会希望者は年々増え続け、いまでは入会まで一〇年を待つ生徒も珍しくない。そこでは四季折々の素材を使ったスープのつくり方はもちろん、卒寿を超えた辰巳芳子が自らの経験から培った食、家族、自然、社会環境との向き合い方、人生哲学が熱く語られる。この本は、そこで語られたすべてのことばを丁寧に記録した辰巳初の講義録。さながら教室にいるようにスープのつくり方とともに、人としての“生きていきやすさ”のすべてがわかる。
リボン・レース・ボタン・ビーズ・リネン・ペーパーアイテム。大好きな手芸材料にかこまれて、幸せなひとときが過ごせる、とびきりのアイデアが生まれる…そんなお店だけをくわしくご紹介します。
上杉禅秀の乱、永享の乱、結城合戦、享徳の大乱と打ち続く戦乱に翻弄される武模武士たち。激動の時代をしたたかに生き抜いた彼らの動向を、地域の視点から掘り起こす。