1999年にスタートした『デジモンアドベンチャー』から『デジモンフロンティア』までの主題歌に、2005年12月に亡くなった有澤孝紀が手がけた各シリーズのテーマ曲などを収録した歴代主題歌&BGM集。シリーズのファンは要チェックだ。
通算11枚目となる本作も、彼ら得意のロック・オペラ。完成度の高さはプロデュース担当のポール・オニールの力量に負うところも大きい。2つの新聞記事に触発されて編み出されたフィクションを、壮大なシンフォニック・ロックに仕上げた手腕はまさに名人芸。
ブルース・ロック・ムーヴメントの原動力ともいえるP.バターフィールドが率いていた、ベター・デイズの73年の未発表のライヴ。A.ギャレット、G.マルダーら名うてのミュージシャンが熱気のこもった演奏を繰り広げる。(3)をはじめファンにはうれしい選曲だ。
世紀末の米西海岸ヒップホップ・シーンを牽引したDJであり、レーベル“Stones Throw”のオーナーでもある彼の、これまでの仕事が総括できる好盤が登場。音の解体再構築が、快楽原則に則って行なわれている生々しいミックスこそ、彼の持ち味。スクラッチで奏でる音楽だ!
「蛍の光」で知られるスコットランドの詩人、ロバート・バーンズの作品を歌った新作。効果的にストリングスを使ったふくよかなサウンドで、古臭くなく親しみやすい。何よりヴォーカルだけでなく、エディの心の美しさまでが透けて見えるようで感動的だ。★
ベテラン兄弟デュオのアルバムは、彼らのフェイヴァリット・ソングのカヴァーと「ピンク・シャドウ」などセルフ・カヴァーで構成。洗練されたセンスとソフトなハーモニーは、まさに円熟の域。「In My Life」での陰影などCSNのカヴァーに匹敵する素敵な仕上がりだ。