本書はDNAプローブ利用技術の基礎から応用までを、周辺技術を含めて一冊にまとめた。またDNAプローブの普及の鍵を握ると思われる非放射性プローブの開発については、特に一章を設けて詳説した。
エイズ、MRSA,VRE、結核…など話題の感染症48疾患を解説。99年施行の感染症法のポイント、各疾患ごとの看護の要点、患者・家族への対応と指導、院内感染予防対築などを網羅!看護の視点から編集した感染症対策マニュアルの決定版。
本書は、牛の病気について、発生から予防・治療まで、豊富な写真でやさしく解説。
本書は、外来や病棟での臨床実習や試験前の対策に役立つMinimum Requirementを本文とは別に各項目のはじめに記述した。また、症候群の章では、外来での問診の際にすぐ参照できるように、主要症候毎に問診項目・鑑別診断を整理し、Minimum Requirementとした。尿路性器癌における遺伝子や泌尿器腹腔鏡手術に関する項目など、医学生のみならず泌尿器科研修医にも有用な最新の進歩を記述した。また、癌化学療法と放射線療法に関する章を設けるなど、多くの分野を包括する泌尿器科学をよりよく理解できるように工夫した。臨床医なら誰でも知っていなければならない、泌尿器科での最重要ポイント10項目を、本書の最後に一章を設けて簡略に記載した。
食品の微生物危害に焦点を絞って、各分野の専門家が執筆。2部から構成され、第1章では、危害分析の手順と食品の加熱殺菌について解説したのち、生鮮農産物、水産物、食肉・肉製品、乳・乳製品および鶏卵における微生物危害因子と対策を明らかにし、さらに全体に共通する腸管出血性大腸菌の制御技術を展望。第2章では、まずわが国の細菌性食中毒とその他の経口感染症の現状について述べたのち、腸炎ビブリオ食中毒、サルモネラ食中毒、腸管出血性大腸菌O157感染症、カンピロバクター食中毒、食品媒介リステリア症ならびに小型球形ウイルス感染症について個別に解説する。
本書は、平成11年11月1日より3日までの3日間、関西地区大学セミナーハウス(神戸)において開催された第29回小児神経学セミナーにおける講演、CC、CPCなどを編集、収録したものである。
1999年に認可された低用量経口避妊薬(ピル)をはじめ、銅付加型子宮内避妊用具(IUD)や女性用コンドームなど、新しい避妊法が近年つぎつぎに導入。従来からある方法とあわせて、避妊法の全てを解説する。
いまさら「小さいころからの倫理教育や道徳教育が大事」なんていったって、なんの“たし”にもなりません。誰だって好きな人ができたらHしたい、「この人!」とはっきりわかるまで、いろいろな相手とつき合ってみたい、と思うのは当然でしょ?中絶した子や、おなかを切られた子は「自業自得」なんて意地悪なことを、医者や教師にも思ってほしくない。性交渉をすることが悪いことだなんて教えてほしくないーそれが、この本を出そうと著者が思った理由です。でも、予定外の妊娠や、エイズなどの性感染症からは身を守りたい。それが当然の権利だし、それを提供するのが、厚生省や文部省、政府の責任です。ほんとうは、学校でもっと必要な知識や正しい情報を教えるべきだし、保健室などでピルやコンドームをただで提供し、求められたらSTDの検査をするべきです。それで性がますます乱れるなんてことはありません。北欧やオランダなどでは、かえって10代の性行動の開始年齢が上がりました。正しい情報をもてば、自分のからだを大切にし、慎重に行動できるということを示しています。
プロテオリシスが生体機能を制御する。プロテアーゼによるタンパク質分解は、単にその死を意味するのではない。新たな機能や活性の発現、すなわち、その生をも司っている細胞周期、アポトーシス、シグナル伝達、細胞内物質輸送などタンパク質分解のすべてをまとめた待望のレビュー集。
細菌感染症の診断は臓器別には比較的可能だが、起炎菌はなかなか同定できないことがあるので本書では現在の臨床の場に合った分け方を行った。O-157の集団発生時にみられたごとく、感染症の対策は院内感染対策上はもちろん、国家危機管理上でも大変重要であることを鑑み、細菌感染症を引き金とする免疫反応の異常と防御対策の項目を加えた。
本書は、臨床微生物学の一般的な問題に対する便利な参考資料である。基礎微生物学;検体の採取、輸送および処理、臨床上重要な微生物の同定;抗生物質および感受性パターン、感受性テストの方法;テスト結果の判定;および感染症の最近の動向を述べている。
新しい国試に向け、問題を改変。必要知識の習得が短時間で可能。『100%』最新版に完全対応。
まずは、ゼッタイに落とせない必修項目!さらに、最近の出題傾向や今後の出題を検討した、ギュッと濃縮の厳選内容。
本書では、NICUでの治療や看護を要する新生児に対して、少なくともどのような看護が可能かについて、NANDA(北米看護診断学会)の看護診断の考え方を取り入れながら、看護過程を軸に一つの例としてまとめた。すなわち、新生児の身体的な健康問題を中心に、特定の疾患が現に存在するもの(実在型看護診断)、またはその疾患にかかるリスクが高い状態(ハイリスク型看護診断)に焦点を合わせて構成し、問題を看護診断と共同問題に区別することによって、看護婦独自の機能を明確にしていく手がかりとなることを目指した。
子ども、特に、乳幼児の場合は、苦痛を言葉で正確に伝えることができません。世話をなさる方(主に母親や父親)の配慮一つで、病気が良い方向に向かう場合もあり、逆に悪化させることもあります。したがって、父母には、子どもの病気に対する、ある程度の知識が必要です。本書は、主に父母を対象に、病院受診の手助けとして、家庭でできる簡単な処置や心構えを解説しています。
本書は、免疫研究に携わる人々にとっては、複雑でしかも細分化して断片的にしか理解できなくなった免疫現象を系統的に考えるよすがとし、免疫研究の専門外の研究者にとっては生命科学の基本原理探求の一助となるものである。