五嶋みどりのデビュー20周年記念盤。ヴィエニャフスキの協奏曲は88年のライヴ録音。16歳の彼女のおそるべきテクニックとテンションの凄演。後半の小品集は2001年の録音。より成熟し、音楽的に深まった、今のみどりの演奏を聴くことができる。★
2002年はランディ・ローズの20回忌。これは追悼盤として発表(87年)のライヴのデジタル・リマスター盤。マスト・アイテムゆえ説明不要だがオジー作品の傑作であり、オールタイム・ベストとだけ言っておく。本来2枚組だったが1枚にまとめたのは今回が初。
「碁どろ」は、客を相手に碁に夢中の家に泥棒が侵入。碁の好きな泥棒がついつい口出し始めるという滑稽噺で、切れのいいテンポで爆笑を誘う。別れたはずの男が夜な夜な忍んでくる「お若伊之助」には新鮮な色気が漂っている。79年2月20日、三百人劇場ライヴを収録。
79年に大阪で行なわれた故・志ん朝のライヴである。まだ若々しい色気、愛嬌に満ち、整った口調で浪花の客を沸かせていく。品川女郎のお染が心中の相手に選んだ本屋の金蔵のちょろいこと。後半のテンポのいい追い込みが小気味よい「品川心中」は逸品だ。
メタル史上初の全米No.1、(2)を含むLAメタル黎明期を代表する傑作。今回は(11)(12)のボーナス曲付きでリマスターされての発売だ。アルバム自体も600万枚を越えるヒットでHR/HM初の全米No.1に。故ランディ・ローズに捧げられた名曲(10)に涙するファンも多いはず。
過去4作で計800万枚以上を売り上げ、いまや名実共にラテン界のスーパースターとなったシャキーラが放つイングリッシュ・デビュー・アルバム。既に『ビルボード』では初登場3位を記録の大ヒット!
エアロスミスの30年に及ぶ歴史を集大成した初のオール・タイム・ベスト盤がついに登場! ゲフィン時代も含む選りすぐりの代表曲30曲以上に新曲も加えた、初心者からマニアまで思わず納得の必携盤だ。
日本の“洋楽ヒット”の伝統に着目したレトロ企画“80〜81年”編。MTV時代前夜、ラジオがヒット曲を生んだ最後の時にあたり、ディスコ・ブームやAOR指向の残照と産業ロックの全盛が実感できる内容だが、いずれも甘いメロディが切なく胸に響く。大衆ポップスの真髄がある。
オジー・オズボーンのデジタル・リマスター・シリーズ第2弾。ギターにザック・ワイルドを迎えて制作、オジーの魔力が封印された7作目のソロ・アルバム(88年作品)。未発表音源も収録。
オジー・オズボーンのデジタル・リマスター・シリーズ第2弾。帝王オジー伝説の集大成盤(97年作品)。もともとは2枚組だったものを、今回は1枚組として内容もリニューアルしてのリリース。
ソニーのリラクシング系コンピレーションの第3集。癒し、なごみというテーマの下に、2002年ワールドカップのアンセムから、ゴンチチ、小松亮太、ヨーヨー・マ、「スターウォーズ」、ショーロ・クラブまでがジャンルを横断して並ぶのは、かなり壮観です。
カストロ・ネヴィスにアサド兄弟にジスモンチらのブラジル勢のほか、キューバ勢のパキートも駆けつけ、舞台はゴージャスでラグジュアリー。ヨーヨー・マのファンばかりでなく、ブラジル音楽ファンにも待望の作品だろう。名歌や佳曲が美しい洗練の色を帯びた。
2004年7月13日に惜しくも亡くなったクライバーの追悼盤。89年と92年のニュー・イヤー・コンサートの全曲を完全網羅した3枚組。愉悦に満ちたウィンナ・ワルツの真髄を聴ける。
メイシー・グレイ初のベスト・アルバム。ロック、ポップ、ソウル……様々なジャンルの垣根を変幻自在に行き来する彼女の特異な才能に改めて驚愕すること必至の1枚だ。新曲やリミックスを追加収録。
曲名を見てもあまりピンとこないが、聴けば「ああ、これか」と気付くTVや映画、そしてCMの音楽など。いずれも鮮やかに特定の情景を浮かび上がらせ、我々を淡い幻想に誘う。そんな音楽を集めたイマージュ・シリーズのベスト盤。でも演奏はヤワじゃない。
コミック原作のドラマ『流星学園〜花より男子』で人気となった台湾の美男子4人組アイドル・グループのセカンド。超甘々のバラードのオン・パレード、しかも悩殺ソロ・ヴォーカルをじっくり聴かせるという、女の子のハートわしづかみ的なアルバムだ。