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思春期 の検索結果 標準 順 約 2000 件中 481 から 500 件目(100 頁中 25 頁目) RSS

  • あねおと(4)
    • 元町夏央
    • 双葉社
    • ¥660
    • 2011年07月28日頃
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 4.0(1)
  • 統合失調症とその周辺
    • 高橋俊彦
    • 岩崎学術出版社
    • ¥3520
    • 2011年02月
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 2.0(1)
  • ●診断のつけ難い統合失調症周辺の症例を検討する

    ●重症の対人恐怖症、離人症と統合失調症の間には多様な症例があり、診断も難しく医師によって意見が分かれ、様々に論じられてきた領域である。本書ではこうした診断のつけ難い領域にある種々の症例を取り上げ検討する。

    ●目次
    第 I 部 面接による患者理解
    序章 会話による理解とその研究
    第一章 精神と身体
    第二章 精神医学における精神病理学と生物学的精神医学ー統合失調症を中心として

    第 II 部 重症の対人恐怖症および離人症
    第三章 視線恐怖と自己視線妄想ー思春期妄想、重症対人恐怖症
    第四章 離人症状ーその統合失調症、うつ病および神経症における意味
    第五章 重症の離人症ー内因性若年無力性不全症候群例と「自然な自明性の喪失」症候例との比較を通して
    第六章 ドゥ・クレランボー症候群

    第 III 部 統合失調症
    第七章 統合失調症像の時代による変遷
    第八章 「自分が異常である」と訴える統合失調症について
    第九章 統合失調症と「重症」離人症との連続性についてー離人症状及び思考の聴覚化を手懸かりとして
    第十章 思春期妄想症の重症例と統合失調症との関連について

    あとがき/索引

    『解説』
    統合失調症は「病識がない」ため、自ら治療を求めることは少ないと言われてきた。離人症、および対人恐怖症と統合失調症との関連を考えさせられる例の中には、自分の状態を何とか改善したいと自ら治療を望む症例もある。そうした例を以前論文に著したことがあり、今回、その一部を集めた。(中略)
    現在のわが国における精神医学界には、ICD(国際疾病分類)やDSM(米国精神医学会による診断と統計マニュアル)が普及し、学会とか役所に提出する文書はこうした基準による診断を付さなければならないことが多くなった。たしかに同じ症例をある人はA、ある人はBといったように、診断が分かれることがあるため、あらかじめ項目を決めておいて、この五つのうちの三つ以上の項目にあてはまればA、といったように約束事を作っておけば意見の分かれることは少ない。そうした操作的診断は、生物学的研究とか統計的研究には便利であるし、そうした方法により、たとえば薬物の開発が進むならばそれはそれでよいことである。
    一方ではそうした操作的診断法によると、病気の本質とまでは言わないまでも、病気の輪郭がイメージしにくい欠点はある。改訂を重ねれば、そうした欠点も次第に克服されることを期待するのであるが、なかなか期待通りには進まない。そこで精神科の場合多くの臨床医は公式(?)用のICD、あるいはDSMの他に、日常診療では伝統的診断名も使っている。いわば精神科医の二重帳簿、あるいは多重帳簿である。(中略)
    重症の対人恐怖症と統合失調症、重症の離人症と統合失調症の間には種々の症例があり、具体的症例では診断一つとっても医師によって意見が分かれ、さまざまに論じられてきた領域である。ICDやDSMに則ればすぐに決着はつくかもしれないが、それだけでは誰も満足しないというような症例が位置する領域である。われわれは日頃、「自分は他人とは違う固有の存在である」と当たり前のように思っている。しかし、その感覚が危うくなることもあるということを、それらの症例は教えてくれるのである。(「序章」より)
  • 精神分析的診断面接のすすめかた
    • 守屋直樹/皆川邦直
    • 岩崎学術出版社
    • ¥3630
    • 2007年10月
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(0)
  • ●精神分析的診断面接をどのように進めるか、そして精神力動ケースフォーミュレーションをいかにまとめるか、について総合的に理解するための知識と技術についてまとめる。それは精神療法のみならず、一般精神科の診療場面、学校コンサルテーション、親ガイダンスなど、さまざまな臨床場面に応用できる。

