本書は、薬局で遭遇しやすい疾患について、漏れなく的確な服薬指導ができる実践書です。主に初回投薬時の指導として、1禁忌疾患の有無を確認する、2併用薬・飲食物・嗜好品の有無を確認する、3病識、薬識を持たせる、4服用に当たっての注意事項(副作用、その他)を説明する──の4STEPに分けて詳細に解説しており、この順番で行うことで、患者への指導が充実します。上巻では呼吸器、循環器、内分泌疾患を中心に14疾患を取り上げました。
・総説
かぜ症候群
インフルエンザ
新型コロナウイルス感染症
慢性閉塞性肺疾患(COPD)
虚血性心疾患
心不全
不整脈(概論)
心房細動
高血圧
脂質異常症
高尿酸血症・痛風
脳卒中
2型糖尿病
甲状腺機能異常症
「虫と感染症」をキーワードに、近年大きな注目を集める感染症を媒介する節足動物を取り上げる。最先端の高度な分析技術が駆使されて、さまざまな情報が解明されているこの分野の話題を、分かりやすく解説する。
第I部 虫がもたらす感染症と健康被害
はじめに
1章 デング熱をはじめとする蚊がうつす病気の生態学
2章 致死率20%以上の病原体を運ぶマダニが身近に!
3章 マダニ人体刺症とその対策
4章 ツツガムシの刺咬による健康被害「つつが虫病」
5章 ヌカカ媒介感染症
6章 ハエが係わる感染症
第II部 招かれない虫たちとの関わり方 対策と利用
7章 都市の衛生害虫管理
8章 殺虫剤による駆除の実際と課題
9章 トコジラミの刺咬による健康被害とその対策
10章 サシチョウバエの分類・同定とその対策
11章 感染症流行の数理的研究
12章 蚊の行動を制御する現象
13章 作用点の変異による衛生害虫の殺虫剤抵抗性
本書ではPT・OTを目指す学生にとって必要十分な小児科学の基礎的知識を学習できるようになっています。基本構成は前版を踏襲しつつ、臨床での治療活動における重要度から小児の神経疾患、心身医学的疾患、虐待などの項目を刷新して、さらに充実度を高めました。
「生物多様性の維持がいかに人類の健康で文化的な生活のために必要か」をテーマに、生物多様性の喪失が人間の健康に与える潜在的脅威の全てを考察した初めての本。人間の豊かな生活が原因で起こる危険について警告している。
刊行によせて/序文/訳者序文
第1章 生物多様性とは何か?
種絶滅率の測定/二次的な絶滅/個体群と遺伝的特性の喪失/結び
第2章 人類の生活が生物多様性に与える脅威
陸上における生息環境の消滅/海洋における生息環境の消滅/淡水域における生息環境の消滅/天然資源の乱獲/移入種問題/感染症の脅威/環境汚染/紫外線(UV)/戦争や武力衝突が環境に与えるダメージ/地球規模の気候変動
第3章 生態系サービス
生態系サービスの特徴/生態系サービスの経済的価値/生態系サービスにとっての脅威/結論
第4章 自然界からの薬品
なぜ天然薬品なのか/天然産物の医薬品としての歴史/薬発見の伝統的な医療の役割/南米土着の医薬/いくつかの天然由来の薬品の概観/工業国でのハーブ治療薬/医薬品の可能性のある食品/殺虫剤および防かび剤としての天然産物
第5章 生物多様性と生物医療研究
医科学研究の歴史概略/生医学研究における動物と微生物の役割/結論
第6章 絶滅危機にある医学上有用な生物
両生類/クマ類/霊長類/裸子植物/イモガイ類/サメ類/カブトガニ類/結論
第7章 生態系の攪乱、生物多様性の消失および人間の感染症
生態系の攪乱と感染症への影響/媒介者、病原体、宿主の多様性と人間の感染症/生物的制御/種の搾取とブッシュミートの消費/気候変動と感染症への影響/結論
第8章 生物多様性と食料生産
歴史的背景/農業/家畜(酪農?)生産/水生態系からの食料/結論
第9章 遺伝子組み換え作物(GM作物)と有機農業
遺伝子組み換え食品/有機農業/複合農業/結論
第10章 生物多様性の維持のために一人一人が何を為すべきか[提案の章]
自分たちの地球に何をしているのか?/なぜ浪費は止まらないのか?/生物多様性を保全する方法/多くの声が当局を動かした実例/すばらしい業績を残した個人活動家/生物多様性の維持に貢献ー私たちができる10の事柄
2015年の初版刊行以来,研修医やひとり当直の絶対的な定番書として多くの読者から支持を得てきた「救急外来 ただいま診断中!」がほぼ10年ぶりに全面的に改訂されて登場.より現場のニーズに応えるべく各項目の内容や文献等を最新の知見を反映し大幅に加筆.さらに新規項目として現場でよく遭遇する「呼吸困難」と「嘔気嘔吐」の2項目を追加するなど100ページを超える大幅なボリューム増で,より実践的な“救急現場で役立つ”内容となった.医師になったら,まず読むべき最初の1冊としておススメの書です.
