主題、取り立て、焦点、終助詞、かき混ぜ、省略、モダリティ、話し手の視点、など、日本語には、発話行為や情報構造と関わる現象が豊富でかつ特徴的である。やっと統語論がそれらを取り込むことができるようになってきた。日本語からの知見と分析こそが、今後の理論の発展の方向を決定し進展させる。国内外の生成文法学者による画期的な論文集。
「ことば」をとりまく、無批判に受容されている価値観や、いわゆる権威に保証された規準・規範を今一度疑ってみること。そこから見えてくるものは、何か!そもそも「正しさ」とは、政治的・経済的・文化的な利害関係が交錯する社会のなかでつくられたものにすぎない。「正しい」日本語、「正しい」敬語、「正しい」ことばづかい、といった、その「正しさ」のからくりに迫る試み。
ビジネス会議ではなぜ雑談が大事? 会話での相槌にはどんな意味が? 日常の会話、ビジネス会議やオンラインの話し合い、リスクコミュニケーションを、社会言語学の視点から具体的に分析すると、コミュニケーションを成り立たせる条件がみえてくる。誰も排除しない社会に向けた「人に優しい話し方・聞き方」のヒントがここに。
はじめに
1章 優しさの手がかりーーカギとなる概念や理論
2章 雑談のススメ
3章 大切なのは「聞くこと」
4章 難しいコミュニケーション
5章 コミュニケーションデザインーー記述から提案へ
終章 優しいコミュニケーションを考える
おわりに
参考文献
本書は拙著『香港粤語「基礎文法1」』に準拠した問題集です。本書は発音を習得したばかりの初学者から、中級を目指そうとしている既習者まで、可能な限り読者を広く想定して設計がなされています。『基礎文法1』で扱った内容はもちろんのこと、『基礎文法1』では紙幅の都合で紹介できなかった語彙や文例、そして続刊『基礎文法2』で学習することになる発展的文法項目までもが盛り込まれています。未習・既習を問わず言語運用能力を高める上で有益な一冊となっています。
言語学のターゲットは、いま日本語へ。Q&A方式で解説を展開。詳しい注釈つき。日本語教育能力検定試験の対策にも最適。
ことばの本質(構造と機能)を明らにし、「言語」と「文化」の相関関係を探る。意味論と言語人類学からのアプローチ。
わたしたちは言葉や行動をどうやって学んできたのか? ゆらぐアイデンティティを言語で確立するには? 変えたい行動はどうすれば変わるのか?--言葉は感情・行動・思考に大きな影響を与えていて、言葉がなければ感じることも考えることもむずかしい。にもかかわらず、言葉はまるで空気のように生活に浸透していて、言葉を定義するのはもっとむずかしい。
行動分析学、機能的文脈主義、関係フレーム理論、そしてACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)が、この難問に答えを与えてくれる。ありふれた日々の出来事、カウンセリング現場、そして働くことを題材に、謎がいっぱいの「言語」と「行動」をまなぶ。
公認心理師発展科目「学習・言語心理学」準拠、「言語」と「行動」をまなぶ心理学入門講義!
