バニーとビーは、とってもなかよし。まいばんおやすみのだっこをします。おうちのそとはくらくてしずか。おや?だれかのこえがきこえます。「あそぼう」ってやってきたのはふくろう、きつね、あなぐま、ねこのたのしいもりのおともだち。さあ、バニーとビーはしずかにねむることができるのでしょうか。2才から。
花言葉は“優しい心”-無認可保育室「アイリス」に2人組の男が篭城、5人の子どもが人質に。身代金はひとり500万円という微妙な金額で…。人間の心の襞に潜む黒い棘と煌めく宝石を描き出す気鋭・青井夏海の書き下ろしミステリー小説。
徹平と暮らし始めて、もうすぐ半年になる。だけど今が手放しで幸せ、という気分ではあまりなくて、むしろ転覆するかも知れない船に乗って、岸から離れようとしている、そんな気持ちがまとわりついていたー。新しい恋を始めた3人の女性を主人公に、人を好きになること、誰かと暮らすことの、危うさと幸福感を、みずみずしく描き上げる感動の小説集。切なくて、とても真剣な恋愛小説。
いちにちがおわりました。ウィドル、ワドル、ピドル、パドル、そしてリトルクワックのねむるじかんです。でもよるはピカピカひかるものや、ホーホーとなくこえや、カサカサとうごくものがあってなかなかねむれません。いつになったらねむくなるのか、おかあさんにもわかりません。
男の子には突破しなければならない関門がある。一人寝、おつかい、メンコ勝負、補助なし自転車、クロールでの25メートル、親友とのケンカ、淡すぎる恋…。宝物は秘密基地に隠していたあの頃、風の声が聞こえたあの時代、川も杜も空き地もみんな友達だった。同じ一瞬などない、日々、脱皮していく少年というはかなくも美しい季節を叙情豊かに紡ぐ感動の名品47編。
ゴトゴト、ゴトゴト、こどもたちのゆめをのせて、ブルートレインははしります。どこへでも、どこまでも。
ドリームズ・カム・トゥルー!夢見る小話、全22篇。
小学校生活最後の夏休み。辻貴雄と横田純は森の小屋で赤ちゃんを見つけた。二人は赤ちゃんをロビンを名付け、母親が戻ってくるまで面倒を見ることにする。だが、しばらくして横田が引っ越すことになり、貴雄は孤立無援の状態になってしまう。ロビンの母親はいまだ現れない。貴雄は誰にも相談できず、一人でロビンを育て始める。幾つもの悪意が襲いかかるとも知らずに…。ホラー小説の枠を超えた衝撃の問題作。
少女の“領域”は、血の匂いがしたー。冬。山間の村の少女エストは、二人組の男女に皇都アズュールへと連れ去られる。二人は、ライラ親皇家の戦術設計士スハイツと従兵召使ミビ。スハイツは、エストに親皇家の当主を継ぐことを迫る。それは、大陸最強の殺戮者「領域魔術師」となり、その身に「魔獣」を飼うことを意味していた。生ける者なき“領域”で、生きるための戦いが始まるー。
その身に強大な「魔獣」を宿す「領域魔術師」となったエスト。戦争終結を願う彼女は仲間と共に難攻不落の城塞“ヴァーズミールの血壁”攻略に挑む。だが、小国ウガノワが中立を宣言したことで戦いは新たな局面を迎える。ウガノワとの戦いを回避するべく現地へと向かうエストたち。その途中悪漢に襲われていた女性を助けるが、その女性こそウガノワの王女・マリオンだった!出逢いは更なる戦いへの序曲か!?本格ファンタジー第2弾。