ある意味、人生には“運”というものもあるのかもしれない。しかし一方で、こうした運をコントロールし、左右できる「心構え」や「原則」もある。問題を追い払う方法を学ぶ、精神が問題に屈するのを拒む、考え方を通じ、積極的な力を手に入れる。これらを実践すれば、あらゆる問題を乗り越えることができる。「ポジティブ・シンキング」はここから始まったーデール・カーネギー、ナポレオン・ヒルと並ぶ自己啓発の御三家、ピールの古典的名著が、新訳で登場。
ドリトル・サーカスが大都会ロンドンでデビュー!そこへ箱馬車でむかう道中、先生はカナリアの天才歌手と出会い、世界初の鳥のオペラをひらめきます!フラミンゴやペリカンも歌っておどる、このとんでもない舞台は成功するでしょうか?他にも、野鳥を売りとばす悪人をこらしめようと先生が女装したり、お金持ちになった犬が人間をやとって子守をさせたり、ゆかいなお話がめじろおし。びっくりどっきりの第6巻!小学中級から。
木についた傷や足跡などからシカやイノシシの気配を探る。網をしかけ、カモやスズメをとる。手製のワナをつくる。かかった獲物にとどめをさし、自らさばき、余すところなく食べ尽くすー。33歳ワナ猟師の日常は、生命への驚きと生きることの発見に満ちている。猟の仕方、獲物のさばき方から、自然と向き合う中で考えたことまで。京都の山から見つめた若者猟師の等身大の記録。
美しく咲いた桜の園に5年ぶりに当主ラネフスカヤ夫人が帰ってきた。彼女を喜び迎える屋敷の人々。しかし広大な領地はまもなく競売にかけられることになっていた(「桜の園」)。滑稽で支離滅裂ぶりが笑いを誘うボードビル2つを併せて収録、チェーホフ喜劇の真髄を味わう。
せっかく絵を味わいたいと思っているのに、宗教画だからと敬して遠ざけるのでは、あまりにもったいない。本書は、もっと宗教画を楽しみたい人、名画を通して聖書や歴史や画家について知りたいと思う人のための一冊です。
次郎吉の目前で娘が腕を斬られた。娘は峰といい、奉公先の主人と通じ、その妻の恨みをかって襲われたのだった。峰の父は、娘の不貞に激怒するが、浪人暮らしの父を思い手当てをもらっていたことを知り、言葉を失う。そして、一度は断った「ある仕事」を引き受ける決意をした。それは、武士としてのプライドを捨てるものだったが…。
十二年ぶりに故郷トルコに戻った詩人Kaは、少女の連続自殺について記事を書くために地方都市カルスへ旅することになる。憧れの美女イペキ、近く実施される市長選挙に立候補しているその元夫、カリスマ的な魅力を持つイスラム主義者“群青”、彼を崇拝する若い学生たち…雪降る街で出会うさまざまな人たちは、取材を進めるKaの心に波紋を広げていく。ノーベル文学賞受賞作家が、現代トルコにおける政治と信仰を描く傑作。
イスラム主義の気運の高まりを警戒する勢力によって、国民劇場での夕べは流血の惨事と化した。イペキとの未来を望みうるのかどうか悩みつづけるKaも、一連の騒動に巻き込まれ、俳優スナイ・ザイムや“群青”をはじめとする人々の思惑に翻弄されていく。大雪によって外部から切り離された地方都市カルスで、詩人が対峙することになる世界とは。政治と宗教の対立に揺らぐ現代トルコを緻密な構成で描いた世界的ベストセラー。
ある日とつぜん大竜巻に巻きこまれ、犬のトトといっしょに家ごと飛ばされた少女ドロシー。ついたところはなんと、うつくしい魔法の国オズ!けれど、やっぱり家に帰りたいドロシーは、大魔法使いオズにお願いするため、旅に出る。途中で、脳みそをほしがるかかし、心臓をほしがるブリキの木こり、勇気をほしがるライオンというヘンテコな仲間もくわわって…!?100年前からみんなが大好きな、ワクワク冒険の旅!小学中級から。
一つ年上の幼馴染、千種と付き合う十七歳の遠馬は、父と父の女の琴子と暮らしていた。セックスのときに琴子を殴る父と自分は違うと自らに言い聞かせる遠馬だったが、やがて内から沸きあがる衝動に戸惑いつつも、次第にそれを抑えきれなくなってー。川辺の田舎町を舞台に起こる、逃げ場のない血と性の物語。大きな話題を呼んだ第146回芥川賞受賞作。文庫化にあたり瀬戸内寂聴氏との対談を収録。
朝の15分があなたを変える。聖書を読む暇のない、祈れない時だからこそ毎日のディボーションを。激動の時代を生き抜いたちいろば牧師の命の説教。
地動説をめぐり教会と対立し、自説を撤回したガリレオだったが、幽閉生活で目が見えなくなっていくなか、じつは秘かに『新科学対話』を口述筆記させ、秘匿していたのだった…。ナチス支配下から冷戦までの状況下で書き続けられた“自伝的戯曲”であり、ブレヒト最後の傑作。
両親を亡くした11歳のポリアンナは、気むずかしい叔母、ミス・ポリーのもとに引き取られた。ポリアンナはどんなに辛いことがあっても、その中に「嬉しい」ことを見つけるとたちまち元気になれる。そのお父さんとの約束、「嬉しい探し」ゲームは街中に広がり、ミス・ポリーや大人たちとの冷たい心を変えていった。ところがそんなポリアンナが交通事故にあってしまい…。涙と笑顔いっぱいの不朽の名作が、いよいよ新訳で登場。
恐怖と苦痛、絶望と狂気、そしてユーモア。囚人たちの驚くべき行動と心理、そしてその人間模様を圧倒的な筆力で描いたドストエフスキー文学の特異な傑作が、明晰な新訳で今、鮮烈に蘇る。本書はドストエフスキー自らの体験をもとにした“獄中記”であり、『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』など後期作品の原点でもある。
17世紀ニューイングランド、幼子をかき抱いて刑台に立った女の胸に付けられた「A」の文字。子供の父親の名を明かさないヘスター・プリンを、若き教区牧師と謎の医師が見守っていた。各々の罪を抱えた三つの魂が交わるとき、緋文字の秘密が明らかに。アメリカ文学屈指の名作登場。不倫の罪を背負いながらも毅然と生きる女、罪悪感に苛まれ衰弱していく牧師、復讐心に燃えて二人に執着する医師ー宗教色に隠れがちだった登場人物たちの心理に、深みと真実味を吹き込んだ新訳。
さだまさし、最新ライブアルバム発売決定!
2012年6月から全26会場、52公演(追加公演含む)を満員御礼のうちに終了した、さだまさしデビュー40周年記念コンサート「さだまつり」。
初日はトークを中心とした「前夜祭=しゃべるDAY」、2日目は歌が中心の「後夜祭=うたうDAY」として、2夜連続で行われた音楽史上に残る歴史的なコンサートをCD6枚に完全収録!
本作品は、千秋楽となった2013年1月28日、29日に東京・国際フォーラム ホールAの公演を収録いています。
●BOX仕様
●CD6枚組
●歌詞集2冊
●16P写真集付
若者になった「私」はジルベルトへの恋心をつのらせ、彼女の態度に一喜一憂する…。19世紀末パリを舞台に、スワン家に出入りする「私」の心理とスワン家の人びとを緻密に描きつつ、藝術と社会に対する批評を鋭く展開した第二篇第一部「スワン夫人のまわりで」を収録。