呪いを解くためには、俺を殺せーー謎の少年・高良(たから)にそう言われた澪(みお)だが、高良と共に生き延びる道があるのではないかと模索していた。そんな澪に、一筋の光明が見えてくる。
古代から転生を繰り返す「千年蠱(せんねんこ)」の呪いを別のものに転化することができれば、高良を死なせずにすむのではないかーー。
澪の言葉に微かな希望を抱いた高良は、何かを思い立ち、彼女のもとを去っていく。
京都の一乗寺、蠱師(まじないし)が営む下宿屋「くれなゐ荘」が舞台。兄の漣(れん)や澪の護衛を務める波鳥(なとり)ら仲間たちが見守るなか、澪は難題に果敢に挑んでいこうとするのだが……。
京都各地の風物詩、歴史、自然を絡めて、呪いの因果が綴られる、『後宮の烏』で人気の著者による呪術幻想譚シリーズ第五弾。文庫書き下ろし。
財政政策、金融政策、消費税、ベーシックインカム、エネルギー政策、
原発再稼働、太陽光発電、外交、安全保障、食料安全保障、農業政策、
少子化対策、東京一極集中、政治家のリーダーシップ、
政権奪取へのスケジュール、女性の社会活躍の促進方法、
若い日本人に期待すること・・・
タブーなく、命がけで、この国の課題を議論した!
第1章 政治主導で健全な財政を取り戻す
第2章 医療や農業も広い意味でセーフティネットになる
第3章 タブーなき社会への道筋
第4章 現実を知らない官僚たち
第5章 東京一極集中をどうするか
第6章 諦めを希望に変える救民内閣構想
第7章 政治の力を信じるために
第8章 次世代へのバトンタッチに際して
奈良・京都の寺はまさに仏像の宝庫。この本では、法隆寺、東大寺、東寺、平等院などの数々の古寺をめぐり、飛鳥時代から鎌倉時代におよぶ代表的な仏像の前に立ち、仏像の表情や意匠、技法などを、写真や図版でていねいに解説。時間をさかのぼり、昔に思いをはせながら仏像を見るたのしさを伝える。
はしがき
序章 湖底の風土‥‥神泉苑
御池
山紫水明処
自然の遺産
一章 京都の古代人‥‥賀茂
縄文遺跡
やましろ
京都のアクセント
二章 古都以前‥‥太秦
歴史の胎動
お太子さん
松尾と稲荷
三章 平安京の表情‥‥東寺
碁盤の目
護国の寺
弘法さん
四章 京都の神社とまつり‥‥祇園と北野
繁栄と災害と
御霊会
天神さん
五章 王朝の歴史散歩‥‥嵯峨野・宇治・大原
御室から嵯峨へ
醍醐から宇治へ
洛北の道
六章 京都のなかの都遷り‥‥南北の白河
京・白河
法勝寺のこと
三十三間堂
七章 六道の世界‥‥六波羅
六道さん
清盛像の幻想
建仁禅寺
八章 京都における鎌倉的世界‥‥高雄・栂尾
浄土と禅
神護寺と文覚
明恵と高山寺
九章 新しい京都の誕生‥‥町
内乱のなかで
京都の主人たち
法華の世
一〇章 京都の町のまんなか‥‥鉾の辻
京のヘソ
茶と花
祇園会
一一章 京都に吹きこむ新風‥‥伏見
小京都
桃山の夢
高瀬川
一二章 寛永文化人の面影‥‥島原
嵯峨本
角屋
八条宮
一三章 京都の伝統的産業‥‥西陣
元禄模様
堀川
郷土産業
一四章 幕末と維新と‥‥三条河原
三条大橋
河原の生活
御所のともしび
一五章 学問と芸術の都市‥‥大学
京都の学問
学区制
大学物語
京都の主な文献案内・キーワード
日本の山河は二度にわたる大土木事業の結果である。先祖たちはいかにして大地に刻みをいれ、今日の山、川、平野を作ってきたのか。『水と緑と土』の著者が米を通して日本の歴史を検証。一滴の水も森林も古墳も、さらにはコンピュータに強い現代人の特質までも米の文化の所産であることを説き、日本人が米作りを放棄すれば環境も文化もアイデンティティも失うと警告する。土木の世界に光を当て、農業の価値を新しい視点から捉え直す。
