第2次世界大戦前後から現在のEU(欧州同盟)までのあゆみを人物を通してヴィヴィッドに描いたユニークな書。コラム・地図・年表・用語解説付。
会計に関するソフトウェアは、その優劣を競いながら数多く市販されています。しかし、こうしたソフトをいざ、購入して使い始めるといろいろな不都合が生じてきて、自分の会社には馴染まないといった話をよく耳にします。が、中小企業となると、なかなか金銭面で折り合わないのが現状です。ならば、いっそのこと自前のソフトをつくってしまえば、最も安上がりで、最も適合した会計システムが出来上がるのではないでしょうか。本書は、Lotus1-2-3を活用した自前会計システムのつくり方をわかりやすく教えます。
温かに散華の世代、企業戦士を描き切り、経済成長の終焉、そして荒廃しつつある日本社会に、新しい「共同主義」を提唱。渾身の力作。
賃金を中心とした処遇制度は、理にかなった体系になっていることが何よりも重要である。本書は、職能給の導入から運用に至るまで、すべてのステップにおいて理論を大切にしながらわかりやすく解説した。しかも、机上の空論では解決できない現場に密着した応用問題への技術的対応についても詳しく述べている。まさに、人事制度の大変革期にあって、中小企業の実務担当者の指針の書になるものである。
十二歳の男の子が手作りの歯みがきを売りだして、あっというまに億万長者になったなんて信じられる?でも、本当のことなんだ。だって、あたしもウーンと手伝ったんだもの。天才的なアイディア少年の、ユーモラスなサクセス・ストーリー。いつのまにか、経済のしくみがやさしくわかります。小学中・上級向。
補完性をキー概念に、企業組織とそれをとりまく制度をシステムとして考察する経済学と経営学における独創的ブレークスルー。米国のMBA、比較制度分析、企業理論の標準的教科書となった本書は豊富な事例とともに日本の制度改革にも貴重な示唆を与える。
強い人口圧力と膨大な木材需要にもかかわらず、日本列島に森林が残ったのはなぜか。古代から徳川末期までの森林利用をめぐる村びと、商人、支配層の役割と、略奪林業から育成林業への転換過程をていねいに描く。日本人・日本社会と森との1200年におよぶ関係を明らかにした名著。
侵略か解放か。戦後繰り返されてきた日本近代史の歩みをめぐる論争に光をあてて、この問題をふたたび考えることとしたのが本書である。侵略か解放か、は日本近代とアジアのかかわりかたを大きな道筋で把握しない限りそのどちらと決めることはできない。本書は、さまざまな学説を視座において、その歴史の流れの整理をつうじてこの本質的問題に迫ることを課題にしている。
本書は著者が一橋大学でマクロ経済学を講義する機会を得たときに作成した講義ノートをまとめたものである。本書の特徴としては、理解を促進する目的から本文の途中に例題を含めたことである。これは著者が教室で実際に講義するときに採用した形式である。例題の中で具体的な数値や関数を用いた計算を示すことによって、本文で抽象的に説明された理論を読者がより明確に具体的に理解することができるようにしたものである。また、各章末には多数の練習問題を掲載しておいた。それらは著者が過去に学内の定期試験、大学院の入学試験、あるいは国家公務員試験などに出題したものに基づいて新たに作成したものであるが、読者がそれらを解くことによってさらに理解を深めることができるものと期待している。
不況が深刻化・長期化する中で、様々な議論が噴出している。大胆なリストラが有効なのか、減税で需要を刺激できるのか、それとも公共投資が行われるべきなのか。経済動向を「供給側」「需要側」のどちらから見るのかで、政策の方向性がいかに違うかを説き、財政支出、財政負担、金融問題などでの課題を明確にして、構造改革の途をさぐる。
思考のモラルハザードを打破し、自ら戦略シナリオを創造するための最強の実践的テキスト!シナリオのコアは「戦略エンジン」にある。
バブル期に土地・株式が急騰したこと、低成長に入って所得が上昇しないこと、などから「一億総中流」に象徴される社会の平等・安定意識は揺らいでいる。時代の推移のなかで、そして国際比較の上で、格差の拡大を統計データによって詳細に検証し、その経済的メカニズムを明らかにしながら、税制や、教育・企業システムなどの課題を示す。