    ●目次
    まえがき
    序章 診断面接と精神力動フォーミュレーションはなぜ必要か?
    第 I 部 理論編
    第1章 神経症とは? 第2章 発達プロファイル 第3章 精神分析的発達理論と見立て:タイソンの発達理論 第4章 精神力動フォーミュレーションに関連した実証研究

    第 II 部 実際編
    第5章 精神分析的診断面接の進めかた 第6章 境界性パーソナリティ障害と自己愛性パーソナリティ障害の見立て 第7章 思春期患者における親面接と見立て 第8章 精神力動フォーミュレーションのまとめかた 第9章 精神分析的診断面接の進めかたの実際:症例から
    付録 精神力動フォーミュレーションのまとめ
    文献/あとがき/人名索引/事項索引

    『解説』
    本書は、精神分析的診断面接をどのように進めるか、そしてそこから得られた情報から精神力動フォーミュレーションをいかにまとめるか、といった点について総合的に理解するための知識と技術についてまとめたものである。
    精神神経科の臨床場面、心理オフィス、学生相談室など、臨床場面がどこであれ、治療・相談や精神療法を受けようと訪れる患者、クライエントの多くは、自分の問題がどのようなものであるかについてあまりよくわからないままで来訪することが多い。診断面接の第一の目的は、患者自身が、自分の問題がどのようなもので、どのような治療を受けたらよいのかについて、理解できるよう援助することにある。また、精神分析的診断面接で身につけた技術は、長期の精神分析的精神療法を進めるためにはもちろん役立つが、一般精神科の診療場面、他の医療場面や学校などでのコンサルテーション、思春期・子どもの患者の親ガイダンスなど、さまざまな臨床場面に応用できる。
    精神分析的精神療法は、現在の患者の心的生活や対人関係などの問題のなかで、主に子ども時代の感情や家族との問題に起源をもち、現在の問題に影響を与え続けている無意識の葛藤を明らかにし、解決してゆくことを目指す方法である。それゆえ、そのためのフォーミュレーションの内容は、個々の患者の問題ごとに大きく異なったものになる。この点が、規範性の強い認知行動療法の見立てなどとは大きく異なる点である。たとえて言うならば、後者があらかじめサイズが決まった既製服であるのに対して、精神分析的な見立ては、個々人のサイズを測って作るオーダーメイドのものといえるかもしれない。(「序章」より)
  • 統合失調症回復への13の提案
    • リチャード・ワーナー/蟻塚亮二
    • 岩崎学術出版社
    • ¥2750
    • 2008年10月
    • 取り寄せ
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 3.0(2)
  • 一連の研究によっても統合失調症の発病やその後の経過には、明らかに多くの環境要因が影響している。この本では、統合失調症の発生や重症度を軽減する新しい方法を確立するために、環境要因に関する考えを紹介した。著者は、個人や家庭、地域でどのような環境要因が働いているかを吟味し、着手可能な問題を提案した。
  • カウンセリング実践の土台づくり
    • 吉良安之
    • 岩崎学術出版社
    • ¥2750
    • 2015年03月
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(0)
  • ●カウンセリングの実習や実践を始めて間もない人から臨床経験10年くらいまでの人を対象に,カウンセリングの心得や勘どころ,そして実践上の工夫などを論じる。
    学生相談という臨床フィールド,またフォーカシングという視点に特徴づけられつつも,著者は可能な限りそうした立ち位置に留まらず,カウンセリングを学び始めた人たちに共通して身につけてもらいたいこと,念頭に置いてもらいたいことを論じる。カウンセリングを実践する専門職者になっていくための「土台」に相当する部分を丁寧に,かつしっかりと固めることが,後になってぶれない,臨床家としての基盤になると考えるからである。

