「文化交渉学」という新しい学問体系の枠組みの中から、中国語学研究を捉え直そうとした意欲的な試み。「周縁からのアプローチ」という筆者がこれまで主張してきた方法に基づき、西学東漸と言語接触、欧米人の中国語研究の可能性等々を中心に、更に「図像」から文化交渉の様々な事象を見るという斬新な内容も含まれている。
序
序 論 中国言語学における周縁からのアプローチ
第1部 周縁における中国語研究
第1章 近代欧米人の中国語研究の価値とその可能性
第2章 近代欧米人の中国語文体観
第3章 近代欧米人による中国語品詞名称の変遷
第4章 モリソンの語法論およびその翻訳観
第5章 『文学書官話』(1869)の文法論
第6章 『馬氏文通』以前の中国人の語法研究
第7章 『語源自邇集』に関わることがら
第8章 ビジン 異言語文化接触における一つの現象
第9章 香港「文裕堂」およびその周辺
第10章 近代中国語における「曜日」の言い方
第11章 モリソンが元にした漢訳聖書
第12章 Bibliotheca Sinica の解体と再構築に向けて
第13章 「近代漢語文献データベース」の構築
第2部 図像から見た近代東西文化交渉
第1章 「自行車」
第2章 光緒16年のテーマパークと「自行車」
第3章 中国化されたキリストの一生
第4章 中国コマ漫画の濫觴
第5章 『小孩月報』に見られるイソップ
第6章 中国人の画いた「ロードス島の巨人像」
第7章 中国における「写真」
第8章 防弾チョッキもあるでよ
第9章 鉄人1号?
第10章 満蒙パンフレット
第11章 「時計台」:近代中国語における「時」の表現に関するノート
第12章 10線の中国伝来
本巻では、言語間の社会・文化的側面を含む認知様式と言語機能に基づく認知類型論の観点から、自然言語の個別性と普遍性の問題を考察する。具体的には、名詞修飾構文、名詞化構文の機能拡張と両構文の機能的連続性にみられる変異、諸言語の認知的・語用論的な基盤に関する研究成果を概観する。また、ケース・スタディとして、受動構文の機能拡張と基本動詞の意味拡張にみられる言語間の変異を、理論面・実証面の双方の観点から体系的に分析する。
身体語、動物の名前、自然界の言葉をたどって、ヨーロッパ語、中国語、日本語の祖語にせまる。
人はどうやって声を出しているの? 赤ちゃんはどうやって言葉を身につけるの?子どもの「言い間違い」はどうして起こる? ヒトの進化の過程において、言語はどのように生まれてきたの?
言葉マニアであり、子育て真っ最中である音声学者が解き明かす、最も身近で不思議な音とことばの世界。
かつて子どもだった人、子どもにかかわる人なら誰もが楽しめる、言語に関する素朴なナゾが解ける一冊。実際の「#我が子のかわいい言い間違い」の音声学的な分析も!
***
この本は“ちべじょんばん”(むちゃオモローwな意)である!!
てんてんがり(カンカン照りの)日に
しゅわしゅわをぐぴっと飲み干し
ひっくり返って読みゃハマっちゃうんだから、もう。
ちゃんお薦め!げっちゅぷり。
子育て本としてもウナズキポイント満載で非常に勉強になります。
一青窈
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川原先生は、音声学・音韻論の両分野において、多くの論文を出版しつづけ、学界への影響力も大きい研究者である。
この本では、そんな著者が、日本語の音の仕組みを解説しながら、読者を今までになかった楽しい知的な旅へと招待する。
筆者の娘たちがどのように言語を修得していくかを切り口として、本書は学問的正確性を損ねることなく、読みものとしても本当に楽しいものに仕上がっている。
音声学・音韻論の入門授業の教科書及び副読本などにも使えるであろう。
伊藤順子(カリフォルニア大学サンタクルーズ校言語学科名誉教授)
主題、取り立て、焦点、終助詞、かき混ぜ、省略、モダリティ、話し手の視点、など、日本語には、発話行為や情報構造と関わる現象が豊富でかつ特徴的である。やっと統語論がそれらを取り込むことができるようになってきた。日本語からの知見と分析こそが、今後の理論の発展の方向を決定し進展させる。国内外の生成文法学者による画期的な論文集。
私たちに身近な「ことば」は、どのように使われ、いかなる変化をたどっているのか?色々なフィールドとツールを使って達人たちがご案内。多様性あふれることばの世界をさまざまな角度から学べるテキスト。
本書は拙著『香港粤語「基礎文法1」』に準拠した問題集です。本書は発音を習得したばかりの初学者から、中級を目指そうとしている既習者まで、可能な限り読者を広く想定して設計がなされています。『基礎文法1』で扱った内容はもちろんのこと、『基礎文法1』では紙幅の都合で紹介できなかった語彙や文例、そして続刊『基礎文法2』で学習することになる発展的文法項目までもが盛り込まれています。未習・既習を問わず言語運用能力を高める上で有益な一冊となっています。
言語学のターゲットは、いま日本語へ。Q&A方式で解説を展開。詳しい注釈つき。日本語教育能力検定試験の対策にも最適。
ヘンテコな答えや言葉遣いには、ちゃんと意味がある。子どもの、あるいは人間一般の心の働き、認知のしくみ、言葉の法則や性質について、楽しく学べる一冊。小学生になった息子の珍解答は続く。さらに巷の記事・絵本さらにTシャツのロゴ・町の看板まで、題材はあらゆるところに広がっていくことに。「これ食べたら死む?」「のび太vs.のび犬」「ニンジンは、ヤギ・ヒツジも食べてくれるよ♪」ヘンテコな答えや言葉遣いの背後にある、子どもの、あるいは人間一般の心の働き、認知のしくみ、言葉の法則や性質について、楽しく学べる一冊。
ことばの本質(構造と機能)を明らにし、「言語」と「文化」の相関関係を探る。意味論と言語人類学からのアプローチ。
ー速記文字で80の言語と文化にふれるー
線や点といったシンプルな符号を駆使して、会話などの人の言葉を素早く写しとる速記術。本書は独学で工夫を重ねてアルファベットを中心に独自の速記文字を開発した著者が、その多言語兼用の速記術を各言語ごとに例文を載せながら分かりやすく解説した、日本で唯一の佐藤式速記術のテキストです。フランス語やイタリア語などのお馴染みの言語はより詳しく、それ以外にもクルド、チベット、マケドニア、バスクなどバリエーション豊かな80言語の速記術を掲載。姉妹編の『60言語の簡単速記術』と併せご活用ください。
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著者略歴
社会言語学とはどういう学問なのか。これまでどのような問題に取り組み、どのような成果を上げてきたのか。現在どのような課題を残しているのか。第一線で活躍する研究者によって書き下ろされた、新しい社会言語学入門。