デンタルプラークは口腔内感染症の原因だけでなく命さえ奪うテロ集団である
数百種類の細菌がコミュニケーションを取りながら,唾液や歯肉溝液を主な栄養源としてバイオフィルム集団となるデンタルプラークは,う蝕や歯周病の原因であるだけではなく,多くの人の命を奪う肺炎の原因となっています.さらに,デンタルプラーク細菌集団は糖尿病、脳内出血,動脈硬化,アレルギー疾患などを引き起こすこともあります.
本書では,健康破綻は口から始まることについて解説したうえで,健康ライフを送るためにデンタルプラーク細菌を暗躍させないためにはどうすべきか,最新の知見をもとに書き下ろしました.
医療従事者に是非読んでいただきたい一冊です.
第1章 繰り返されてきた証言「健康破綻は口から始まる」
第2章 魑魅魍魎がバイオフィルム集団となって棲みつく
第3章 数千億のテロ集団が棲みつく口腔内
第4章 デンタルプラーク細菌と免疫のバトルに終焉はない
第5章 う蝕原性ミュータンス菌と脳出血の関係
第6章 歯根尖のバイオフィルム病巣は治せるのか
第7章 有史以来最大の感染症は歯周病
第8章 歯周病は循環障害をもたらす
第9章 サイレント疾患の糖尿病と歯周病の関係
第10章 歯科医療に欠かせない血液検査
第11章 「いつまでも若く美しく」その秘訣は口のケアにある
第12章 肺炎で死なないための口腔ケア
第13章 インフルエンザウイルスのサポーターは口腔内に潜んでいる
第14章 抗生物質はバイオフィルムモンスターに太刀打ちできるか
第15章 抗菌性洗口液でオーラルヘルスからの健康長寿
実臨床での考え方がわかる,難聴早期発見と切れ目ない支援のための1冊
●第1章では,難聴の早期発見とその後の診断・補聴器の装用と早期療育の状況について,第2章では,学齢期における継続的な支援などについて言語発達や学齢期に問題になることの多い重複障害の問題などを含めて初学者にもわかりやすく解説しました。
●最新のエビデンス紹介を基本に,実臨床の場での知見も取り入れています。
●小児難聴の診療に必要な幅広い知識を,実臨床に即した形でまとめました。
●医師,言語聴覚士,特別支援学校教員をはじめ,難聴児の支援に携わるすべての専門家に役立つ1冊です。
Introduction 小児難聴の総論
1 基本となる知識 福島邦博
column 1 小児医療における考え方 守本倫子
column 2 厚生労働省・文部科学省による「難聴児の早期発見・早期療育推進のための基本方針」について 中川尚志
第1章 乳児期の難聴・幼児期の難聴
1 新生児聴覚スクリーニングの実際 菅谷明子
2 精密聴力検査(他覚的聴力検査,幼児聴力検査) 南修司郎
3 先天性サイトメガロウイルス感染症の病態・検査・治療 森内浩幸,森内昌子,神田幸彦,佐藤智生
4 遺伝性難聴の病態と検査 野口佳裕
column 1 遺伝学的検査 宇佐美真一
5 小児難聴の画像診断 内藤 泰
6 乳児期の難聴児に対する補聴器フィッティング 富澤晃文,城間将江
7 乳児期難聴児への介入に必要なポイント 北 義子
column 2 きこえの多様性 中澤 操
8 新しい人工聴覚器と補聴器と適応 古賀 涼,神田幸彦
9 人工内耳の適応選択とその後の対応 岩崎 聡
10 幼児期における難聴児の療育 近藤美紀,神田幸彦
column 3 「難聴のお子さんと保護者のための難聴児療育のロードマップ〜特に人工内耳に関連して〜」 神田幸彦,高橋晴雄,宇佐美真一
11 人工内耳前後の療育:小児人工内耳装用前後のガイドラインについて 神田幸彦,高橋晴雄,伊藤真人
12 急性中耳炎,滲出性中耳炎(非外科的治療) 伊藤真人
第2章 学齢期の難聴
1 学齢期における先天性伝音難聴の外科的治療 白馬伸洋
2 難聴児の言語発達:学齢期の支援について 藤吉昭江
column 1 難聴児にとっての手話言語 武居 渡
3 症候群性難聴の診断と合併する全身症状 吉村豪兼
column 2 聴覚情報処理障害(聞き取り困難症) 阪本浩一
column 3 心因性難聴・機能性難聴 片岡祐子
4 環境調整指導のポイント 菅谷明子
column 4 聴覚過敏 佐藤吏江
5 神経発達症(発達障害)の合併した聴覚障害 福島邦博
6 保護者支援のあり方(保護者とのQ&A) 麻生 伸
column 5 セルフアドボカシー 國末和也
7 福祉制度の概要 石川浩太郎
8 専門職連携教育(IPE)と多職種協働(IPW) 福島邦博
column 6 難聴児の支援に関する調査研究(令和2〜4年度) 大瀬千紗,東海林崇
索引
呼吸器内科の定番書が5年ぶりの大改訂
最新ガイドラインを踏まえ、ますますわかりやすく!!
