オペラシアターこんにゃく座の代表・音楽監督として日本オペラを中心に作品を意欲的に発表し続けている萩京子による混声合唱曲集。2022年9月25日(三井住友海上 しらかわホール)クール・ジョワイエ 創立50周年記念演奏会 -ジョワイエの50年 過去・現在・未来ー(指揮:高橋寛樹/ピアノ:榊原祐子)にてオリジナルである3曲の男声合唱版が委嘱初演。その後、2023年12月16日(山形市民会館 大ホール)合唱団じゃがいも 第50回定期演奏会 〜萩京子作品を歌う〜(指揮:鈴木義孝/ピアノ:郷津由紀子)にて〈走る〉〈くらやみ〉の2曲が足され、混声版初演。2024年6月22・23日(名古屋市芸術総合センター)2024 名古屋青年合唱団 6月の音楽会 〜雲をみる 風をきく うたは走る〜 萩京子さんを招いてにて再演(指揮:鳴海卓/ピアノ:萩京子)されることを機に、刊行の運びとなった。谷川俊太郎の詩集や絵本から選ばれた5編の詩によって、この世界にある全ての「いのち」への尊さや感謝が語られる。世代を超えて歌い継いでほしい作品。
[曲目]
・生まれたよ ぼく
・走る
・くらやみ
・せんそうしない
・ありがとう
ルネサンスのティツィアーノに20世紀のデュフィ。画品薫る挿絵画家たちーー小村雪岱、木村荘八、宮田重雄。鏑木清方のわけても挿絵的な小品を愛し、鈴木信太郎の絵に生命力の発露をみる。と思えば、1950年代アメリカのカートゥニストたち、北園克衛のグラフィックデザイン、そして抽象画家・川端実…
作家・作品の多様さからもわかるとおり、美術史家による「絵画の見方」指南とはまったく異なる新鮮なまなざしがアートを巡る旅へと誘う。さらに、縄文土器から戦国時代の兜、豊国、国貞ら浮世絵師たち、宗達、鉄斎、劉生と縦横に渉り、日本民族の縄文的美意識の系譜を探る〈OSAMU版・日本美術史〉。アートへの愛が溢れる美術エッセイ。
はじめに
I
ティツィアーノ
ラウル・デュフィ
小村雪岱
木村荘八
鏑木清方
宮田重雄
鈴木信太郎
アーニー・ブッシュミラー
チョン・イとオットー・ソグロー
北園克衛
川端実
II
美意識の源流 その一 その二 その三
戦国時代の兜
江戸歌舞伎
浮世絵師たち
俵屋宗達
富岡鉄斎
岸田劉生
『ぼくの美術帖』その後
図版一覧
これから じんせいを あゆんでいく きみへ。
このけいかくが あれば だいじょうぶ。
すべて うまくいくよ。
きみとくらす家。あたたかな思い出。トンネルや道。ゆっくり休めるハンモック。きみが本当に困ってしまったとき、ひつようになる場所も。いっしょに作ってこう。
ふたしかな未来へと歩きはじめた、すべてのきみたちへ。この絵本をおくります。
世界は君の手で作っていくことができる。大丈夫、一緒に生きていこう。すべての子どもたちに向けた愛情あふれるメッセージ絵本。
なにかが、そこに「いる」。なにかが、そこに「ある」。ただそれだけのことが、どんなにかけがえのないことなのか……。まど・みちおの代表作であるこの詩に向き合うことは、まるで「大きな謎解きのようだった」と画家は語る。とてつもなく大きな、宇宙的なものに守られている……そんな安心感につつまれる絵本。没後10年を記念して刊行が続く「まど・みちおの絵本」シリーズの一冊。
土曜日の夜。家族全員がそろったリビングで、突然テレビから<ぽよよよ〜ん!>というふざけたチャイムの音が。そして、宇宙人と名乗る声が「われわれの指示を実行しないと人類を滅ぼす」と! そして、学校にふしぎな小箱が降ってくるという大事件が──。
芝田勝茂が現代に生きる10代前半読者へ向けて紡ぐ近未来SF。芝田作品はストーリー展開を楽しめるだけでなく、つねに「時代への鋭い批評眼」がキラリと輝きます。本作も「軽いだけの物語」にあきあきした読者の心をわしづかみにします。でも、もちろんエンタテインメント作品としても抜群の面白さ!
