2010年刊行の初版に新しい項目や最新知見、臨床例などを加え、より充実した内容とした。本書は歯周治療を1から学ぼうとする若手歯科医師、歯学部生のための臨床に即した入門書で、歯周治療の概念・外科手技を網羅的に学べるほか、歯周外科をこれから習得しようという段階の読者に向け、その基本であり予知性の高い術式である歯肉剝離掻爬術、遊離歯肉移植術をはじめとした手技の実際、成功のためのノウハウが詳細に記されている。
CHAPTER1 日常臨床でしばしば遭遇する歯周疾患の症状
CHAPTER2 歯周病の診査:歯周組織検査
CHAPTER3 治療計画の立案
CHAPTER4 歯周基本治療
CHAPTER5 再評価
CHAPTER6 歯周外科手術
CHAPTER7 メインテナンス
インプラント臨床家のためのトリートメントガイドシリーズVol. 11は、デンタルインプラントにおけるデジタルワークフローがテーマである。デジタル技術が歯科界に導入されて以降、CAD/CAMやIOSなど、診断から補綴装置製作までの過程には非常に多くの選択肢が存在することになった。加速度的に発展の進むデジタルデンティストリーにおいて、安全に、患者の利益を優先して治療を行うため、本書ではエビデンスに基づいたデジタル技術と術式の応用を示す。
1章 イントロダクション
2章 サーフェススキャン
3章 顔面スキャン
4章 ソフトウェアパッケージ
5章 デジタルデータの統合
6章 インプラント補綴のデジタルワークフロー
7章 コンピュータガイドサージェリー
8章 CAD/CAMテクノロジーとカスタム骨移植
9章 デジタル咬合器
10章 製作方法と材料
11章 合併症と技術的な課題
12章 将来的な発展と課題
13章 臨床ケース報告:デジタルワークフローでのガイデッドサージェリーおよび
14章 技術的・臨床的推奨事項
15章 参考文献
魅力あふれるイラストと明るく切ないポエム「短歌」が奏でる素敵な夢のハーモニー…。耳で飛ぶ象がほんとにいるのなら…。
ガミースマイルの治療において、診断はとくに重要である。多方面からの分析によってガミースマイルを引き起こしている要因を診断し、それに応じた治療法を選択する必要がある。本書では、ガミースマイルの11の要因を紐解き、その診断方法から治療法までを解説している。包括的な診断に必要な項目を網羅した診断用フローチャートは必見。症例は、さまざまな要因をもつ11症例を収載。症例ごとの見るべきポイントや治療法の選択、治療の流れなど、臨床的な要点を詳しく解説している。
第1章 ガミースマイル総論
第2章 軟組織におけるガミースマイルの要因と治療法
第3章 硬組織におけるガミースマイルの要因と治療法1
第4章 硬組織におけるガミースマイルの要因と治療法2
第5章 症例にみるガミースマイルの診断と治療
「The International Journal of Periodontics & Restorative Dentistry」年刊第2号では、海外論文誌「PRD」から精選し、Zucchelliの三角形の切開によるフラップマネージメントをはじめとする「ペリオ」「補綴」「外科」「インプラント」「新材料・テクニック」の最新論文10編の全訳を掲載。本誌後半の「Urbanのソーセージテクニック」など、海外発のテクニックの手順をわかりやすく紹介するケースレポートは国内臨床家必見である。
掲載論文Highlightベストセレクト
世界が認めた「あの」テクニックの臨床応用
コーチングの概念や実践するときのステップ、実践に必要なコミュニケーションのスキルなどをわかりやすく解説。
2011年に刊行された『歯磨剤ガイド』の改訂版。より見やすさ、使いやすさを念頭に、内容を5つに分け、歯磨剤について日ごろ気になっている情報がすぐに読める構成とした。初版同様、どの成分が何に有効なのかをフローチャートで示し、イラストを交えながら解説。「症状別」商品の一例として61品目を挙げ、歯科医師が勧める際や、患者さんが選ぶときの参考とした。「歯ブラシの選び方」のコラムもあらたに掲載し、待合室に最適な書。
どんな種類があるの?