診断の基礎を凝縮した1冊! 最新知見で改訂病理学のエッセンスを簡潔にまとめたテキスト最新版。臓器病変の肉眼写真、細胞像などのカラー口絵付。看護、臨床検査、薬学、リハビリなどに最適なテキスト。
1.総論
1.病理学の概要
2.病因論
3.先天性疾患、遺伝病
4.細胞・組織傷害
5.物質代謝障害
6.修復と再生
7.循環障害
8.炎症と感染症
9.免疫と免疫異常
10.腫瘍
2.各論
11.循環器系
12.呼吸器系
13.消化器系
14.造血器系
15.泌尿器系
16.生殖器系
17.運動器および軟部組織系
18.内分泌系
19.脳・神経系
20.皮膚・感覚器系
この5年間の変化をふまえて全面改訂。
とくに,投与中に眼科診察を定期的に行う必要がある薬剤,副作用予防のための点眼使用がプロトコールに入っている抗がん剤などの情報を充実させました。
処方薬のほか,患者さんによく聞かれる市販薬もカバー!
第1章 点眼薬の基礎
第2章 アレルギー性結膜疾患
第3章 結膜炎(感染性)
第4章 ものもらい
第5章 ドライアイ
第6章 角膜上皮疾患
第7章 眼瞼縁炎,眼瞼炎
第8章 緑内障
第9章 非感染性の眼表面の炎症
第10章 角膜感染症
第11章 白内障
第12章 周術期
第13章 眼精疲労
第14章 ぶどう膜炎
第15章 眼内炎(感染性)
第16章 点眼麻酔
第17章 散瞳薬・調節麻痺薬
第18章 ステロイド剤と非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
第19章 全身投与薬の眼に出る副作用
疾患ごとに複数の典型例を掲載!さらに非典型例や鑑別疾患など、さまざまなパターンから疾患を学べる!よく出会う、押さえておきたい95疾患を約2,000点の画像で解説!
2019年12月に中国武漢で出現した新型コロナウイルスは、瞬く間に世界中に広がり、日常を大きく変えた。今まさに、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)をはじめとした新興・再興感染症流行に備えるためにも、現実的な問題に対応できる数理科学的なフレームワークが希求されている。そこで、本書では著者ら独自の研究に基づき、どのような数学的ツールやコードを用いればウイルス感染の数理モデルやシミュレーションが開発できるのかを説明する。特に、ウイルス学や感染症疫学、免疫学を含む生命医科学分野への参入を目指す数理科学を背景にする学部生・大学院生や研究者を対象に、個体群動態(集団の数や量の時間変化)の定式化とデータ解析のノウハウを説明する。
また、実際にCOVID-19の臨床データを用いた研究成果についても詳細に解説する。なお、数理科学を背景にしない実験・臨床科学者に対しては、取得するデータがどのように分析されて、何がわかるようになるかを知る機会を提供している。さらに、本書に登場するシミュレーションやパラメータ推定を実施するためのコードはサポートページで公開している。なお、言語はPythonおよびRを用意した。
第1部 基礎知識
第1章 新しいウイルス学をめざして
1.1 異分野融合研究としてのウイルス学
1.2 数理科学と先端計測技術を自由自在に使いこなす
1.3 ウイルス感染動態を定量的に理解する
1.4 新しい感染症時代の研究に向けて
第2章 ウイルス感染動態の数理モデル
2.1 指数方程式によるモデリング
2.2 ロジスティック方程式によるモデリング
2.3 線形微分方程式によるモデリング
