青年・成人期における発達障害支援の最前線。中学生、そして義務教育を終えてからの発達障害のある人たちの実状と具体的な実践について、家族支援、本人支援、高校・大学での支援、就労支援、余暇支援など、幅広く紹介する。
学力よりも、しつけよりも一生を左右する心の強さを育てる本。わが子の「いいところ探し」から始めてみよう。「子どものため」のつもりが、「子どもをダメ」にしないために…。
ネット依存(予備軍含む)の中高生、52万人!「うちの子に限って…」は通用しない!依存症の専門臨床医としてカウンセリングを行っている著者だからこそ書ける、「ほんとうのところ、親は何をするべきか、するべきではないか」知らないでいると恐ろしい「依存」の実態とその解決策を明快に示す。
LINEを使った
いまどきのコミュニケーション読本
LINEでのやりとりが日常的になった今、
「LINEで会話が続かない」
「とっさにいい返事が思いつかない」
「既読スルーされると不安」といった
コミュニケーションの悩みを抱えている人は
数多くいます。
果たして、どんなトークをしたら、
相手は返事をしやすいのか。
好印象を持ってもらえるトークはどんなものか。
そこで本書では、LINEを使ったカウンセリングや
メンタルトレーニングを実践し、
全国SNSカウンセリング協議会の理事を務める
著者が、心理学に基づいたトークの技術を伝授。
ビジネスシーンをはじめ、親子、恋人との会話など
さまざまなシーンで使える内容になっています。
仕事も私生活もLINEが当たり前になった現代。
いまどきのコミュニケーション読本として
役立つ一冊です。
Chapter 1 LINE上手になるには?
●写真・動画でリアル感と説得力をアップ
●感情を表す言葉は普段よりギアを一段UP!
●提案・お願いは選べると納得感が生まれる
●相手とのいい会話が続く究極の技術「共感」…他
Chapter 2 ビジネスでLINE上手
●プライドの高い人にお願いごとをするとき
プラスの言葉のシャワーで相手の心を開く
●取引先に自社を選んでもらいたいとき
相手を無理に説得せず「受容」と「示唆」で
味方に……他
Chapter 3 私生活でLINE上手
●親から思春期の子供への声がけ
「共感」「承認」で親子の距離を縮めよう
●気になる異性にアプローチするとき
デートに誘う鍵は「相手軸」「自己開示」と
「オンリーワン感」……他
他人に認められないと、自分が愛せない!気鋭の精神科医が世相と精神医学を架橋する。
第1章 居眠りの効用
1 居眠りをしない子どもたち
2 居眠りの大切さ
3 休み上手になる
4 昼寝の勧め
第2章 子どもたちは変わったのか
1 キレル子どもたち
2 身体という異物
3 刎頸の友
4 子どもの姿
5 ふつうの大人と出会う
第3章 思春期という危機
1 僕は人格障害?
2 思春期という危機
3 愛情の限界ー境界性人格障害
第4章 この子は病気?
1 叱られることとほめられることー注意欠陥/多動性障害
2 こころの傷ー外傷後ストレス障害
3 勝つことと負けること
4 病気というメガネをはずすーアスペルガー症候群
第5章 親という幻想
1 完璧な親という幻想
2 程よい母親
3 家出の勧め
第6章 居場所探し
1 それぞれの場
2 安心できる居場所
3 ひきこもりの質
4 動きながら考える
第7章 ネット上の居場所
1 ケータイのパワー
2 ケータイのデメリット
3 ネット上の居場所
第8章 ミルトン・エリクソンへの旅
1 エリクソンと私
2 フェニックスへ
3 岩山に登れ
4 エリクソンの旅
第9章 病名で呼ばないで
1 「問題」ではあるが「病気」ではない
2 病名のもつ意味
3 病名そのものがもつ問題
4 ありのままの子どもを見る
第10章 支えること
1 支えることとは何か
2 人生を楽しむのが最大の薬
3 時間の流れと空間の広がりの中で
4 人生のスパイス
5 人生を、今、生きている
おわりに
「チェンジはおしまいだ」──傷つき、追い詰められたヒナを前に、そう切り出すレン。脳裏に過るのは、自分が「特別」だと知った幼い時から今日までの、苦しみ抜いてきた日々の記憶だった。ヒナとの入れ替わりを無邪気に楽しんでいた子供の頃から、同性への気持ちを押し隠し、本当の自分を偽って過ごす思春期。普通の幸せを諦めかけていた時に訪れた、マコトとの出会い──。秘密の魔法がくれた切ない痛みに苦しむ、ヒナとレンの決断は…?
