歯髄の感染をバイオフィルム感染症として捉え、歯内療法治療戦略を問い直す
ーそして、細菌学的理解に基づく歯内療法の実践へ
・臨床と研究(基礎)の第一線で活躍する二人の著者が、歯髄の感染をバイオフィルム感染症として捉え、歯内療法の治療戦略を問い直す。
・歯内療法にパラダイムシフトを起こしているNiTiロータリーファイル。そのメリットと課題を浮き彫りにし、具体的な器具の選択方法を教示。
・化学的根管清掃の意義と効果、薬剤活性化の方法について細菌学的な観点から再検討し、効果的かつ適切な根管洗浄方法を提案。
・歯内療法に関連する最新の細菌学的知見が深まる一冊です。
【目次】
はじめに
序論 対談:バイオフィルム感染症としての治療戦略とは?
01 根管形成のパラダイムシフトと微生物学的視点から考える問題点
02 根尖性歯周炎のマイクロバイオーム解析
03 根管内バイオフィルムの質を考慮した歯内療法
04 根尖性歯周炎の処置とバイオフィルム
05 根尖部の残存細菌を減少させるためにできること
索引
症例をもとにしたQ&Aのトレーニング形式で「処方のコツ」がわかる。日常診療でよく出合うものの処方判断の難しい81の「つまずき症例」を厳選。患者のタイプに応じた処方の工夫は?いつまで続ける?そもそも薬物治療は必要?効果がなかったら?本当に禁忌?など、処方の「つまずきポイント」に対応する力が身に付く。処方のクリニカルパールが満載。
好評を博した『シリーズ生命倫理学』が手に取りやすい装丁にて復活!
第17巻は医療制度・医療政策・医療経済を扱い、アジア、オセアニア、アメリカ、ドイツ、スウェーデン各国の状況を紹介する。医療を安全に推進するための法政策、感染症対策としての医療経済、国際的な健康水準の現状把握、国家・地域間の健康格差の要因や原因、その格差を最小限にするための対策や政策などを研究する国際保健学について論じ、我が国における医療安全推進のための取り組みとして、医療事故情報の収集、医療事故の原因解明と分析についてその目指すべき方向性と課題を検討する。医療を安全に推進するための法政策、感染症対策としての医療経済、国際的な健康水準の現状把握、国家・地域間の健康格差の要因や原因、その格差を最小限にするための対策や政策などを研究する国際保健学について論じる。我が国での医療安全推進のための取り組みとして医療事故情報の収集、医療事故の原因解明と分析についてその目指すべき方向性と課題を検討する。コロナ禍を経て本書で論じられた問題はますますその重大性を増している。
「この患者にとって今,最もふさわしい選択は何か」と悩むあなたへ.集中治療・ICUにおける診療・管理に関して論争のある問題について,エキスパートはどのように考え,対応しているのか明快に解説します.単なる最新の知見の紹介にとどまらずエキスパートの経験・積み重ねた思考をもってcontroversialな疑問に正面から答える本書は研修医,現場で活躍する集中治療医,ICUスタッフに必ず有用な一冊です.
