詳細図面に学ぶサスティナブルな建築のつくりかた
美しく、合理的、環境にもやさしい
建築はディテールとかプロポーションとか、素材とか、
性能のみから生み出されるものではない。
とはいえ美しさだけで決まるモノでもない。
その絶妙なさじ加減で生み出される建築の極意を
多数の詳細図面から読み解く。
巻末には低価格で高性能な規格住宅「木造ドミノ」の図面一式付き。
僕がとりくんでいるパッシブソーラーシステムや、木造建築に特徴的だけれど、
経験や感覚でよさそうだと思っていたことが、コンピュータの解析によって実証され、
合理的な世界として立ち現れるということが、最近顕著になってきているよね。
合理的な根拠があるなら、それに従って姿を決めてもいい、と僕は思っている。
美しさという視点はもっていても、それは時に応じて変化するものと考えて、
どこかでそれを排除、無視してみてもいいかな、と。
そこにジレンマは特にないよ(本文より)。
■主な目次構成
Chapter1 複雑な全体を解く
1-1 景観をつくる架構
1-2 平面計画と架構を連動させる
1-3 大工の技を活かす
1-4 集熱効率を高める
1-5 熱を蓄え逃がさない
1-6 開口部廻りのデザイン
1-7 太陽熱を利用する
1-8 風景を残す 地形を活かす
1-9 つなぐディテール
Chapter2 これからの建築を考える
2-1 ビルディングシステムの開発
2-2 街並みをデザインする
2-3 スケルトン・インフィルのデザイン
2-4 修繕
2-5 性能改善・減築
参考資料 ドミノ一式図
1. 個別にJIS規格をご購入いただくより安価!
1冊のハンドブックに平均して117ものJIS規格を収録しており、JIS規格を個別にご購入いただくよりも大変お手頃な価格になっております。日頃より多くのJIS規格をお買い求めいただいているお客様におススメです。
2. 特定分野のJIS規格の概略をつかめる!
JIS規格を分野別のハンドブック1冊に集約しているので、お手元に置いていただくことでお客様のお使いになる分野に存在する主要なJIS規格を把握できます。「どのJIS規格を購入すればよいか分からない」といったお悩みが出た際、特定分野のハンドブックに収録しているJIS規格をご確認いただくことが、お探しのJIS規格を見つける一助になります。
3. 持ち運びが容易なコンパクトサイズ!
通常A4サイズのJIS規格を一回り小さいA5サイズで収録しているため、持ち運びが容易で利用しやすくなっています。様々な場面でJIS規格を参照される場合にも大変便利です。
物体の平衡状態は,熱力学の第一法則と第二法則に支配されて決まる。第一法則は,熱,仕事および内部エネルギーの定量的な関係を表すエネルギー保存則である。これに対し,第二法則は,熱,温度およびエントロピーの関係を介して反応の非対称性を表すエントロピー非保存則である。熱力学の重要な関係式は,第一法則と第二法則に基づき導出することができる。本書は,平衡状態として物体の相平衡に注目し,熱力学の体系をわかりやすく説明した入門書である。
第一法則と可逆過程に対する第二法則を結合すると,内部エネルギーやエントロピーに対する数学的な解析が可能になる。この解析によると,内部エネルギーやエントロピーは,示量変数を固有な独立変数とする基本関係式であることが知られる。これらの基本関係式に対し,任意の示量変数を共役な示強変数に置き換えるルジャンドル変換を行うと,固有な独立変数の異なる有用な基本関係式を導出することができる。特に,内部エネルギーに対するルジャンドル変換によって得られるHelmholtzエネルギーやグランドポテンシャルは,上記のエントロピーと同様に,熱力学と統計力学の橋渡しの役割を担う重要な基本関係式である。また,Gibbsエネルギーは,実験科学との整合性の高い基本関係式である。一方,これらのエネルギー系基本関係式の固有な独立変数を全て一定に保つと,平衡状態において広義のエネルギー最小則が成立する。
前述の数学的な手法は,電気的エネルギーや磁気的エネルギーの関与する平衡状態に拡張することができる。ここで,電気的エネルギーに関する示量変数および示強変数は,それぞれ電気モーメントおよび電場である。また,磁気的エネルギーに関する示量変数および示強変数は,それぞれ磁気モーメントおよび磁場である。このような平衡状態に対する実験科学との整合性の高い基本関係式は,上記のGibbsエネルギーではなく,電気的Gibbsポテンシャルや磁気的Gibbsポテンシャルである。
