古代の貴人は庭に向かって来世を観想し夢みた 人の心を陶酔させる庭園の快楽はいつも死の翳を帯びている。楽土の夢と現世の律を往き来する世界。
少女小説家の鳴海は今度ドラマの原作を手がけることになった。主演は今をときめく超人気アイドルの16歳、竹井八知だ。鳴海は小田切華というペンネームで性別不明で通していたが、制作発表の会場で、偶然八知に男だと知られてしまう。以前から鳴海の小説が大好きで作者にも好意をもっていたという八知のダイナミック(?)なアタックに鳴海は…。
古来、遺跡荒し(トレジャー・ハンター)たちが追い求めてきた、浮遊城“空中庭園”の秘宝。しかし、真に貴重なのは、古(いにしえ)の超技術。大空を自由に移動できる飛行システムと強力な破壊兵器の数々なのだ。その浮遊城の主“オーバー・ロード”が狂気に走る!風の門から六門世界の外へ飛び去ろうとする浮遊城を阻止しなければ、エレメンタル・バランスの均衡が破れ、大陸が崩壊してしまう!入れ墨の召喚術師イエルは、魔剣ひとふりをたずさえ、大地の裂け目へと向かう空中庭園に乗り込む。しかし、術を封印され、モンスターを召喚できない彼に勝機はあるのか?待ち受けるのは古代のトラップ群。危うい冒険行は、イエル自らの哀しい過去を清算する旅でもあった。人気沸騰!モンスター・コレクションTCGの六門世界を舞台に、秘術が炸裂する冒険ファンタジー第3弾。
敵パーティを牢獄に閉じ込め、底なし沼へ引き込んでしまえ!!地上をレミングの群で埋め尽くし、ウロボロスの無限の魔力を解き放て!!-そして放て、神々の雷鎚!!大人気トレーディング・カードゲーム『モンスター・コレクションTCG』第3弾のパワーアップ・カードセット『空中庭園の降臨』には新しい地形タイプ“罠”をはじめ、効果抜群のカードが山盛りだ。本書はこの『空中庭園の降臨』を使った戦略・戦術を解説し、新しいコンボ・デックの紹介、そして全カードリストを掲載している。
「べつに描かなくたって生きてはいけるさ。生きてたからな」天才少年画家として脚光を浴びたこともある高崎時弥は、弟の心を深く傷つけ、自殺未遂にまで追い込んだことから、今は家族と離れてイギリスで暮らしている。自らへの罰として、絵を描きたいと願うことを禁じてー。ところが、彼の後見人エリック・カニンガムの屋敷で、少女の姿をした幽霊が見えてしまったことから、時弥はその幽霊と承諾しがたい“契約”を結ぶはめになり…!?すべての期限はたったの一年、時計じかけのホーンテッド・アフェクション。
毛越寺・六義園・小石川後楽園・三渓園・有楽苑・永保寺・玄宮園・円満院・西芳寺などを紹介。付録として、名勝指定庭園一覧・重文指定の茶室一覧を付す。
伝統美の世界へあなたを誘う日本庭園。なぜ美しいのか、その隠されたその仕組みがわかる観賞ガイド。これだけは知っておきたい用語/見ておきたい名園35付き。
紅茶のいれかたのかんたんレッスンから、ティーセット選び、お菓子の作り方、そして、イギリスでのティータイム体験のあれこれ。毎日のティータイムがぐんと楽しくなる一冊。
近年、飛鳥地域や平城宮・京跡では、7・8世紀の初期庭園の発掘が相次ぎ、その規模や構造が明らかになってきた。これらの庭園の起源を中国の神仙思想に求め、さらに浄土世界の現出へと変容していった古代庭園像を考古学・文献史学・中国思想の視点から明らかにする。
「描きたいんだ。ローズマリーだけじゃなくて、きっとあんたのことも」日本から戻ったものの、エリックの巧みな工作に妨害され、謎解きを進めることができない時弥。しかも、意識をアンディの記憶とシンクロさせた時、「ローズマリーの肖像画」が燃やされた瞬間を視てしまう。だが誓いを破り、ついに描く決意を固めた時弥を、アンディにとり憑かれていた画家サヴァンの悪意が襲う。そして、新たにもたらされた意外な真実とは…!?生者と死者それぞれが胸に抱く狂おしいほどの執着、時計じかけのホーンテッド・アフェクション。
石の組み方、庭木の植え方、ホーキ目のつけ方、水のあるなし…等々「日本庭園」を見る時、それぞれの意味がわかるようになる本。
「ローズマリーの肖像画」が見つかった。絵はアガサの自画像「追想」の下に描かれていたのだ。上書きされた絵を洗浄するまでの猶予期間がもうけられ、サヴァンの妄執と闘いながらも、絵筆をとりキャンバスに向かう時弥。この世にアンディを引きとめたローズマリーを、その特別な色を、その特別な線を思い描いてー。アンディが望んだ絵、望んだ願いを時弥は描き出せるのか、そして喪われたブルーダイヤモンドを手にする者は…!?時計じかけのホーンテッド・アフェクション、ついに感動の完結。
流行作家カレン・リースのニューヨークの邸内に美しい日本庭園が造られた。だが、結婚を控え、幸せの絶頂にあった彼女が、その庭をのぞむ一室で怪死を遂げる。窓には鉄格子がはめられ、屋根裏部屋へ通じる扉は開かず、事件現場に出入りした者は誰もいないようにみえた。密室と思われる状況下の悪夢の死。名探偵エラリイ・クイーンの推理はすべての謎を解明できるのか?日本のすべての読者に捧ぐ“国名シリーズ”最終作。
簡単でいい加減で、でもちょっと可愛い庭園鉄道「欠伸軽便鉄道弁天ヶ丘線」。オーナの思い入れと地道な工作が、その発展を支えています。人生を楽しむ作家・森博嗣が綴る「模型のある生活」。