舞台芸術を専門とする研究誌。特集は「アーカイヴを「批評」する」。演劇史とJ演劇をめぐる討論、話題作の紹介と論評、宮城聰、四方田犬彦、渡邊守章、クリスチャン・ルパ、ハイナー・ゲッベルスらの発言を掲載。
1948年に創刊、2017年に350号で休刊となった研究誌『佛教藝術』の伝統を受け継ぎ、仏教をはじめとするアジアの宗教に関わる絵画、彫刻、工芸、建築などの諸芸術および考古学に関する論文、資料紹介、研究ノート等の第一線の研究成果を掲載する、仏教美術研究・東洋美術研究者必携のシリーズ。【年2回配本】
瀬戸内海に浮かぶ12の島とアートを巡る旅
香川県と岡山県にまたがる瀬戸内の海に点在する12の島および2つの港を舞台に開催されてきた「瀬戸内国際芸術祭」。2022年に5回目の会期を迎えました。コロナ下で開催された芸術祭であったため、海外からの来訪や他地域からのサポーターの移動が難しいなど、例年に比べて制限の多い芸術祭となりましたが、それでも20組を超える海外作家が参加しました。
2010年の第1回展から12年の歳月を積み重ねた瀬戸内国際芸術祭は国内を代表する、地域創生の起爆剤になり得る芸術祭として、また「観光立国日本」の新しい可能性を拓くものとして期待を集めています。
本書は2022年の芸術祭の全作品とイベントを収録するほか、10年の節目を迎えた芸術祭のあゆみを、2010年の第1回展以前の経緯も含めて振り返るドキュメントも掲載。
[主な内容]
・瀬戸内国際芸術祭2022の背景
・33の国と地域、188組のアーティストが手がけた全作品図版と紹介
・主なプロジェクトの記録/こえび3年日記/瀬戸内国際芸術祭12年間のあゆみ
・データで振り返る瀬戸内国際芸術祭
・寄稿:椹木野衣
ほか
[参加アーティスト]
青木野枝、マナル・アルドワイヤン、アデル・アブデスメッド、コラクリット・アルナーノンチャイ&アレックス・グヴォジック、安藤忠雄、スタシス・エイドリゲヴィチウス、レアンドロ・エルリッヒ、大岩オスカール+坂茂、アイシャ・エルクメン、大竹伸朗、大宮エリー、小谷元彦、金氏徹平、木ノ下歌舞伎、ケンデル・ギール、草間彌生、鴻池朋子、五所純子、下道基行、コシノ・ジュンコ、新建築社+SUNAKI、杉本博司、二コラ・ダロ、レオニート・チシコフ、冨安由真、南条嘉毅、ソピアップ・ピッチ、マッシモ・バルトリーニ、日比野克彦、ひびのこづえ、ムニール・ファトミ、保科豊巳、目、アリン・ルンジャーン、ワン・ウェンチー(王文志)ほか
舞台芸術の専門雑誌として創刊20年を迎え、「「創造」と「批評」のプロセスに向き合う」を特集。渡邊守章氏の追悼座談会、コロナ禍の舞台芸術を考える論考、「国際舞台芸術祭」をめぐる座談会などで構成。
国内最大規模の国際芸術祭の一つ「あいち2022」公式図録。国内外参加アーティストが愛知芸術文化センターのほか一宮市、常滑市、名古屋市内を会場として現代美術、パフォーミングアーツ、ラーニング・プログラムなどジャンル横断で展開した最先端芸術の数々。全展示・公演作品のヴィジュアルと解説に加え、芸術監督片岡真実、キュレトリアル・アドバイザー、キュレーターのエッセイ等を収録した圧巻の624ページ!(日英バイリンガル)
※カバー全20種類(カバーの指定はできません。カタログ本体の内容は同一です)。
〈カバーに作品画像使用のアーティスト〉