精神科医として、小児科医として、また心理相談の場を通して考えてきた「子どもの心の問題を発生させないために幼小児期・学童期において何が大切なのか、また問題の萌芽に早く気づくポイント、早期治療と心の再編成のための方策」を、この本にまとめてみた。
亡き母に代わって2歳の弟「愛」の育児を任されてる中学2年生の「良太」。友人と遊ぶ暇もなく、言うことを聞かない弟に振り回される毎日。弟さえいなければ──。そんな考えが頭を過る時、遂に良太の中で「殺意」が顔を覗かせる…。
一線を越える夜、壊れゆくのは良太か、それとも──。
「僕が女装男子だってこと、君にバレたらどうしよう」
男子が苦手な幼馴染・たまちゃんを守るため女の子を演じている宇一郎。自分を女の子だと純粋無垢に信じ込んでいるたまちゃんから今日も秘密を隠し通す! 一方、彼女も何やら“秘密”を抱えている様子で!? これは、“二人”の嘘つきによる思春期悶絶物語──!
待望の修学旅行でテンション爆上げのボッスン達。しかし出発早々、チュウさんのアヤしい薬を飲み、ボッスンとヒメコの人格が入れ替わる事態に!
着替えは? トイレは? お風呂は? 思春期まっただ中の高校生男女は、このピンチをどう切り抜ける!? そして、何も知らないサーヤは、想いを寄せるボッスン(中身ヒメコ)に近づき…!?
●これまで摂食障害に関する著作に示されてきた治療の指針や方法の多くは,それに従って治療を進めていこうとしてもまったくうまくいかず,それどころか,翻弄されてすっかり消耗してしまったという治療者も少なくないと思われる。摂食障害の治療は患者にとっても治療者にとっても、極めてパーソナルな経験の部分が大きい。摂食障害を病む人が治療者に問いを向けてくるそのときをどのようにやりぬいていくか。それは治療の要であると同時に,摂食障害の治療者が成長する機会でもある。手荒い経験に生き残った臨床家にこそ認識でき表現できる臨床感覚を,若手あるいは手詰まりを感じている臨床家や医療スタッフに,熟達した治療者たちがいきいきとした臨場感をもって伝える鼎談。
●目次
プロローグ 鼎談を始めるにあたって 松木邦裕
I イントロダクション
何故にこの鼎談か
摂食障害の歴史
摂食障害は現代の病ではあるが「現代病」ではない/八○年代から摂食障害の病態が多様化しはじめた
臨床での問題点
見立て/治療/社会・文化
摂食障害との出会い
「丸腰で猛獣と格闘するような……」/摂食障害には病理はない?/困難であるからこそのチャレンジ/思春期葛藤を抱える人たち/「力道山精神療法」/頑なさの中の真剣さ/心療内科での経験ーー食欲亢進にワイン?/精神科開放病棟での経験/閉鎖病棟での経験/拒食を過食に変える/精神分析的な考え方の応用/生き方を間違った人たち/受容・共感と退行/真剣さと倒錯と
II 摂食障害とは何か
見立て
DSMとlCD/鑑別診断/摂食障害の三つの分類/「マイナスK」
病の本態
生物学的な問題か心理学的な問題か/ダイエットや食生活の問題の背景にあるもの/生物学的な変化は可逆的
III 摂食障害の病態と病理
病態
思春期の不安から拒食へ/過食・嘔吐と下剤濫用/チューイング、反芻
病理
禁欲に達成感がある/罪悪感/「認知のゆがみ」はあるか/こころの姿勢
IV 摂食障害の治療
こころの問題を回避させない
行動制限という枠組み/本来の問題への対応/問題行動への対応/看護師さんとの関係が大事/患者の「実力」に見合った目標を立てる
やせている体をとう手放すか
薬物の効果/他のスタッフとの協力/生命維持のためのぎりぎりの線を見きわめる/こころの問題を問い続ける/苦痛な状況から脱するために食べる」という発想についていけるか
「否認」の問題を明らかにすること
