デモナータの悪魔たち、魔術同盟のベラナバスたち、3人の主人公たち、そして子羊と呼ばれる組織。5巻から連続するストーリーは、一気に核心に触れてきます。
「左派右派をこえて」「コスモポリタン民主主義」というかけ声のもと、時代遅れのものとして無視されるようになった政治的な敵対性。しかし、右翼ポピュリズムの台頭やテロリズムの続発からもあきらかなように、それはネオリベラリズムのヘゲモニー下でむしろ激化している。「政治的なもの」の欠乏に抗して多元主義的民主主義の可能性を探究する理論的思考の到達点。
ホラー映画の撮影現場を悪魔が襲う!?
3巻の語り手は、グラブス。1巻のその後が語られます。
著名な映画監督から頼まれ、ダービッシュおじさんはホラー映画の撮影に協力することとなる。
映画のタイトルは「スローター(大虐殺)」。
おじさんと行動をともにすることになったグラビスとビルEは、撮影現場で、不可思議な事件に遭遇する。はたして、その事件は悪魔と関わりがあるのか!?
【編集担当からのおすすめ情報】
ハリウッドを思わせる撮影現場を舞台に、ストーリーが展開するので、映画の撮影の過程も楽しめます。
撮影現場から、子役がひとり消え、ふたり消え……。
映画の撮影に登場する悪魔は、特殊メイクの作り物? それとも、本物?
読み進むにつれ、恐怖度がぐんぐんアップします!!
もしかして、あのホラー映画の悪魔にも、本物がまざっていたりして??
第一部
1 いまの生活
2 プレイ・アーティム
3 目的
4 悪魔がいっぱい
5 決心
第二部
6 映画スタッフ
7 笑いもの
8 行方不明
9 d
10 新鮮な肉
11 外へ
第三部
12 魔術
第四部
13 起きろ
14 集合
15 ほんとうの主役たち
16 走れ
17 バリア
18 喜びと悲しみと
19 あの話
なまずがふちに住む動物たちが、洪水や、狩人、ずるがしこいキツネから、ふるさとを守り抜くユーモアあふれるお話。「アライグマ博士河をくだる」「アライグマ博士と狩人たち」「アライグマ博士と悪党たち」の3話を収録。
彼にとって私は、都合のいい愛人にすぎないのーー?
勤め先のカフェバーで見初められ、イタリアの大富豪レアンドロと同棲を始めたマーニー。1年後、愛の日々を送りながらも、マーニーの心は不安で揺れていた。彼はいっさい自分のことを話さないし、私のことを知ろうともしないわ。私はあなたの恋人じゃないの? マーニーは胸の内をレアンドロに打ちあけるが、彼は残酷な言葉を突きつけてきた。君は愛人以外の何者でもないと。傷つき、レアンドロのもとを離れるマーニーだが、彼の子を妊娠していることが発覚し…!?
中国は近年、アフリカでの鉱物採掘、欧州との貿易、中東の油田、ラテンアメリカでのアグリビジネス、東アジアに工場…世界各地にその足跡をつけている。経済活動が活発な一方、軍事力を近代化・増強し、文化的影響を世界に広めようともしている。そんな中国に対し、国際社会はグローバル・ガバナンスにおいて応分の役割や責任を期待する。長年のチャイナ・ウォッチャーとして定評のある著者は、中国は「未完の大国」と明言する。一般に思われているほど重要ではないし、世界への影響力もそれほど大きくないーと。何が中国を突き動かすのか?中国が本物の覇権国家になる日は来るのか?膨大な資料をもとに、外交、経済、軍事、文化、グローバル・ガバナンスなどを多角的・多面的に検証し、中国の実情と世界の未来を探る。
生徒が自ら学習目標を設定し,計画の進展をモニターし,結果を評価し,さらなる学習を進めていくサイクル,それが自己調整学習。本書は自己調整学習のプロセスを主要な7つの理論的アプローチから解説した専門書。「いかに人は能動的な学習者になるか?」。米国で影響力を持ち始めている諸理論の国内への本格的導入を担う。
今世紀もっともセンセーショナルな作品を残した画家ベイコンの、はからずも死去直前に行われた対談。本書の対談テクストに、D・シルベスターらベイコン研究者によるインタヴューや親しい人々の証言を対照させ、最新のベイコン研究の情報を網羅した詳細な訳注を付加。ベイコンの主要作品とともに、ピカソをはじめその作品創造に影響を与えた絵画・写真をあわせて収録。
勝ち誇ったように唇を重ねるスペイン貴族。
私はまだ彼を愛していたの?
