ボスラップ『経済開発における女性の役割』以後の「女性と開発」「ジェンダーと開発」論の形成・展開過程を検証しながら、「ジェンダー」「エンパワーメント」「ジェンダー主流化」を人間開発実現の鍵概念として確認し、マクロ経済学・経済学にジェンダー視点を取り入れる必要を強調。その導入点として「ジェンダー予算」分析を提起する。経済の転換期がもつジェンダー含意を実証分析した中国・インドネシア・日本の事例研究を収録。
本書は、お茶の水女子大学・ジェンダー研究センターの研究活動の一環として、平成12年度に立ち上げられた「健康とジェンダー」研究プロジェクトにおいて得られた成果をまとめたものである。
貧困については、原因とその対処法、子ども・高齢者・非正規(特にシングルマザー)の貧困の実態、生活保護制度と社会保障制度の境界を探る。格差については、教育・所得・雇用・社会保障・住宅の格差の実態とその是正策を探る。さらに貧困解消と格差解消は同時並行的に行えるのか、優先順位はあるのか。これらの課題に社会福祉・社会保障の専門家が大胆に提案する。
北欧福祉国家5カ国の発展過程には大きな相違がみられる。この点を踏まえ、本書では、ジェンダー、地方分権などの様々な社会的側面と、多元性と類似性をもたらした100年以上にわたる政策協調の歴史の2点を軸に、政治学、社会学、歴史学、経済学等の様々な視点から、「北欧モデル」の実相を明らかにしていく。移民問題等が生じる現代における持続可能性を検討した一冊。
結婚と出産を“回避する”若い女性の意識の変容に社会システム・価値意識・コスト感の三つの側面から実証的・総合的に迫る。
韓国・中国・台湾・タイ・シンガポールの子どもと高齢者に対するケアを中心に現地調査。近代化とグローバル化の同時進行する現代アジアに「家族の今」を見る。
フェミニズムにインター=ナショナリズムの視点を取り入れ、理論の新しい協働のあり方を問う、シリーズ「国際ジェンダー研究」第2巻。アジア・太平洋地域におけるジェンダー化された諸現象をグローバル化との関連で読み解く。
ジェンダーの視点から社会福祉をとらえなおす。高齢社会、父子世帯・母子世帯、アメリカの福祉など多様な課題の分析を通して、女性の抱える困難の解決をめざす。
ジェンダーの視点から労働法の再構築をめざす。日本的雇用関係の変容、賃金・昇進における男女差別などの課題を、“女性中心アプローチ”の方法により精緻に分析する。
本叢書は、COE研究会(公開研究会・学内研究会)や国際シンポジウム等の成果をふまえ、ジェンダー法学・政治学に関する最高水準の理論と最新の情報とを提供することによって、世界と日本の男女共同参画推進に役立つことを目的としている。
フィリピン女性の運動とローカルな現実に根差した女性学研究、政策、教育実践。