ロッテルダム・フィルの首席ソロ・フルート奏者
ユレルによるベートーヴェン&シューベルト
ロッテルダム・フィルの首席ソロ・フルート奏者として活躍している名手ジュリエット・ユレルによる最新盤! 10月の来日リサイタルを間近に控えたリリースということで、注目必至のタイトルです。「ロマンティスムの夜明け」と題し、ベートーヴェンとシューベルトの作品を収録しています。
今回の選曲に関して、「今回録音した3作品は、正真正銘のデュオを創り上げたい演奏家にとっての宝物です。美しいパートがソリストと伴奏者、それぞれの楽器に与えられているのです(中略)今回の新録音で、私達の共演が20年となることを祝います」とリブレット内で語っているユレル。2013年に記念すべきデュオ結成20周年を迎えたパートナー、エレーヌ・クヴェールと共に、優美かつ洗練された掛け合いで魅せてくれます。
作品41の『セレナード』は、ベートーヴェンがフルート、ヴァイオリン、ヴィオラのために書いた作品25の『セレナード』の編曲版。作曲者自身による編曲ではなく、F.X.クラインハインツによるものとされていますが、フルートとピアノの緊密なアンサンブルが美しく、終楽章でのフルートの技巧的な旋律の数々も聴き所です。シューベルトの『しぼめる花の主題による変奏曲』は、『美しき水車小屋の娘』の第18曲『しぼめる花』の旋律をフルート・ソロのために編曲したもの。内向的な哀傷にみちたフルート・ソロの美しい序曲に始まり、ピアノと共に主題の変奏を展開していきます。ユレルの言葉通り、美しい主題の旋律が2つのパートに散りばめられているのも大きな特徴で、情感豊かなクヴェールのピアノ・ソロも見事。ユレルの深いフルートの音色が、この作品の魅力を更に引き出しています。最後に収録されたベートーヴェンのフルート・ソナタ変ロ長調は、その死後遺品の中から見つかったソナタ。筆跡がベートーヴェンのものと異なることから現在では偽作とも考えられておりますが、フルート・ソロとピアノともに織りなす清廉な旋律の数々が美しく、非常に濃密な掛け合いの数々を堪能することが出来ます。(キングインターナショナル)
【収録情報】
『ロマンティスムの夜明け』
・ベートーヴェン:セレナード ニ長調 op.41
・シューベルト:『美しき水車小屋の娘』より『しぼめる花』の主題による序奏と変奏曲
・ベートーヴェン(?):フルート・ソナタ 変ロ長調 WoO.A4
ジュリエット・ユレル(フルート)
エレーヌ・クヴェール(ピアノ)
録音時期:2013年5月
録音場所:フランス
録音方式:ステレオ(デジタル)
【ジュリエット・ユレル】
フルート界の中堅を担う女流フルート奏者。パリのコンセルヴァトワールでフルートおよび室内楽の両部門を首席で卒業し、ダルムシュテット、神戸、ブカレスト、ジャン=ピエール・ランパルといった世界各国の国際コンクールで華々しい受賞歴を誇る。現在は室内楽奏者およびソロ奏者として活躍しており、日本でもラ・フォル・ジュルネを始めとする数々の演奏会を行い、注目を集めている。1998年から長らくロッテルダム・フィルの首席フルート・ソロ奏者の地位を務めており、当団の中核を担っている。2013年を以て結成20周年を迎えたピアニストのエレーヌ・クヴェールとのデュオは彼女のライフワークの一つであり、世界各国のコンクールおよびリサイタルで高い評価を集めている。(キングインターナショナル)
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驚くべき気品と美しさ!
ランパル、1950年代の録音集
20世紀後半を代表する偉大なフルーティスト、ジャン=ピエール・ランパル[1922-2000]の1950年代の録音。ランパルが国際的名声を確立しつつある時期の録音で、いずれも驚異的な気品と美しさ。ドビュッシーの『フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ』は、後にハープがラスキーヌに替わったERATOのステレオ録音が有名ですが、これはそれよりずっと前のDucretet-Thomson社の録音。濃厚なパリ趣味が楽しめます。ラヴェルはLa Voix de son Maitre(=EMI)録音。シューベルトとシューマンはERATO録音。(キングインターナショナル)
【収録情報】
1. シューベルト:『しぼめる花』による序奏と変奏曲 D.802
2. シューマン:3つのロマンス Op.94(第1番イ短調、第2番イ長調、第3番イ短調)
3. ドビュッシー:フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ
4. ラヴェル:ハープ、フルート、クラリネットと弦楽四重奏のための序奏とアレグロ
ジャン=ピエール・ランパル(フルート)
ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(ピアノ:1,2)
ピエール・パスキエ(ヴィオラ:3)
オデット・ル・ダンチュ(ハープ:3)
ジャン=リリー・ラスキーヌ(ハープ:4)
ユリス・ドレクリューズ(クラリネット:4)
パスカル四重奏団(4)
録音時期:1958年(1,2)、1951年(3)、1955年(4)
録音方式:モノラル
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新自由主義政策のもとで、大企業は「人間の使い捨て」を行い、職を失った人たちは国保に加入する。そして税(国保料)の取り立てだけは厳しく迫る「公」の姿。このような「公」と大企業の姿勢、そして住民共同の努力の歴史をとらえれば、助走の方向が浮かび上がってくる。
マイケル・コリンズが吹くドビュッシー
ヴィルトゥオーゾ・クラリネット Vol.2
フィルハーモニア管弦楽団の首席クラリネット奏者として同オーケストラの木管セクションを牽引し、現在はソリストとして活躍する英国クラリネット界のレジェンド、マイケル・コリンズ。シャンドスの専属アーティストとして水を得た魚の如く、モーツァルトやウェーバーのクラリネット協奏曲、イギリスの協奏曲集、ソナタ集など、数多くのレコーディングを発表しているマイケル・コリンズの新録音は、「ヴィルトゥオーゾ・クラリネット Vol.2」!