身体の回復と否認の解消が治療前半の目標/「ただ体重を増やせばいいと思っているのか?」/嘘や乙まかしはその場で取り上げる/治療者側の姿勢/治療者の仕事の意味と達成
V 摂食障害の予後と予防
治癒はあるのか
パーソナリティが全部変わることはありえない/治療者の内在化/「治った治らない」は治療のターゲットにもよる/経済原則を超えて/新しい人間の不幸
予防はできるのか
家庭のあり方、親子関係のあり方
VI 要望
治療者に伝えたいこと
治療者がこころに留めておいてほしいこと/摂食障害という疾患の特殊性/身体に対するアンビバレンスと母親に対するアンビバレンス
患者さんと家族に伝えたいこと
自分が本は何を求めているのか/こころを育てる過程の大切さ/悲劇は手放すべき
補遺 摂食障害の精神分析的な理解とアプローチ 松木邦裕
エピローグーー幕を閉じる前に
『約束のネバーランド』初の小説化!!『GFハウス編』で、脱獄の中心人物ながらも出荷されてしまった天才・ノーマンの、今はもう戻れないGFハウスでの仲間との幸せで切ない日々が解禁!!
突然変異により人間と同じ知能を持ち、人権も得たネコ・白玉雄介!! 一般家庭で育てられるも周囲と馴染めずにいた彼の人生は、高校で出会った空気を読まない同級生・葵により少しずつ変わり始める!! ネコだけど思春期な高1男子の白玉君が体験する毎日に心ときめくネコメディ第4巻!!
孤独を恐れるな。ありのままの自分を大切にして欲しい。「人が人を傷つけたり、無視したりしていいわけがない。君は家族にとってかけがいのない命だから」ヤンキー先生こと義家弘介氏が子供達の悩みに熱く答えます。
●対人関係療法(IPT)は、現在では、エビデンスに基づく精神療法として認知行動療法(CBT)と双璧をなす治療法として国際的に知られており、米国精神医学会の治療ガイドラインなどにおいても有効な治療法として位置づけられている。日本でも近年関心が急速に高まっているIPT の正式マニュアル。
●目次
序文/IPTの概観
大うつ病:現在の理解 理論的・実証的起源 IPTと他の精神療法との比較 IPTの特徴/IPT治療者の役割
第1部 うつ病の対人関係療法を実践する
1 IPTの概要
2 初期 初期のセッション:うつ病を扱う 初期のセッションで、うつと対人関係状況とを関連づける IPTの概念と治療契約を説明する 問題を説明する
治療契約を結ぶ 患者にIPTでの役割を教える 中期のセッションを始める 話題の焦点
3 悲哀(複雑化した死別反応) 正常な悲哀/異常な悲哀 異常な悲哀反応の診断 治療の目標と戦略
4 対人関係上の役割をめぐる不和 対人関係上の不和の診断 治療の目標と戦略
5 役割の変化 「役割の変化」の問題の診断/役割の変化の治療を計画する
6 対人関係の欠如 対人関係の欠如の診断 治療の目標と戦略
7 治療の終結 終結に伴う困難 長期治療の適応
8 具体的な技法 探索的技法 感情の励まし 明確化 コミュニケーション分析 治療関係の利用 行動変化技法 他
9 よくみられる問題 患者のうつ病を反映した問題 患者が慢性的にうつである/患者がうつ病は治らないと思っている/他
治療における問題 患者が精神療法家を友人や家族の代わりにする/患者が予約をすっぽかしたり遅刻したりする/他
患者がよく懸念すること 私は「生物学的な」うつ病なのでしょうか?/私の子どももうつ病になるのでしょうか?/他
10 大うつ病の急性期治療の効果データ ボストン - ニューヘイヴン研究 NIMH TDCRP研究 オランダの研究 神経画像
第2部 気分障害へのIPTの適用
11 反復性の大うつ病に対する維持IPT(IPT-M) 維持治療の概念/最初の研究/反復性うつ病に対する維持治療としてのIPT
