読者に人気の高い植物、初心者がつまずきやすい植物を中心に、今までに『NHK趣味の園芸』テキストに寄せられた質問、園芸店などで多い質問のなかから、厳選した項目を取り上げています。豊富なカラー写真、理解を助けるイラストなどを配し、わかりやすく紹介。また巻末には、共通の栽培のポイントを収載しています。まさに、園芸初心者に必携の一冊です。
大人から子供まで幅広く愛される人気品目トマト。
本書では、トマトが日本で栽培され、広く親しまれるまでの歴史や、
形態的特徴、生理的特徴など、トマトに関する基礎知識についてわかりやすく
紹介するだけでなく、トマトの作型、栽培方法、生理障害、病害虫など、
トマトを栽培するうえで必要不可欠な栽培の基本情報についても、図表や写真を使用して丁寧に解説しています。
さらに、明治から現在に至るまでの様々な国内品種をはじめ、入手困難な海外品種や、貴重な野生品種も写真とともに紹介しているため、トマト農家はもちろん、これからトマトを栽培したいと考えている人、トマトの研究をしている人、トマトが大好きな人など、トマトに関わるすべての人にとって教科書となる1冊です。
素人には難しいとされてきた洋ランや観葉植物を、常識破りのお手軽栽培で楽しむ本。「鹿沼土だけだからこそ根腐れの心配なし」から出発して、「受け皿に水をためてもOK」、「葉水いらず」、「移動なし」といった目から鱗のテクニックを会得すれば、庭やベランダがなくても、何日も家を留守にする人も、お年寄りでも、誰にでも気軽に室内園芸が楽しめる。お金も手間もかからない。
1 「鹿沼土だけ」だから楽しめる室内園芸
1)「洋ラン・ミニ観葉は難しい」は本当か?
2)「鹿沼土だけ」がいい理由
3)受け皿に水がたまっていてもかまわない
4)水やりのタイミングは誰でもわかる
5)葉水はしない
6)「鹿沼土だけ」だから広がる楽しさ
2 「無理なく・かんたん」のポイント
1)鹿沼土をもっと知る
2)水やりのタイミング
3)自宅の最低最高気温だけは測ろう
4)遮光
5)病害虫
3 洋ラン栽培の実際
1)いつ・どこで買うか
2)育てやすい種類
3)入手後の手入れ
4)植え替えのしかた
5)水やり
6)遮光
7)温度管理
8)肥料のやり方
9)病害虫防除
10)その他の管理
11)種類別栽培ポイント
4 ミニ観葉栽培の実際
1)いつ・どこで買うか
2)育てやすい種類
3)入手後の手入れ
4)水やり
5)遮光と温度管理
6)肥料のやり方
7)病害虫防除
8)その他の管理
9)タイプ別栽培ポイント
花形のバリエーションが多い耐寒性スイレン、花色が豊富な熱帯性スイレン。魅力たっぷりな花ですが、庭やベランダで手軽に育てられます。本書は多彩な品種と栽培のコツを詳しく解説しています。
明治24年(1891年)、時の先端的な園芸業や植木屋を営み、海外事情にも通じ、植物の栽培やその経営にも造詣の深い栄達の士が文明開化の地「横浜」に集結し、それまで居留外国人の手によって独占的に行われてきた園芸植物等の海外交易(輸出入)事業を日本人の手に奪取すべく設立された「有限責任横浜植木商会、横浜植木株式会社」。
文明開化のまだ明けやまぬ明治の中期から、日本と世界の花と緑の架け橋となり、日本や日本の伝統的園芸・庭園文化の魅力を世界に発信する一方、世界の園芸種苗の最新品種を日本に導入し、洋種園芸の礎を築いた「横浜植木」と、それを支えた情熱あふれる人々の栄光と苦節の足跡。
その裏には日本の近代園芸の夜明けにまつわる数々の逸話があった。
横浜植木株式会社創立130周年記念出版。
■目次抜粋
第一幕 明治期における物語
項目01.「創業者・鈴木卯兵衛」伝
項目02.横浜植木の設立発起人代表で定款草稿を手がけた「池田謙蔵」と横浜植木がアメリカ産洋桃を輸入する際、その品種選定を行った早逝した気鋭の園芸学者「池田伴親」父子の数奇な運命
項目03.横浜植木の創業と明治・大正期の全盛期を支えた人々の栄光の軌跡を『物故役員社員追悼記念アルバム』に見る ほか
第二幕 大正期における物語
項目33.大正8年に横浜鶴見に誕生した自然美・花菖蒲を売りにした「三笠園」は閉園した「蒲田菖蒲園」の再来。園内の房野池はアントワープオリンピック(大正9年)の水泳の予選会の会場
項目34.明治後期から海外の高品質な園芸植物や資材の輸入を円滑かつ独占的に進めるため、サットン(英)、ヴィルモーリン(仏)の2大種苗商をはじめ、主要な関連企業の日本代理店に。横浜植木の業務を通じて得た知識を基に得意分野を育み、時の園芸界で名を成した大塚春雄と水田岩次郎
