五月と健太の恋の物語。親友の結婚披露宴で知り合った健太は「女は家を守れ」という古い女性観の持ち主。市役所の広報部でエネルギッシュに働く五月にはそんな健太が許せない…。五月と健太の奇妙なほのぼのラブ・ストーリー。
きみはジョーを知っているか?全国のマンガファンを熱狂させたあの「あしたのジョー」を。少女達がジョーに恋をし、少年達が涙で力石徹の葬式を出していたあの頃、ジョーの生みの親ちばてつやは、屋根うらの小さな部屋で毎晩苦闘していた。-原作をどう生かすか、新しい挑戦者のキャラクターは?コマ割りは?そして-。本書は、17歳でデビューし、30年間に百本の連載マンガを描いてきたちばてつやの輝かしい青春グラフィティだ!!
一見、派手ではなやかにうつるプロ野球の世界だが、そのウラには、一般の人の目にとまりにくいきびしい現実がある。それは、プロ野球を陰でささえる二軍選手の存在である。本書には、一軍ベンチをめざして闘う二軍選手たちのさまざまなドラマが描かれている。
お菓子のエピソードやお菓子作りに役立つ知識、栄養のことなど、洋風お菓子の楽しい話がのっています。作り方もついていますので、ぜひ、お菓子作りにも挑戦してみてください。
ぼくらの学校になかまいりしてきたいのししのコロちゃんは、みんなの人気もの。全校どんぐりひろいきょうそうがはじまると、ぼくらアパッチ5人組は大ハッスル。コロちゃんのためにも、今年こそ1とうしょうをとってやるぞ…!?
事件に迫る鋭さ、正確さ、あたたかさで「大阪読売新聞に黒田軍団あり!」と、畏れられ親しまれた記者たちがいる。本書は軍団のボス黒田清元社会部長が描く魅力あふれる新聞記者と、きみたちへの熱いラブコールでいっぱいだ。
父の期待に反して、尋常高等小学校の高等科を終えてすぐ、小さな洋食屋に住みこんだ著者は、天性の敏感な舌とファイトで、若くして東洋ホテルの料理長に。が、それに満足せず、あこがれの東京ニューグランドになべ洗いとして入社し、本格的な西洋料理を学びます。その後も西洋料理ひとすじに歩んで、今、プリンス系ホテル全体の総料理長である著者が、その修業時代、ホテルの調理場のこと、木沢式のおいしい料理のこと、そして料理人を目ざす人へのアドバイスなどを、体験を通して語ります。
今ではもう、ハンセン病を知る人は少なくなりましたが、この病気は昔「らい」とよばれ、症状が顔や手足にみにくくあらわれたり、治療薬がなかったことから、「天のたたり」とまでいわれ、ひどくきらわれた病気です。私は7歳でこのハンセン病にかかり、政府の隔離政策や世界の偏見によって故郷を追われ、本名も家族もなくしてしまいました。この本は、そんな私の少年期と、病気につぶされながらも必死に生きようとする人々の姿をつづったものです。
キミも植物と話してみませんか。植物の“ことば”をさがして10年。
わが家のベランダで、ささやかな野鳥の病院、バードクリニックを開いて6年。つり人の不注意によるテグス被害を受ける野鳥の数はいっこうにへらない。つりをする人たちが、テグスをすてないという、ちょっとした心づかいがあれば防げることだ。ものを大切にする、不用品をところかまわずすてないといった心がけが、自然環境を守る第一歩だと思う。この本に登場した傷ついた野鳥たちも、それを一番のぞんでいるにちがいない。