エイズ治療薬を求めて10年。迫真の地下治療ドキュメント。
異性間の性的接触によるエイズ感染が急増しており、日本人の間でも急激な感染拡大が懸念されている。本書は、エイズとの共存が進んでいるアメリカで、「女性とエイズ」をテーマに書かれ、話題になったもの。ともすると、「愛」といす名の下に、おこたりがちなエイズウイルスの感染予防の必要性を、脅威の真実を紹介し、そのノウハウを具体的に解説している。エイズ時代に、カップル必読の一冊である。
この本はエイズという病気についての本ではない。エイズウイルスが本来のハイリスクグループからいかに広範囲に広がったかを示す研究に基づいた本だ。われわれは本書で、個人としても社会としても、目下の爆発的流行という現実に対し比較的安心しているのではなく、予防を最優先事として全力投入しなければいけないこと、その理由と方法とを詳しくかつきわめて実際的に説明する。
異性間エイズ感染者として、宣告から死まで自己の内面と病いの意味をみつめ続けた日本人女性、そして共に生と死のプロセスを歩み、支えた夫の壮絶な記録。
エイズ、両親の性的暴力、友人の死…。14歳の少年が綴った感動のノンフィクション。
エイズで親をなくしたウガンダの子どもたちの多くは小学校にも通えていない。そんななか、さまざまな人の支えを受けている子どもたちが、ダンスをきっかけに、自信と未来への希望を持ちはじめる。1日1ドルの世界で生きる子どもたちのリアルな生活や姿を生き生きとした写真によって訴えかける絵本。
「強くなりなさい。わたしのかわいいアベラ、強い子になるのよ」母の最後のことばだけをささえに、ひとりぼっちで生きている少女。自分とはまったく似ていない母から、のけものにされている気がして、愛情を信じられなくなっている少女。絶望的に傷ついたふたつの魂がであったときー。
本書はHIVウイルス発見に至るまでの経過やエイズ試薬の特許権をめぐる争いなどといった歴史的事項のほか、さらには精神面でのケアの問題までをも詳しく解説している。薬害エイズ問題のための基本文献。
猫にもエイズが発見された!一九八七年に発表されたニュースが世界を驚かせた。人間からうつったのか、人にもうつるのか…様々な憶測が飛び交うこととなったが、その後の研究で、猫のエイズウイルスこそ、人には感染しないものの、すべての動物エイズウイルスの原型に近いものであることがわかった。さらに猫のウイルス研究を通じて、生物とウイルスの奇妙な共存関係やかけひきが解明され、人と動物の関係、人の住環境、環境破壊などについて深く考える機会となった。本書では、猫とそのウイルスを長年研究してきた著者が、猫好きの立場から、最新の研究成果、予防、治療方法等をていねいに解説し、この病気と正しく向き合うためのすべを教えてくれる。
本書では、エイズ(HIV/AIDS)によって悲しい思いをしているアフリカの子どもたちのことを紹介している。