第1章 言語と行動の機能分析
ACT Matrixを使った行動のセルフマネジメント
第2章 関係フレーム理論
スキナーの言語行動の定義
関係フレーム理論
言語的自己概念
文脈的行動科学
関係反応を測定する(IRAPとFAST)
第3章 アクセプタンス&コミットメント・セラピーと関係フレーム理論
アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)
関係フレーム理論とACT
第4章 ACTを用いた心理療法と心理教育プログラム
抑うつとACT
不安とACT
ACTを用いた心理教育プログラム(ACT Training)
第5章 ACTと働くということ
働くことの機能
キャリア教育
エントリーシートを活用する
あらゆる言語表現には話し手の認識や判断が含まれるが、その全体像を一貫した立場で明らかにしている言語理論は認知言語学が登場するまで存在しなかった。本書では、認知言語学が言語の問題と認知の問題をどのように結びつけ、どこまで明らかにできたのか、具体的に示している。
なぜ、方言はうらやましがられたり、馬鹿にされたりするのか。『となりのトトロ』のサツキとカンタの会話から、何が分かるのか。あの人はなぜ自分のことを「オレ」と言ったり「ぼく」と言ったりするのか。ママと呼んでいたのがかあさん、おふくろ、母親、と変化するのはなぜか。状況に合った敬語が使えるようになるにはどうしたらよいのか…。学校では教わらない、でも、一番「伝わる」日本語とは…?「生きた言葉」と、環境(社会)との関係を科学するー「ことばの社会学」の入門書。
グローバル化する時代と並走した批判的研究の新たな到達点。「言語」「文化」「国家」の関係を再定義し、「今を生きる人々」の仕事や生活における世界各地の事例を引きながら新しい形の異文化コミュニケーション学を展開。テーマごとに、文献案内や授業に活用できるアクティビティを挙げた必携テキスト。
4人の言語学者が日本語の基礎語を採り上げ、徹底的に検討を重ね、辞書には書いてないことばの意味を追求する。
20世紀言語科学の礎となった比較言語学に、今また大きな関心が寄せられている。最新の知見をもりこんで生き生きと描きだす比較言語学の新世界。
改訂にあたって
序文
1.音声と音韻
1. 1 音声と音韻の違いについて
1. 2 同化(assimilation)
1. 3 音声と文字について
1. 3. 1 ヘボン式(標準式)ローマ字表記法
1. 3. 2 五十音図における文字と音の関係について
1. 4 高低アクセント(pitch accent)と強弱アクセント(stress accent)
2.語彙
2. 1 合成語における変音現象について
2. 1. 1 連濁
2. 1. 2 連声
2. 1. 3 音韻添加
2. 2 語彙の分類について
2. 2. 1 和語
2. 2. 2 漢語
2. 2. 3 外来語
2. 2. 4 混種語
2. 3 位相語
2. 3. 1 男ことば・女ことば
2. 3. 2 幼児ことば
2. 3. 3 武者詞
2. 3. 4 女房詞
2. 3. 5 遊女詞・廓詞
2. 3. 6 忌言葉
3.文法
3. 1 日本語の文法について
3. 2 アスペクトについて
3. 3 SOV 型言語
3. 4 言語類型論についてーとりわけ日本語の膠着性を巡ってー
4.文字
4. 1 日本語の文字について
4. 1. 1 六書
4. 2 文字言語と音声言語について
4. 3 文字の秘儀性
5.言葉と社会
5. 1 社会言語学について
5. 2 地域的変種について
5. 3 上下関係と連帯意識ーとりわけ二人称代名詞についてー
5. 4 言語変化について
5. 4. 1 欧米における言語変化の研究について
5. 4. 2 日本における言語変化の研究について
6.幼児の言葉の獲得について
6. 1 言葉を獲得するメカニズムについて
6. 2 生得説
6. 3 「生産性」(productivity)とはなにか
7.日本語の系統論ー日本語はどこから来たのかー
7. 1 代表的な系統論説について
7. 2 日本語とアルタイ諸語の関係
8.日本語学と言語学
8. 1 言語学(Linguistics)とは
8. 2 日本語学における言語学の受容について
9.「国語」の誕生とローマ字化運動
9. 1 「国語」の誕生
9. 1. 1 近代「国語」の黎明期とローマ字教育の状況
9. 2 国語国字運動の潮流
9. 2. 1 仮名文字論の潮流
9. 2. 2 ローマ字論の潮流
9. 2. 3 言語学的観点からみた仮名文字論とローマ字論について
9. 3 藤岡勝二著『國語研究法』におけるローマ字に関する言説
9. 3. 1 標準語について
9. 3. 2 仮名文字とローマ字の共通点
9. 3. 3 ローマ字教育の理論と実践ー専門教育と普通教育
註
引用文献
事項索引
人名索引
英語教育に関わる基礎的研究をもとに,英語教育を言語研究と関連づけ発展的内容を概説。〔内容〕英語教育と言語教育とは/なぜ音声研究の視点が重要か/語彙習得研究/文理解/コミュニケーション研究/第二言語習得研究/評価研究