小児看護に必要な医学的知識を、主要疾患別に「疾患の概念」「診断と治療」に分けて解説したハンドブック。看護のポイントを「ナーシングチェックポイント」として明記し、各疾患に関する基準値を示すとともに「成長と発達」の特徴を記した。巻末に和文と英文の索引を付す。
この本のなかでは、性感染症とはいったいどんなものなのか、かかってしまったらどうしたらいいのかなどを解説している。性感染症のこわさを知るとともに、自分にとってごく身近な問題であるということを感じていただきたい。
本書は、年々進歩する整形外科領域における標準的な治療法と治療に関する最新情報をまとめて提供。まず、巻頭特集で最近注目されている話題を取り上げ、次に、治療総論で基本的な治療を解説し、さらに、各論へと進めて行く。
本号は平成10年9月13日に岐阜、長良川国際会議場において開催された第18回産婦人科漢方研究会学術集会の講演内容を論文集としてまとめたものである。今回の主題にはシンポジウムとして「高齢者と漢方」をとりあげ、一般講演で関連するものをワークショップとしてまとめ5題行い、会長講演として「産婦人科漢方とコントロバァシー」として、今後の漢方のあり方などを考えてみた。
超低出生体重児医療が、現在の新生児医療の中心となり、超低出生体重児が生存可能になるにつれ、産科側の早産対応への自由度が広がり、周産期医療の発展に拍車をかけている。今回の改訂では、24週未満の児の管理を新たに1章加え、わが国から新しい疾患として報告された新生児TSS様発疹症についても加筆されている。
泌尿器科の医師が本音のところを散文的に書いた本。翌日施行する検査法、診断法あるいは薬物療法について、ちょっと勉強しておきたいと思った時に、寝床に疲れた身体を横たえたままで、読んでもよく分かる内容で、また今日行ったことについての反省をするための参考資料ともなる。
本書は155題のQ&Aからなっています。すべての領域を網羅することよりも、まず基本的な知識を整理することを目的とし、問題を精選しました。泌尿器科学の重要事項はもれなく収載しています。
本書は、栄養士および管理栄養士養成施設におけるテキストとして使用されることを主眼に執筆された。しかし、現在問題となっている事項についても、最新の知見を平易かつ簡潔に記述してあるので、すでに実務に従事している栄養士や管理栄養士にとっても、また、食品衛生学に興味をもつその他の学生や一般の方々にとっても、優れた参考書として活用されるものである。
1998年度のシンポジウムでは、前WHOのDirector、K¨aferstein博士の特別講演に続いて、それぞれがシンポシストにセレウス菌、サルモネラ菌、腸炎ビブリオ、カンピロバクター、病原性大腸菌などによる食中毒について、疫学・感染要因・発症機序・感染要因・感染予防など、いろいろな角度からの講演を行った。本書はそのときの内容をまとめたものである。
21世紀を目前にした今日、今世紀100年を総括する文章をよく目にするが、等しく述べられているのは科学技術の進歩である。医学・医療におけるこの100年間の進歩もまことに目覚ましいものがあった。一方20世紀の末になり、パラダイムの転換が多くの学問領域で見られるようになった。医学・医療においても、医療の評価が生存率からQOLへと視点が変わったことも一例であるといえよう。泌尿器科における医学・医療もいま述べた理念と動向の中で、専門分野を担当し、前進発展させていくべきである。本書は1986年に初版を発刊し、改訂第2版は、1991年に出版したが、今回の改訂第3版を出すまでに15年近く経過した。時代にマッチした知見を網羅した本格的成書を目指し21世紀に向けて、さらなる前進を志向していきたい。
診療放射線技師の業務は核磁気共鳴、超音波、眼底カメラなどの非放射線領域へと拡大され、今後ますますその傾向は顕著となっています。感染症新法の施行、男女雇用均等法の実施等に対応して書き改め、図表や数値も最近のものにするなど、必要なところを修正した第2版。
本書は、ピルの基礎知識から服薬指導の実際までを解説。医療・教育に携わる方の実務書。
近年、感染症はますます注目を集めている。本巻前半では、感染に焦点をあて、細菌、ウイルスによる感染症発生の仕組みを、定着、侵入、増殖、宿主応答という感染成立の過程に沿って解説し、次世紀、感染症研究の中心課題になると予想される病原細菌のゲノム解析の意義と、ゲノム情報を基盤とした細菌の病原性研究の今後の展望について述べる。後半では、生体防御機構を扱い、感染症やがんに対する免疫系の働きを、分子レベル、細胞レベルでおさえた上で、免疫機能の破綻によって起こる免疫不全症、逆に過剰な反応で起こるアレルギー疾患や炎症反応、自己免疫疾患の機構を紹介し、機能が低下したり破綻を来した免疫系の修復についてふれる。
本書は、1996年11月に開催されました第7回LIP研究会「細菌の潜伏・持続感染(4)-クラミジアの感染症ー」、1997年6月に開催されました第8回LIP研究会「ウイルスの潜伏感染(4)-EBVの感染と潜伏・再活性化ー」、1998年5月に開催されました第9回LIP研究会「リケッチアの感染症」、および1998年12月に開催されました第10回LIP研究会「ウイルスの潜伏感染(5)-サイトメガロウイルス(CMV)-」の講演内容をまとめたものです。第4巻はLIP研究会の4回分の内容を含んでおり、クラミジア、リケッチアおよびヘルペスウイルス群のなかからEBVとCMVを取り上げ、本邦における現在の潜伏感染・持続感染の代表的な多くの症例とその基礎的な研究を紹介しております。