体内時計に支配された生物リズムが示す適応のダイナミックス10の話題。
大学受験指導では外すことのできない「生態系・生物多様性」分野。生物教育や環境問題に係わる先生方の声を反映して、生物多様性に関する用語解説はもちろんのこと、系統立てた生物多様性の解説や保全対策などを紹介するほか、多数のコラム(下記参照)を掲載。高校生物の教科書を補うのに最適な一冊!
<コラム>
種の多様性の表し方、多様度指数、生物模倣技術隆盛時代、生物多様性が生態系サービスに寄与する理由、生態系サービスの経済評価、自然選択による適応進化の実例、ダーウィンと生物多様性、保全単位、大型哺乳類の大量絶滅、カエルの受難:オレンジヒキガエルの絶滅、決定論的要因と確率論的要因:植物の場合、アリー効果のいろいろ、近交弱勢の主要な要因:有害遺伝子の発現、絶滅の渦、レッドリストとニホンウナギ、国の外来種対策:奄美大島のジャワマングース、東京蝶モニタリング
第1章 生物多様性ってなに?
1.1 生物多様性とは
1.2 種内の多様性(遺伝的多様性)
1.3 種の多様性
1.4 生態系の多様性
1.5 バイオームと人為的改変
1.6 生物多様性を保全すべき理由
1.7 生態系サービス
1.8 ミレニアム生態系評価とシナリオによる予測
第2章 生物多様性の形成と維持
2.1 生命の歴史と生物の多様化
2.2 多様化は生物の遺伝・進化の必然
2.3 自然選択による適応進化
2.4 種分化とエコタイプ
2.5 生物間相互作用と生物多様性
2.6 競争に抗して多種共存を可能にするのは
2.7 モザイク環境と撹乱:さとやまの生物多様性とヒト
第3章 生物多様性の危機と人間活動
3.1 生命史第六番目の大量絶滅
3.2 現代の絶滅リスクの高まり
3.3 地球環境の限界を超えた「生物多様性の損失」
3.4 絶滅どころか蔓延する種
3.5 乱獲・過剰採集
3.6 絶滅をもたらすハビタットの分断・孤立化
3.7 外来生物の影響
第4章 絶滅のプロセスとリスク
4.1 絶滅に向かう過程と小さな個体群
4.2 小さな個体群の絶滅リスク
第5章 生物多様性の保全(制度)
5.1 生物多様性条約
5.2 ワシントン条約と種の保存法
5.3 ラムサール条約と条約湿地
5.4 生物多様性基本法と生物多様性戦略
5.5 外来生物法
5.6 自然再生と自然再生推進法
第6章 生物多様性の保全(実践の多様性)
6.1 生物多様性保全と市民科学
6.2 絶滅危惧種の保全と再導入・再野生化
6.3 コウノトリ(東アジア個体群の再生)
6.4 土壌シードバンクを活用した自然再生事業
※ 各章にcolumnを多数掲載
「創造都市」という新しい都市モデルは、芸術文化のもつ「創造性」を新産業や雇用の創出に役立て、ホームレスや環境問題の解決に生かし、都市を多面的に再生させる試みであり、EUが1985年から開始し、大きな成果を上げてきた「欧州文化都市(欧州文化首都)」の経験を総括するなかから生み出された都市モデルである。
都市や地域の経済的エンジンが大規模工場から、創造性あふれる企業や個人から構成される「創造産業」と「創造経済」にシフトし、芸術文化はそのための新たな社会的インフラストラクチュアと考えられる。
日本より一足早く製造業の衰退と空洞化に苦しんだ欧州において創造都市への取り組みが進んでいるのはこのような背景による。
もう一つのテーマである「社会包摂」とは「社会的排除を生みだす諸要因を取り除き、人々の社会参加を進め、他の人々との相互的な関係を回復あるいは形成すること」を指し社会的排除の対立概念であり、90年代後半よりEUにおける都市再生の目標の一つにも掲げられてきたものである。
「創造都市」も「社会包摂」も、新自由主義的改革による「福祉国家」の解体を乗り越えて、新しい分権的な福祉社会をめざす共通の土壌の上に位置する社会改革の試みである。
本書は、芸術文化のもつ創造力、とりわけ、社会的に排除された人々をエンパワーメントする力に着目しつつ創造都市論と社会包摂論を架橋し、世界的な都市再構築の流れのなかで、コミュニティの再生への胎動を描写するものであり、とりわけ、悩める大都市・大阪の再生に向け足元で進む社会実験に参与しつつ、分析を進めたものである。
1文化多様性と社会包摂に向かう創造都市
佐々木 雅幸
