〈古社寺の花に野辺の花、奈良ほど花が似合う町があるだろうか〉
〈花を追いかけ奈良散歩、大人のための奈良ガイド〉
明日香の里に春がくると桃の花が咲き乱れ、さながら桃源郷のよう。春日大社の朱塗りの社殿に藤の花が映ると、長谷寺の広大な境内は紫陽花で埋め尽くされ、鷺池の百日紅が花を落とすと秋篠寺の萩が咲き、芒の向こうに夕暮れに照らされた平城宮跡がたたずみます。唐招提寺の椿が咲き、般若寺の水仙の香りが漂うと、春はもうすぐ。花で彩られる奈良の四季は、華やかでありながらどこかしっとりとした落ち着きが感じられます。古社寺の花々はもちろん素晴らしいのですが、奈良の花の真価はひなびた里や路傍にひっそりと咲く花にあるのかも知れません。有名な花名所から地元の人だけが知る花の散歩道まで、美しい写真とともにくまなくご紹介します。
山陰中央新報1面に毎日掲載している企画「中村元 慈しみの心」の2015年11月1日から2016年10月31日までの348編をまとめました。ブッダの言葉をはじめ、名僧、経典など幅広い典拠から慈悲と生きる知恵に満ち、明日への糧となる至言を解説しています。
発刊に寄せて
略歴
中村元記念館紹介
日本文化のふるさと、大和。古代奈良については、まだ未解明な部分が多い。邪馬台国はどこにあるのか。聖徳太子の伝説に満ちた生涯とは。改革劇「大化改新」の歴史的意味は。現在の日本文化は、間違いなく奈良時代の貴族文化の流れを受けている。また、この時代に起こった数々の歴史的エピソードは、その後の日本国家の形成に大きな影響をもった。本書では、古代史研究の第一人者である武光誠氏が、歴史の流れを丁寧にたどりつつ、奈良時代の全容を新たな筆で描き出す。
鑑真高弟・法進の「沙弥十戒并威儀経疏」の解釈から、奈良期、唐仏教が日本に移植された道筋を辿る。戒律思想の“日本化”の過程を、日本思想史的観点から独自に読み解く試み。
陰陽師・安倍晴明の生きた時代には、至る所に鬼がいた。そして今も、そこかしこにたくさんの鬼が息を潜めている!怖いけれど、なぜか心曳かれる鬼の世界。
風と雲と光と、木々や草花が移ろいゆく古都の表情を彩るとき、町並の静謐なたたずまいの中で小さなドラマが生まれる。出会い、別れ、喜び、悲しみ…涙、そして再会。奈良格子の向こうに垣間見えた春夏秋冬、四つの恋の物語。
「日本人の心のふるさと」飛鳥・藤原。かつてこの地には、日本最初の都があり、宮殿、寺院、金色の仏像、瓦葺きの建物、不思議な石造物など、異国情緒あふれる世界が広がっていた。
なぜここに古代国家が誕生したのか。日本文化の基礎はいかにして形づくられたのか。
古代史研究を牽引する学界の重鎮と、日々発掘調査と研究に携わる若手研究者が、国学、古代史学、建築史学、万葉学、国語学、美術史学などさまざまな角度から古代国家「日本」誕生のなぞに迫る。最新の調査成果にもとづくカラー復原イラストで、古代飛鳥の歴史と情景が色鮮やかによみがえる。
朝日新聞奈良版の好評長期連載を「飛鳥誕生編」と「国づくり編」として書籍化。
同居人から開発されている胸を、上司と部下に見られてしまった!!
『奈良の昔話 シリーズ』の第五巻として刊行された本書は、著者の祖父や祖母から伝え聞いた事に、見聞し調べた事を書き加え、大和路沿線の表情の変遷が綴られています。
著者、増尾さまの生家は、世界遺産にも指定され、
現在、奈良町として脚光を浴びている元興寺の元境内地です。
そこで、約160年前の安政元年から「砂糖傳」の屋号で、
砂糖の卸業などを綿々と営業を続けてこられました。
著者は1歳の時に生母を亡くし、その姉に可愛がられていたため、
母の実家のある大和高田と、JR桜井線を使って、
幼い頃から往ききしていました。
また、信仰深い祖父に手を繋ぎ連れられ、
生駒の宝山寺や桜井の三輪神社へ、毎月のようにお参りに出掛けていました。
本書には、筆者が幼児の頃、心に刻み込まれた車窓からの情景に、
祖父や祖母から伝え聞いた事だけでなく、見聞し調べた事を書き加えて、
大和路沿線の表情の変遷が綴られています。
「奈良町の懐かしい情景」として、千年以上、
人々の生き様を刻み込まれた街に受け継がれてきた風習や、
懐かしい思い出を書いた章が加えられています。
第一章 近鉄電車で奈良から生駒に沿線の寺々/生駒散策
第二章 JR大和路線で奈良から王寺まで JR桜井線で奈良から大和高田まで
第三章 JR和歌山線 近鉄南大阪線/近鉄吉野線
第四章 奈良町の懐かしい情景
東日本大震災ならびに福島第一原子力発電所事故以降、リスクコミュニケーションを行うことの必要性がさらに大きく指摘されている。本書は、リスクコミュニケーションとは何か、その手法はどのようであるか、生活のどのような場面において行われているか、安全・安心の実現にどう関わっているのか等について、具体的な事例(BSE問題、遺伝子組換え食品、防災、放射性物質による健康被害、感染症など)を取り上げながら解説する。
1.リスクコミュニケーションとは 2.リスクコミュニケーションの類型 3.リスク認知とリスクコミュニケーション 4.リスクコミュニケーションの基本的手法 5.遺伝子組換え作物問題を通じて考えるリスクコミュニケーション(1):問題をどのようなフレーミングで理解すればよいか 6.遺伝子組換え作物問題を通じて考えるリスクコミュニケーション(2):全米アカデミー報告書に基づいて 7.放射線とリスクコミュニケーションの教訓(1) 8.放射線とリスクコミュニケーションの教訓(2) 9.化学物質のリスクコミュニケーション 10.ナノテクノロジーのリスクコミュニケーション 11.自然災害とリスクコミュニケーション 12.感染症とリスクコミュニケーション 13.気候変動とリスクコミュニケーション 14.リスクガバナンスへの展開 15.対話・共考・協働ーよりよいリスクコミュニケーションにむけてー
獣の心を溶かした、ただ一人の花嫁
タイムリミットが近づいている。獣神様には番が必要で!?/Font>
獣に姿を変え国を護る獣神には「薬花」と番わなければ解けない呪いがあるというーー。オメガ狩りに追われていたルークは、アルファで黒狼の獣神オーウェンに攫われ花嫁にされてしまった。わけもわからず薬花と呼ばれ、番になれと要求されて!? しかし彼の秘められた想いを知り、冷徹傲岸に見えた行動もルークを溺愛するがゆえのもので…。だが、いくらオーウェンを受け入れたくても、ルークはアルファと番にはなれないオメガだった!?
