その旅は下北半島から始まった──。漫画家つげ義春、写真家の北井一夫、記者の大崎紀夫の3人が、1969年から75年にかけて日本各地の風景の中にたたずみ、旅した記録を50年ぶりに復刊。東北の湯治場、四国おへんろ、国東半島など、味わい深き土地の記憶が立ち上る。
城下町の美、名園・名湯の癒し、お茶屋文化、加賀百万石の伝統。
これは小さな紙の舟が大海原を超えていく旅を描いた、文字のない絵本。
鬱蒼と生い茂る森を抜け、葉っぱの影をくぐり、氷山の間を、魚たちの集団を通り抜け、嵐や大波に飲まれそうになりながら、恐ろしい海の怪物たちの間も抜けて進む小舟。
小さな舟はいつも独りぼっち。
でも、独りだからこそ、波の上にも下にも広がる驚異的な自然の美しさ、素晴らしさに気づくことができる。
大人の読者も子どもの読者も、成長することや学ぶこと、そして人生のアップダウンや苦楽についても、この静かで力強い物語から大いなるインスピレーションを得られるだろう。
呼人は、なにかを寄せてしまう
動物や、虫や、植物、自然現象
だから、ひとつの場所にとどまらず、
旅をする
人とちがうこと、それでも隣りあって生きること
痛みと希望の連作短編集。
「呼人」とは、なにかを引き寄せる特殊体質。原因は不明でごく少数だが一定の割合で発現する。政府機関によって認定され、生活に制限がある。5人の呼人と、呼人に関わる人たちの姿から、社会の中で少数であること、そうした状況で生きるというのはどういうことか、を描く。
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「……真帆ってすごいね」
「なにが?」
「あたしの目の前で、自分は恵まれてるって、はっきりいうなんて」
真帆は首をかしげた。
「だってそうじゃない? くいなは自分で選んでないのに旅をしなくちゃいけなくて、わたしは旅をするかしないか、好きに選べる。それってわたしが恵まれてるってことだよね?」
(本文より)
1 スケッチブックと雨女
2 たんぽぽは悪
3 鹿の解体
4 小林さんの一日
5 男を寄せる
6 渡り鳥
ここではない、どこか。そこに私が待っているーー。
新人漫画家の鈴ヶ森ちかは、ネームを持ち込む度に全ボツを食らっていた。
心が折れかけた彼女だが、唐突に旅に出ることを思い立ちーー。
ざつな旅だからこそ癒やされる、究極旅コミック!
北海道から九州までの秘境駅をデータとともに紹介。「秘境駅」最新ランキングのほか、2022年発売の雑誌『旅と鉄道』秘境駅特集号より「秘境駅の一日」ルポを再掲載。人気の秘境駅を分かりやすくまとめます。秘境駅マニアは持っておきたい1冊です。
巻頭特集
1章 北海道の秘境駅
2章 東北エリアの秘境駅
3章 関東エリアの秘境駅
4章 北信越エリアの秘境駅
5章 東海エリアの秘境駅
6章 近畿エリアの秘境駅
7章 中国・四国エリアの秘境駅
8章 九州の秘境駅
巻末 秘境駅地図
日本全国津々浦々、歴史ある門前町や宿場町から知られざる漁村や在郷町まで。残しておきたい風景や語り継ぐべき物語を丹念に取材してオールカラーでお届けする写真紀行のシリーズ。
最終巻となる第11弾は「北海道」を「道南・道央」と「道北・道東」に分けて収録。コラムでは地域に伝わる祭りやノスタルジックな商店街をピックアップ。重要伝統的建造物群保存地区も掲載。
ーー掘り起こせば私たちの国は、虚実入り混じった、数えきれぬほどの歴史や伝説、言い伝えに彩られています。そんなふるさとの町や村に埋もれてきた、歴史譚や懐かしい原風景に出逢う旅ーー
「道南・道央」
●鹿部 九千年前からの漁場、現在は国内最高級の昆布の産地
〈名画名作の舞台を訪ねて〉
『きみの鳥はうたえる』 若手実力派俳優三人による切ない青春物語
〈我が町自慢の市場食堂〉
あまの商店 親しみやすさの中に驚きがある市場唯一の食堂
〈重要伝統的建造物群保存地区〉
函館市元町末広町
●寿都 遠い昔、ニシン漁と北前船で栄華を極めた港町
●祝津 ニシン漁で巨万の富を築いた網元たちの夢のあと
〈ノスタルジック商店街〉
狸小路商店街 一四五年以上の歴史を誇る北海道のにぎわいの中心地
〈我が町自慢の市場食堂〉
蟹喰い処蟹工船 二条市場の向かいにあるかに料理専門店
●新冠 八キロにわたり馬の放牧が見られる「サラブレッド銀座」
〈栗山町コラム〉