    ●目次
    まえがき
    第1部 実践の前に考えておくべきこと
    第1章 カウンセラーとしての基本姿勢ーー心理臨床を学ぶ人へ
    1.でこぼこの地面の上に家を建てる 2.自分の個人的課題とのつきあい方 3.援助・被援助の相互性の原理 4.責任を負うことの捉え方 5.訓練によって守秘を身につけることの意味 6.からだの正面で受けとめる 7.理論や技法とのつきあい方 8.実践にもとづいた学びの道筋

    第2部 カウンセリングヘの導入
    第2章 カウンセリングの始め方
    1.主訴を丁寧に聞く 2.主訴を聞くことで原苦慮やそれに対する態度を感じ取る 3.主訴に近い背景を聞く 4.主訴からやや遠い背景を聞く 5.主訴の背景にある問題を見立てる 6.専門職としての判断を伝え進め方を提案する

    第3章 カウンセリングを始める時期の留意点
    1.聞かれている理由がクライエントにわかるようにする 2.聞くことは関係づくりである 3.仮説を立てて検証するように聞く 4.時間の制限のなかで重要なことから進めていく 5.「聞く」と「聴く」のバランスをとる 6.複数の人が相談に訪れた場合の対応

    第3部 カウンセリングの継続と展開
    第4章 傾聴を基盤にした関係づくり
    1.同じ方向を向いて協働する関係づくりとそのモニタリング 2.聴くこと(傾聴)の意義 3.体験的応答の原則 4.傾聴について注意が必要な様相 5.二者関係の話題の取り扱い

    第5章 体験内容への働きかけと支え
    1.体験内容への働きかけ 2.「聴く」と「訊く」 3.問題の焦点の明確化と意味の提示 4.注意の仕方の2種とその間の往復 5.体験的軌道に沿った働きかけ 6.支えの機能

    第6章 言葉による表現とノンバーバルな表出
    1.ノンバーバルな表出の重要性 2.言葉と表出の関係 3.ノンバーバルな表出の相反する2つの特徴ーー言葉との対比 4.クライエントからの表出と言葉を重ねて読む 5.カウンセラーの表出と言葉での表現 6.カウンセラーの表出がクライエントに変化をもたらす側面

    第7章 内面への向き合い方の諸相と体験様式への働きかけ
    1.体験および体験様式ーー内面への向き合い方 2.体験様式の諸相(1)--内面への接近困難の様相 3.体験様式の諸相(2)--内面の情動に圧倒される様相 4.体験的距離の観点ーーフォーカシングからの示唆 5.体験的距離が遠すぎる場合の働きかけ 6.体験的距離が近すぎる場合の働きかけ 7.傾聴と体験的距離 8.カウンセラーによる働きかけの2つの相ーー体験内容と体験様式

    第8章 カウンセリングの目標と進行過程
    1.主体感覚 2.「感じ」を味わうフェルトセンス 3.クライエントのなかに傾聴の機能を育てる 4.カウンセリングの目指す目標 5.カウンセリングの進行過程と体験の変化

    第9章 体験的距離の調整学生相談のーー事例からの示唆
    1.本事例を理解する視点ーー解離性障害について 2.カウンセリング面接の経過 3.カウンセリングの進行過程 4.体験の距離感に関するカウンセラーの工夫

    第4部 カウンセラー自身の内面へのまなざし
    第10章 カウンセラー自身の「感じ」の整理と活用
    1.カウンセラー自身の「感じ」に目を向ける 2.追体験によって生じる「感じ」 3.追体験のしにくさから生じる「感じ」 4.カウンセラーに「情動」が生じる場合 5.内側からの声を聴くことの大切さ 6.セラピスト・フォーカシングの方法 7.セラピスト・フォーカシングの意義

    第11章 導き手としての暗在的「感じ」--ある物語の考察
    1.ラフカディオ・ハーンによる物語 『常識』 の紹介 2. 僧の欲望について 3.僧の内面の暗在的「感じ」 4.暗在的な「感じ」が明示的になるプロセス 5.カウンセラー自身の「感じ」の意義 6.「感じ」をフェルトセンスとして捉えること 7.素人であることの大切さ