その夜、ローレンは愛するラモンに妊娠を伝えるつもりだった。
ところが二人の将来に話を向けたとたん、衝撃の事実を告げられた。
ラモンは、実は巨大コングロマリットのCEOであり、
さらにはスペインの公爵家の跡取りだというのだ。
いずれ貴族の血を引く“ふさわしい女性”を花嫁に迎える、とも。
ローレンは、何も言えずに彼のもとを去るしかなかった。
1年半後、育児と仕事に忙殺される毎日を送るローレンの前に、
ラモンが再び現れて命じる。「愛人として戻ってこい」
怒りと屈辱、愛し子の存在を知られる恐怖にローレンは震えた。
スペイン貴族のヒーローを愛して妊娠しながらも、格差を痛感して身を引いたヒロイン。すれ違った二人が再会したとき、愛は甦るのでしょうか? ラテン系の傲慢極まりないヒーローを描かせたら右に出る者がいない作家シャンテル・ショーの名作をお見逃しなく!
「破綻銀行を外国投資家に売却せよ」 1997年11月、外貨返済に行き詰った韓国政府はIMFと世界銀行に支援を依頼し、12月に史上最大580億ドルの救済融資に合意した。しかし、救済融資の実行にあたっては破綻した二つの大手銀行、韓国第一銀行とソウル銀行の外国投資家への売却が条件とされていた。この物語は、ある米系投資ファンドが韓国政府との厳しい交渉の末に韓国第一銀行を買収し、収益性を回復させて投下資本の回収に成功するまでの一部始終を取引責任者自身が赤裸々に明かしたものである。
第1章 マネーを巡る話
─私のプライベート・エクイティへの道
第2章 プロジェクト・セーフ
第3章 ホワイトナイト
第4章 新顔の登場
第5章 迫り来る期限
第6章 大 使
第7章 大統領の訪問
第8章 委員長による交渉
第9章 デウ危機
第10章 黒い雨
第11章 最後通牒
第12章 署名するか、やめてしまうか
気づいてからではもう遅い。あなたの小さな思い込みが大きなできごとを巻き起こすわけ。
2016年に惜しまれつつ逝去した現代音楽界の巨匠ブーレーズとフランスを代表する神経生物学者シャンジュー、ブーレーズ後の世代を担う作曲家マヌリによる刺激的な対話。作曲家・指揮者が音楽を創造するさい、あるいは聴衆が音楽に心を動かされるさい、人間の脳内ではどのような生物学的プロセスが生じているのか。最晩年のブーレーズが辿りついた作曲論、芸術論、科学論が明かされる最後の書物。
序
第一章 音楽とは何か?
音楽と快楽/頭脳的なものと非理性的なもの/ピュタゴラスと不確実性/人間の声、楽器?/声楽と劇作法/フルートからコンピューターへ/音楽と言語/自然あるいは文化?
第二章 「美」のパラドックスと芸術の規則
美と未完/芸術作品と商品価値/新しいもの、新しいもの、新しいもの/科学における進歩、音楽における変革/芸術家の姿/部分と全体/生得的な核と文化的コード/音楽フレーズ/小形式から大形式へ/倹約して/他者への関係/芸術の普遍性?
第三章 耳から脳へ──音楽の生理学
雑音と楽音/動物の音楽/鳥たちの場合/音楽的知覚──習得?/音楽を聴く──頭の中で行なう再構成
第四章 作曲家の頭の中のダーウィン
素材と形式/脳の自発的な活動/創造者の精神的作業/精神的ダーウィニズムと音楽創造/多様性から選択へ/関連性/意図から実現へ/報酬による選択?
第五章 音楽創造における意識と無・意識
美的直観/秩序と無秩序/意識への接近/過去を再創造する/意識的な期待/先取りし、驚かされるがままになる/明─暗/書くという行為/記憶の仕事と仕事の記憶
第六章 音楽的創造と科学的創造
理論と実践/他の分野の寄与/模 倣/学者のモデル、芸術家のモデル/即 興/ひとつの作品から別の作品へ/ドビュッシーの例/音楽、「精神的事象」/芸術と科学の交差点で──IRCAMの創設
第七章 音楽を学ぶ
音楽は生得的なものか?/学ぶ、それは選別することである/音楽家たる乳児/変化していく音楽意識/音楽の習得と一般教育/音楽は生活習慣を和ませるか?
