日常生活の中で最も身近な器である「食器」作りの基本を1冊に。毎日使う器だからこそ、使い勝手が良いように作ることが大切。食器作りの定評のある4人の陶芸家が基本的な形から、トンカツ皿、湯呑、ポット、深鉢、徳利、片口、飯碗、カフェオレボウル、マグカップ、高台小皿など目的にあった器の作り方を紹介。
人はなぜ蒐めるのか。人はなぜ芸術に向かうのか。祭壇から人形まで、写真からアウトサイダー・アートまで、芸術の起源としての蒐集行為を論じた批評エッセイ。
当時最大の百万石を領しつつも外様大名であった加賀前田藩。幕府の厳重な監視のもと「決して武器を取ることはありませんぞ」という幕府への態度表明のため、軍事費を極力抑え財力のほとんどを文化政策に注いだ。その結果、江戸時代の芸術文化の発展に著しく貢献することになった。茶の湯とキリシタン大名、小堀遠州と兼六園、古九谷などの陶芸、そして加賀工芸の粋である象嵌や蒔絵などの漆芸等々、前田家と代表的なクリエーターたちとの数奇な交流を描く。
「東と西の結婚」という言葉で知られる陶芸家、バーナード・リーチ。「現代性」と「伝統」、「東洋」と「西洋」をそれぞれ橋渡しするという理想のもと、いかなる活動を展開し、独自の作品世界を作り上げたかについての総合的研究。
『文化芸術振興基本法』と『自治体条例』の最新テキスト。文化芸術振興基本法公布・施行から10年余りが経過し、同法を巡る環境は大きく変化している。本書は旧著『文化政策の法的基盤』を大幅改訂、今日的な内容を加味して新たに上梓したものである。
モーツァルトは音楽言語を開発して独創の世界に羽ばたいた。立体化学の創始者ファント・ホッフは優れたピアニストで詩人でもあった。芸術と科学が融合した時、閃きを得る。偉大な科学者の系譜をたどり、物理進化を提唱して、大学における研究と教育を総括する。
名古屋市立大学設立70周年。分野横断型「環境研究」の最前線をわかりやすく解説。
美術制作の基礎的な技法やしくみがわかる。日本美術の魅力が満載。話題の芸術家の作品と生き方に触れる。美術史上の主要な出来事が学べる。デザイン、工芸、建築の豊富な図版。イラストやジオラマを使ったわかりやすい資料。
相互に深く関係しながらも風土に根ざした独自性を保持する北欧4国の演劇・バレエ・ダンス。ヨーロッパの周縁であり、かつ今や先進的実験国家でもある彼らの本質を映し出す舞台芸術の歴史と現在。新演出により世界各国で上演されつづけるイプセンやストリンドベリ、ブルノンヴィルの伝統を受け継ぐバレエ、北欧特有の美意識と身体性を反映するダンスー社会モデルとしても注目される北欧の舞台芸術の知られざる本質をアーティストたちへの取材もまじえながら探る。
詩人、文豪、画家、音楽家。猫を愛した作家たち。彼らはどんなところに暮らし、猫をどう描いたか。文学作品・美術作品に登場する猫を求めて、パリを1区から20区まで歩きましょう。パリ上級者のために、猫がご案内。