何が入っているの?
どの成分が何に効くの?
どんな使い方があるの?
何を選べばいいの?
ここ数年で急速に普及が進むマイクロスコープ。本書は、初の歯科衛生士向けのマイクロスコープ教本として、日本顕微鏡歯科学会認定歯科衛生士である著者陣が、知っておきたい基礎知識から、診療介補、ブラッシング指導、歯石除去、PMTC、患者への情報提供・指導など、臨床での活用法のポイントを網羅。多数の写真とともに役立つヒントが満載で、ビギナーからベテランまでマイクロスコープユーザー必読の書といえる。
CHAPTER 1 マイクロスコープの診療とは
CHAPTER 2 歯科衛生士が行うマイクロスコープ歯科診療の介補
CHAPTER 3 歯科衛生士が行うマイクロスコープ歯科予防法、ブラッシング指導、TBI
CHAPTER 4 マイクロスコープを使用して歯科衛生士が行う歯石除去 CHAPTER 5 マイクロスコープを使用して歯科衛生士が行うPMTC
CHAPTER 6 マイクロスコープを使用した患者さんへの情報提供、各種指導 CHAPTER 7 記録した映像などをどのように患者さん教育に活用したらよいか
CHAPTER 8 歯科医院での情報の共有、ディスカッション
歯内治療を成功に導くためには、歯の解剖学・組織構造、とくに象牙質/歯髄複合体、根管の構造と機能について広く理解しておくことが重要で、本書では「解剖編」でその基本的事項を解説し、「治療編」ではエンドの理論と実際についてわかりやすく述べた。全編にわたり歯牙標本、病理組織写真およびエックス線写真をふんだんに盛り込み、臨床例とともに治療に役立つ内容とし、併せて文献的考察も充実させた。著者渾身の一冊。
PART 1 解剖編
PART 2 治療編
本書は顎口腔系の機能と咬合との関連の説明から始まり、咬合学の歴史的考察、下顎位の説明と多種の咬合採得法、下顎運動の解説と顆路計測法および咬合器の調節法、技工の立場から見た理想咬合、咬合調整法、スプリントに付与する咬合様式、咬合器上(技工作業時)での臼歯の機能的咬合面のつくり方、前歯のアンテリア・ガイダンスの付与法など、歯科医師と歯科技工士には魅力満載の内容が盛り込まれている。咬合学とその臨床応用をこれから勉強しようとしている歯科医師、歯科技工士にとっては、格好のテキストである。
第1章 顎口腔系の構成と機能
第2章 咬合学の歴史的流れ
第3章 下顎位
第4章 下顎運動
第5章 理想咬合
第6章 咬合器
第7章 フェースボウ(顔弓)
第8章 前歯の補綴とアンテリア・ガイダンス
第9章 機能的咬合を構築するためのワクシング法
インプラント治療の両輪である外科手技と補綴手技。本書では後者のインプラント補綴治療に焦点を当て、その基本的な知識から設計・製作・装着・経過観察に至るすべてのステップについて、図表と症例、根拠となる文献を示しながらていねいに解説した。これからインプラント治療に取り組む歯科医師はもちろん、歯科技工士・歯科衛生士が、材料や技術がアップデートされていっても変わらぬインプラント補綴治療の基本を理解するために役立つ1冊。
本書では、修復・補綴治療において矯正治療を活用する際の注意点、その目的を明らかにし、治療ゴールの設定と実現までを臨床例とともにわかりやすく紹介している。とくに矯正治療が先か、インプラントが先かを考えるうえで、実践編では難易度別、欠損別に8パターンの症例を示し、診査・診断から治療計画の立案、基本からアドバンスな手技まで、最終補綴に至る治療手順の勘所を補綴医の目線から解説した。臨床医必読の書。
CHAPTER1 矯正治療 - 修復治療における注意点
CHAPTER2 修復・補綴治療において矯正治療を活用する目的
CHAPTER3 矯正治療が先か,インプラント治療が先か? 実践編
