わたし、長くつ下のピッピ。いたずらが大すきで、おてんばでおまけに、とっても力もち!パパが、あらしにさらわれてひとりで、町にやってきたの。でも、さびしいなんていわない。パパは、きっとかえってくるしわたし、冒険やめられないわ!…この本は、『長くつ下のピッピ』を映画化したケン・アナキン監督が、脚本を、子ども向けの読みやすいストーリー・ブックにしたものです。
この本は初めて編物をなさる方にも必ず作っていただける様に、お教室でお教えしている時と同様に解説を作りました。外は寒くても、あなたのやさしさとあたたかな心を込めて編んでください。
考古学は、おもに発掘によって、ずっとむかしの遺跡や道具などを研究し、とおい人類の歴史や文化をあきらかにする学問ですが、この考古学がたいへんに進んだのは、十九世紀のことでした。そしてシュリーマンのトロイア発掘は、人をおどろかす大事件でした。神話とホメロスの世界をもとめてすすんだシュリーマンは、人類のすばらしい遺産である、こうした一世界への扉をおし開いたのでした。本書は、考古学者シュリーマンの業績をのべるものではなく、人間像をえがきだすのに力点をおいた伝奇小説である。