この書籍は大学の授業で使用することを前提に作られた教科書です。
そのため書籍内に掲載されている練習問題の解答や、日本語訳等のご用意は一切ございません。
その点をご了承いただいた上でご購入下さいますようお願い致します。
伝染病も老化も死も、官僚制も企業も大学も、「免疫」からはこう見える! 『免疫の意味論』(大佛次郎賞)を凌駕する圧倒的スケールで描かれる、稀代の免疫学者による「超」生命論。(解説:養老孟司)
「私はこの本で、生命の持つあいまいさや多重性、しかしそれ故に成り立つ「超(スーパー)システム」の可能性について考えた。そこには「不気味さ」と「美しさ」が紙一重で同居している」--「まえがき」より
[目次]
まえがき
第一章 あいまいな私の成り立ち
第二章 思想としてのDNA
第三章 伝染病という生態学(エコロジー)
第四章 死の生物学
第五章 性とはなにか
第六章 言語の遺伝子または遺伝子の言語
第七章 見られる自己と見る自己
第八章 老化ーー超(スーパー)システムの崩壊
第九章 あいまいさの原理
第十章 超(スーパー)システムとしての人間
参考文献
あとがき
解説 多田富雄さんと私 養老孟司
まえがき
第一章 あいまいな私の成り立ち
第二章 思想としてのDNA
第三章 伝染病という生態学(エコロジー)
第四章 死の生物学
第五章 性とはなにか
第六章 言語の遺伝子または遺伝子の言語
第七章 見られる自己と見る自己
第八章 老化ーー超(スーパー)システムの崩壊
第九章 あいまいさの原理
第十章 超(スーパー)システムとしての人間
参考文献
あとがき
解説 多田富雄さんと私 養老孟司
失語症患者における言語データの乱れ方は、じつに、「きれい」である。正しく、整然と、乱れている。脱落や誤りがあっても、きちんとその部分の復元ができるように自衛措置が施されており、脳の中に育った言語知識がそうやすやすと壊れないことを教えてくれる。また、障害を起こした脳といえども、そのはたらきがしなやかであることも教えてくれる。本書では、めざすべき目標を「失語症の言語分析」に絞り、そこに到達するのに必要な言語学の知識と知見を体系的に叙述した。
解いて学ぶ全く新しい言語学入門書が登場!すべて4択問題。日本語教育能力検定試験の対策に。大学・大学院生の試験や専門書を読む前の準備に。
動物の伝達行動から分かる人間の言語の特質、体調が悪くてもHow are you?にFine,thank youと答えるわけ、ひとりごとの時なぜ英語は自分のことをyouと言うのか、など、ことばをめぐる意外な事実や見逃されてきた問題を、言語学の基本をていねいに解説しながら解き明かす。深く言語のしくみを知りたいと願う読者のための待望の一冊。
南太平洋の島々には消滅の危機に瀕した多くの言語が存在する。その一つツツバ島の固有語の体系を、厳しくもロマンに満ちたフィールドワークの末に記述した大作。
格組織、語順、主語、数詞、流音タイプ、母音調和、キョウダイ名などの広汎なデータを基に、歴史言語学と言語類型論の成果を縦横に駆使して構築された「世界諸言語の一大パノラマ」。
ことばはおそらくみなさんがいま想像しているよりも、もっと奥が深く、それについて知るということはとても楽しいことなのです。「ことばって、いったい、なんなんだろう?どんな働きをするんだろう?」「言語学者って、どんなことをやっているんだろう?」「どんなことがきっかけでことばに興味を持つようになったんだろう?」「言語学をするにはどんな心がまえが必要なんだろう?」-この本は、みなさんの、そんな疑問に6人の言語学者が答えます。
ブラジルに沸き起こった革命的音楽の軌跡。カエターノ・ヴェローゾ、ジルベルト・ジル、ナラ・レオン…、ボサノヴァ次世代による「トロピカリズモ」ムーヴメントのすべて。
「共生」の名のもとに、なにが行われているのか。多文化「共生」が唱えられてすでに久しい。しかし「共生」の名のもとに、なにが行われているのか。マジョリティのいう「共生」はマイノリティにどう受けとめられているのか?ことばの問題を通して、「共生」の内実を問い、図式化され、消費される「共生」を救い出す試み。