明治の煉瓦蔵十三棟が残る「小林酒造建造物群」
●濃昼 不思議な魅力を持つ、陸の孤島の小漁村集落
〈著名人の旧家を訪ねて〉
有島武郎旧邸 矛盾に満ちた人生に悩み続けた作家が、愛妻のために建てた家
●美唄 「日本一きれいな炭鉱住宅街」が残る石炭の町
〈祭り〉
びばい雪んこ祭り
「道北・道東」
●増毛町 ニシンで栄華を極めた歴史的建造物の町
●音威子府 可憐なソバの花と星が美しい小さな村
〈旭川コラム〉
神居古潭 神が住まう美しい景勝地
〈著名人の旧宅を訪ねて〉
三浦綾子旧宅 昭和三十年代の自宅を再現
〈ノスタルジック商店街〉
旭川銀座商店街 赤い鳥居が目印の温かみのある商店街
●芽室町 広大な畑が広がる十勝晴れの町
〈名画名作の舞台を訪ねて〉
『鉄道員(ぽっぽや)』 仕事一筋の男が最後に見た幸せの幻想
●鶴居(つるい)村 釧路湿原に抱かれたタンチョウの里
〈我が町自慢の市場食堂〉
和商市場 元祖・勝手丼が人気の海鮮市場は市民の台所
〈祭り〉
アイヌ三大祭
●湧別町 開拓時代の風景が今も残るオホーツクの町
●浜松 昆布干しの風景が壮観な海沿いの漁村集落
●羅臼 知床の大自然とともに歴史を刻む昆布の町
寿豚とは、何県のブランド豚?やせうまって、何県のお菓子?日本の美味・名品を知れば、旅が100倍楽しくなる!!
・シャルル・ボードレールの世界へのガイドブック。
・ボードレールの代表作『悪の花』を通じて、抒情の本質を真剣に問う試み。
フランス19 世紀の詩人シャルル・ボードレール。その半生をかけた代表作であり、唯一無二の抒情詩集である『悪の花』を通じて、抒情の本質を真剣に問い、近代にとっての詩の意味を問い、近代を歴史化すること、へと読者を誘う。ボードレールの世界へのささやかなガイドブックとなる一冊。
序章 はじめに
第一章 『悪の花』に入ろうー「旅へのいざない」
詩集を読む/旅へのいざない/詩を読む/音の経験/フランス詩の韻律/理想郷はどこに/きみに似た国/東洋に開く窓/部屋から見る世界/想像力の旅
第二章 インドからパリへー「異国のかおり」「死骸」
インドへの旅/「異国のかおり」/パリの詩人/「死骸の王様」/「その日を摘め」/「死を思え」/動物の死骸/道路=廃棄場/郊外・自然と都市の境界
第三章 トロイア、エペイロス、パリー「白鳥」
古い街の哀惜/パリの改造/ルーブル/古いパリ/想起/追放者、虜囚、敗者/Fluctuat nec mergitur/ アレゴリーとメランコリー
終章 おわりに
文献案内
図版出所一覧
不自由な世の中だけど、自分のためにショートトリップを実施! SNSをチェックしていた日和は、いてもたってもいられず日帰りで宇都宮へ足を伸ばして、餃子×ビールを堪能……人見知りだった日和が、ひとり旅にハマってずいぶん旅慣れてきたスケジューリング。悩みに悩んだ末、和歌山にはパンダの赤ちゃんを見に行き、母親憧れの奥入瀬にも足を運びます。叔母からの電話で心配した日和は、医者嫌いの叔母を病院へ連れて行くというミッションを請け負い、秋田へ向かいます。さらに秋の沖縄へ! 旅の先輩の恋する蓮斗との関係にも変化が……! 旅は心の栄養剤!人生満喫本。
第一話 宇都宮 餃子三昧
第二話 和歌山 マグロ丼とめはり寿司
第三話 奥入瀬 川魚と煎餅汁
第四話 秋田 アカシアの天ぷらそばときりたんぽ鍋
第五話 沖縄 沖縄そばと海ぶどう
〈本屋 本の木〉のかたすみで、本に積もったほこりから生まれた子ねこのルビ。
今日は、とくべつなお客さんが〈本の木〉にやってくる日! 看板ねこのルビが朝から待ちに待っていた、そのひとは、だあれ? そして、ひょんなことから、いたずらな旅ねこのバトーと出会って……。
いつか、ぼくも旅がしたいな。船に乗って、海をわたって──はるか遠くにあこがれるルビですが、ほら、見て! 気づいて! あたらしい友だちが、ルビにたいせつなことを伝えてくれました。「本屋さんのルビねこ」シリーズ第5弾です。
1 まだかな、もうすぐかな?/2 みゃう? なつかしい声/3 待ちに待ったひとが/4 本の木に登ったら/5 港町のたいせつなお客さん/6 本屋さんは、いいなあ/7 街でいちばん古いホテル/8 あれっ、ねこがいる?/9 はじめまして、バトー/10 このドアの向こうは/11 ぼくも旅がしたいな/12 足の向くまま、気の向くまま/13 いったい、なにがあったの?/14 旅人の道しるべ
