新商品開発・新規事業開発・マーケティング戦略立案のための「調査研究」企画書と、企画スタッフの育成のための「創造性開発教育」のプログラム。
教育の仕方によって、適切な方法で指導したら子どもの知能を伸ばすことができるし、逆に知能の発達はおろか子どもの成長そのものを阻害することもある。そこで、知能教育について正しく理解していただき、子どもたちが心身ともに健全で知能的に優れた英才児に成長するこを願って、1部では知能教育の原理と方法、2部では家庭でできる知能遊びの課題例を紹介する。
教育改革の特徴と行方。大国主義的・新自由主義的教育改革は、日本の教育に何をもたらすか。その社会的・政治的背景と経済的基礎を分析・批判したうえで、国民のための教育改革を展望するために、「私事」の組織化、教育の公共性の再建を提言する。
地方分権の時代、教育の世界でも、予算から人事まですべてを中央(文部科学省)が掌握する時代は終わろうとしています。そこで焦点となってくるのが、地方のイニシアチブのあり方です。そこでの要となる、地方自治体の教育委員会は機能しているのでしょうか。自治体トップである首長の裁量はどこまで広げられるのでしょうか。市民の参加はどうなっていくのでしょうか。また、改革次第で学校現場はどう変わるのでしょうか。戦後の教育行財政システムに通暁した教育行政研究の第一人者が、愛知県犬山市、埼玉県志木市、鶴ヶ島市、京都市など、改革の先陣を切っている自治体の例をひき、その取り組みの実態を見ていきます。
11億の人口を持ち、22の言語を話し、さまざまな宗教と民族で構成されている国・インド。近年、インド式計算法やソフトウエアの優れたエンジニアを輩出する国として知られるようになった。もともと、ゼロも十進法もこの国から生まれた。彼らは小さい時から徹底して九九や2行詩を暗記させられる。語学も最低3カ国語は暗記させられ、そのまま覚えることの重要性を身につける。日本人は「人と同じ」であるかどうかを気にするが、インドでは「人と違う」ことが重んじられるのだ。インド人の特徴のひとつに「多彩性」があげられるが、いま日本人に求められるのがこれなのだ、と著者はいう。キヤノンの外国人社員第1号だった著者によるユニークな社会文化論。
『「移動する子どもたち」と日本語教育ー日本語を母語としない子どもへのことばの教育を考える』の続編。基本となるテーマは「考える力」とリテラシー、そして主体性。年少者日本語教育は、単に「日本語」を教えれば終わりという教育ではない。「読み書き能力」を超える「ことばの力」=リテラシーと、「ことばの力」を使って考えること、そして子どもの主体を育成するという人間教育の一翼を担う教育領域である。そのことを、子どもへの日本語支援を通じて探究した実践研究が収められている。