※2016年10月1日から31日まで毎日新聞大阪本社版に掲載された『同志カグヤ』を加筆修正した作品です。
小さいころから大好きだったバンドに憧れて“自分もいつかバンドを組んで、ライブをしてみたい”と、ひそかな夢を抱いていた小学6年生の一翔。ですが、何度挑戦してもギターが上手く弾けず、自分には楽器の才能がないと諦めかけていました。そんなある日、公園でドラムを演奏する少年・岳と出会い、ひょんなことからベースの弾き方を教えてもらうことになります。岳の熱心な指導のおかけで日に日に上達していく一翔。ですが、実は岳には一翔に秘密にしている、ある狙いがありーー。男の子たちの音楽に対する真っすぐな気持ちと、それをサポートする回りの大人たちの優しさに胸が熱くなる、さわやかな青春バンド小説です。
1.ドラムの音 2.ライブハウス 3.ベースレッスン 4.公園デビュー 5.リベンジ 6.バンド結成 7.ぼくたちの歌 8.ジュブナイル 9.初ライブ
放課後クラブが終わった学校からの帰り道。白い家の近くでねこを見つけた。つれて帰りたいなと思ったけれど、お母さんは「だめ」っていうかもしれない。
そのとき、ぽつっとぼくの首に雨があたった。雨がふりだしたら、ねこがびしょぬれになってしまうと思って、家につれて帰った。お母さんは「すてねこなら飼ってもいいけど」といって、ねこに心当たりがないか白い家の近くにたずねにいった。でも、誰もねこのことは知らなかった。ぼくは、ねこに「ポー」という名前をつけた。
ぼくのクラスに森あつしくんという子が転校してきた。森くんと仲良くなって話していると、「家族は両親と妹と、それからねこ」といった。そして森くんは、「だけど、ねこがね、いなくなっちゃったんだよ」とつらそうな顔をした。ぼくはなんだかむねが急にドキドキしはじめた。「しんぱいだね」といったけど、どんなねこ? とは聞かなかった。どんなねこか、知りたくなかった……。
少年の心の機微を丁寧な筆致で描いた幼年童話です。
自分には、まだ誰にもわからない力があるんだ。
それは、お父さんにも、お母さんにもない、わたしだけのもの。うまれてきたときに、わたしだけが持ってきた、わたし用の力なんだ!
キミは、こんな子どもなんだよ。
ではなく、
キミは、どんな力を持っているの?
教えてもらうのは、わたしたち大人のほうなのかもしれません。
ーーあとがきより
外国人専用下宿で寮母を務める夏純は、
庭先に迷い込んだ記憶喪失の少年・ハルを保護することになった。
しかしハルの出自には謎が多く、誰もハルの記憶の手がかりを掴めなかった。
そこで夏純は提案する。
「世界中の郷土料理を食べさせれば、いつかハルの故郷の味が見つかるかもしれない!」
ーーこの物語は、記憶を取り戻すために世界中のグルメに舌鼓を打つ少年の記録である。
緑いっぱいの公園にベンチがひとつ。お気に入りの場所に、今日は知らないお客さま。のんびりおっとり、親切な犬のジェイクと迷子の小鳥の心あたたまる出会いと別れ。葉祥明の1973年デビュー作。新装改訂版。
著作権は、表現をする人たち、つまり全ての人の権利を守るための法です。著作権をじぶんのこととして知ってもらうために、この図鑑では、もし著作権がなかったら世界はどうなっていたのかというところからスタートして、どうしたら著作者になれるのか、著作権が守っているのはどんな権利なのか、ということをマンガと図解で楽しく著作権を学んでいきます。また、著作権に関するさまざまな疑問を、学校編、社会編、インターネット編に分け、クイズ形式で知ることができます。インターネットやスマートフォンの普及により、小学生や中学生自身が、誰かの著作権を侵害してしまう可能性があると同時に、誰にかに著作権を侵害される状況になっています。誰かの著作を利用する立場からだけでなく、自分が著作権の主体者として著作権の意義を学ぶことができます。
ほんわかラブコメ、万感の大団円。
片思いの春川さんに渡すはずだったラブレターを、
間違えて冬月さんに渡してしまった高校生・夏目くん。
なぜかOKされて二人は付き合うことに…!
