鳴海章『花男』-特殊な経緯で結ばれ普通の家庭を作った男を惑わす、妻と自分の「心に潜む謎」。桐野夏生『グレーテスト・ロマンス』-絶望から逃れるため、獄中の男は妄想を紡ぎ続ける。やがて、妄想の女から一通の手紙が届き-。野沢尚『ひたひたと』-少女時代に受けた心の傷から逃れられない女。その傷を与えた少年が当時のままの姿で現れた。三浦明博『声』-竿も持たずに釣り場に現れた男が尾行してきた…。バンブーロッドが取り持つ男の友情。赤井三尋『秋の日のヴィオロンの溜息』-来日中のアインシュタイン博士のバイオリンがすり替えられた。ケースはそのままなのに、なぜ。
親も学校の先生も会社の上司も教えてくれなかったお金の話。他人にいまさら聞けないお金の常識を私が教えます!78%の人が知らないお金の法則。
館に吊るされた主人/甦る不吉な記憶/産婦人科医からの奇妙な依頼/両腕を切断された死体/錯視画に隠された秘密/遺跡の密室殺人。幾多の謎に名探偵達が競演する!刺激的な評論も収録した画期的アンソロジー刊行開始。
禁書必至の貸本/長い“死に際の伝言”/猫探偵が目をつけた男/いつも来る白い貴婦人/あべこべの密室と消失した作家/透明人間の足跡/「オリエント急行」に消えた女性。評論も含む本格の精髄をここに。
凝縮されたミステリの最前線がここにある!本格達人10人による、ファン必読の傑作短編集。
双子の兄のアリバイ/墓地から消えた女/密室好きの警部/呪いの公家伝説/保育士の不信/見えない墜落死体/華麗な“貴族探偵”/髑髏が跳ねる坂/女達の交換殺人。魂を震わす不可能犯罪が炸裂する。
社員は優秀。経営幹部も知恵者ぞろい。何をするべきなのか、社内のだれもが理解している。ところが、だれもそれを実行していない。それどころか、反対の行動ばかりをくり返して身動きがとれなくなっている。-いったいなぜだろう?やり方を知っているだけでは不十分だ。才気だけでは知識を活かせない。すばらしいアイデアも、読んだり、聞いたり、考えたり、書いたりするだけでは「ただのアイデア」で終わってしまう。目には見えなくても確かにそこにある「知識と行動のギャップ」を埋めないかぎり、どれほどすばらしい経営理念を掲げ社員研修を重ねたところで、あなたの会社は変わらないのだ。では、どうすれば肝心の「実行」に結びつけられるのか?答えは、本書の中にある。
1日1問、数のパズル。あなた中に眠っている“数学脳”を引き出す。
城館で名探偵が競演/落語を巡る怪事件/歌謡曲の見立て/胡乱な句作/残虐シーンに微笑む美女/ピアノ練習の怪/エロチックすぎる怪物/路地の死者の伝言。屹立する謎に、非情の論理が唸りをあげる。
過去に浅野温子主演で人気を博したドラマを、『冬のソナタ』のチェ・ジウ主演でリメイクし、大ヒットとなっている韓国ヴァージョンのサントラ盤。チェ・ジソンなどによるヴォーカル曲と、使用BGMが収録。
90年代初頭にデビューし、シンガー・ソングライター、ギター&ベース・プレイヤーとして台湾の音楽シーンにしっかりとした存在感を刻むホワン・ピンユエン。その真摯にして誠実というな人柄そのままの、柔らかく暖かく、聴き手の胸の奥に染みこんでくるような歌声。
台湾出身のポップ・シンガー。アコースティックなサウンドをメインに艶やかで優しい歌声が響く。ジャケットのルックスからもわかるように、従来の華やかなイメージとは異なるしっとりとしたシンプルさがアルバムの表現にも広がっている。安らぎの欲しい人へ。★
60年代から活動を続けるジャズ・ベーシストの第一人者が80年に残したセッション盤。時代のせいかフュージョンの残り香を漂わせており、スピードと躍動感は満点。かきむしるような弓弾きでのプレイは『ビッチェズ・ブリュー』あたりに通じる呪術性も。