日本のサンゴ礁地域である琉球列島の島々のサンゴ礁の自然にかんする最新の研究成果。多くの図と写真を用いて解説する本格的な一冊。自然景観の成り立ちだけでなく、最近の開発行為に伴うサンゴ礁の危機、島々の風景の変容にも言及し、環境保全についての考え方を提示。
赤沼さんは日本の民生電子機器輸出の草分けであり、本書は戦後機械輸出の曙の時代の苦労などが生き生きとつづられた貴重な記録である。
スチュワーデスの紅翔子は、ロンドンへのフライトを前に、思いを寄せるパイロット・高野との意外な関係を聞かされ、大きなショックを受ける。傷心のまま訪れたロンドンで起こっていた謎の日本人連続殺人。そして、容疑者はなんと高野の父親だった。持ち前の探偵趣味を発揮する翔子だが、ついに彼女も狙われてしまう…。-好評スチュワーデス・シリーズついに完結。
旅行業法改正で試験内容が大きく変わる。新旅行業法、新旅行業約款を全文掲載。
人間の「生」の全体性にどう迫るか。生の論理学・心理学・解釈学を問い直し、新たな樹立をめざす。『精神科学序説』構想と深く関わる重要講義・論稿11編を集成。
TBS金曜ドラマ『世界で一番熱い夏』のオリジナル・サントラ。音楽は映画やテレビのサントラを数多く手がける吉俣良が担当。COLORの主題歌「翼がなくても」のインストも収録。
終身刑の宣告を受けた鷲尾進は、韮釜刑務所に収監されていた。関西の暴力団山野組の戦闘員十人を殺した罪によるのだが、鷲尾にはその記憶が全くない。頭部に受けた銃創のため、過去の記憶を喪失したのだ。本当に俺が殺ったのか?俺は何者なのか?自分自身の過去と真実を求めて、獄中で呻吟する鷲尾を待ち受けるものは…。不朽の名作。
頭部に銃創を受けて記憶を失った鷲尾進は脱獄に成功した!短機関銃で武装した保安部員たちを急襲し、仲間数人と逃れ出たのだ。そして鷲尾は闇に潜む狼と化した。失われた過去を取り戻し、十人殺しの汚名を着せた男たちに復讐するため、巨大な牙を剥き出した…。日本ハードボイルド界を牽引し続けた巨匠の代表的長篇。
夏はなぜ暑いのかと聞かれても当たり前すぎて、どう答えてよいのか戸惑うかもしれません。こんな単純なことでも、面白いことに、太陽と地球との関係ばかりか、電磁波や赤外線天体などのさまざまな知識が絡んできて、地球だけで考えていると気づかない宇宙の深いメカニズムが見えてきます。宇宙論や天文学の専門家である著者が、存分にその知識を活かして、身近な現象の謎解きをしてくれるユニークで楽しいエッセイ集です。二〇〇八年度のノーベル物理学賞を受賞した南部、益川、小林の各氏との交流に因む秘話も珠玉です。
さまざまな分野でさまざまなことに用いられるNMR。そのNMRの威力や魅力を十分に知り、使いこなす約40人の研究者が、NMRでどんなことができるのか、広がるNMRの世界の幅広さと奥行きを四つの分野に分けて熱く語る。
イゾベルは五年ほど前に工芸品店を開き、一人で生計を立てている。彼女は男性との深いかかわりから離れたところで生きてきた。不仲な両親の姿をいつも見ていたせいで、結婚に対してどうしても肯定的な見方ができなかったのだ。ある日、イゾベルの店に危険な魅力をたたえた男性が現れた。その男性はパトリック・ライカーと名乗り、仕事の話があると告げてイゾベルを夕食に誘った。不審に思いながらも、彼女はパトリックの招待に応じてしまうが、彼の魅力のとりこになりそうな自分を恐れ、仕事の話は断った。だが、パトリックは再びイゾベルの前に現れ、セクシーな君にまた会いたくなったと言って彼女の心をかき乱した。彼の本当の目的は何?こんな魅力的な人が私に惹かれるはずはない。
生前から、神話のヒーローとしての道を歩かされてきたジム・モリスン。謎に包まれたその死には、未だに数多くの憶測がなされている。本書は、短い生涯ではあるが、彼が可能性を求めて生きた証しを克明に記した、唯一無比のドキュメンタリー・ブックだ。