12 気分変調性障害に対するIPT(IPT-D)
13 思春期うつ病に対するIPT(IPT-A) グループ精神療法/個人精神療法
IPT-Aの効果 思春期の母親うつ病患者 コメント ◇症例
14 高齢者のうつ病に対するIPT
15 夫婦間不和のあるうつ病患者に対する夫婦同席治療(IPT-CM)
16 双極性障害 双極性障害に対する特定の精神療法 心理教育/家族療法/行動的家族マネジメント Behavioral Family Management(BFM)/認知行動療法(CBT)/セルフヘルプ/IPT
17 プライマリケアと身体疾患の患者 プライマリケアに向けての修正 効果 コメント 対人関係カウンセリング((IPC)
18 うつ病のHIV陽性患者に対するIPT(IPT-HIV)
19 産前産後のうつ病患者
第3部 気分障害以外へのIPTの適用
20 物質使用障害
21 摂食障害:神経性大食症と神経性食欲症
22 不安障害 社会恐怖のグループ療法
23 開発中の適用 身体醜形障害/身体化障害/心筋梗塞後のうつ病/身体障害を持つうつ病患者/原発性不眠症/境界性パーソナリティ障害
第4部 IPTのリソース
24 IPTの新しいフォーマット:グループ、電話、患者ガイ ド;他の言語と文化における翻訳と活用
25 トレーニングと治療マニュアル IPTのトレーニング IPTの治療マニュアル
第5部 IPTの今後
IPTの今後 精神療法の衰退との闘い 精神療法の力 今後の精神療法家 資格とクオリティ・コントロール IPTの範囲
付録 統合的な症例 他のアプローチと比較したIPT 他のタイプの精神療法との境界/IPTと行動療法および認知療法の比較/他
技法 探索的技法/感情のコントロールと励まし/明確化/行動変化技法/コミュニケーション分析/治療関係の利用
いよいよ進路を具体的に決定する時期が近づき、周囲のプレッシャーや漠然とした未来への不安…様々な思いが巡り、ピリピリした毎日を過ごす響達。そんな時、携帯電話が原因で親子ゲンカをした響は家を飛び出して…? 特集ページ「南高新聞」付
孤独で辛くて怖いのは、この世で自分だけだと思っていた。
東京生まれの秀才・佳乃と、完璧な笑顔を持つ美少女・叶。
北海道の中高一貫の女子校を舞台に、やりきれない思春期の焦燥や少女たちの成長を描く、渾身の書き下ろし青春長編。
北海道に新設されたばかりの中高一貫の女子校・築山学園。進学校として全国から一期生を募り、東京生まれの宮田佳乃は東京からトップの成績で入学した。同じクラスには地元生まれの成績優秀者・奥沢叶がいた。奥沢はパッと目を引く美少女で、そつのない優等生。宮田はその笑顔の裏に隠された強烈なプライドを、初対面のときからかぎ取っていたーー。
装画イラストレーション/志村貴子(描き下ろし)
【著者略歴】
安壇 美緒(あだん みお)
1986年北海道生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。2017年、『天龍院亜希子の日記』で第30回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。本作は2作目の著書。
私、藤岡菜々子、中学1年生。
笑顔の裏で「消えたい」って思っていたけど、
カフェ・ナナイロの仲間のおかげで、少しずつ変わり始めている気がするんだ。
でも、クラスの女王様だったキララが、突然仲間外れに……!?
一方、碧羽の親友で、ムードメーカーの天真くんの様子もおかしくて……。
教室の中では、いつも何かが起こってる。でも、きっと乗り越えられるはず。
『自分が動けば、世界は変わる』んだ。