2都市の創造的縮小の時代ー人口減少、環境容量枯渇時代の「都市のかたち」
矢作 弘
3グローバル創造都市の文化ブランド戦略ー都市の包容力・バランス・俊敏性
岡野 浩
4日本の創造産業集積ー家庭用ビデオゲーム産業の集積利益
半澤 誠司
5成長するアジアの創造産業ー世界のエンタテイメント業界のグローバル化と再編
橋爪 紳也 杉浦 幹男
6アジアの都市政策における二つの包摂
瀬田 史彦
7大阪の長屋建築の伝統と保存活用ー豊崎プラザの実験
谷 直樹
8歴史的都心の再生ー船場再生の胎動
嘉名 光市 岡 伸一
9近世大坂の都市下層ー勧進宗教者の存在形態
塚田 孝
10社会包摂に向き合うアートマネジメントーボトムアップのガバナンス形成へ向けて
中川 眞
11社会包摂に向けた地域組織の取り組みとその可能性ー大阪・釜ヶ崎を事例として
原口 剛 西口 宗宏
12東アジア大都市の外国人労働者と民族関係
谷 富夫
13「都市への権利」とソーシャル・ミックスーフランスの住宅政策に学ぶ
檜谷 美恵子
14脱野宿とホームレス支援からみた都市の社会保障の再構築ー多様な社会参加の方法を創出するために
水内 俊雄
生物的・心理的・文化的に多様な世界の人びと。西洋文明から世界に広められた「民主主義」は、人間の多様性を十分に考慮しているだろうか?個人個人の尊厳を最優先にするためには、過半数による多数決・政党制を軸とする今日の「民主主義」のままでよいのだろうか。
かつて文法や単語に悩まされた古文も、今ならもっと楽しめそう。万葉集や古今集の世界から「説話」「日記文学」「物語」「軍記物語」「随筆文学」「俳詣紀行文」まで、日本の古典のエッセンスを紹介します。
ビジネスに欠かせない、自然・生物多様性を守り増やす
「ネイチャーポジティブ」経営の世界動向をイチから解説
本書では、自然の保全と経営の両立でESG投資を呼び込む事例やTNFDを紹介しています。アップルからネスレ、花王、丸紅、BNPパリバなど世界の企業・投資家の事例が満載。新入社員から経営者まで、自然資本・生物多様性・TNFDを手ほどきしたネイチャーポジティブ本の決定版です。
■第1部:ネイチャーポジティブ最前線
なぜ今、ネイチャーポジティブか/ネイチャーポジティブが分かる11のQ&A
■第2部:キーパーソンの声を聞く
TNFD共同議長 デビッド・クレイグ氏、経団連自然保護協議会会長
西澤敬二氏、国連グローバル・コンパクト副議長 ポール・ポールマン氏 ほか
■第3部:先進企業のネイチャーポジティブ経営を知る
サプライチェーンのリスク管理、大規模植林や30by30、IoT活用
明治、キリン、NEC、ブリヂストン、アップル、ケリング、ネスレ ほか
■第4部:持続可能な調達の現場を知る
イオン、マクドナルド、日清食品、日本水産、パナソニック ほか
■第5部:金融機関の自然への投融資を知る
BNPパリバ、ロべコ、MS&AD、みずほグループ、第一生命、アセットマネ
ジメントOne、りそなアセットマネジメント、CDP、WBA ほか
■第6部:TNFDや評価ツール、規制を知る
TNFD試作版、ENCORE、自然SBTs、EUタクソノミー ほか
■第7部:法律や戦略、用語を知る
生物多様性国家戦略、民間参画ガイドライン、みどりの食料システム戦略 ほか
未来に生きる子どもたちにこそ伝えたい。そのために私たち大人が知っておきたいことは?-。
私たちは日常的に「人の話をきく」ことをしています。しかし、実際には「何のために相手の話をきくのか」はあまり意識せず、何となく自分に必要なことをきいていることが多いのではないでしょうか。つまり「きいているつもり」になっていることが多いと思います。
本書の著者が行うリーダー向けの研修でも、「上手なきき方ができていますか?」と尋ねると、やはり「もちろん、ちゃんときくようにしています」という答えが返ってくるといいます。
しかし、現場では「きく」ことについて色々な悩みを相談されることが多いというのです。
「気づいたら、相手の話をきくどころか、ほとんど自分がしゃべっていた」
「相手の言いたいことを先取りしてしまった」
「気づいたら、お説教をしてしまっていた」
「つい、そうじゃないよと否定してしまっていた」
「相手が話し終えるまで待てず、解決策を言ってしまった」
「相手が黙り込んでしまって、気まずい状態で終わってしまった」
