身近な人や社会と相容れない思春期の心のモヤモヤを表出したテキストに、オリジナリティー豊かで清々しいハーモニーが絡み合う。
中学生大家さん、修学旅行で何が起こる!?
普段めったに旅行をしないチエちゃん。
あこがれの地、京都を大満喫中!
一方、男女同じ班での行動が増え、あらぬ噂も立ち込めたり!?
少しずつ夏の気配を感じるなか、アパートや学校で過ごす一日一日が輝きを増す第14巻。
虐待・暴力の連鎖を断ちきる。今、「親」になるとはどういうことか?乳幼児精神医学最前線からの治療的提言。
本書は、子どもと家族の関係で展開している問題に焦点化した「こころに寄り添うということ」がいかなることなのか、についての論考を収めている。
全体を通して、目に見える部分だけではなくその背景ではどのようなこころの動きが展開しているかという力動的な視点も含め「まつたにクリニック」のスタッフたちが日々実践しているアプローチの実践を紹介する。
日常的に子どものケアに携わる方にはぜひ本書を手に取っていただきたい。
推薦の辞
序章
第1部 ファミリー・メンタル・クリニックの成り立ちと枠組み
第1章 私の臨床の基盤
第2章 地域の中でのクリニック
第3章 クリニックの治療構造
第2部 クリニックにおける心理療法の実際
第4章 児童精神科における精神分析的心理療法の実践
第5章 親子並行面接という協働
第6章 共同注意の重要性
第7章 不登校中学生を対象とした「セラピーとしての思春期グループ」
第8章 発達心理学と療育の知見に基づいた心理療法
第9章 フィリアルプレイセラピー
第10章 親の離婚と子どもの心理
第3部 こころの成長を支える環境へのアプローチ
第11章 スクールカウンセリングにおける精神科医療との「つなぎ」の役割
第12章 子どもとその家族を支える有機的な器としての協働関係
第13章 保育所の巡回相談
第14章 災害支援とプレイセラピー
第15章 未就学児療育通所施設における自由遊びの意義について
第4部 さらなる発展領域
第16章 親になっていくこと,セラピストになっていくこと
第17章 『心理療法的家事支援』の可能性:母子生活支援施設での臨床実践から
第18章 思春期の心理療法過程を支えたペットの意味とその変遷
第19章 ろう難聴児・者の心理的支援
あとがき
青年・成人期における発達障害支援の最前線。中学生、そして義務教育を終えてからの発達障害のある人たちの実状と具体的な実践について、家族支援、本人支援、高校・大学での支援、就労支援、余暇支援など、幅広く紹介する。
学力よりも、しつけよりも一生を左右する心の強さを育てる本。わが子の「いいところ探し」から始めてみよう。「子どものため」のつもりが、「子どもをダメ」にしないために…。
筆者は,子どもから大人まで診るベテラン精神科医として知られる。その四十年以上にわたる臨床経験から,クライエントの生活を支援するための支持的な面接を中心に,本書には「筆者の考える精神療法の基本」が述べられている。
筆者は支持的精神療法について,「その人の生き方・考え方を変えようとするのではなく,『今,一生懸命に生きている,その人を支える』もの」であると述べる。そして,経験に基づいた面接の定石から,日常臨床で遭遇するピットフォール;落とし穴,思わぬ危険,さらに精神科臨床では不可欠な,クライエントの症状の把握から病名・診断の過程,薬や環境調整の考え方まで,日常臨床に応用可能な精神科医としてのtipが全編で語られる。
筆者は支持的精神療法について,「その人の生き方・考え方を変えようとするのではなく,『今,一生懸命に生きている,その人を支える』もの」であると述べる。そして,経験に基づいた面接の定石から,日常臨床で遭遇するピットフォール;落とし穴,思わぬ危険,さらに精神科臨床では不可欠な,クライエントの症状の把握から病名・診断の過程,適切な薬の処方のコツまで,日常臨床に応用可能な精神科医としてのtipが全編で語られる。
序にかえてー「こんなふうに考えてみたらどうだろうか」
□第一部 精神科面接の基礎となること
支持的な面接のピットフォール
精神科医として自戒していること
貧困と孤立とこころの臨床
