冬のトランス・アルバムとして人気の“スノーボーダーズ・トランス”シリーズのベスト・アルバム。スキー場はもちろん、ドライブしながら聴いても部屋で聴いても、盛り上がれることうけあい。
メジャーを離れ、心機一転での4作目。とはいうものの、持ち前の人懐こいポップ感と、ライヴで築き上げてきたハードなバンド・サウンドの取り合わせの妙は相変わらず。そして、いままでの経験を活かしつつも、伸び伸びとした印象もある。それって深読みのし過ぎだろうか。
オリジナルのピアノ版をはじめとして、さまざまに編曲された「展覧会の絵」が楽しめるアルバム。ラヴェルとは一味違うストコフスキー版や吹奏楽版、ユニークなマリンバ版など、興味は尽きない。
ひたすら制限時間に101曲を収めるべく、曲のサワリを次から次へと流すだけ。真面目なファンには辛そう。が、このノイズ感を逆手にとって楽しんだり、利用したりする分には傑作とすらいえる。いっそ、名曲とはなんであるか、というテーマで議論するのも可?
もっぱら“才人”の名を欲しいままにする小西康陽プロデュースのクラシック・リミックス。採用されたのはバッハ、モーツァルトから始まる大作曲家たちの超有名楽曲など全12曲。小西をはじめとした7人のDJたちによるリミックス・アクトの神髄が聴ける。