本書はテレビアニメ『きこちゃんすまいる』の最後に、1問ずつ出される“きこちゃん天才クイズ”のコーナーを、1冊の本にしたものである。
本書は、現代社会が要請する危機介入、援助活動の理論を展開し、それにもとづく実践方法論について、体系的に、的確かつ具体的に、わかりやすく述べた手引書として好評のCrisis Interventionの第7版の全訳である。これまでの内容を大幅に改訂し、現代社会の危機的な状況すなわち薬物依存、強姦、児童・老人・妻の虐待、セクハラをはじめ新たな社会問題やライフステージ上の危機(エイズ、心的外傷後ストレス障害、燃え尽き症候群、アルツハイマー病、死など)に焦点を当て、それらの問題を詳しく取り上げている。これらはもちろんアメリカ社会の問題にとどまらず、わが国においても共通のものであり、その対応・対策が問題になっている。これから医療・看護・福祉などの援助専門職をめざす人にはもちろん、現任者にも格好のハンドブック。
本書は、そんな耐え難い運命にみまわれながらも、けんめいに生き抜いたたくさんの人たちの中の、三人とその家族の愛と勇気の物語です。
1983年、厳格で信仰厚い父が死んだ。45歳、エイズだった。その日から残された家族の生活は一変し、苛酷な試練がはじまった。非難や好奇のまなざし、自分たちの健康の不安、崩れていく家族の絆…。わたしは苦い真実を、同性愛者としての父の隠された顔をおいもとめる。生涯、真実を語ることのできなかった父の鎮魂と自らの癒しのために、祈りをこめて綴る、いたましくも美しいノンフィクション。
血友病患者のエイズ認定はなぜ2年も見送られたのか?“エイズ第1号が2人”という異常事態はなぜ起きたのか?10年以上も前に輸血によるHIV感染が起きていた!薬害エイズ事件の埋もれた附分を克明にたどるうちに筆者はHIV感染の途方もない広がりと意外な起源に気づいた。NHKの93年入手資料と96年の厚生省公開資料の徹底検証から浮上した行政の「情報秘匿」と「不作為」の驚くべき連鎖。
原因ウイルス発見から遺伝子治療まで、エイズの全てを語る。
その闘いは大阪で始まった!ヘルパーT細胞の数を示すCD4。まるで砂時計の砂がこぼれ落ちるようにその数値が減っていく。刻々と迫る死を見据えながらなぜ彼らは立ち上がったのか。なぐりつけてくるような運命のなかで、人を信じ、人を愛し、魂を輝かせ続けた人々の群像を、いま初めて語られる訴訟の真実とともに描ききった感動のノンフィクション。
HIV感染の国会議員による命の叫び!-厚生官僚に「人間のゴミ」と言われながら…1800人もの罪なき血友病患者を「HIV感染」という地獄に突き落とした「薬害HIV問題」。「国による殺人」というべき悲劇は、なぜ最悪の結果になるまで食い止められなかったのか。この問題を引き起こした厚生省のシステムを、今どのように改革すべきなのか。人間としての誇りを守るために闘った元大阪HIV薬害訴訟原告代表が、日本の「福祉」の現実に鋭く迫る。
あらゆる危険をかえりみず、エイズ問題の隠された醜悪な全貌を明らかにする著者が登場した。コードワード=最高機密文書に婉曲に表現されている意味を読み取り、八年の歳月をかけて本書は書き上げられた。エイズウイルスはなぜ、どうやってつくりだされたのか。信じがたいほど長期にわたって、政府、医療関係者、製薬会社、そして世界保健機関さえもが隠し続けてきた恐るべきエイズウイルスの真相。そのすべてが、ゲイリー・グラム博士の勇敢な行動によってついに解き明かされた。全米が凍りついたノンフィクション。
HIV感染の重みに耐え、ともすれば、崩れそうになりながら日々、懸命に生きる感染者たち。しかし、彼らは一日として思わない日はない。“夢なら醒めて欲しい”と-。