時間を共にする中で、気付いたある感情。
もう、抑えることはできない。そしてーー
勘違いから始まる青春恋愛4コマ、最終巻!
【編集担当からのおすすめ情報】
最初は、勘違いから始まった2人の関係・・・
ついに大きな変化を迎えます。
2人の行く末、是非その目でお楽しみください。
第49話 ケンカ
第50話 ハロウィン
第51話 半分こ
第52話 読書部
第53話 催眠術
第54話 記念日
第55話 映画デート
第56話 お弁当
第57話 マラソン大会
第58話 秘密
第59話 離れない
第60話 争奪戦
第61話 合コン
第62話 密室
第63話 記憶
第64話 クリスマス
第65話 大切な日
第66話 幸せの時間
最終話 ここから
1951年のケニア
。11歳の白人少年マシューが寄宿学校から自宅の農場へ戻ってくると、家のまわりの柵が以前の2倍の高さになっていた。このところ、白人に〈マウマウ〉と呼ばれる、白人移住者から土地を奪還しようとするキクユ族の武装集団が活動を激化させ、白人の経営する農場に侵入して破壊行為をしたり、農場で働くキクユ族に宣誓を強いて〈マウマウ〉に加入させたりしていたせいだ。
兄弟同様に育った黒人ムゴは、台所で下働きをしている。ムゴは、マシューに頼みこまれて嘘をついて、結果自分が叱られるという目に合うことも。
そんなふたりが住む地域にも、マウマウが訪れ、ひそかに黒人たちを支配下におさめ始める…。
同じころ、寄宿学校に転入してきた父親が警察官のランスは、キクユ族は全員がマウマウで信用ならないとマシューに吹き込む。
マシューとムゴの視点で交互に物語は描かれていく。
アフリカの歴史の一場面を知るためにも、また、人はどこまで人を信じられるのか、個人的な信頼関係が社会の大きなうねりの中でいかに損なわれるか、といった普遍的な問題を考えるきっかけとしても価値のある作品。
著者は、南アフリカで育ったカーネギー賞受賞作家。
ニューベリー賞オナー賞受賞作家シンシア・ロードが贈る物語
だめでも おちこまないで。
ねがいって、かたちがかわって
かなうことが あるんだよ。
<ブック・フレンド>は、本のようにかりることができる、図書館のぬいぐるみです。
ユニコーンのぬいぐるみキラリのねがいは、ずっとすめる家で、その家の子どものものになること。
でも、そのねがいはかなわず、図書館にやってきて<ブック・フレンド>になります。
ある日キラリをかりたのは、町にひっこしてきたばかりで友だちがほしい、マヤという女の子。
マヤは、家を訪れたイザベルと仲良くなろうと、いっしょにあそぼうとしますが、イザベルのちょっと乱暴なあそびかたのせいで、大切な人形がこわれてしまい、悲しい気持ちに……。
マヤのねがい、そしてキラリのねがいは、かなうのでしょうか?