    ほか
  • 解離性障害
    • 岡野憲一郎
    • 岩崎学術出版社
    • ¥3850
    • 2007年08月
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 4.5(4)
  • ●解離という複雑多岐な現象を、バランス良く考察する。著者による理論の紹介は臨床的事実への関心をかき立て、事実の呈示は理論的興味を刺激する。著者の視点が確固としており、全体として一つのストーリーのように読める。理論書としても、臨床の手引きとしても、また資料としても優れた一冊である。

    ●目次
    序文/はじめに
    イントロダクション1──解離とは何か?
    解離や多重人格──こんなに不思議で興味深い現象があるだろうか?/哲学者も解離現象について考えることはほとんどなかった解離の不思議さはつまり「催眠現象」の不思議さでもある/解離を理解する人びとは徐々に増えているが、しかし……/精神科医も誤診の一端を握っている/他

    イントロダクション2──解離のための心のモデル
    別人格とは、いわば夢の中の自分のようなものである/解離は生活の隅々にまで及んでいる可能性がある/解離はとっさの事態への「固まり反応」としても理解できる/これまでの心のモデルでは解離は十分に説明できない/人間の脳が「モジュール的」であるということ/他

    第1章 解離の概念が広まることで何が変わったのか?
    解離の概念は臨床場面をどのように変えたか?/今後の研究のゆくえ──神経ネットワークモデル/他

    第2章 DID(解離性同一性障害)とは何か?
    DIDをめぐるアメリカの状況/わが国における状況/DIDの持つ現代的な問題点──schizophreniaとの鑑別をいかに行うか?/他

    第3章 DIDとBPD(境界パーソナリティ障害)──スプリッティングの概念を中心に
    はじめに/精神病症状から解離へ/精神病から解離への読み替えが意味したこと/解離におけるスプリッティング/スプリッティングは、BPDの理解のためのキーワードである/スプリッティングの本来の意味/スプリッティングと比較した解離の特徴/他

    第4章 解離における自傷行為
    従来のとらえ方──行動化としてのリストカット/外傷と解離の文脈での自傷行為/リストカット──最近の知見/他

    第5章 DIDとschizophrenia(統合失調症)との関係──解離における創造性の見地から
    解離性障害とschizophreniaは最初から混同されていた?/「解離性の妄想」と「真性」の妄想との違い/「解離性の妄想」の創造性と恣意性/他

    第6章 どのような外傷やストレスが病的な解離を生むのか?──「解離を生むようなストレス」という概念について
    そもそも解離を生むような外傷やストレスは「特殊」なのか?/「日本型」の解離性障害はあるのか?/他

    第7章 日本におけるDIDの病理(1)
    帰国後最初の5症例との体験/日本の父親は虐待に加担していないのか?/「解離を生むようなストレス」としての「日本的な母子関係」?/「関係性のストレス」と母親の過干渉/「母親の過干渉」vs.「子どもの側の幻想」

    第8章 日本におけるDIDの病理(2)
    解離性障害の成因として指摘されてきた幼児期の虐待/日本での臨床を通じての経験/わが国における幼児期の虐待の特徴/他

    第9章 DIDの治療
    治療にあたっての基本的な考え方──何を「治療」するのか?/治療の中身としての地道な「つなげる作業」/薬物療法/入院治療/パートナーや配偶者の治療者としての役割/他

    第10章 私のDIDの「治療歴」を振り返る
    先立つ日本での体験/DIDの患者との出会い/そして10年後/DIDを何にたとえるか?/他

    付章 鼎談「日本での解離の臨床について語り合う」

    参考文献/あとがき/索引
  • 小倉清著作集(別巻 1)
    • 小倉清
    • 岩崎学術出版社
    • ¥3080
    • 2008年10月
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 4.0(1)
  • ●著者長年の臨床経験を一望にするケースを現在の視点からのコメントを付 して集成。 さらに小此木啓吾によるスーパービジョン「盗み,乱暴,虚言,おもらし,糞漏等の問題をもつ6歳男子のケース」や,村瀬嘉代子・川畑友二との座談会「子どもの臨床と人類の未来を考える」を加えた,充実の著作集別巻。