このような「きき方」を続けているかぎりコミュニケーションはうまくいきませんし、人を育てることにもつながりません。
国際NLP認定トレーナー・聴き方マスター師範である著者は、年間150日以上、人材育成の研修に取り組んでいます。人間心理学を活かした、わかりやすい研修は大好評で、リピート率は98%以上の実績を持ち、高い評価を得ています。
とくに「自分で考え動くことができる人材」の育成がますます求められているなか、「うまくいかない」というリーダーたちからの相談が増えているといいます。「きく」の漢字には「聴く」と「聞く」と「訊く」がありますが、人を育てるリーダーに求められる重要な資質は「Beingとして聴く」力であるというのが、本書でいちばん伝えたいことです。
読みすすめると、これまでどんな「きき方」をしてきたのかを振り返ることができ、人を育てるリーダーに必要な「聴き方」がしっかりと見えてきます。
著者が「聴き方マスター講座」をスタートさせたころ、「人の話をきくなんて、その気になれば誰にだってできるでしょう。わざわざ講座に参加して勉強するほどのことではない」という声もきこえたそうですが、今は全国に「聴き方マスター」が誕生しています。
「話をきいてもらえる環境」が危うくなってきた今、本書は聴くことの可能性を実感させてくれます。また、すぐ応用できる「聴き方」のコツはすぐに活用でき、実践書としてもおすすめです。
プロローグ 聴くことのゴールは相手の自立
1章 聴くために必要な準備
2章 何が聴くことを妨げるのか
3章 聴くために必要な「共感」
4章 聴いているつもりの落とし穴
5章 聴くことを阻む六つのバイアスパターン
6章 「何を話しても大丈夫」という聴き方
7章 相手への理解を深める実践的アプローチ
8章 相手を育てる聴き手の質問力
エピローグ 気づきは成長の第一歩
本書は昆虫類のすさまじいまでの減少とその要因を指摘し、田舎の里山を保全するための現実的な方策を鋭く述べる。その一方で、日本の自然を守るため外来生物を排斥せよとの「原理主義者」に首を傾げ、また、人為的な関与は必要と直言する。 メディアと政治のコトバと化した「生物多様性」擁護・懐疑両派の怪しげな言説を問いただし、イキモノと日本各地の自然環境の実像について興味深い事実を数多く紹介しながら、自然を守る本当の手だてを述べる著者の視野はきわめて広い。 その筆さばきが全編を貫いた本書は、自然、環境、生物多様性を考えるうえで、さまざまな視点を読者に提供するであろう。「自然には自然の理屈があり、人間のコントロールが及ばないことの方が多いのだ。無理にコントロールしようとしても、コストばかりかかってロクなことになはならない」と本書は説き、よりましな認識について説得的に提示していく。
生物多様性の基礎理論から,森林,沿岸,里山の生態系の保全,社会的側面を学ぶ入門書。〔内容〕生物多様性とは何か/生物の進化プロセスとその保全/森林生態系の機能と保全/沿岸生態系とその保全/里山と生物多様性/生物多様性と社会
第1章 生物多様性とは何か (宮下 直)
1.1 地球環境と生物多様性
1.2 生物多様性の危機要因
1.3 生物多様性の三つの階層
1.4 生態系サービスと生物多様性
第2章 生物多様性の生態学理論 (瀧本 岳)
2.1 個体群の理論
2.2 群集・生態系の理論
2.3 生物多様性と生態系機能の理論
コラム1 ロジスティック方程式
コラム2 平衡状態と平衡点の局所安定性
第3章 生物多様性の進化プロセスとその保全 (瀧本 岳)
3.1 進化・適応・種分化
3.2 人間活動による進化プロセスの改変
3.3 人間活動がもたらす種分化プロセスの改変
3.4 まとめ
コラム3 種を定義する
第4章 森林生態系の機能と保全 (鈴木 牧)
4.1 森林の特性と生物多様性
4.2 森林生態系の機能とサービス
4.3 森林の減少と劣化
4.4 森林の利用と保全
コラム4 寄生者による宿主の操作
コラム5 ニホンジカの増加はなぜ起こったか
第5章 沿岸生態系とその保全 (佐野光彦)
5.1 沿岸浅海域の生態系と生物多様性
5.2 サンゴ礁
5.3 マングローブ域
5.4 砂浜海岸
コラム6 海洋保護区
第6章 里山と生物多様性 (宮下 直)
6.1 里山とは何か?