ローマン・オンダック/ ホダー・アフシャール / 足立智美/メアリー・ダパラニー/渡辺篤/奈良美智 /バリー・マッギー /ニャカロ・マレケ /アンネ・イムホフ/遠藤薫/塩田千春 /デルシー・モレロス /シアスター・ゲイツ /フロレンシア・サディール /ミット・ジャイイン/AKI INOMATA /イワニ・スケース /トラジャル・ハレル/山本高之と猩々コレクティブ /Åbäke & LPPL
〈参加アーティスト(アルファベット順、上記以外)〉
AHA! [Archive for Human Activities/人類の営みのためのアーカイブ]/ローリー・アンダーソン & 黄心健(ホアン・シンチェン)/リリアナ・アングロ・コルテス/レオノール・アントゥネス/荒川修作+マドリン・ギンズ/カデール・アティア/バック・トゥ・バック・シアター/ローター・バウムガルテン/ディードリック・ブラッケンズ/ロバート・ブリア/マルセル・ブロータース/ジョン・ケージ/曹斐(ツァオ・フェイ)/ヤコバス・カポーン/ケイト・クーパー/パブロ・ダヴィラ/クラウディア・デル・リオ/潘逸舟(ハン・イシュ)/服部文祥+石川竜一/ニーカウ・へンディン/許家維(シュウ・ジャウェイ)/今井智景/井上唯/石黒健一/ジャッキー・カルティ/河原温/ユキ・キハラ/バイロン・キム/岸本清子/小寺良和/鯉江良二/アンドレ・コマツ/アブドゥライ・コナテ/近藤 亜樹/小杉大介/黒田大スケ/グレンダ・レオン/タニヤ・ルキン・リンクレイター/眞島竜男/ミシェック・マサンヴ/升山和明/ミルク倉庫+ココナッツ/三輪美津子/宮田明日鹿/モハンマド・サーミ/百瀬文/ラビア・ムルエ/迎英里子/中村蓉/縄(愛知県芸チーム initiated by 奈良美智)/トゥアン・アンドリュー・グエン/尾花賢一/大泉和文/奥村雄樹/小野澤峻/ガブリエル・オロスコ/カズ・オオシロ/ティエリー・ウッス/リタ・ポンセ・デ・レオン/プリンツ・ゴラーム/スティーヴ・ライヒ/ジミー・ロベール/眞田岳彦/ファニー・サニン/笹本晃/塩見允枝子/シュエ ウッ モン(チー チー ターとのコラボレーション)/ディムート・シュトレーベ/田村友一郎/徳重道朗/うらあやか+小山友也/和合亮一/西瓜姉妹(ウォーターメロン・シスターズ)/アピチャッポン・ウィーラセタクン/ケイリーン・ウイスキー/横野明日香
最涯の芸術祭、美術の最先端
能登半島の先端、石川県珠洲市を舞台に2017年にスタートした奥能登国際芸術祭が2023年秋に第3回目を迎えます。珠洲市は、5月に震度6強の地震に見舞われましたが、アートを通して地域と地域を、また珠洲市と世界をつなぎ、震災からの復興にむけた光として、9月23日〜11月12日まで芸術祭が開催されます。
本書は10のエリアに展開するすべての作品、イベントを紹介し、アクセスからモデルコースなどの巡り方ガイド、現地での飲食・宿泊・お土産など旅に必要な情報までを完全網羅した公式ガイドブックです。
[主な内容]
・奥能登・珠洲の地域の特性
・59組のアーティストが手がける全作品紹介と解説・地域の語り部が語る奥能登の魅力・アーティストが見出した地域資源
・モデルコース案内・立ち寄りスポット・お土産・お食事処情報・宿泊情報
ほか
[主な参加アーティスト]浅葉克己、シリン・アベディニラッド、アナ・ラウラ・アエラズ、植松圭司、梅田哲也、小野龍一、マリア・フェルナンダ・カルドーゾ、ソル・カレロ、北山善夫、栗田宏一、SIDECORE、さわひらき、田中泯、リチャード・ディーコン、のらもじ発見プロジェクト、N.S.ハーシャ、坂茂、ひびのこづえ、アレクサンドル・ポノマリョフ、弓指寛治、ラグジュアリー・ロジコ[豪華朗機工]ほか