    * * * * * 「座談会」より * * * * *
    子どもたちのあり方あるいは環境について,ということですが,基本的に大切な事柄というのは,どんなに時代が変わっても,社会が変わってもあるんじゃないかということですね。そのことをしっかり認識するということが大事だと思うんですね。大雑把にちょっとそんなことを思いますけど。今も昔も基本的なことは変わっていない──これは意見が分かれるところかもしれないけれど──家庭もほとんど崩壊してしまっているようにみえるんだけれど,それでも人間は家庭のなかで育つのが原則と思いますよね。基本的に親子関係,家族というもののなかで,生まれ育つわけですが,一方で,その家庭のあり方が社会の変化につれて変わってきているという面がある。だから,それは十分には残っていないのかもしれないけれど,原理原則からして基本的にいって変わり得ないものというのはあるかもしれませんね。そこが戦いの場になってくるのではないかという感じがしますよね。(中略)私たち一人ひとりが己の人生の意味を問い,かつ,なすべきことをしなければならず,同時に人類とその未来についても同じ作業をしなければならないでしょうね。そして,さらには人類の未来を背負うことになる子どもたちを大切にすることの意味に真摯に向かい,それについてなすべきことを今,しっかりとやり遂げなければならないと思います。

    ●目次
    序章 本当に子どもは変わったのか
    第1章 幼児期・児童期
        1 叔母のおなかの中の赤ちゃんに脅える子
         2 けもののように叫びつづける子
        3 ホスピタリズムの子
        4 心気的訴えを中心としたケース
        5 排泄訓練もできていない重症ケース
        6 母親との戦いに死をかけた子

    第2章 思春期・青年期
        7 世の中を分かりすぎた少女
        8 親の進学熱にうちのめされた少年
        9 斜頸および種々の問題行動を示した子
         10 突然,親に乱暴をするようになった少年
         11 種々の問題行動を起こしたケース

    第3章 ケース検討
        盗み,乱暴,虚言,おもらし,糞漏等の問題をもつ6歳男子のケース
        付章
        座談会:子どもの臨床と人類の未来を考える
        初出一覧/あとがき
  • セクシュアル・マイノリティへの心理的支援
    • 針間克己/平田俊明
    • 岩崎学術出版社
    • ¥2970
    • 2014年08月
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 4.5(3)
  • セクシュアル・マイノリティとは、同性愛、両性愛、性同一性障害など、典型的なセクシュアリティとは異なるセクシュアリティのあり方を示す人々のことをいう。セクシュアリティのありようが少数派であるがゆえに、偏見にさらされ、生きづらさを抱えることも多いため、セクシュアル・マイノリティの人たちの心理的支援へのニーズは、顕在化しにくいが多大にある。人口の数%程度を占めるといわれる彼・彼女らに、臨床の場においてもそうとは知らずに出会う可能性、もしくは出会っている可能性は大きい。多様なセクシュアリティを示す人々を理解し、受け止め、支えるための1冊。
  • 障害児の心の臨床
    • 中沢たえ子
    • 岩崎学術出版社
    • ¥3300
    • 2001年08月
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(0)
  • ●知的・自閉性障害をもつ子どもの理解の仕方と対応が,乳幼児期から思春期まで丁寧に書かれている。そして常に,現実には子どもと家族が存在していること,障害をもっていても心は人格発達理論に沿って育つこと,だから早期からの家族を含めた心を支える療育的支援を疎かにしないことが,本書の要となる視点である。