ルジャンドル変換された種々の基本関係式に対し,可逆過程における第一・二法則結合形を適用すると,異なる熱力学量の間の等価性を表すマクスウェルの関係式を求めることができる。また,ヤコビアンによる変換法を活用すると,測定可能な物性値を用いて任意の熱力学量を記述することができる。このような変換法は,熱力学や統計力学の理論と実験を結びつける関係式を得るための有用な数学的技法である。
熱力学の体系を理解するためには,上述のように,ある程度の数学の素養が必要である。しかし,本書の理解には,偏微分と行列式に関する基礎的な知識があれば十分である。特に,数式の導出過程は,可能なかぎり詳細に記述している。また,いくつかの節の最後には,演習を設定している。節末の演習を解くことにより,当該の節の内容に対する理解がさらに深まるものと期待される。
電子部品に欠かせない材料である樹脂は、温度や時間の影響を大きく受ける粘弾性という性質を持っています。非常に精密な電子部品の実装や設計にあたって、この粘弾性を正確に把握する必要があります。本書では、粘弾性の基礎から説明し、実際の解析事例を取り上げながら、実験による測定や簡便で正確なシミュレーションについて解説していきます。
第1章 半導体の基礎
第2章 高分子材料の基礎
第3章 弾性論の基礎と有限要素解析
第4章 粘弾性の基礎
第5章 動的粘弾性の原理
第6章 半導体パッケージの設計課題
第7章 エポキシ系樹脂と金属からなる積層体の事例
第8章 汎用の半導体パッケージへの応用
第9章 CSP-μBGAへの応用
第10章 積層体の解析事例
第12章 樹脂の硬化収縮を考慮した反り変形予測法
第13章 樹脂の粘弾性特性に及ぼす熱劣化の影響
第14章 粘弾性体の反り変形の簡易評価法の定式化
第15章 粘弾性体の残留応力と変形に関する光学的簡易評価法
ものづくり、特に「CAE」(Computer Aided Engineering:コンピュータを利用した工学支援システムにおいては、「開発・設計・生産・管理」の様々な場面で、問題解決や意思決定が必要とされ、これらの実現には、目的や条件によって適切な手法を選択することが不可欠です。
本書は、「CAE」と「AI」(Artificial Intelligence:人工知能)を融合した、新技術「Physics-informed Machine Learning」(Physics-ML)
の中で、特に「Physics Informed Neural Networks」(PINNs:物理法則に基づいた深層学習)に興味をもつ技術者が「NVIDIA Modulus」
を活用して、効率的な「PINNs」の実現することを目的としています。
「AI」と「CAE」に関心があり、Ubuntuのコマンドライン操作に対応できて、Pythonの基礎的な知識があれば、「NVIDIA Modulus」による「PINNs」を実行できるようになります。
■NVIDIA Modulusの概要説明と導入方法
・ものづくりでのPINNsの期待と実現
・NVIDIA ModulusによるPINNsの概要と特徴
・NVIDIA Modulusの導入方法と動作確認
■基本例題:動作確認例題と微分方程式の記述
・Lid Driven Cavity Background」:
2次元矩形空間でのキャビティ流れの確認
・「1D Wave Equation」:1次元波動方程式の解法
■構造例題:質点系振動問題と弾性構造物の挙動
・「Coupled Spring Mass ODE System」:
多質点系での力学的振動問題の解法
・「Linear Elasticity」:
3次元構造物の弾性挙動の分析
■流体例題:共役熱伝導解析と工学的熱伝導問題
・「Conjugate Heat Transfer」:
共役熱伝導問題の解析手順
・「Industrial Heat Sink」:
工学的熱伝導問題の解析手順
2013年刊「海底鉱物資源の産業利用」の普及版。実用化に向けての調査・開発が進む海底鉱物資源について、 日本の海研究の各分野をリードする叡智を結集し、有効利用と開発に向けた成果や課題を解説している。
得点に直結する重要項目のみを取り上げ、マンガと図表でわかりやすく解説。
各章の解説では、導入をマンガでわかりやすく示し、解説は内容がひと目でわかるよう、図表とポイントでまとめてあります。
法令や数値を覚えるためのゴロ合わせに加えて、キーワードを隠して読める赤シート付き。合格に直結するポイントを効率よく暗記できます。
◇ 試験ガイダンス
【第1章】 危険物に関する法令
Lesson01: 消防法上の危険物
