三毛猫シリーズ初めての短編傑作集
ぼく こねこちゃん。げんきだよ。きょうは おかあちゃんの かわりに ぼくが おりょうりします!にんじんかって おいもも かって なにが できるかな?
この絵本は当初の版元であるスコット社の、とくにあかちゃんや幼児を対象にしたパイオニア的絵本制作〔『おやすみなさいのほん』(福音館)など〕に参加するなかで生まれた彼女のはじめての作品で、ほかに『The Very Little Dog』はじめ6冊の絵本がある。新しいゆりかごの文学・アートとして高く評価されている。
小犬のトトといっしょに、家ごとたつまきにさらわれたドロシーがたどりついたのは、ふしぎなオズの国。故郷のカンザスに帰るには、大魔法使いオズの魔法で、広い砂漠をこえるしか方法はないという。ドロシーはオズの住むエメラルドの都をめざして旅にでた…。愉快な登場人物と楽しいストーリー展開で、人びとに愛されてきた、アメリカ・ファンタジーの古典の完訳版。
季節の移りかわりのなかで営まれる、幼い子どもとお母さんのゆたかな生活をえがいた、はじめて読んできかせるのにふさわしいおはなし。
ワガ輩ハ猫デアル。とはいいながら名前はまだない。しかし、わが輩の人間を観る眼のするどさはどうだろう!…中学の英語教師苦沙弥先生の家に集まる奇妙な明治の“文化人”たち、またその身辺におこるさまざまな小事件を、猫の眼を通して痛烈・ユーモラスに風刺して、文明社会を辛辣にえぐる不朽の快作を全1冊でおくる。若い読者の理解を助けるため読みやすい活字で詳細な語注を付した。
ぼくこねこちゃん。げんきだよ。おともだちのうさぎちゃんのぽけっとは、にんじんのかたち。ぼくも、おかあさんにぽけっとを、いっぱいつくってもらうんだ!
女性に弱く、血を見るのが大嫌いな片山刑事と妹晴美、晴美に恋する猫嫌いの石津、そしてホームズが、初の海外旅行へ。行先はロマンチック街道。優雅な旅といいたいところだが、目的の殺人事件解決のためだった。日本有数の資産家、永江一族の次男、英哉は、三年前に若妻、智美を新婚旅行中に殺害された。ドイツの古城で、中世の伝説どおりに、処刑具「鉄の処女」で惨殺されたのだ。だが、真相解明のため、古城に招いた一族全員に殺害の動機が…。三毛猫シリーズいよいよ快調!
一ぴきの野良ネコが高貴なネコに。その生いたちと貴族生活とは。仲のよいキツネの夫婦愛と、力をあわせて子どもたちを敵から守る美しい姿。