    ■解説
    1970年後半,世界の自閉症事情は変化し,わが国では親の会が,「自閉症は障害である」と認めたことなどを背景として,一気に自閉症についての考え方は変化してきた。ただ以前となんら変わらないのはそこに生きる子どもたちであり,親の子育てに戸惑う姿である。長い年月のなかで,多くの子ども,親,そして現場で実際に働く保母,教師,施設の援助者たちに学ばせていただいた。医師は患者の断片的な姿に接するだけなので,いかに専門家であろうともつい本当の姿を見逃してしまいやすいのだが,その間隙を埋めてくれる人びとの真実の言葉は実に貴重である。知的障害,自閉性障害ともに今後もさらに研究は進むだろうし,とくに遺伝子的研究は否応なく手掛けられていくだろう。予防,治療につながる研究であるならば盛んにやってもらいたいが,同時に何があっても,現実には子どもと家族,人間が存在していること,その子どもはたとえ障害をもっていても,その心は人格発達理論に沿って育つということ,したがって早期からの家族を含めた心を支える療育的支援を疎かにしてはならない,ということを強調したい。(「まえがき」より)

    ●目次
    はじめに
    第1部 乳幼児期
    第一章 障害の早期発見,早期対策
    知能、情緒の発達障害を認めるまでに/障害の早期発見、早期対策/乳幼児健康診査の重要性

    第二章 乳幼児期早期のかかわり
    スペシャルニーズをもつ子どもたち/乳児期にもっとも必要なことーー初歩的コミュニケーションを育てる/乳児期後期から幼児期早期までの親の焦燥

    第三章 幼児期の療育活動
    障害リスク児と子ども集団/どういう集団が今、この子どもに必要なのか/具体的な療育指導の進め方/療育の基本は遊びと生活である

    第四章 幼児期の多動
    多動といわれる子ども/絶えず動きまわっている/親の呼びかけに反応しない/幼児期が終わっても落ち首かないーー脳波検査の必要/母親の言葉

    第五章 幼児期の情緒混乱
    心身の外界適応力の低さ/衝動、攻撃性の出し方の未成熟さとまずさーー自傷、他害/感覚機能の敏感さ、鈍感さ/理由のわからない情緒混乱/こたわり、固執傾向について/身体的・運動機能的諸問題

    第2部 学童期・思春期
    第六章 障害児が大人になるまでに
    幼児期が終わって/思春期の混乱と成長/大人になる

    第七章 障害児教育の心
    障害と共によりよく生きること/障害児教育には継続性が必要である/「申し送り」と、複数担任の場合は最低一人は継続することの重要性/心を育てながら、その上に知識や技術を積み重ねていくこと/学級を変えるということ

    第八章 障害児と家族
    きょうだい(同胞)/父親/母親の就労

    第3部 自閉性障害
    第九章 自閉性障害とは
    「診断」「鑑別診断」についての疑問、混乱/折れ線現象ーー小児期崩壊性障害/「目閉的特徴」の消長/「自閉症」という先入観なしに乳幼児期を育てられた障害児

    第十章 「自閉性障害」の理解と療育
    「自閉性障害」を理解し、その育ちを援助するために/自閉性障害児・者の人間や外界を感じたり、関係をもつ特徴/言葉のハンディキャップ/知覚的過敏さ/「こだわり」について再び/自閉的防衛機制/知能程度の比較的高い自閉性障害児・者/自閉性障害児・者の自我機能