6.2 二次草地と生物多様性
6.3 水田の生物多様性
6.4 モザイク景観と生態系サービス
第7章 生物多様性と社会 (宮下 直)
7.1 生物多様性条約と生物多様性国家戦略
7.2 保護地域
7.3 生物多様性保全を支える経済的な仕組み
7.4 生物多様性と人間の福利:人の健康を例に
コラム7 保護区選定における相補性の考え方
引用文献
用語索引
生物名索引
地球上には、わかっているだけで一九〇万種、実際は数千万種もの生物がいる。その大半は人間と直接の関わりを持たない。しかし私たちは多様なこの生物を守らなければならない。それはなぜなのかー。熾烈な「軍拡競争」が繰り広げられる熱帯雨林や、栄養のない海に繁栄するサンゴ礁。地球まるごとの生態系システムを平易に解説しながら、リンネ、ダーウィン、メンデルの足跡も辿り直す、異色の生命讃歌。
★この書籍の小売店頭価格は、2,300円+税です。
世界遺産はどのようにして決まるのか? 世界遺産条約採択から50年、日本の条約批准から30年を節目に、ユネスコ第8代事務局長として世界遺産政策を牽引してきた松浦晃一郎氏をはじめ、日本の自然遺産、文化遺産登録に深く関わってきた4人が、それぞれの立場から世界遺産の現在とこれまで、そしてこれからを論じた一冊。世界遺産をめぐる日本と世界の動きにさまざまなかたちで関わってきたメンバーによる貴重な証言には、初めて語られる内容も多く、世界遺産ファンには必読の書。
目次
世界遺産条約50年の歩み
松浦晃一郎
日本の文化遺産の30年──世界の潮流の中で
暫定一覧表の改訂を中心に
西村幸夫
日本の自然遺産2022年
岩槻邦男
世界遺産と「日本の文化論」
五十嵐敬喜
座談会 日本の世界遺産の歴史と未来像 文化の多様性と日本の役割
松浦晃一郎・岩槻邦男・五十嵐敬喜・西村幸夫
世界遺産関連年表/用語解説
藤岡麻理子
生き物が集まり、自然を遊んで学べるビオトープづくりを、誰でも、鉢植えひとつから始められる!湿地帯生物の観察と研究を専門とし、生物多様性の有識者として絶大な支持を集めるオイカワ丸氏と『映像研には手を出すな!』の作者で自身も自宅ビオトープの実践者でもある大童澄瞳氏による、過去に類をみない「実用的ビオトープ本」であり「硬派エンタメ系生物多様性教本」が、ここに誕生。
生物多様性の喪失が懸念される中で、生物多様性を十分に説明できる理論はいまだに確立されてない。本書では、生物群集のすべての個体が中立であるという仮定の下、種分化と分散制限を組み込んだ群集動態モデルを構築し、生物多様性学(種数や相対種個体数の理論)と生物地理学(種の地理的分布の理論)を統一する。この統一中立理論によって、さまざまな時空間スケールの生物多様性について、検証可能な予測が提示される。
エコロジーとデモクラシー、どちらも単独では問題を解決できないが、両者が組み合わされたとき、都市の新たな希望が生まれる。世界をつなぐ15の原則に導かれた、都市デザインへの圧巻の大著。
すごい本である。…本書はデザインの質およびデザイナーの資質に対して、きわめて振幅の大きな評価の物差しを持っていることがうかがえる。デザインはモノや空間の造形として体現される。この本では、造形のあり方に対しては寛容であるが、決して造形を軽視はしない。造形を生み出すデザイナーに頼ることはないが、デザイナー個人の空間や場所、造形に対するきわめて深い洞察力と創造力の資質なしには、エコデモの未来は切りひらけないという。それはすなわちランディ自身の歩んできた道である。--佐々木 葉(早稲田大学教授)
第1部 可能にする形態ーーー「隣の人たちと知り合いになれた」
第1章 中心性ーーセンター
第2章 つながり
第3章 公正さ
第4章 賢明な地位の追求
第5章 聖 性
第2部 回復できる形態ーーー生活、自由、そしてずっと続く幸福の追求
第6章 特別さ
第7章 選択的多様性
第8章 密度と小ささ
第9章 都市の範囲を限定する
第10章 適応性
第3部 推進する形態ーー「まちが人々の心に触れるようにしなさい」
第11章 日常にある未来
第12章 自然に生きること
第13章 科学に住まうこと
第14章 お互いに奉仕すること
第15章 歩くこと