2019年12月に中国武漢で出現した新型コロナウイルスは、瞬く間に世界中に広がり、日常を大きく変えた。今まさに、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)をはじめとした新興・再興感染症流行に備えるためにも、現実的な問題に対応できる数理科学的なフレームワークが希求されている。そこで、本書では著者ら独自の研究に基づき、どのような数学的ツールやコードを用いればウイルス感染の数理モデルやシミュレーションが開発できるのかを説明する。特に、ウイルス学や感染症疫学、免疫学を含む生命医科学分野への参入を目指す数理科学を背景にする学部生・大学院生や研究者を対象に、個体群動態(集団の数や量の時間変化)の定式化とデータ解析のノウハウを説明する。
また、実際にCOVID-19の臨床データを用いた研究成果についても詳細に解説する。なお、数理科学を背景にしない実験・臨床科学者に対しては、取得するデータがどのように分析されて、何がわかるようになるかを知る機会を提供している。さらに、本書に登場するシミュレーションやパラメータ推定を実施するためのコードはサポートページで公開している。なお、言語はPythonおよびRを用意した。
第1部 基礎知識
第1章 新しいウイルス学をめざして
1.1 異分野融合研究としてのウイルス学
1.2 数理科学と先端計測技術を自由自在に使いこなす
1.3 ウイルス感染動態を定量的に理解する
1.4 新しい感染症時代の研究に向けて
第2章 ウイルス感染動態の数理モデル
2.1 指数方程式によるモデリング
2.2 ロジスティック方程式によるモデリング
2.3 線形微分方程式によるモデリング
2.4 非線形微分方程式によるモデリング
2.5 モデル駆動型の定量的データ解析の例
第2部 実験データへの適用
第3章 ウイルス感染における侵入
3.1 負の二項分布によるモデリングーHIV-1の重感染ー
3.2 反応速度論によるモデリングーHBVの侵入過程ー
第4章 ウイルス感染における暗黒期
4.1 指数分布によるモデリングーエンテロウイルスの株間比較ー
4.2 非指数分布によるモデリングーサル/ヒト免疫不全ウイルスの暗黒期分布ー
第5章 ウイルス感染における伝播様式
5.1 時間的なcell-to-cell感染のモデリング
5.2 時空間的なcell-to-cell感染のモデリング
5.3 cell-free感染とcell-to-cell感染のモデリング
第6章 ウイルス感染における阻害効果
6.1 薬剤による抗ウイルス効果のモデリング
6.2 変異株出現確率のモデリング
6.3 宿主因子による抗ウイルス効果のモデリング
第7章 ウイルス感染における多階層性
7.1 年齢構造偏微分方程式によるモデリング
7.2 個体ベースシミュレーションによるモデリング
第3部 臨床データへの適用
第8章 ウイルス感染動態に基づく治療提案
8.1 生体内ウイルス感染動態のモデリング
8.2 抗ウイルス薬剤治療のモデリング
8.3 臨床試験デザインのモデリング
第9章 ウイルス感染動態に基づく感染症対策
9.1 潜伏期間のモデリング
9.2 ウイルス検査のモデリング
9.3 隔離終了のモデリング
参考文献
あとがき
索引
偽関節(骨癒合不全),変形治癒,感染(骨髄炎・感染性偽関節),関節拘縮やインプラント周囲骨折など,さまざまな骨折合併症・難治症例をどのように治療すれば成功に導けるのかを,治療法の背景にある骨・関節の基礎知識からわかりやすく解説。
単なる“ファインプレー集”ではなく,骨や骨折に対するバイオメカニクスとバイオロジーの知識に則り,なぜ,そのように治療するとうまくいくのかを豊富な実例を提示しながら解き明かしていく。
骨折合併症の治療に対する「考え方から手技まで」をこの1冊で!
■推薦の言葉
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
渡部先生の後輩への 「遺言書」, 難治骨折治療の経典だ。
【竹中 信之 福島県立医科大学外傷学講座教授】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
迷える骨折治療医のまさに 「聖書(バイブル)」である。
今,この時に,この書を読める幸福に涙せよ!