お葬式とは、本来、宗教ではなく習俗である。すなわち、成人式や結婚式と同じ儀式にすぎない。しかし、日本人の多くが、そこに格別な宗教的意義があると誤解している。戒名、お焼香、北枕、火葬、年忌法要、お墓の問題……。本書では、葬儀にまつわる習俗と宗教を腑分けし、神道、仏教、儒教との関わりを解説している。▼まず、釈迦やキリストが葬儀に格別な意義をもたせてはならないと戒めた言葉を紹介し、宗教と習俗の違いを明確にする。ではなぜ、「葬式仏教」と呼ばれるようになったのか。それは、江戸時代以降、キリシタン弾圧を目的とした檀家制度により、葬式は僧侶がとり行うようになったからである。▼その他、お通夜、末期の水、お骨上げなどの意味についても易しく解説。著者は本来の仏教思想に基づいた、弔いの心、偲ぶ心があれば、しきたりにこだわる必要はない、と説く。▼死を迎える側も、弔う側も今から読んで考えたい「本当のお葬式の話」。
●第1章 なぜ日本人は「お葬式」にこだわるのか ●第2章 仏教における葬式の起源 ●第3章 お葬式のかたちと作法 ●第4章 宗教の世俗化とお葬式 ●第5章 供養の本質、お墓の問題 ●第6章 仏教にみる理想の死に方 ●第7章 お葬式はどうあるべきか
時は明治の初め。戊辰戦争も終結し、世の中も落ち着いてきた頃ー。戊辰戦争をかろうじて生き延びた元新選組二番隊長・永倉新八は、昔懐かしい江戸に潜入していた。新選組と言えば、新政府からは目の敵とされている存在。そんな危険な状態の中、新政府の中枢に立つ岩倉具視に、罪状免除を引き換えで、新選組局長・近藤勇の首級の捜索を依頼された。理由は不明だが、新八は“ノイポロイクシ”という先視の力を持つ松前忍・篝炎とともに、様々な想い出が残る京都に向かった。だがそこには、死んだはずの土方、原田、沖田がー!?「電撃hp」で人気を博した新選組奇譚、描き下ろしオリジナルコミック付きで、ついに電撃文庫で登場。
あこがれの京都・古民家暮らしの体験エッセイ
築七十年の町家を建築家の夫と修復して暮らし始めた麻生さん。
すべて手作りの「究極の骨董」で毎日を遊ぶ、古風で美しい京都生活
祇園祭で夏座敷に招かれて以来、町家の魅力にとりつかれた著者。何軒断られても諦めず、京都中の物件を探し回り、憧れの表屋造りではないけれど、築七十余年の町家で暮らし始めた。傷みきっていた壁や床、ダイドコから坪庭まで、建築家の夫と手作業で修復し、「古風な京都生活」を再現するまでの苦労と感動の一年。解説・大石
データ解析の基礎からグラフィカルなパス図による表現までを初めての人にも使えるように、ていねいに解説。
世界最大規模の金融グループ誕生!その衝撃と知られざる再編劇を描く。平成16年度新聞協会賞「編集部門」受賞。
「京都通」のあなたの知識と教養に挑戦どす。旅のお供に、小ネタ仕込みに、そして京都検定対策に。
2004〜2005年東京都府中市で実施した学習プログラムから教材化。かんたん書写と音読で脳をいきいき活性化。なぞり書き写経と経文音読で脳の老化を防止する。
強くしなやかな会社をつくり、日本経済を元気づけるために必要なこと。それは失敗に学び、新たな創造・挑戦に乗り出すことだ。優良企業としてのぼりつめながら倒産したベンチャー企業10社を「失敗学」で徹底的に分析。そこからはライブドアの失敗の本質も見えてくる。起業家のみならず、全ビジネスマン必読の失敗学実践書。
桓武天皇即位の真相、陰陽師・安倍晴明の実像、平安貴族の恋愛スキャンダル、地図から見る名刹と名僧たち、平安京の鬼門、怨霊、栄華と陰謀。60分で分かる、千年の都の光と闇。