項目35.「日米友好親善」の架け橋としてアメリカ・ワシントンのポトマック河畔に植栽された日本の桜、その返礼品としてアメリカから日本に送られてきたハナミズキ、その美談を実現するために重要な役割を果たした横浜植木の功績 ほか
第三幕 昭和期における物語
項目51.外交文書に残る横浜植木が海外の国々を相手に行ってきた植物の輸出入業務に関する取り引きの実際の断片
項目52.大恐慌、第二次世界大戦の予兆という困難な時代に舵取りを委ねられた3代目社長鈴木清蔵、得意の英語力を活かし、欧米等出張を重ね、販路拡張に奔走。横浜ロータリークラブでの会合で「日本の園芸の発達について」英語で講演。それらの記録資料は幻
項目53.米屋の小僧から身を起こし、中華店主・議員を経て、戦後の横浜やその経済界の復興、「横浜植木」の再建に尽力した沼田安蔵6代目社長の男気、そのキッカケとなったのは畏友であり政界のドン、緒方竹虎の一言 ほか全64項目を所収
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冬〜早春に花を咲かせる「クリスマスローズ」を大特集。育種が進みさらにバラエティーに富んだ最新の花、花を引き立てる寄せ植え、クリスマスローズが咲く小さな庭実例、開花株を購入した後の植えつけ方、現場のガーデナーが育て方Q&Aまで、多方面からクリスマスローズを網羅します。巻中の特集は「冬の植物の愉しみ」。寒くてもよく咲く花を使った寄せ植えや、クリスマスに合わせて植物でつくるデコレーションなど、この季節ならではの提案を。単発企画では、人気のクレマチスから「冬咲き種」をフィーチャー。ほかにも、寒さで紅葉した「多肉植物」や「バラ育て講座」など、ビジュアルも美しく役に立つ情報が満載です。
【大特集】心ときめく魅惑の花! クリスマスローズ
●Part 1 多様性が止まらない! ナーセリー別 最新の花
●Part 2 小さな庭の早春のシーン
●Part 3 クリスマスローズ+草花の寄せ植え
●Part 4 受け継がれる整形花 堀切園のクリスマスローズ
●Part 5 研究家が疑問と悩みを解決! クリスマスローズの育て方Q&A
初冬から早春まで野趣あふれる花が咲き継ぐ里山
高崎クリスマスローズガーデン
【特集】冬の植物の愉しみ
●Part 1 これからのイベントにも大活躍! 華やか冬映え寄せ植え
●Part 2 冬でもよく咲く! 花いっぱいの小さめ寄せ植え
●Part 3 poppy seedsの 冬の飾りとクリスマス
●Part 4 イギリス流 植物のある暮らし 特別編 常緑植物中心のローメンテナンスの庭
及川洋磨さんの
庭が楽しくおもしろくなるクレマチス
多肉スタイリストkurumiさんに教わる
多肉植物のコーナー作りレッスン
その悩み、バラの達人・入谷さんが解決します!
プロが教えるバラ育て講座
【連載】
・花鋏帖 「シデコブシのつぼみ」
・季節の栞 冬 「寒い冬に、ふたつの飾り」
・イラストレーターあらいのりこの 園芸はまりました 第18 回「サルスベリの株元における植栽問題」
・園芸相談室
春の庭を華麗に彩るシャクナゲ。毎年咲かせるコツは花がら摘み、芽かきを欠かさないこと。狭い庭やコンテナに適した色とりどりの有鱗片シャクナゲから人気の品種まで、シャクナゲの育て方、楽しみ方満載。
身近な園芸植物にも有毒な植物が数多くあります。身近なだけにその危険性を知らず、被害にあってしまうことも。有毒な園芸植物約350種類。
【特集1】冬の庭にクリスマスローズを!
●Part1 クリスマスローズがつくる景色
●Part2 待ちこがれる早春の花の競演
●Part3 最新&注目の花コレクション
●Part4 大木ナーサリーが生み出す花
●Part5 次の冬もきれいに咲かせる育て方
【特集2】冬〜早春の寄せ植え
●Part1 寒さに強い花で作る寄せ植え
●Part2 芽吹きの寄せ植え
●Part3 大人かわいい多肉植物のアレンジ
「高崎クリスマスローズガーデン」で咲くもうひとつの主役
シクラメン・コウム
春の庭を成功させるカギ!
じょうずな冬越しのしかた
ガーデニングのもうひとつの楽しみ
庭の花・葉・枝で彩る草木染め
【連載】
・花鋏帖「立ち枯れの煌めき」
・季節の栞 冬 「深々と降り積もる雪」
・イラストレーターあらいのりこの園芸はまりました 第14回「冬咲きクレマチスの夏越しに四苦八苦の巻」
・上野砂由紀の庭からつながるストーリーVol.8 北海道ガーデンの冬仕事
・イギリス流 植物のある暮らし 第8回 庭からの豊かな恵み イギリス伝統の保存食
・園芸相談室
この本では、庭の草花から、庭木、果樹、鉢ものまで、園芸作業を中心にして、年間管理のポイントをとり上げてみました。