    第十一章 自閉性障害児・者への医療的ケア

    第十二章 親の心
    「自閉症児・者親の会」のこと/「親の自主性」の大切さ/「子どもに寄り添うーー親と子
  • 女性のうつ病
    • 野田順子
    • 主婦の友社
    • ¥1540
    • 2013年03月
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 3.5(2)
  • 薬のこと、病院の選び方、再発しないための方法まで、診断されてから知りたいうつ病のすべて。
  • わが子の「やる気スイッチ」はいつ入る?(続)
    • 菅野純
    • 主婦の友社
    • ¥1430
    • 2013年03月
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(0)
  • わが子のスイッチオンを見るために親ができること。小学校の高学年から、中・高生の子どもの勉強のやる気の本。チェックテスト付き。
  • 子どものミカタ
    • 山登敬之
    • 日本評論社
    • ¥1760
    • 2014年12月19日頃
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 4.5(2)
  • 思春期はいつもグレーゾーン。悩みか病気かあいまいな子どもと向き合うためにベテラン精神科医が明かすヒント。
  • 改訂 応用栄養学実習書
    • 柳沢 幸江/松井 幾子
    • 建帛社
    • ¥2640
    • 2020年02月20日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(0)
  • 不安専門カウンセラーが教える 晴れないココロが軽くなる本
    • 柳川 由美子
    • フォレスト出版
    • ¥1650
    • 2023年01月27日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 3.0(1)
  • 自身が30年以上の不安症を抱えてきたからこそ「不安専門カウンセラー」寄り添える。
    それぞれの不安に対応したワークの解説した実践カウンセリング本。

    著者独自のメソッドで「ワークをしたら心が軽くなった」、「孤独から解放された」など、カウンセリング体験者が不安を克服したという声が多数。

    こんな人に読んでほしい。
    ・将来に不安を感じている方 
    ・不安症の方
    ・繊細で真面目に頑張ってしまう方
    ・元気になりたい方
    ・自分を責めてしまう方
    ・・・など。
  • トラウマインフォームドケア実践ガイド
    • 川野雅資
    • 精神看護出版
    • ¥2200
    • 2022年01月15日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 3.0(1)
  • 既刊『トラウマ・インフォームドケア』では,トラウマそしてトラウマインフォームドケアの基本について紹介しました。続刊としての位置づけの本書では,まず第1部でこれまでにアップデートされたトラウマやトラウマインフォームドケアに関する知識を整理しました。そしてその基本をふまえて,第2部ではトラウマインフォームドケアを具体的に実践することで臨床にどのような変化が生じるのか,さまざまなケースを交えて紹介します。
    トラウマインフォームドケアとはトラウマを“熟知”したケアですが,その一歩手前,トラウマを「知る」ことから精神科の臨床は確実に変化します。
    第1部 トラウマインフォームドケア その考え方
    1-1 トラウマを理解する
    1-2 トラウマインフォームドケア
    1-3 トラウマ的な出来事への反応
    1-4 トラウマ/トラウマ的な体験が及ぼす健康行動への影響
    1-5 看護師へのトラウマインフォームドケア


    第2部 トラウマインフォームドケアを実践する
    2-1 統合失調症患者へのトラウマインフォームドケア
    2-2 知的障害患者へのトラウマインフォームドケア
    2-3 訪問看護におけるトラウマインフォームドケア
    2-4 「問題行動」を起こす患者へのトラウマインフォームドケア
    2-5 思春期患者へのトラウマインフォームドケア
    2-6 うつ病患者へのトラウマインフォームドケア
  • 「心の病気」がきちんとわかる本 症状・対処法・受診
    • 齋藤英二
    • 西東社
    • ¥1540
    • 2019年06月07日頃
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 5.0(1)
  • 幅広い「心の病気」をフォロー 本人も身近な人も持っておきたい決定版
    うつ病・統合失調症・パーソナリティ障害など、現代人が抱える様々な心の病気について専門医が解説します。原因や症状のほか対処法やクリニックの選び方まで網羅。「社交不安症」や「広場恐怖症」といった新しい心の病気まで取り上げており、まさ決定版と言える書籍となっています。本人だけでなく、家族やパートナー、会社の同僚などすべての方に役立つ一冊です。
    1章 心の病気って何?
    2章 症状から調べる
    3章 心の病気
    4章 児童期・思春期の心の病気
    5章 女性・男性特有の心の病気
    6章 老年期の心の病気
    7章 心の病気の治療
  • 子どもに言った言葉は必ず親に返ってくる
    • ハイム・G.ギノット/菅靖彦
    • 草思社
    • ¥1540
    • 2006年06月
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 4.38(13)
  • 思春期の子にとって、親の助けは干渉、心配は子ども扱い、忠告は親のエゴだ。助けようとすると恨まれ、導こうとすると拒まれるとき、どんなふうにコミュニケーションをとればいいのだろう?争いを避け、尊重しあって共に生きるためのコミュニケーション・スキルを教える貴重な一冊。世界的ベストセラー『子どもの話にどんな返事をしてますか?』の思春期版。
  • 「好き」が「才能」を飛躍させる 子どもの伸ばし方
    • 角野 美智子
    • ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス
    • ¥1760
    • 2020年11月28日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 4.44(9)
  • 子どもの才能を育む、角野流子育てメソッド!
    ・「違いに気づく」ことが感性を磨くことの第一歩
    ・感じたことを、なるべく子どもに言語化させる
    ・「好き!」という気持ちが子どもの能力を伸ばす
    ・練習には「ゲーム感覚」を取り入れる