【最上 敦彦 順天堂大学静岡病院整形外科先任准教授】
免疫学は生命の基本現象のなぞ解きに最も貢献した学問の一つである。生体防御としての免疫系には獲得免疫系と自然免疫系が存在することが明らかにされたが、これまでの免疫系の理解は、いわゆる獲得免疫系の理解であって、自然免疫系に関してはほとんど理解されていなかった。また獲得免疫系は多くの場合、タンパク質を抗原としているのに対して、生体の環境を取り巻く抗原は糖脂質、脂質などさまざまである。これまでの免疫学では取り扱われなかった問題の解決が、いま問われている。どのような生命基本原理がその中に隠されているのか。またこれまでの免疫系とどのようにかかわっているのか、その興味は尽きない。
免疫に関するもう一つの問題は、免疫の生命原理が他の生命科学領域の重要問題にどのくらい貢献できるかである。もちろん、リンパ球受容体遺伝子再構成によって多様性を獲得するという驚嘆すべき免疫メカニズムの発見だけでなく、受容体の架橋によってシグナルが伝達されるメカニズムのアイディアは抗原抗体複合体が生物活性を持つという発想がヒントになったし、ナノグラムレベルの物質を同定するのに生物活性を利用してついにはその構造決定までなしとげるなど現代生命科学の基本問題の多くが、免疫研究から提起されたことは、免疫系がいかに生命科学に普遍的な問題を包含しているかという証拠でもある。
本書は、免疫研究に携わる人々にとっては、複雑でしかも細分化して断片的にしか理解できなくなった免疫現象を系統的に考えるよすがとし、免疫研究の専門外の研究者にとっては生命科学の基本原理探求の一助となれば幸いである。
◆プローブを持つときのコツといった基本中の基本から、各関節部位・付着部まで撮像方法を丁寧に解説。
◆さらに部位ごとに大ボリュームのエコー画像と200本を超える動画を掲載。実際のプローブ操作とエコー画面を同時再生可能な動画もあるため、直感的理解が可能です。
◆疾患ごとに発症メカニズムやエコーの特徴までおさえているため、本書を最後まで読めば「撮像の仕方」から入った初学者も、エコーによる鑑別診断まで理解できるようになります。
1章撮像方法
1 機器・プローブ
2 セッティング
3 撮像のテクニック
4 準備物品
5 正常所見と病的所見
6 各関節の撮像方法
7 付着部の撮像方法
2章各部位の撮像方法と関節リウマチのエコー所見
1 手指
2 手関節
3 肘関節
4 肩関節
5 股関節
6 膝関節
7 足関節
8 足趾
3章鑑別診断
1 脊椎関節炎
2 乾癬性関節炎
3 リウマチ性多発筋痛症
4 結晶誘発性関節炎
5 変形性関節症
6 RS3PE症候群
7 SAPHO症候群と掌蹠膿疱症性骨関節炎
8 感染性関節炎(化膿性関節炎)
9 irAE関節炎
4章実臨床における関節エコーの使用方法
5章エコーガイド下関節穿刺(注射・神経ブロック)
現在、年間1000種の野生動物が絶滅しており、そしていったん絶滅した生き物は二度と地球上にもどることはない。
乱獲、生息地の分断、幼獣の食害、生息地環境の劣化・・・さまざまなシナリオで人間は動物を絶滅に追い込む。
野生動物を絶滅から救うために、我々は何をすべきなのか。
野生動物を「喰らう」問題、「装う」問題、そしていかにして野生動物を絶滅から救うかについての方策とよりどころとなる思想について多角的な視点から論じる。
序章 絶滅危惧動物とヒトーかかわりあいの歴史と文化 秋道智彌
第1部 絶滅危惧種を喰らう
第1章 「隣人」としてのゾウーバカ・ピグミーのゾウ肉タブーから読み解くヒト社会の進化史的基盤 安岡宏和
コラム1 メコンのシンボル「プラー・ブック」の危急と活用 秋篠宮文仁
第2章 ジュゴン猟をめぐるトレス海峡諸島民と生物学者たち 松本博之
コラム2 センザンコウの肉とウロコ 大石高典
第3章 凋落する大衆回遊魚ーサケとウナギ 森田健太郎・黒木真理
コラム3 フカヒレ狂騒曲 鈴木隆史
第2部 絶滅危惧種の商品化と文化化
第4章 ウミガメはなぜ減少するようになったのか? 亀崎直樹
コラム4 フウチョウに倣って着飾るダンサーーパプアニューギニア西部州クボの事例から 須田一弘
第5章 ホッキョククジラを守りながら食べるー北極海の先住民捕鯨 岸上伸啓
コラム5 薬となって滅びる動物ー犀角に群がる人びと 北出智美
コラム6 イルカ漁をめぐる三つの局面ー自然科学と環境保護と伝統文化 竹川大介