Lesson02: 指定数量
Lesson03: 製造所等の区分
Lesson04: 製造所等の設置・変更許可 / 完成検査 / 仮使用
Lesson05: 各種届出手続き
Lesson06: 危険物取扱者制度
Lesson07: 危険物取扱者免状
Lesson08: 保安講習
Lesson09: 保安統括管理者・保安監督者・施設保安員
Lesson10: 予防規定
Lesson11: 定期点検
Lesson12: 保安距離・保有空地
Lesson13: 各種製造所等の基準(1)
Lesson14: 各種製造所等の基準(2)
Lesson15: 各種製造所等の基準(3)
Lesson16: 各種製造所等の基準(4)
Lesson17: 各種製造所等の基準(5)
Lesson18: 標識・掲示板
Lesson19: 消火・警報設備
Lesson20: 貯蔵・取扱いの基準
Lesson21: 運搬・移送の基準
Lesson22: 行政命令
【第2章】 基礎的な物理学及び基礎的な化学
Lesson23: 地質の状態変化 / 水
Lesson24: 比重と密度 / 圧力
Lesson25: 熱
Lesson26: 静電気
Lesson27: 物理変化と化学変化 / 物質の種類
Lesson28: 酸と塩基
Lesson29: 酸化と還元
Lesson30: 金属
Lesson31: 有機化合物
Lesson32: 燃焼
Lesson33: 燃焼の仕方 / 燃焼の難易
Lesson34: 引火点・発火点・燃焼範囲 / 自然発火
Lesson35: 消火理論
Lesson36: 消火薬剤
【第3章】 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法
Lesson37: 危険物の類ごとに共通する性状等
Lesson38: 第4類の危険物に共通する特性
Lesson39: 第4類の危険物に共通する火災予防の方法
Lesson40: 第4類の危険物に共通する消火の方法
Lesson41: 特殊引火物
Lesson42: 第一石油類
Lesson43: アルコール類
Lesson44: 第二石油類
Lesson45: 第三石油類・第四石油類
Lesson46: 動植物油類
Lesson47: 第4類の危険物の相互比較
Lesson48: 第4類の危険物の事故事例と対策
●豊富なイラストや図表・写真を用いて,物理療法に必要とされる知識について,コンパクトに,わかりやすく,興味の持てる内容でまとめたテキスト.
●理学療法士の国家試験出題基準に対応しており,必須知識を厳選してポイントを絞って解説.
●講義のテキストとして使いやすい全15章構成.実習でも活用しやすいよう工夫された内容.
●初学者はもちろん新人セラピストにもお勧めの一冊!
第1章 総論
第2章 温熱療法(1) ホットパック療法・パラフィン浴療法(表在温熱療法)
第3章 温熱療法(2)エネルギー変換療法
第4章 温熱療法(3)超音波療法
第5章 寒冷療法
第6章 光線療法: 紫外線療法・赤外線療法・レーザー療法
第7章 水治療法
第8章 電気刺激療法(1)電気刺激の基礎・測定
第9章 電気刺激療法(2)知覚神経刺激
第10章 電気刺激療法(3)運動神経・筋刺激療法
第11章 電気刺激療法(4)組織刺激
第12章 牽引療法(持続法・間欠法)
第13章 マッサージ療法
第14章 安全管理
第15章 疾患別物理療法
本書は一般的な売買契約の内容や関連規格を参照しながら、LNGの計量に関する作業及びそれに付随する要求事項等を、技術及び契約の両面から包括的に解説するものであり、関係者ならびに実務者にとって、価値ある実務書である。
空気・熱・光・音のほか建築・都市環境について、身近な自然現象から建築計画への応用まで、環境工学の基本を学ぶ。カラー・2色刷の図・写真、コラムを多数掲載し、必要な数値や情報は表やグラフにまとめた、わかりやすく読みやすい入門教科書。建築士試験キーワードを網羅、章末の練習問題で習得度もチェックできる。
第1章 建築環境
1. 建築環境の概要
2. 外部気候
3. 室内気候
○×問題
第2章 熱環境
1. 伝熱
2. 熱貫流
3. 室内への熱の出入り
4. 断熱
5. 蓄熱
6. 湿気
7. 結露
空気線図の読み方の練習問題
○×問題
第3章 空気環境
1. 室内の空気汚染
2. 室内換気
3. 換気計画
4. 換気対策
5. 通風
○×問題
第4章 光環境
1. 太陽の動き
2. 日照と日影
3. 日射
4. 採光
5. 照明
6. 色彩
○×問題