本書は、ザイゴマインプラント治療の豊富な経験をもつ臨床家Carlos Aparicioによる『ZYGOMATIC IMPLANTS The Anatomy-Guided Approach』の翻訳書。著者が改良したBrånemark教授によるプロトコルの共有に加えて、起こりうる合併症やその解決方法などを臨床写真とともに解説する。そのほか、埋入のための外科ガイドや頬骨解剖学誘導アプローチ(ZAGA)なども紹介。著者の20年以上の臨床経験が反映されており、ザイゴマインプラントの明確な治療方針の確立に役立つ1冊である。
1 倫理的基盤に則り、患者の立場に立った、最小限のインプラントを使用した口腔再建
2 解剖学的基礎
3 ザイゴマインプラントの背景としての傾斜インプラント
4 傾斜埋入された、一般的なインプラントとザイゴマインプラントのバイオメカニクス的側面
5 術前および術後のザイゴマインプラント部位のX 線写真検査
6 ザイゴマインプラントの副鼻腔反応
7 ザイゴマインプラントの適応症と禁忌症
8 口腔外科手術のための口腔管理と静脈内鎮静法
9 オリジナルの外科テクニック
10 インプラント埋入へのザイゴマアナトミーガイデッドアプローチ(ZAGA)
11 ZAGA:インプラントの軌道確立のABC
12 バーチャルサージカルプランニング
13 クワドザイゴマアプローチ:ザイゴマインプラント4本による極度に萎縮した上顎の修復治療
14 代替技術と新たな展開
15 上顎での固定性修復物の使用根拠
16 即時機能および審美性の確保を目的としたオリジナルのBrånemark 補綴プロトコルの修正
17 ザイゴマインプラント修復の歯科補綴学的側面
わかりやすい智歯抜歯のテクニック書。
デジタルデンティストリーの進展とともに、ジルコニアモノリシックレストレーションも常識となった現在。しかし、インプラント上部構造としては、精度の問題や破折のリスクにさらされてきた臨床家も多いと思われる。そこで本書では、インプラント技工において30年以上の経験をもつ著者が、ジルコニアモノリシックレストレーションをインプラントに安心して使用するための技術を惜しみなく披露。現代のインプラント補綴に携わる臨床家必見の一冊。
Chapter 1 筆者のDigital Dentistry関与の歴史
Chapter 2 カスタムチタンベース(Ti-Base)の必要性
Chapter 3 ジルコニア補綴物とTiベースのセメンテーション
Chapter 4 ジルコニアへの蛍光性付与の必要性
Chapter 5 ジルコニアへのカラーリングの成否を決める要素
Chapter 6 ジルコニアディスクに求められる条件と正しい取り扱い
Chapter 7 Verification Jigの口腔内採得方法と製作法
Chapter 8 Zac Systemを使用したジルコニアインプラント補綴物製作法
本書は2003年に発刊され好評を得た「迷ったときに見る口腔病変の診断ガイド」の増補改訂版である。旧版の口腔病変に加えあらたに多くの口腔病変が追加された。また旧版にはなかった口腔癌検診への対応のためにその関連症例を増やし、病理組織検査(細胞診・組織診)の概要とともに他臓器からの口腔顎顔面部位への転移癌症例とその特徴が解説されている。
第1部 プロローグ
序章 口腔顎顔面について
第2部 口腔病変の診断
第1章 口唇
第2章 舌
第3章 歯肉・歯槽
第4章 頬粘膜
第5章 口蓋
第6章 口底
第7章 顎骨
第8章 上顎洞
第9章 唾液腺
第10章 顎関節部
第11章 頸部・顎下部
第12章 顔面
第3部 口腔領域における癌と口腔診断のための基礎知識
第13章 口腔癌の多重,同時・異時性と転移性
第14章 病理学的検査(細胞診と組織診)