プロローグ 問題解決のための言語学
第1部 多言語状況
1 標準語と方言
2 国家と言語──言語政策
3 バイリンガルは悪か
4 外国語教育
5 手話という言語
第2部 社会の中の言語
6 言語と文化
7 無意識への働きかけ──政治・メディアのことば
8 法と言語
9 言語障害
10 言語情報処理はどこまで来たか
あとがき
用語一覧
参考文献
絶えず変化するコンテクストの中で私たちは構文を創造的に使用する。しかしその一方で「言えそうなのに言わない」表現が存在する。たとえば explain me this は言えそうなのに英語母語話者は言わない。創造的でありながら制約が多い言語を子どもや大人はどのように学習するのか。本書はさまざまな構文の実例や実験研究をわかりやすく解説しながら、この問いを探ってゆく。構文文法を初めて学ぶ読者にも薦められる一冊。
原著: Adele E. Goldberg(著)Explain Me This: Creativity, Competition, and the Partial Productivity of Constructions
訳者まえがき
はじめに
謝辞
第 1 章 序章
1.1 言語学者と心理学者を悩ませる難問
1.2 本書の構成
1.3 CENCE ME の原則
1.4 効率と表現性を大切にする従順な話者
第 2 章 語の意味
2.1 意味は豊かで構造的で部分的に曖昧
2.2 膨大な潜在記憶
2.3 慣習的に関連しあう意味
2.4 創造性
2.5 競合が語の意味を制限
2.6 学習と流暢さが過剰一般化を抑制
2.7 まとめ
第 3 章 構文はカテゴリ化への招待状
3.1 意味(意味論)
3.1.1 エビデンス
3.1.2 構文彙(コンストラクティコン)
3.1.3 適合性
3.2 形式(統語論)
3.3 音声パタン(音韻論)
3.4 談話文脈(情報構造)
3.5 社会的文脈
3.6 地域差
3.7 言語差
3.7.1 一参与者の事態
3.7.2 二参与者の事態
3.7.3 三参与者の事態
3.7.4 連続動詞をもつ言語
3.8 構文は(再帰的に)結合する
3.9 まとめ
第 4 章 創造性:カバレッジの重要性
4.1 知識と記憶
4.2 言語の記憶
4.3 項構造構文における動詞
4.4 項構造構文の名詞句スロットはなぜ開放型か
4.5 単純な定着
4.6 創造性と生産性
4.7 カバレッジ:部分的に抽象的な事例のクラスタ
4.7.1 エビデンス
4.7.2 トークン頻度
4.8 カバレッジのモデル化
4.9 まとめ
第 5 章 競合:統計的先制
5.1 形態と意味の制約
5.2 統計的先制
5.3 エビデンス
5.4 リキャスト
5.5 Explain Me This 問題
5.6 確率計算
5.7 二次的要因:確信度
5.8 メカニズム:エラー駆動型学習
5.9 統計的先制におけるカバレッジの重要性
5.10 まとめ
第 6 章 年齢とアクセシビリティの効果
6.1 幼児は保守的である
6.2 幼児は言語産出を単純化しやすい
6.3 足場かけが早期の抽象化を促進
6.4 大人の英語学習者はなぜ間違い続けるか
6.4.1 強く定着した L1 が表象領域を歪める
6.4.2 文法形式を予測する能力の低さ
6.5 まとめ
第 7 章 選ばなかった道
7.1 動詞と構文の適合性で説明できるか
7.2 見えない素性や深層構造に説明力はあるか
7.3 定着による保守性
7.4 許容限度と十分量の値は説明変数となるか
7.5 機能を無視して頻度に注目するとは
7.6 記憶容量と生産性は反比例するか
7.7 先制される形式は生み出されなくてよい
7.8 十分量のデータを経験
7.9 まとめ
第 8 章 現在地とこれから
参照文献
訳者解説
索引
著者紹介
訳者紹介