◆呼吸生理、咳の鑑別、抗菌薬... みんながつまずくポイントを「わかりやすさ最優先」で解説しました。
◆これから呼吸器内科をローテートする方はもちろん、呼吸器診療のエッセンスを身につけたい他科の先生方にもお勧めします。
◆無料の電子版が付属。巻末のシリアルコードを登録すると、本書の全ページを閲覧できます。
第1章 呼吸器の基礎知識
(1) 肺の解剖と低酸素の原理
(2) 呼吸器の診察法
(3) 呼吸器領域で使われる略語
(4) ウィズコロナ時代の咳の鑑別
(5) 咳の鑑別に必要な胸部画像の知識
(6) 肺の防御機構と痰
(7) 血痰・喀血・肺胞出血
第2章 呼吸器の検査
(8) フローボリューム曲線を理解する
(9) 動脈血ガス分析
(10) A-aDO2のややこしい話
(11) 気管支鏡について
第3章 ガイドラインに基づく肺炎診療
(12) 肺炎診療の基本的な考え方
(13) 市中肺炎
(14) 医療・介護関連肺炎、院内肺炎
(15) 抗菌薬の種類と特徴
第4章 その他の感染症
(16) インフルエンザ・COVID-19
(17) 長い長い結核の話
(18) 非結核性抗酸菌症
(19) 真菌感染症とニューモシスチス肺炎
第5章 間質性肺疾患
(20) 特発性間質性肺疾患
(21) 特発性でない間質性肺疾患
第6章 閉塞性肺疾患
(22) COPD
(23) 喘息
(24) 吸入療法
第7章 呼吸器疾患の治療
(25) 酸素療法
(26) 気胸・胸水・ドレナージ・局麻下胸腔鏡
(27) 癌化学療法
第1章 呼吸器の基礎知識
(1) 肺の解剖と低酸素の原理
(2) 呼吸器の診察法
(3) 呼吸器領域で使われる略語
(4) ウィズコロナ時代の咳の鑑別
(5) 咳の鑑別に必要な胸部画像の知識
(6) 肺の防御機構と痰
(7) 血痰・喀血・肺胞出血
第2章 呼吸器の検査
(8) フローボリューム曲線を理解する
(9) 動脈血ガス分析
(10) A-aDO2のややこしい話
(11) 気管支鏡について
第3章 ガイドラインに基づく肺炎診療
(12) 肺炎診療の基本的な考え方
(13) 市中肺炎
(14) 医療・介護関連肺炎、院内肺炎
(15) 抗菌薬の種類と特徴
第4章 その他の感染症
(16) インフルエンザ・COVID-19
(17) 長い長い結核の話
(18) 非結核性抗酸菌症
(19) 真菌感染症とニューモシスチス肺炎
第5章 間質性肺疾患
(20) 特発性間質性肺疾患
(21) 特発性でない間質性肺疾患
第6章 閉塞性肺疾患
(22) COPD
(23) 喘息
(24) 吸入療法
第7章 呼吸器疾患の治療
(25) 酸素療法
(26) 気胸・胸水・ドレナージ・局麻下胸腔鏡
(27) 癌化学療法
◆プローブを持つときのコツといった基本中の基本から、各関節部位・付着部まで撮像方法を丁寧に解説。
◆さらに部位ごとに大ボリュームのエコー画像と200本を超える動画を掲載。実際のプローブ操作とエコー画面を同時再生可能な動画もあるため、直感的理解が可能です。
◆疾患ごとに発症メカニズムやエコーの特徴までおさえているため、本書を最後まで読めば「撮像の仕方」から入った初学者も、エコーによる鑑別診断まで理解できるようになります。
1章撮像方法
1 機器・プローブ
2 セッティング
3 撮像のテクニック
4 準備物品
5 正常所見と病的所見
6 各関節の撮像方法
7 付着部の撮像方法
2章各部位の撮像方法と関節リウマチのエコー所見
1 手指
2 手関節
3 肘関節
4 肩関節
5 股関節
6 膝関節
7 足関節
8 足趾
3章鑑別診断
1 脊椎関節炎
2 乾癬性関節炎
3 リウマチ性多発筋痛症
4 結晶誘発性関節炎
5 変形性関節症
6 RS3PE症候群
7 SAPHO症候群と掌蹠膿疱症性骨関節炎
8 感染性関節炎(化膿性関節炎)
9 irAE関節炎
4章実臨床における関節エコーの使用方法
5章エコーガイド下関節穿刺(注射・神経ブロック)
総合診療専門医シリーズ最終巻(第5巻).病院に勤務する総合診療医が,病院内,地域内など大小様々な組織内でうまく働くためのノウハウが詰まった1冊.もちろん総合診療専門医取得を目指している病院研修中の専攻医にも役立つ内容となっている.既刊の「診療の仕方」をまとめた第1巻,「ポートフォリオ」を扱う第2巻,「研修の受け方」を取り上げた第3巻と併せて活用したい.