「ヴィルトゥオーゾ・クラリネット Vol.2」は、アルバム・タイトルの通り、クラリネットのための名曲であると同時に高度なテクニック、音楽性を求められる難曲揃いのプログラム。パリ音楽院の試験曲として作曲されたドビュッシー、ラボー、ヴィドールの作品や、ジャズ・テイストを併せ持つバーンスタイン、マルチヌーなど、多彩なプログラムは魅力十分。マイケル・コリンズの卓越したテクニック、表現力はここでも健在。なかでもドビュッシーの第1狂詩曲のラストに登場するハイトーンは見事の一言! クラリネット関係者必聴&必携です!(東京エムプラス)
【収録情報】
・ドビュッシー:第1狂詩曲
・ヴィドール:序奏とロンド Op.72
・バーンスタイン:ソナタ
・ミヨー:デュオ・コンチェルタント Op.351
・ピエルネ:カンツォネッタ Op.19
・マルチヌー:ソナチナ H.356
・ムチンスキ:タイム・ピース Op.43
・ラボー:ソロ・ド・コンクール Op.10
マイケル・コリンズ(クラリネット)
マイケル・マクヘイル(ピアノ)
録音時期:2013年5月6,7日
録音場所:イギリス、サフォーク、ポットン・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
Disc1
1 : Claude Debussy Premire Rhapsodie
2 : Henri Rabaud Solo de Concours, Op 10
3 : Charles-Marie Widor Introduction Et Rondo, Op 72
4 : Gabriel Piern Canzonetta, Op 19
5 : Darius Milhaud Duo Concertant, Op 351
6 : Robert Muczynski Time Pieces, Op 43
7 : Leonard Bernstein Sonata
8 : Bohuslav Martin Sonatina, H 356
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ロマンティック・ヴァイオリン・コンチェルト
ユージン・ウゴルスキー登場!
ロマン派の知られざる協奏曲たちを現代に蘇らせる、超人気シリーズ「ロマンティック・コンチェルト・シリーズ」。「ポーランド」をテーマとするヴァイオリン・シリーズの第15弾には、若き逸材ユージン・ウゴルスキーがハイペリオン初登場!
リトアニアに生まれ、ポーランドで活躍したヴァイオリニスト、指揮者、作曲家エミル・ムイナルスキ。作曲をリムスキー=コルサコフ、リャードフに教わったムイナルスキのヴァイオリン協奏曲第1番は、パデレフスキ作曲コンクールで優勝し、ヴァイオリンの師レオポルト・アウアー(ミルシテインやハイフェッツの師でもあり、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を献呈されたヴァイオリニスト)へ献呈された作品。
ベルリンでピアノを学び、パリではライネッケとルベルから作曲を学んだポーランド人コンポーザー=ピアニスト、アレクサンデル・ザジツキ[1834-1895]。『序奏とクラコヴィアク』は、当時のヴァイオリニストたちに非常に好まれましたが現代まで録音に恵まれず、管弦楽伴奏版はこれが世界初録音。『マズルカ』は通称「サラ=サーテのためのマズルカ」とのタイトルでも知られ、オイストラフの名演によっても人気のあるザジツキの代表作です。
1989年ロシア生まれの若手、確かなテクニックと高貴な音色を持ち「若きオイストラフ」と呼ばれるウゴルスキーが、新たな名盤を創造します。(東京エムプラス)
【収録情報】
『ロマンティック・ヴァイオリン・コンチェルト・シリーズ Vol.15』
ムイナルスキ:
・ヴァイオリン協奏曲第1番ニ短調 Op.11(世界初録音)
・ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調 Op.16
ザジツキ:
・序奏とクラコヴィアク Op.35(世界発録音)
・マズルカ ト長調 Op.26
ユージン・ウゴルスキー(ヴァイオリン)
BBCスコティッシュ交響楽団
ミハウ・ドヴォジンスキ(指揮)
録音時期:2013年3月27-28日
録音場所:グラスゴー、シティ・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
Disc1
1 : Emil Mynarski Violin Concerto No 1 in D minor Op 11 Allegro Moderato [10'18]
2 : Emil Mynarski Violin Concerto No 1 in D minor Op 11 Adagio [7'11]
3 : Emil Mynarski Violin Concerto No 1 in D minor Op 11 Allegro [7'23]
4 : Emil Mynarski Violin Concerto No 2 in D Major Op 16 Allegro Moderato [10'02]
5 : Emil Mynarski Violin Concerto No 2 in D Major Op 16 Quasi Notturno Andante [8'00]
6 : Emil Mynarski Violin Concerto No 2 in D Major Op 16 Allegro Vivace [8'01]
7 : Aleksander Zarzycki Introduction Et Cracovienne in D Major Op 35 Introduction Andantino [4'43]
8 : Aleksander Zarzycki Introduction Et Cracovienne in D Major Op 35 Cracovienne Vivace [4'05]
9 : Mazurka in G Major Op 26 [5'07]
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