    「僕が音楽と数学の世界に導かれた背景に、母の多くの創意工夫があったことを再認識しました。」
    ーー角野隼斗さん(ピアニスト)

    ■プロローグ

    ■第1章 子どもの感性と出会う
    「まだ小さいから」と、子どもの能力に線引きをしない
    「考える力」の土台に感性がある
    子どもの興味にとことん付き合い、好奇心を育てる
    アウトプットの場を作り、「達成感」を体験させる


    ■第2章 五感を使って感性を育む
    日常生活の中で、遊びながら“考える脳”を作る
    ピアノを使って、遊びながら“音楽脳”を育てる
    練習を飽きさせない、ゲーム感覚の練習方法を考える
    「好き!」という気持ちが飛躍をもたらす


    ■第3章 思春期に親ができること
    思春期は、これまでの自分の道のりを振り返るとき
    迷いの時期は、寄り添いながら待ってあげて
    子どもの好奇心が適切に育まれる環境を整えてやる


    ■第4章 ぶれない軸を持った人間に
    子どもにとって、親の喜ぶ顔は大きな精神的報酬になる
    「好き」が「才能」を飛躍させる
    これから子育てをする方にお伝えしたいこと Q&A

    ■エピローグ


    ■著者について
    角野 美智子(すみの・みちこ)
    桐朋学園大学ピアノ科卒業後、米国ニューイングランド音楽大学大学院に留学。これまで、主宰する音楽教室よりショパン国際コンクールin Asia、ピティナ・ピアノコンペティションなど各種コンクールで延べ100人以上の受賞者を輩出。また、東京芸大・芸高をはじめ、音大・音高受験指導でも高い実績を上げる。ピティナ指導者賞連続20回受賞。また、2004年、2005年、2010年、2011年、2013年、2014年には特別指導者賞も併せて受賞。導入期から上級までバランス良く育て上げる指導法で高い評価を受ける。2018年には、自身の子育て経験を生かし、リトミック教室「プチアンジュ」を開講。0歳児から音楽・知性教育を通じて感性を育む育児法を導入し、ピアノレッスンに大切な下地作りにも力を入れている。指導法や子育てにかんする講演「感性豊かな真に音楽好きな生徒を育てるには」「原石を磨く指導法」を全国各地で開催。ピティナ課題曲セミナー、公開レッスンの講師も多く務める。ピティナ正会員、ステップ派遣委員、全国大会審査員、ショパン国際ピアノコンクールin Asia組織委員および全国大会・アジア大会審査員をはじめ、多数のコンクール審査員を務める。共著に『生徒を伸ばす ピアノ教室運営大研究』(ヤマハ)。
  • 発達障害の基礎知識
    • 宮尾 益知
    • 河出書房新社
    • ¥1760
    • 2017年09月26日頃
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
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  • ADHDやASD、LDなどの言葉の意味から診断基準…どんな学校や会社を選べばいいのか?発達障害への社会の取り組み、法律の内容まで全部わかる決定版。

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