本書は、そんな耐え難い運命にみまわれながらも、けんめいに生き抜いたたくさんの人たちの中の、三人とその家族の愛と勇気の物語です。
HIV感染の国会議員による命の叫び!-厚生官僚に「人間のゴミ」と言われながら…1800人もの罪なき血友病患者を「HIV感染」という地獄に突き落とした「薬害HIV問題」。「国による殺人」というべき悲劇は、なぜ最悪の結果になるまで食い止められなかったのか。この問題を引き起こした厚生省のシステムを、今どのように改革すべきなのか。人間としての誇りを守るために闘った元大阪HIV薬害訴訟原告代表が、日本の「福祉」の現実に鋭く迫る。
現代の“死に至る病”エイズ。世界初の“エイズ治療薬”を発見したのは誰か!?危険を冒し新薬発見に挑んだ日本人研究者を描く迫真のノンフィクション。
目に見えない病原微生物にどう対応すべきか。広まる危険のある新興再興感染症の予防・制圧法を考察する。
優れた取材力によって中国のヴェールを剥ぐ。マスコミが報じない中国がここにある。初めて明らかになる中国の真実!中国報道の金字塔。
ベトナム戦争、エイズの流行など、アメリカ社会に深刻なトラウマを残したこれらの出来事は、どのように記憶され、表象されたのか。記憶の産出装置としての記念碑(メモリアル)、映画などに着目し、80〜90年代アメリカの「文化的記憶」の場において展開した、想起をめぐる複雑な諸力のポリティクスを精緻に分析する。「9・11」事件へのエッセイを新しく収録した増補版で刊行。
目次
日本語版序文
序章
文化的記憶
記憶と忘却
記憶のテクノロジー
文化的記憶と国民
ベトナム戦争とエイズの流行
ポストモダンの記憶ーー想起と再現
第一章 カメラのイメージ、国民としての意味
イメージを記憶する
ザプルーダーフィルムーー静止画像から再演へ
チャレンジャー号の爆発ーーテレビと覗き趣味
ロドニー・キングのビデオーー再演とその問題
過去の再演、国民的な意味
第二章 壁と隠蔽記憶ーーベトナム戦争記念碑
ベトナム戦争記念碑の位置
恥辱の黒い傷あと
名前
ベトナム帰還兵ーー永遠の兵士
癒える傷
聖地としての記念碑
歴史を構築すること
第三章 歴史の再演と作成ーードキュドラマとしてのベトナム戦争
歴史の映像記録
戦争映画、映画の戦争
歩兵の戦争ーージャングルのなかの無垢な者たち
で、いったい誰の戦争なの? われわれの内輪もめのベトナム戦争
父親、息子、男、機械
「本当の世界」に関する疑問ーー人種の再発明
日本語版序文
序章
文化的記憶
記憶と忘却
記憶のテクノロジー
文化的記憶と国民
ベトナム戦争とエイズの流行
ポストモダンの記憶ーー想起と再現
第一章 カメラのイメージ、国民としての意味
イメージを記憶する
ザプルーダーフィルムーー静止画像から再演へ
チャレンジャー号の爆発ーーテレビと覗き趣味
ロドニー・キングのビデオーー再演とその問題
過去の再演、国民的な意味
第二章 壁と隠蔽記憶ーーベトナム戦争記念碑
ベトナム戦争記念碑の位置
恥辱の黒い傷あと
名前
ベトナム帰還兵ーー永遠の兵士
癒える傷
聖地としての記念碑
歴史を構築すること
第三章 歴史の再演と作成ーードキュドラマとしてのベトナム戦争
歴史の映像記録
戦争映画、映画の戦争
歩兵の戦争ーージャングルのなかの無垢な者たち
で、いったい誰の戦争なの? われわれの内輪もめのベトナム戦争
父親、息子、男、機械
「本当の世界」に関する疑問ーー人種の再発明
●エイズ問題に取り組む国連機関が制作したフォトブック。アジア太平洋地域各国のHIV(エイズウイルス)感染者20人のポートレートと語りで構成。日本では語られない、見えないエイズの現実がここにある。
●スリランカ、パキスタン、カンボジア、インド、日本、ベトナム、中国、韓国、ネパール、インドネシア、パプアニューギニア、バングラデシュ、モンゴル、オーストラリア
……全14か国のHIV陽性者たちが登場します。
エイズが世界に広がっている
この病は、もの言えぬ弱い立場の人々を襲う。
人間の無知が、人間のおごる気持ちから生まれる差別が、
HIV(エイズウイルス)に感染した人々の姿を見えにくくする。
それでも人々は絶望を超えて立ち上がり、動き出した。
静かだが、まるで嵐のような情熱をもって。
台風一過の青空のような穏やかな日々が、
いつか来る事を信じて。
●助け合う陽性者たち
●陽性者の勇気
●HIVと共に生きる女性達
●秘密の重さから解き放たれること
●HIV陽性者に対する態度と戦おう
●世界中のHIV陽性者が直面しているのは同じ問題
4300万の人口を抱える南アフリカ共和国では、国民の10人の1人がHIVに感染し、毎日多くの人々がエイズで死亡し、またウイルスを他人や自分の子に受け渡している。この国でエイズ禍が広まった背景には、暗い人種差別の歴史、そして「エイズなど存在しない」と頑なに主張するターボ・ムベキ大統領の妄執があった。ムベキはある程度の効果が認められている抗エイズ薬を南アで認可するのを拒み続けているのだ。ズールー族の貧しい家に生まれたンコシもまた、生まれながらにしてHIVに感染していた。幼くして余命いくばくもないと診断された息子に少しでもましな生活をさせたいと願う母は、エイズ患者のホスピス施設を運営していたゲイルにンコシを託す。その日から養母ゲイルとンコシの愛と勇気の日々は始まった。ンコシの学校入学をめぐる騒動、施設の苦しい経済状況、そしてエイズ患者差別撲滅のためのPR活動。チャーミングで健気なンコシは世界中の反エイズ運動のシンボルとなったが、病魔は確実に彼の小さな体を蝕んでいた…。ンコシの魅力にとらわれた一流のジャーナリストが、驚くべき南アのエイズ事情や社会背景も解説しつつ、ンコシの短くも勇気に満ちた生涯を共感豊かに描くノンフィクション。2004-2005年度ロバート・F・ケネディ賞受賞作。
本書は、この二〇年、著者がどうエイズ医療とかかわってきたかを記録したものである。
毎日、健康で過ごせるのは、免疫細胞が病気の原因となる菌やウイルスを撃退しているから。世の中のあらゆる外敵を見分けて幾重にも張り巡らした防衛戦で撃退する免疫システムを知れば知るほど身体の不思議な働きに驚きます。最新の免疫学の成果をもとに、免疫システムの精緻な仕組みを図解します。
HIV感染告知、両親の離婚、国との闘い、死がすぐそこにあった20年…。最後に見つけたものは勇気と希望。