第6章 宝石サンゴー限りある資源と限りなき欲望 岩崎望
コラム7 鯨歯文化も絶滅するのかー捕鯨の副産物 内田昌広
第3部 絶滅危惧種の保全と利用
第7章 野生生物の違法取引と戦うーワシントン条約と日本 井田徹治
第8章 日本の「ゼロ絶滅」と「持続可能な利用」達成へのみちすじ 東梅貞義
コラム8 捕鯨は悪かーアンチ・スーパーホエール論 秋道智彌
第9章 絶滅危惧種を創る、護るー新たな絶滅要因、感染症によるパラダイムシフト 岡安直比
コラム9 チンパンジーを笑うヒトは滅びる 中村美穂
第10章 食べて守るか、食べずに守るか 松田裕之
コラム10 殺さずに末永く利用するー成功例ルワンダのゴリラツーリズム 井田徹治
終章 霊性の復権ー絶滅危惧種とのつきあい 秋道智彌
索 引
調理された食品を摂取する時,私たちはそれが安全であることを前提として口にする.食に直接関わる栄養士・管理栄養士は「食中毒の原因になるリスクがある」という視点を持つことが求められる.そのためにも食品衛生学を学び,食の安全に対してリテラシーを持つことは極めて重要である.本書では,初学者でも食品衛生法を基本とする食品安全を保障するルール(法律)について分かりやすく理解しやすいよう,最初にアウトラインを示し,さらに食品に関わる個別リスク因子を学んだ後に食品安全を保障するルールと各リスクが対応するような構成としている.また,高校で化学や生物といった「理系教科」を学んでこなかった学生の理解を高めより関心を持てるよう付録として「食品衛生を学ぶための微生物学と化学」を収録している.さらに,管理栄養士国家試験の応用問題を想定して「これまでに起こった食中毒事例に学ぶ」も付録として収載した.これらの食中毒事例は,衛生管理手法を変えるきっかけとなったものであり,栄養士・管理栄養士として覚えておくべき事例をまとめた.さらに管理栄養士国家試験「新ガイドライン」で20問から30問に増えた応用問題対策としても利用できる.
第1章 私たちの食生活と食品衛生/第2章 食品の安全性を保障する仕組み/第3章 食品の変質と腐敗,汚染/第4章 食品による食中毒を引き起こす微生物と毒素の特徴/第5章 食品による感染症と寄生虫症,人畜共通感染症/第6章 食品添加物/第7章 食品の安全性を保障する具体的な仕組み:食品表示と規格基準/第8章 食品の安全性を担保するこれからの仕組み/第9章(付録) これまでに起こった食中毒事例から学ぶ/第10章(付録) 食品衛生を学ぶための微生物学と化学
経済のグローバル化は,ブレグジットや米中貿易戦争など,ある特定の地域で発生した事象が,瞬く間に深刻な現象に発展する危険性をはらむようになった.現代の世界経済が抱えるこうしたグローバルリスクについて,その測定を行うとともに影響について考察する.
はじめに(小川英治)
序 章 グローバルリスクの概念と測定ーーリスク回避行動を検証する(小川英治、羅 鵬飛)
第I部 大規模な脅威
第1章 米中貿易戦争の影響ーーミドルパワーは何ができるのか(木村福成)
第2章 チャイナリスクの金融的側面ーー新型コロナウイルス感染症対策も踏まえて(関根栄一)
第3章 欧州経済のリスクーー新型コロナウイルス感染拡大,ブレグジット,そしてユーロ圏金融市場のリスク(高屋定美)
第II部 グローバルリスクの影響
第4章 米国から新興国への資本フローに対する影響ーーグローバルリスクと資本受入国の固有リスクに着目して(大野早苗)
第5章 アジアへの直接投資の変化ーーチャイナリスクと2010年代の日本企業の動向(松原 聖)
第6章 政策不確実性が株式リターンに与える影響ーー短期的かつ長期的効果の理論的考察と実証分析(熊本方雄)
終 章 グローバルリスクとその影響(小川英治)
Global Risk and the World Economy:
Crisis Caused by Economic Policy Uncertainty and Risk Management
Eiji OGAWA, Editor
「DMATとは?」「EMIS、PEACEとは?」など、災害医療でまず知っておくべき基本知識から、産科病棟・新生児病棟などでの実際の対応、平時の備えまで学べる1冊。各項目の冒頭にあるチェックリストで大事なポイントを整理でき、箇条書きの解説でサクッと理解!