2.4 非線形微分方程式によるモデリング
2.5 モデル駆動型の定量的データ解析の例
第2部 実験データへの適用
第3章 ウイルス感染における侵入
3.1 負の二項分布によるモデリングーHIV-1の重感染ー
3.2 反応速度論によるモデリングーHBVの侵入過程ー
第4章 ウイルス感染における暗黒期
4.1 指数分布によるモデリングーエンテロウイルスの株間比較ー
4.2 非指数分布によるモデリングーサル/ヒト免疫不全ウイルスの暗黒期分布ー
第5章 ウイルス感染における伝播様式
5.1 時間的なcell-to-cell感染のモデリング
5.2 時空間的なcell-to-cell感染のモデリング
5.3 cell-free感染とcell-to-cell感染のモデリング
第6章 ウイルス感染における阻害効果
6.1 薬剤による抗ウイルス効果のモデリング
6.2 変異株出現確率のモデリング
6.3 宿主因子による抗ウイルス効果のモデリング
第7章 ウイルス感染における多階層性
7.1 年齢構造偏微分方程式によるモデリング
7.2 個体ベースシミュレーションによるモデリング
第3部 臨床データへの適用
第8章 ウイルス感染動態に基づく治療提案
8.1 生体内ウイルス感染動態のモデリング
8.2 抗ウイルス薬剤治療のモデリング
8.3 臨床試験デザインのモデリング
第9章 ウイルス感染動態に基づく感染症対策
9.1 潜伏期間のモデリング
9.2 ウイルス検査のモデリング
9.3 隔離終了のモデリング
参考文献
あとがき
索引
「菌力」アップトレーニングの世界へようこそ!
本書はBDウェビナーの第1回目から12回目までの講義のポイントをまとめたものです。
感染症の適切な治療を行うための第一歩は、やはり原因微生物を迅速かつ正確に特定することだと思います。私が想起する “菌種の同定"" は「その菌株が分離された患者の臨床症状、病態、治療経過を把握・検討しながら、グラム染色所見、集落の特徴、簡単な生化学性状などから菌種を想定したうえで、自動同定機器やキット、遺伝子解析、質量分析などのデータを “道具"" として総合的な視点で行うこと」です。
さらに、 “究極の同定"" とは、患者の臨床症状、病態、治療経過を把握・検討しながら、グラム染色所見、集落の特徴、簡単な生化学性状などを基にして “一瞬で菌種を想定"" できることではないでしょうか。つまり、日常検査における同定の第一歩はsnap identification、一発同定(推定)がとても大切だと思うのです。
最初にグラム染色像や集落を観察して “ひらめく"" かどうか、そこからスタートするのではないでしょうか。そして、菌種同定のプロセスは経験や勘に基づく直観的な判断(暗黙知)をいかに客観的な証拠(形式知)で明らかにして、ウラを取りながら迅速かつ正確な同定へとつなげていくかが重要です。
自動同定機器やキット、遺伝子解析、質量分析などのデータはウラを取るための “道具"" だとの意識改革が何より重要だと常々思っています。この講演録をご活用いただき、日常検査における「菌種の同定」「感染症の診断」をもう一度一緒に考えてみませんか?
発行:日本ベクトン・ディッキンソン株式会社
おもに栄養士養成校で役立つ内容と構成.各章のはじめには「その章で学ぶこと」と「その章のキーワード」を掲載している.学習のポイントが把握しやすい.理解を確実なものにできる例題と章末には練習問題付.管理栄養士をめざす学生のために「レベルアップをめざす知識」を随所に掲載した.