大好評の「1.正常解剖」「2.代謝・脱髄・変性・外傷・他」に続いて、血管障害・腫瘍・感染症・全身性疾患・頭蓋骨の異常を収載した待望の1冊が登場!豊富な画像ととても詳しい解説で、日常臨床や読影をする際に必ず役立つ1冊。
結核・呼吸器疾患の1年分資料の集大成。
保健衛生行政関係者はもとより、一般の医師・研究者・学生の方にもご活用いただけます。病院はじめ看護・保健師学校・医学系大学にはぜひ備えておきたい一冊です。
現在の結核の現状がより理解できるよう、カラー図表を満載の解説部を設けました。
2022年版内容
■解説部 38頁
■2021年結核登録者情報調査年報集計結果 69頁
この鑑別で合っているのか…?そんな不安の手助けに!著者の豊富な臨床経験から導かれた肺炎診療のコツをまとめています!困ったときの一冊!
一般外来にくる発熱患者と感染症。抗菌薬に手を伸ばすまえに、自信を持って診たてるには…外来で必要な12の抗菌薬。どんなときに使うのか…現場本位の臨床センスで解き明かす。
内科学テキストのスタンダード。強力にバージョンアップ。オールカラー、関連分野で分けた使いやすい6分冊。別巻に基準値一覧と総索引。
基本となる微生物学的知識に加えて、検査技術の理論・考え方・進め方を縦軸に、感染症診断に必要な微生物検査の重要な要素(基本操作、検査精度管理、病原微生物管理、法的根拠など)を横軸に編集された、単なる実習書や検査マニュアルを超える内容。
より深く、より広く内容はさらに充実(全面改訂.第2版と比較して約20%増頁)。病院総合診療医がまためた152項目(約1100頁)。
症状の診方/治療のポイント/薬剤処方/保護者への説明と日常のスキンケアをコンパクトに解説しました。皮膚科専門以外の小児科、内科、救急外来でおおいに活用できる一冊。皮膚症状をアイコン表示、症状から早や引きが可能。
近年、企業が従業員の健康管理を経営的な視点で実践し業績の向上へ結びつける「健康経営」という経営手法が注目されています。
しかし、新型コロナウイルス感染症の流行は、個人の行動様式や企業での働き方を変容させ、さらに「従業員の健康」と「企業の業績」の双方に直接影響を与えうることから、今後は健康経営の在り方も見直しを迫られると考えられます。
「ポストコロナ」における社会の変化を踏まえた上で、改めて健康経営について、具体的な対策と考察を展開し、求められる企業と医師の関係にも言及します。
第一章 健康経営とは
第二章 健康経営の具体的対策1 感染症
第三章 健康経営の具体的対策2 生活習慣病
第四章 健康経営の具体的対策3 メンタルヘルス
第五章 ポストコロナの企業─医師関係
◆日常診療で遭遇頻度の高い泌尿器疾患を取り上げ,患者の病態に合わせた最適な処方をするための薬剤の知識をまとめました。
◆ガイドラインに沿った治療をふまえた上で,各疾患のエキスパートが「私の処方」として薬剤の開始から併用,追加,変更までの具体的な処方例を紹介しています。
◆診療現場で増えている代替医療に関する質問にも答えられるよう,サプリメントや漢方についても,エビデンスに基づいた解説を加えました。
◆手元にあると便利な1冊として,泌尿器科診療に携わるすべての医師にお勧めします。
1章 感染症
1 膀胱炎
2 尿道炎
3 前立腺炎
4 泌尿器科医が遭遇する陰嚢・陰茎皮膚疾患
5 精巣上体炎,精巣炎
6 腎盂腎炎
7 尿路結核
8 尿路真菌症
2章 排尿障害
1 前立腺肥大症
2 過活動膀胱(男性)
3 過活動膀胱(女性)
4 夜間多尿
5 腹圧性尿失禁
6 神経因性下部尿路機能障害
3章 性機能障害・男性不妊
1 男性更年期障害
2 勃起不全
3 射精障害
4 男性型脱毛症
5 乏精子症、精子無力症
4章 尿路結石症
1 結石排石促進
2 結石再発予防
3 結石仙痛
5章 内分泌疾患・その他
1 原発性副甲状腺機能亢進症
2 慢性腎臓病
3 副腎腫瘍
4 間質性膀胱炎
6章 泌尿器科悪性腫瘍
1 副腎癌
2 腎癌
3 前立腺癌(ホルモン感受性)
4 前立腺癌(去勢抵抗性)
5 膀胱癌
6 精巣癌
7 陰茎癌