"人間だけでなくあやかしたちも訪れる喫茶店「万葉茶房」で働き始めた高校生の草壁彰良は、奈良での生活にも慣れてきていた。夏休みが終わろうかという8月の終わり、彰良がいつものようにあやかし相手に万葉集の歌を披露していると、観光客風の男が喫茶店を訪れる。津田と名乗る男はあやかしの名を口にすると、無言のプレッシャーをかけて立ち去った。不穏な空気を感じつつ、彰良は2学期を迎えることになったーー奈良の喫茶店を舞台に、あやかしと人間たちの交流を描いたハートフルストーリー第2弾。"
理学療法を生業とする我々にとって、“関節可動域“は常に向き合うテーマである。
“関節可動域“のトラブルは、疾患・外傷によって引き起こされ、様々な機能不全をもたらす。
そのため、理学療法士は“関節可動域を取り扱う専門家“と捉えることができる。
しかし、常に対峙するテーマでありながら、
学校で学ぶ“それ“は検査・測定に重点が置かれていることが多い。
また、病態や基本的動作解析との関連性を解説した書籍は少ない為、
“臨床現場に活かせる“関節可動域の知識を習得できているとは言い難い。
そこで本書では「各関節の制限因子」「基礎知識」「運動器疾患」「中枢神経疾患」
という4つのテーマに分けて、各分野のエキスパートが
“臨床現場に活かせる“関節可動域について徹底的に掘り下げている。
その数、圧巻の30項目。
本書を通じて奥深き可動域の全貌に触れることで、
あなたの可能性を大きく広げることができるだろう。
第1章 各関節の可動域制限と制限因子
1.肩関節の可動域制限と制限因子:千葉慎一
2.股関節の可動域制限と制限因子:永井聡
3.膝関節の可動域制限と制限因子:今屋健
4.足関節・足部の可動域制限と制限因子:園部俊晴
5.脊柱の可動域制限と制限因子:弓岡光徳/廣瀬浩昭/弓岡まみ
第2章 関節可動域の基礎知識
1.基本的動作に必要な関節可動域と制限を呈することの影響:木林勉/河野光伸/酒野直樹/川口朋子/木林遥香
2.関節の構造と可動性:佐藤香緒里/堀紀代美
3.若年者と高齢者の関節構造と可動域の相違:中村壮大
4.動物実験による関節の病態:沖田実
5.関節疾患に及ぼす関節可動域の理学療法評価の基本概要:佐々木賢太郎
第3章 運動器疾患の関節可動域の病態と理学療法
1.五十肩の関節可動域の病態と理学療法:中山昇平
2.変形性膝関節症の関節可動域の病態と理学療法:園部俊晴
3.変形性股関節症の関節可動域の病態と理学療法:丹羽雄大
4.脊柱管狭窄症の関節可動域の病態と理学療法:藤森大吾/成田崇矢
5.骨折による関節可動域の病態と理学療法:神戸晃男
6.野球肩・肘の関節可動域の病態と理学療法:板野哲也/亀田淳/立花孝
7.膝関節の靭帯損傷の関節可動域の病態と理学療法:古川裕之
8.熱傷の関節可動域の病態と理学療法:對東俊介
9.側弯症の関節可動域の病態と理学療法:峰久京子
10.骨粗鬆症に伴う関節可動域制限とその理学療法:峯松亮
11.関節可動域拡大および制限として応用するテーピング:福井勉
12.拘縮予防・改善のための装具療法:小嶋功
13.関節可動域改善のための物理療法の臨床応用:前重伯壮
第4章 中枢神経疾患の関節可動域の病態と理学療法
1.パーキンソン病の関節可動域の病態と理学療法:奥山紘平/松尾善美
2.脳性麻痺の関節可動域の病態と理学療法:冨田秀仁/川口大輔
3.脳血管損傷の関節可動域の病態と理学療法:土山裕之
column コラム
1.理学療法における各種介入の併用の重要性:奈良勲
2.拘縮と痛みとの関係性:赤羽根良和
3.生活期リハビリテーションにおける関節可動域へのアプローチ:吉井智晴
4.関節可動域を征する者は運動機能をも征する:園部俊晴