第5章 音環境
1. 音の性質
2. 室内音環境
3. 騒音と振動
4. 室内音響
○×問題
第6章 都市環境
1. 都市の空気環境
2. 都市の熱環境
3. 都市の光環境
4. 都市の風環境
5. 都市の音環境
6. 都市の水環境
7. 都市の緑環境
○×問題
機械工学における代表的な問題を228例集め、すべてに解法を示す。定理・公式・専門用語を、すべて例題で学ぶ。
微積分や線形代数の先には、どのような世界がくりひろげられているのだろう。東大数理の執筆陣が、いま数学ではどのようなおもしろい研究がおこなわれているのかを、初学者に向けて生き生きと紹介。好評を博した『数学の現在 i,π,e』の続編。
はじめに(編者)
記号表
第1講 数理物理ーーミクロな法則でマクロな世界を描く(松井千尋)
第2講 微分方程式ーー熱方程式の解の形状(石毛和弘)
第3講 場の量子論ーー経路積分とFeynman図形(加藤晃史)
第4講 場の量子論ーー宇宙からもたらされる数学(山崎雅人)
第5講 位相幾何ーーゲージ理論と4次元トポロジー(今野北斗)
第6講 位相幾何ーー3次元多様体の基本群をめぐって(北山貴裕)
第7講 離散群ーー従順性と剛性(木田良才)
第8講 微分方程式ーーヤコビの楕円関数による精密解析(宮本安人)
第9講 確率統計ーーレヴィ過程と統計モデリング(増田弘毅)
第10講 微分方程式ーーPainleve方程式と数理物理(岩木耕平)
第11講 微分方程式ーー均質化理論をめぐって(三竹大寿)
索引
よこがお
化学を学ぶ基礎知識/物質の構造と性質/化学結合/気体/熱力学第一法則/熱力学第二法則/エネルギーと化学変化/反応速度論/溶液,液体/固体と結晶構造/酸と塩基/酸化と還元/有機化学1/有機化学2/生命化学
広島と長崎に投下された爆弾は本当に原子爆弾だったのか? 歴史は常に史実なのか、なぜ偽装する必要があったのか、科学的エビデンスへの徹底的再検討から歴史的背景を探る。
◆著者からのメッセージ◆
■ 物理の面白さを伝えたい ── その思いがこの本になりました。
■ 苦手な人は「物理が好きになるかも」と驚くでしょう。
■ 得意な人は「なるほど。こういうわけだったんだ」と納得の連続でしょう。
■ 多くの人がつまづくところは、ていねいに解説しました。
■ 理解ができると、問題に対する「着眼点」がわかり、得点力が大幅にUPします。
◆本書の「はしがき」◆
みなさんの物理に対する印象はいかがですか。難しい、堅苦しいと思っていませんか。
物理は考え方・物の見方をとても大切にしている学問です。
そのカン所をつかめば、自由で創意あふれる世界が広がっていきます。
カン所をつかむのは難しいことではありません。たいていは「なんだ。こんなことだったのか」と言いたくなるぐらい単純なことなんです。
物理の世界はいくつかの法則に基づいてピラミッドの如く積み重なってできています。
その構造には所々に急所というかポイントになる部分があって、その理解を誤ると、世界は崩壊してしまいます。
まぁ、簡単に言えば「分からなィー!」となるわけです。
これから始まる講義では、そんなポイントになる所を取り上げ、みなさんの物理の世界に命を吹き込んでみたいのです。
分かりにくいところ、誤りやすいところに重点をおいてお話しします。
そして、入試問題が「解ける」という実践力につなげたいと思っています。
物理が得意だという人も結構大きな思い違いをしているものです。
ただ、公式で解ける計算問題ではそれが現れてこないだけです。
そして応用問題に出会ったとき、ハタと困ることになります。
我流(思い込み)は禁物です。正しい理解こそ応用問題を解く力につながっていくのです。
◆新課程を迎えて◆
教科書は『物理基礎』と『物理』とに分けていますが、この分け方は物理を体系的に学ぶのには適していません。
力学・波動・熱・電磁気・原子と分野ごとに順次進めば、深く理解できるのです。
そこで、本書は分野別の編成とし、以下のように2分冊にしました。
第1巻:力学・波動
第2巻:熱・電磁気・原子
実際には、学校の進み方に合わせて、適当に飛ばしていってください。
たとえば『物理基礎』の段階では『物理』の力学(第4回や第7回以降)をスキップし、第12回の波動に入るのもよいでしょう。
また、授業の中でも『物理基礎』の範囲外の話になる場合は断り書きを入れています。
いずれにしろみなさんが学校の授業との関係で困ることのないようにしました。
こうした新課程への配慮に加えて、より分かりやすくなるよう、より深く理解できるように従来の内容に加筆、改訂を施しています。