紀行作家でありバックパッカーでもある著者が、35年以上にわたって続けてきたヒッチハイクの旅を紹介する一冊。数多くの旅のなかでも著者が還暦を過ぎてからのヒッチハイク旅をとりあげ、そのユニークでドラマチックな旅紀行を掲載。さらに、快適なヒッチハイク旅をするためのノウハウも公開している。旅の醍醐味はヒッチハイクにある、と語る著者による、旅の本質を知るための指南書でもある。
第1部 還暦ヒッチハイク
第1章 25年目のヒッチハイク行──東京から熊本へ──
第2章 中央道一周ヒッチハイク──わが町からわが町へ──
第3章 アフターコロナの還暦ヒッチハイク──わが町から東京、関西へ──
第4章 東北縦断ヒッチハイク──津軽から自宅へ──
第2部 僕はこんなヒッチハイクをしてきた
第1章 忘れ得ぬ人々
第2章 犬連れヒッチハイク
第3章 海外ヒッチハイク
第3部 ヒッチハイク攻略マニュアル
1.服装
2.場所選び
3.時間帯
4.ヒッチハイクの方法
5.コミュニケーションの取り方
おわりに
異国情緒が漂う港町の優雅。新規オープン&リニューアル、最新情報をアップデート!夜景、レトロな建築、洋食&スイーツ、次世代アリーナ、進化するポートタワーにも注目。
「来た! 4年ぶりの台湾にーー‼」
ようやく国外に行けるようになったある日。
ふと航空券サイトを見たら、明日早朝発の台湾行きが格安になっていた。
「--今行くしかない。出発は4時間後!あとは現地で決めて、満足したら帰る!」
こんなご時世だからこそ、丁寧な旅ができるんじゃないか。
この数年で何が変わったのか見てこよう!
観光名所もそこそこに、食べて食べて食べまくる台湾縦断の旅、はじまりはじまり!
★本書は2023年7月に発表された作品を大幅に加筆修正し、
描きおろし60頁を加えたものです。
・台湾を再訪した5日間を描く「おかわり台湾」を収録
・現地で役立つ「台湾おやつ辞典」などコラムも充実!
これから台湾に行く予定の人、なかなか行けない人、読んでトリップしたい人…
みんながおいしく楽しめる最高の1冊、できあがりました‼
【CONTENTS】
・罪悪感のない豆花
・攻めの食べ過ぎ対策
・旅の良し悪しはすべて「陰陽」YO!
・台中にもし住んだら
・台南のノスタルジー
・旅行者に向く3大要素
・高雄で東方美人を探して
・旅の効用
【描きおろし】おかわり台湾
・台南の路地は京都に似てる?
・本気の豆乳蛇口
・魯肉飯の呼び方問題
・太陽餅しべ長者
・台湾選挙ガチ勢の日本人
etc…
カンボジアの「アンコール・ワット」、ベトナムの「ハロン湾」、ラオスの「ルアンパバーン」。3つの世界遺産はあなたにとって、どれも人生で一番の“遺産”になるかもしれない素敵な場所ばかりです。
紀行ガイドシリーズKanKanTrip第11弾!
青い空の下では裸足の子どもたちが元気に走り回り、料理もおいしく、デザートも魅力的。夜になると、暑かった日中の疲れを癒してくれるビールがよくすすみます。かわいい小物が並ぶ市場では、あれこれと目移りして、マッサージやスパも格安ときたら、楽しい旅にならないはずがありません。
一方でこの3カ国には、人やモノや街の片隅など、あらゆる場面で過去の戦争の傷跡が今も残ります。楽しく陽気に暮らしながらも、ふとしたときに見せる人々の寂しげな表情は何を物語るのか。いろいろと考えさせられた旅の記録。
三十歳にして初めての海外。不安な佳乃子は「お一人様限定ツアー」に参加するが……。ほろ苦くて切ない大人の旅を描く、七つの物語。
キッチン道具から見える暮らしと文化世界をめぐる、フォトエッセイ!旅する料理家が、14の国と地域を訪れて出合ったキッチン道具。珍しくてかわいい道具から、その土地のリアルな暮らしや歴史・文化が見えてきます。たとえばモロッコのタジンがとんがり帽の形をしているのは、砂漠の町で貴重な水を有効に使うため。
日記はレミさん、挿絵は和田さん。
1989年夏、フランス発スペイン経由、ゴールはイタリア。
楽しき家族の夏の思い出。
初めてのの文庫化。
「夫はいつも通り知らない料理に挑戦している。メニューの適当なところを指すのだ。(中略)あんまりおいそうじゃなかったけど。子どもたちはマカロニ・イタリアンスタイル。私も一口食べてみたらおいしかった。食べ慣れた味。これがいちばん正解〉(8月4日グラナダ)