思春期・青年期を診る精神科医としての私の課題と難題
社会のなかに生きる,「自閉症」のある人たち
小児期の発達障害支援の原則
就労支援という精神療法
□第二部 大人の発達障害とトラウマの臨床
大人の発達障害と精神療法,そして森田療法
精神病状態を反応性という視点から考えてみたらどうだろうかー統合失調症と自閉スペクトラム症
大人のトラウマの臨床から見えてくるもの
精神科臨床における大人の愛着障害
人薬・時薬・楽薬ー若者と支援者へのメッセージ
追悼・中井久夫先生
[対談]児童・思春期臨床で一番大事なことー発達障害をめぐって/本田秀夫・青木省三
LINEを使った
いまどきのコミュニケーション読本
LINEでのやりとりが日常的になった今、
「LINEで会話が続かない」
「とっさにいい返事が思いつかない」
「既読スルーされると不安」といった
コミュニケーションの悩みを抱えている人は
数多くいます。
果たして、どんなトークをしたら、
相手は返事をしやすいのか。
好印象を持ってもらえるトークはどんなものか。
そこで本書では、LINEを使ったカウンセリングや
メンタルトレーニングを実践し、
全国SNSカウンセリング協議会の理事を務める
著者が、心理学に基づいたトークの技術を伝授。
ビジネスシーンをはじめ、親子、恋人との会話など
さまざまなシーンで使える内容になっています。
仕事も私生活もLINEが当たり前になった現代。
いまどきのコミュニケーション読本として
役立つ一冊です。
Chapter 1 LINE上手になるには?
●写真・動画でリアル感と説得力をアップ
●感情を表す言葉は普段よりギアを一段UP!
●提案・お願いは選べると納得感が生まれる
●相手とのいい会話が続く究極の技術「共感」…他
Chapter 2 ビジネスでLINE上手
●プライドの高い人にお願いごとをするとき
プラスの言葉のシャワーで相手の心を開く
●取引先に自社を選んでもらいたいとき
相手を無理に説得せず「受容」と「示唆」で
味方に……他
Chapter 3 私生活でLINE上手
●親から思春期の子供への声がけ
「共感」「承認」で親子の距離を縮めよう
●気になる異性にアプローチするとき
デートに誘う鍵は「相手軸」「自己開示」と
「オンリーワン感」……他
ネット依存(予備軍含む)の中高生、52万人!「うちの子に限って…」は通用しない!依存症の専門臨床医としてカウンセリングを行っている著者だからこそ書ける、「ほんとうのところ、親は何をするべきか、するべきではないか」知らないでいると恐ろしい「依存」の実態とその解決策を明快に示す。
他人に認められないと、自分が愛せない!気鋭の精神科医が世相と精神医学を架橋する。
●これまで摂食障害に関する著作に示されてきた治療の指針や方法の多くは,それに従って治療を進めていこうとしてもまったくうまくいかず,それどころか,翻弄されてすっかり消耗してしまったという治療者も少なくないと思われる。摂食障害の治療は患者にとっても治療者にとっても、極めてパーソナルな経験の部分が大きい。摂食障害を病む人が治療者に問いを向けてくるそのときをどのようにやりぬいていくか。それは治療の要であると同時に,摂食障害の治療者が成長する機会でもある。手荒い経験に生き残った臨床家にこそ認識でき表現できる臨床感覚を,若手あるいは手詰まりを感じている臨床家や医療スタッフに,熟達した治療者たちがいきいきとした臨場感をもって伝える鼎談。
●目次
プロローグ 鼎談を始めるにあたって 松木邦裕
I イントロダクション
何故にこの鼎談か
摂食障害の歴史
摂食障害は現代の病ではあるが「現代病」ではない/八○年代から摂食障害の病態が多様化しはじめた
臨床での問題点
見立て/治療/社会・文化
摂食障害との出会い
「丸腰で猛獣と格闘するような……」/摂食障害には病理はない?/困難であるからこそのチャレンジ/思春期葛藤を抱える人たち/「力道山精神療法」/頑なさの中の真剣さ/心療内科での経験ーー食欲亢進にワイン?/精神科開放病棟での経験/閉鎖病棟での経験/拒食を過食に変える/精神分析的な考え方の応用/生き方を間違った人たち/受容・共感と退行/真剣さと倒錯と