* * *
挿絵が多く、漢字はすべてふりがなつきで、小学校低学年のお子様にも読みやすい、絵本のつぎに読みたい1冊です。
〇ひとり読みの練習にも。
〇読み聞かせにも。
〇子どもの想像力を育む。
〇自己肯定感を高める
ここは2650ねん みらいのちきゅう……
ぼくは、このあおいほしに うまれた。
2650ねんのちきゅうは、ロボットとにんげんがいっしょにくらしている。
ぼくは、はじめてひとりで、うちゅうりょこうをすることにきめた。
うちゅせんにのって、たくさんのほしをまわった。
いろんなほしに いろんなうちゅじんがいたよ。
ぼくといっしょに うちゅりょこうしよう!
わくわくドキドキ、びっくりたいけんがいっぱいだよ。
可愛い男子&ハンサム女子の恋の行方は!?
遠山まほろは小柄でキュートで
女子にモテモテのあざと可愛い男子。
その幼なじみ・岸本あづさは無自覚ハンサム女子で
学園の女子の憧れの的。
まほろはあづさが好きだったが、
あづさは?? そんな彼女に心境の変化が!?
焦れったいきゅん恋物語完結第2巻。
テレビ出演でも話題の小学生博士・秀斗くんによる神社図鑑。総ルビ・フルカラーなので小学生から楽しく読めます。
前半では、難しいイメージのある日本最古の書物『古事記』から有名なエピソードをやさしく紹介。イザナキとイザナミ、アマテラスやスサノオ、オオクニヌシ、ヤマトタケルなどの神さまたちがかわいいイラストで登場します。
後半では、鳥居や社殿、狛犬、御神体といった神社の建物や、お参りの仕方、お祭りや七五三など、知っているようで知らない神社と日本文化について楽しく学んでいきます。
そのほか、「神社にいる動物図鑑」「世界遺産の神社」「日本全国おもしろ鳥居」「神さまにも得意分野があるよ」「神社は日本の歴史を動かした!」など大人も楽しく神社と日本の歴史に親しめる内容です。
自由研究や自主学習の参考書としてもおすすめです。
目次より抜粋
●『古事記』の研究
日本の一番最初の神さま/イザナミの死/イザナキ黄泉の国へ/みそぎから生まれた神々/アマテラスとスサノオの誓約/天の石屋戸隠れ/ヤマタノオロチ退治/オオクニヌシの国造り/出雲の国ゆずり/天孫降臨/ヤマトタケルの伝説
●神さまと神社研究
神社の建物/七福神ってどんな神さま?/神さまになった人物/神社を守る狛犬/御神体とは/神社とお寺どこがちがうの?/神社といえば初詣/世界遺産の神社/お稲荷さんってキツネじゃないの?/神さまと仏さまは実は同じだった/神さまにも得意分野があるよ!/神社は日本の歴史を動かした!/四神と陰陽道/日本全国おもしろ鳥居
昭和30年代、東京で貸本屋をやっていた一家と「ぼく」の物語。貸本ブームの最中、貧しい町並みの片隅に開いた店は家族で営まれ、娯楽を求めて老若男女さまざまな人びとが足しげく通った。貸本屋の息子であった著者が浴びるように読みふけった貸本マンガにはどんな世界が広がっていたのか。つげ義春、水木しげる、白土三平など、貸本マンガ出身の漫画家たちの初期作品の魅力とは?
アナーキーな面白さと猥雑さに満ちたあの時代のマンガの思い出を綴る。
<目次より>
第一章 家業は貸本マンガ屋
第二章 貸本マンガで棚があふれ返った
第三章 波に乗って第二店舗を開く
第四章 私を夢中にさせた貸本マンガ
第五章 劇画ブームがやってきた
第六章 夢のかなたへ消えた貸本マンガ
第一章 家業は貸本マンガ屋
第二章 貸本マンガで棚があふれ返った
第三章 波に乗って第二店舗を開く
第四章 私を夢中にさせた貸本マンガ
第五章 劇画ブームがやってきた
第六章 夢のかなたへ消えた貸本マンガ