1.食品衛生と法規 (健康と食品衛生/食品衛生行政/衛生指標)
2.食品の変質 (発酵と腐敗,変敗,酸敗/腐敗を引き起こす微生物/微生物の生育条件/腐敗の判定/微生物による成分の変化/化学的変質/腐敗と鮮度の判定/食品の腐敗・変敗の防止法)
3.食中毒 (食中毒の定義と分類/食中毒の発生状況/微生物性食中毒/化学性食中毒/自然毒食中毒/食中毒予防/消毒と殺菌・滅菌法)
4.経口感染症・寄生虫症 (おもな消化器系感染症/ウイルス性経口感染症/寄生虫症/人畜共通感染症)
5.食品中の汚染・有害物質 (カビ毒(マイコトキシン)/化学物質/内分泌かく乱物質(環境ホルモン)/有害金属/放射性物質/食品の有害成分)
6.食品添加物 (食品添加物の定義/食品添加物の種類と用途/食品添加物の分類/有用性と安全性/安全性の評価)
7.食品の衛生管理 (HACCPによる食品の衛生管理/食品取扱施設における一般衛生管理プログラム/国際標準化機構(ISO)/学生の学内・臨地(学外)実習などにおける衛生管理/家庭における衛生管理)
8.食品の安全性問題 (遺伝子組換え食品/放射線と食品/農薬と食品/リスク分析と国際化)
世界の糖尿病人口は3.8億人、アジアだけで既に2億人を超えた。パンデミック的に増加する糖尿病と足潰瘍に、われわれはどう対応すべきか。
典型画像から非典型画像、鑑別疾患画像まで、収録画像550点以上。
遺伝子工学を知らなくても、わたしたちはこの技術を利用した遺伝子診断キットやさまざまな治療薬、出生前診断サービスなどを使っています。さらに今後期待されるiPS細胞を使った治療も、この遺伝子工学を利用した治療なのです。本書ではこの遺伝子工学について、どういう技術かを基礎のキソから解説するとともに、その可能性について紹介していきます。
2015年9月の国連総会で決定した持続可能な開発目標(SDGs)は、ミレニアム開発目標(MDGs)に代わる国際開発目標として、2030年の世界のあり方を導こうというものであり、本書はSDGsに関する概説書である。従来型の開発パターンから、グローバルガバナンスの変革を促すために必要なことは何か。特徴や内容紹介のほか、扱う課題などを分かりやすく解説する。
すべては現場=ベッドサイドで起きている! 五感を駆使して循環器疾患に立ち向かうナースの最後の切り札、“直感”をきたえるためのコンパクト・バイブル。身体所見から疾患、治療ケアへと、読んですっきり整理なっとくの一冊!
・ピロリ菌陰性(口腔内細菌や常在菌などへの感染を含む)胃がん・胃炎を,見落とさず,的確にスクリーニングするための最新知見と内視鏡診断のコツをまとめました。
・近年報告されている,ピロリ菌除菌後胃がんとPPI,PCAB,プロバイオティクスの関連についての最新知見や,AIを用いた内視鏡画像診断についても紹介しています。
・「ピロリ菌陰性」をどのように捉えるか,最新の考え方を身につけ,外来・検診など日々の内視鏡診療にお役立て下さい。
序章 最新の正常胃粘膜から胃がんへの進行プロセスの考え方
1 H. pylori現感染・除菌後・未感染胃がんの割合と内視鏡的特徴
1 H. pylori現感染胃がん
2 H. pylori除菌後胃がん
3 H. pylori未感染胃がん
4 IEEによる胃がん診断
2 内視鏡的胃がんリスク所見
1 H. pylori現感染胃がん
2 H. pylori除菌後胃がん
3 H. pylori未感染胃がん
3 H. pylori陰性・非H. pylori感染胃炎の内視鏡診断
1 胃炎の京都分類を用いた非H. pylori感染症の内視鏡診断
2 H. pylori除菌後に認めた非H. pylori感染胃がん
3 非H. pylori感染陽性のH. pylori未感染胃ポリープ
-胃ポリープを再考する
4 H. pylori除菌後の自己免疫性胃炎
1 自己免疫性胃炎の診断基準と内視鏡所見
2 自己免疫性胃炎とH. pylori感染
3 自己免疫性胃炎に合併する胃がんの特徴
コラム コラム1 PPI,抗菌薬,プロバイオティクスのH. pylori除菌後胃がんへの影響
1 PPI,PCABのH. pylori除菌後胃がんへの影響
2 non-Hpと除菌後胃がん
コラム2 AI診断の有用性