II 摂食障害とは何か
見立て
DSMとlCD/鑑別診断/摂食障害の三つの分類/「マイナスK」
病の本態
生物学的な問題か心理学的な問題か/ダイエットや食生活の問題の背景にあるもの/生物学的な変化は可逆的
III 摂食障害の病態と病理
病態
思春期の不安から拒食へ/過食・嘔吐と下剤濫用/チューイング、反芻
病理
禁欲に達成感がある/罪悪感/「認知のゆがみ」はあるか/こころの姿勢
IV 摂食障害の治療
こころの問題を回避させない
行動制限という枠組み/本来の問題への対応/問題行動への対応/看護師さんとの関係が大事/患者の「実力」に見合った目標を立てる
やせている体をとう手放すか
薬物の効果/他のスタッフとの協力/生命維持のためのぎりぎりの線を見きわめる/こころの問題を問い続ける/苦痛な状況から脱するために食べる」という発想についていけるか
「否認」の問題を明らかにすること
身体の回復と否認の解消が治療前半の目標/「ただ体重を増やせばいいと思っているのか?」/嘘や乙まかしはその場で取り上げる/治療者側の姿勢/治療者の仕事の意味と達成
V 摂食障害の予後と予防
治癒はあるのか
パーソナリティが全部変わることはありえない/治療者の内在化/「治った治らない」は治療のターゲットにもよる/経済原則を超えて/新しい人間の不幸
予防はできるのか
家庭のあり方、親子関係のあり方
VI 要望
治療者に伝えたいこと
治療者がこころに留めておいてほしいこと/摂食障害という疾患の特殊性/身体に対するアンビバレンスと母親に対するアンビバレンス
患者さんと家族に伝えたいこと
自分が本は何を求めているのか/こころを育てる過程の大切さ/悲劇は手放すべき
補遺 摂食障害の精神分析的な理解とアプローチ 松木邦裕
エピローグーー幕を閉じる前に
「チェンジはおしまいだ」──傷つき、追い詰められたヒナを前に、そう切り出すレン。脳裏に過るのは、自分が「特別」だと知った幼い時から今日までの、苦しみ抜いてきた日々の記憶だった。ヒナとの入れ替わりを無邪気に楽しんでいた子供の頃から、同性への気持ちを押し隠し、本当の自分を偽って過ごす思春期。普通の幸せを諦めかけていた時に訪れた、マコトとの出会い──。秘密の魔法がくれた切ない痛みに苦しむ、ヒナとレンの決断は…?
精神科医として、小児科医として、また心理相談の場を通して考えてきた「子どもの心の問題を発生させないために幼小児期・学童期において何が大切なのか、また問題の萌芽に早く気づくポイント、早期治療と心の再編成のための方策」を、この本にまとめてみた。
亡き母に代わって2歳の弟「愛」の育児を任されてる中学2年生の「良太」。友人と遊ぶ暇もなく、言うことを聞かない弟に振り回される毎日。弟さえいなければ──。そんな考えが頭を過る時、遂に良太の中で「殺意」が顔を覗かせる…。
一線を越える夜、壊れゆくのは良太か、それとも──。
待望の修学旅行でテンション爆上げのボッスン達。しかし出発早々、チュウさんのアヤしい薬を飲み、ボッスンとヒメコの人格が入れ替わる事態に!
着替えは? トイレは? お風呂は? 思春期まっただ中の高校生男女は、このピンチをどう切り抜ける!? そして、何も知らないサーヤは、想いを寄せるボッスン(中身ヒメコ)に近づき…!?
突然変異により人間と同じ知能を持ち、人権も得たネコ・白玉雄介!! 一般家庭で育てられるも周囲と馴染めずにいた彼の人生は、高校で出会った空気を読まない同級生・葵により少しずつ変わり始める!! ネコだけど思春期な高1男子の白玉君が体験する毎日に心ときめくネコメディ第4巻!!
『約束のネバーランド』初の小説化!!『GFハウス編』で、脱獄の中心人物ながらも出荷されてしまった天才・ノーマンの、今はもう戻れないGFハウスでの仲間との幸せで切ない日々が解禁!!
「僕が女装男子だってこと、君にバレたらどうしよう」
男子が苦手な幼馴染・たまちゃんを守るため女の子を演じている宇一郎。自分を女の子だと純粋無垢に信じ込んでいるたまちゃんから今日も秘密を隠し通す! 一方、彼女も何やら“秘密”を抱えている様子で!? これは、“二人”の嘘つきによる思春期悶絶物語──!