●原著第2版の基本的考え方は受け継がれながらも,本書には新たな内容が大胆に追加され,さらにグレードアップし充実したものとなっている.
●特に後半の章では「リウマチ性疾患」,「疼痛」,「装具・義肢」が組み込まれ,それぞれのテーマの入門的資料として,あるいは独立した読み物としても興味深くまとめられている.
●各章末には「復習問題」が本書でも掲載されており,新人・若手セラピストたちに配慮が行き届いている.
第I部 整形外科的マネジメントの基本的考え方
第II部 組織の治癒に関するレビュー
第III部 整形外科領域の一般的薬物
第IV部 モビライゼーションと生体力学
第V部 部位別整形外科疾患のマネジメント
第VI部 マネジメントに苦慮する整形外科的コンディション
日英同時発売のダレン・シャン新作
世界的人気作家ダレン・シャンの新作単行本です。
主人公の少年ジェベルの国は死刑執行人がとても名誉ある地位だ。その三男のジェベルは兄ふたりに比べると、小さくてやせっぽちで、父の地位は継げないであろうと言われています。でも、ジェベルは強さに憧れ、死刑執行人になるための試練の旅に出かけます。奴隷のテル・ヒサニと冒険の旅を続けるうち、ジェベルは「人間とは何か」と考えるようになります。
ダレン・シャン氏のハラハラドキドキ小説世界に、読者はいつの間にか引きづりこまれ、主人公と一緒に試練の旅を始めてしまいます。
どんなに救いのない世界にいても、希望は花開く・・・と、作家は伝えています。
【編集担当からのおすすめ情報】
小説「ダレン・シャン」で世界的作家になったダレン氏の新作が本国イギリスと同時発売です。シリーズものが多い中で、この本は一冊完結(日本では上・下巻)です。9.11テロ以降に世界で起きたいろいろな事件に触発されて書いたそうですが、やはりダレン作品はおもしろい!
本が大好きな賢い女の子が、知識を武器に王国を救う、かわいくて痛快なアドベンチャー。
主人公は、とある王国のプリンセス。三度のご飯よりも、おしゃれよりも、イケメン騎士よりも《本》が好き。お城の塔にこもりっきりで、朝から晩まで本を読んですごしている。
いずれよき殿方を婿に迎え、王国を継ぐべきひとり娘が、読書にかまけてばかりいる…心配した両親(王と妃)が次々と婿候補の騎士をさしむけるが、姫はいっこうに興味を示さない。
そんな折、王国に危機がおとずれる。見るもおそろしい六つの目を持つ怪物が襲ってきたのだ! でも、姫はまったく動じない。だって、怪物の倒し方(手なずけ方)も、本で読んでちゃんと知っているから。あっというまに怪物を「本好きのおだやかな生きもの」に変えてしまう。
この事件を機に、姫は「王国じゅうを平和にする方法」を思いつく。馬車の移動図書館をつくって各地をまわり、わるい怪物たちに本を貸し出すのだ。やがてすべての怪物が本好きになって、王国に永遠の平和がおとずれる。
1789年7月14日、フランス革命勃発。優雅で豪奢な夢の世界は、一瞬にして脆くも崩れ始めるー王妃マリー・アントワネットの朗読係の目を通して描く、ヴェルサイユ運命の三日間。フェミナ賞受賞小説。
逸脱した性問題行動がある知的障害者への治療・教育のためのワークブック。
連れ去られた先は物語の世界!?
16歳の誕生日に騎馬の男たちにさらわれたルーシー
どうやらプリンセスと間違えられたらしいが・・・・・・
〈(株)魔法製作所〉シリーズの著者のロマンチック・ファンタジイ
今日はルーシーと親友のドーンの16歳の誕生日。ずっと一緒に祝ってきたのに、今年に限ってドーンは育ての親である三人のおばさんに、誕生日に家から出ることを禁止されたのだ。誕生日だというのにドーンとも会えずさえないルーシーは、ひとりで歩いているとき、奇妙な騎馬の男たちに拉致される。巨大な光る門を通って着いたのは、まるでおとぎ話の世界だった……。
〈(株)魔法製作所〉の著者が贈る、ロマンチックなファンタジイ。